• 2016
  • 10/20
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清澄で爽快な霜降の秋空

161020秋の雲

「春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬雲は鉛の如く、・・・」
と表現した俳人の正岡子規。
春は太陽の光で大地が熱せられ、空気も暖められて上昇し、綿雲ができます。
春以上に空気が暖まって綿雲が発達し、入道雲や雷雲のようにもくもくとした巨大な雲が発生する夏の雲。
秋にはうろこ雲やいわし雲などが見られ、その姿は小石を敷き詰めたようだったり、
砂丘の表面にできる風紋のようだったりもします。
そして冬の雲、特に日本海側で低い雲に覆われた空はまさに鉛色に染まってしまいます。

季節が移り変わる秋の空。
天高く馬肥ゆる秋の空は空気も澄み、爽やかに晴れ渡ります。
秋空に描かれた大自然のキャンパスは雄大で、見る人の気持ちを融合させてくれます。

10月23日は二十四節気の「霜降」です。


二十四節気
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第十八節気 霜降 そうこう       10月23日~11月6日

朝晩の冷え込みがさらに深まり、北国や山里ではが降り始める頃です。露がに変わりだんだんと冬に近づいてきます。地面が放射冷却によって冷え,空気中の水蒸気が昇華して氷の結晶となる。野菜にうっすらと付着しているを見ると、一瞬ぶるぶるっと身震いし、秋の深まりを感じてしまいます。
農作物にとっては霜害にしばしば襲われる危険性をはらんでおります。春の霜害を「晩霜害」、秋の霜害は「初霜害」と言います。
園芸や家庭菜園を楽しんでいる方は、この頃から霜枯れの対策を、そしてご家庭内では暖房器具の準備も徐々に始めるころです。

実際に霜が降りるのは山間部や北国だけですが、紅葉する地域も少しずつ広がり、赤や黄色で色づき始めた山々には冬が目前に迫っています。
11月の声を聞くようになると、さすがに朝晩の冷え込みは顕著になり、最低気温も10度を切るようになります。日中はまだ過ごしやすい日が続いておりますが、夜は冷え込みも厳しく、ストーブやコタツなど暖房器具のお世話になっています。夏日が続く地域からは想像もつかないかもしれませんが、これが南北に長い日本列島の現実かもしれません。

早朝には霜が降りはじめ、裏山にも紅葉の色合いが漂ってきました。すっかり秋も深まり、もみじや楓で北国は徐々に、燃えるような赤色に染まりはじめております。紅葉は秋霜や時雨の冷たさに揉み出されるようにして色づくことから「揉み出づ」→「もみづ」→「もみじ」→「紅葉」と転訛したのだそうです。
紅葉狩りに行くとあらためて感じるのが日の短さです。秋の日は釣瓶落としといわれ、あっという間に日が暮れてしまいます。夏のつもりでいるといつの間にか懐中電灯が必要になってしまった、ということもありますから気をつけましょう。2カ月後の冬至までは、日に日に夜が長くなっていきます。



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  • 2016
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精霊「座敷童子」の棲む緑風荘

161015座敷童子①

座敷または蔵に住む神と言われ、精霊的な存在の座敷童子(ざしきわらし)。
東北地方、主に岩手県に伝わる座敷童子は、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどと言い伝えられております。
5、6歳くらいのおかっぱ頭で、男の子は絣か縞の黒っぽい着物を、女の子は赤いちゃんちゃんこや小袖、ときには振袖を着て旧家に棲み付いているんだとか。
悪戯好きで、夜中に糸車を回す音を立てたり、奥座敷でお神楽のような音を立てて遊んでいるとか、夜になると客人の布団の上にまたがり、悪戯をして眠らせまいとするそうです。

161015座敷童子②
精霊なる座敷童子の里といわれる岩手県北部の金田一温泉郷。その中に座敷童子の棲む旅館として知られる緑風荘があり、そこにはこんな言い伝えがありました。
1342年の南北朝時代、南朝の後醍醐天皇に仕える藤原朝臣藤房が足利軍の討伐を逃れる道中、当時6歳の亀麿(かめまろ)が病気で幼き生涯を閉じました。その時「末代まで家を守り続ける」と言い残したそうです。
その後守り神として奥座敷「槐(えんじゅ)の間」に現れるようになったのです。その姿を見たり不思議な体験をした人は幸運に恵まれ、男性は出世し、女性は玉の輿に乗ると言われています。
緑風荘は2009年10月4日に起きた火事で、座敷童子を祀る中庭の亀麿神社を残し全焼。資金難を乗り越え、2016年5月14日より営業を再開しました。外から見た限り、看板がなければ歴代の大きな旧家のようでもあります。

161015座敷童子③
槐の間の床の間には火災で焼け残った木で彫られた亀麿の木造が鎮座しておりました。それまで館内は芸能人との記念写真やゆかりの品、ぬいぐるみなどであふれていましたが、今日では奉納を禁止し、お帰りにお持ち帰りいただいているそうです。
私が槐の間を撮影中、若い女性の泊り客がチェックインしていました。彼女もこの槐の間で座敷童子の姿を見て、玉の輿の幸運に期待しているのでしょうか(笑)。

161015座敷童子⑤ 161015座敷童子⑥
敷地内には今でも当時のままの座敷童子を祀った亀麿神社があり、参拝もできるパワースポットなんだそうです。隣には座敷童子を守ってくれている稲荷神社も肩を並べて建っておりました。
同じ敷地内には言語学者の金田一京助の「なつかしき故郷の丘のおも我が名を刻むとはのあかしに」の歌碑が建っています。金田一家は南部藩の氏族であり、祖先は金田一を領地として与えられたのだそうです。

161015座敷童子④
館内には源泉かけ流し浴場もあり、日帰り入浴を楽しんできました。弱アルカリ性の泉質で美肌効果もあるそうです。ほとんど貸切り状態でしたから、入浴中窓から座敷童子が入ってきて、何か悪戯するのではないかと、気が気ではありませんでした。出世を望むなら、悪戯された方が良かったかもしれませんけどね(笑)。



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  • 2016
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スポーツの秋、希望郷いわて国体開催

スポーツの秋の10月1日、岩手県で開かれている「第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)」。
46年振りに本県を舞台にした国民スポーツの祭典は天皇皇后両陛下をお招きし、北上市の北上総合運動公園陸上競技場で総合開会式が行われました。
全国から47都道府県の選手団約2万2900人が参加。本県の選手団は933人で全競技に参加し、11日まで熱線を繰り広げております。

希望郷国体①
県内24市町村で36正式競技が行われていますが、ここ宮古でもレスリングセーリングの2競技が行われています。

希望郷国体②
宮古会場となったレスリングは宮古市民総合体育館(シーアリーナ)で10月7日から4日間、熱い戦いが繰り広げられました。

希望郷国体④
本県からは14名の選手が参加。少年男子のグレコローマンスタイル96㎏級には地元高校の後輩も出場しましたが、2回戦で敗退。96㎏級の上のクラスは最重量級の120㎏級ですから重量クラスですよね。間近で見ると威圧感があります。圧倒されますよ。重量級で全国の選手を相手によく頑張りました。
私の高校時代もレスリングをしていた同級生がおりまして、国体にも出たことがあったんですよ。昔からレスリングは強い高校でしたね。今の強豪は他校に移ったんでしょうか。今大会出場の少年男子(高校生)には7名のうち4名が県ナンバー1の高校から出場しているようです。

希望郷国体③
しかもこの高校からは、今大会から参加種目となった女子フリースタイルで準優勝した教諭がおります。この選手、リオ五輪銀メダリストの吉田沙保里選手の練習相手も務めたそうです。やはり優秀な指導者がいるところに実力のある選手が集まるんですかね。

そういえばその吉田沙保里選手も会場に駆けつけ、声援していたようです。私は残念ながらこの日は会場に行けませんでした。しかも同じ8日には秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまもレスリングを観戦されたようです。会場に行っていればそのお美しいお姿を拝見できたのに、返す返すも残念です。~何を言ってるかこの爺(笑)~。

もう1つの会場で行われたセーリング競技会。リアスハーバー宮古で10月2日から4日間行われました。
セーリング競技にはヨットとサ-フィンの2種類あるそうですが、ルールはよくわかりません。しかもレースは遠く沖合で繰り広げられるので、望遠レンズを使ってもよく見えません。観戦は断念しました。スマホでリアルタイムに見れるんですよね。

希望郷国体⑥
レースを遠巻きに見るとこんな感じです。写真手前のボケは先日の台風で海に流れ着き、岸壁に打ち上げられた流木です。まだ完全には整備されない状態での開催でした。

東日本大震災復興の架け橋となる「2016希望郷いわて国体」ですが、ほとんどの競技は10日で終了。盛り上りにかけたような大会でしたが、今は11日の閉会式を待つのみです。
気になる天皇杯は東京が3年振りに奪還しそうです。9日現在で岩手は第3位。開催県が優勝しないのは14年振りだそうです。地元優勝が慣例化されているような国体ですが、やはり被災県で選手強化に注ぐ予算が取れなかったせいでしょうか。



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