子供の成長を祈願した七五三

11月15日は七五三ですね。被災地の岩手県大船渡市でも4,5歳児の4人を祝おうと、ボランティアが仮設住宅の集会場で4日、晴れ着の撮影会を贈ったそうです。壁に布をかけ、工事現場用の照明をつけた即席スタジオでは、晴れ着に着替えた子供たちが緊張しながらもカメラに収まっていたようです。ネクタイ姿のお子さんを見たお母さんは「お参りはできなくても、きれいな記念写真を残せてほっとしました」と喜んでいたそうです。
七五三の2人 - 写真素材

さてさて街には晴れ着に千歳飴を持ったかわいらしいお姫様、若君様の姿が目につくようになりました。ご両親の運転する車で神社に、写真スタジオに、そしてレストランの食事会にと大忙しのスケジュールをこなしているようです。

ご存知のように七五三は子どもが無事成長したことの感謝と神のご加護を祈る行事ですが、三歳の男女、五歳の男の子、七歳の女の子たちは近所の神社にお参りします。この習慣は宮家や公家・武家で行われていた儀式が習合されたものといわれてます。江戸時代になって1681年11月15日に、徳川五代将軍 徳川綱吉の子 徳川徳松の成長を願う祝宴が盛大に行われたことが由来ともいわれてますね。
乳幼児の死亡率が高かった昔は七歳までの子供は神の子とされ七歳になって初めて社会の一員として認められたんだそうです。明治時代になって現代の七五三として定着したんですね。

七五三では年令によって次のような儀式が行われていました。
三歳の男女 髪をのばしはじめる「髪置き」
3歳の男女が、それまで剃っていた髪を長く伸ばし始める儀式です。 男女とも生まれて7日目の「お七夜」に産毛を剃り、3歳までは坊主頭でいました。
五歳の男子 はじめてはかまをつける「袴着(はかまぎ)」
5歳の男子が、初めて袴をつける儀式です。宮中では、親王様を碁盤の上に立たせ、袴付の役人が袴の紐を結ぶ儀式が行われます。
七歳の女子 帯をつかいはじめる「帯解き」
7歳の女子が、それまでの紐付きの着物に代わって、本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする儀式です。
現在の一般家庭ではほとんど省略されてますけどね。

昔は生まれた年を一歳として計算する「数え年」で行われていましたが、現在は生まれた翌年の誕生日を一歳とする「満年齢」で行われることが増えてきたようです。11月15日にお祝いするのは、二十八宿(にじゅうはっしゅく・日の吉凶を占う方式の一つ)のうちで最良の吉日とされている「鬼宿日(きじゅくにち)」であり、また霜月祭りの日(家業に関係深い神々を祭る日)など、いろいろな説があるようです。いつからいつまでと決まった期間はありませんし、数え年や満年齢などにこだわらず、お祝いしても大丈夫でしょう。最近では10月から11月の休日など、ご家族が揃うのに都合の良い日に行われている場合が多いですね。

神社にお参りした場合、気になるのが謝礼の金額ですよね。今は神社によって規定料金があるようです。一般的には3千円~1万円位が目安でしょう。このときの祝儀袋は蝶結び、水引は紅白、表書きは「御初穂料」とか「御玉串料」です。名前は子供の名前で年齢を書きます。
地域によってしきたりや習慣が違いますが、本来はお返しをしません。場合によっては、子どもの名前で内祝いとし、いただいた金額の半額から三分の一程度のお返しを目安としているようです。実家からのお祝い返しには、当日ご両親と一緒に食事会にご招待するなどしてみてはいかがでしょう。

七五三の主役は当然子供であり、父母、祖父母は脇役に徹します。子供の装いが振り袖・袴などであったら、母親もそれに近い訪問着、付下げ、色無地、江戸小紋などの落ち着いた着物に袋帯など、子供がくだけた装いでしたら小紋がよいかもしれませんね。いずれにしてもお母さんのTPOはお子さんの衣裳に合わせて、ね。主役はお子さんですから。

七五三のお子さんをお持ちのご両親、お参りはもうお済みですか。まだの方はお子さんの年齢と同じ本数の千歳飴を忘れずに。飴をひっぱるとのびるように「寿命がのびる」という縁起ものですから。

※儀式やしきたりについてはあくまでも標準的なものです。地域によって異なることもありますので、地元の慣習に合わせてお祝いしてください。

参考サイト:All About、暮らしのミニ知識きものと悉皆 みなぎ
写真提供:(c) うさぎのミミ画像素材 PIXTA

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早生まれの疑問

この頃になるとほとんどの学校では入学式を終え、初々しい子供たちが学園を走りまわっているでしょうね。休み時間の校庭は活気溢れているかもしれません。
ところで同じ学年でありながら、誕生月によって早生まれ、遅生まれというミステリーがあります。今回はその辺の謎に迫ってみましょう。
写真素材 PIXTA

早生まれと遅生まれに分けられるのは何故
まず基本的に早生まれといわれる方は1月1日~4月1日に生まれた方のことをいいますね。また遅生まれの方は4月2日~12月31日までに生まれた方のことをいいます。
早生まれの方は入学の年には満6歳ですが、生まれた年を1歳とし、新年を迎えるたびに1つ加えて数える数え年だと7歳です。遅生まれの方は入学の年の前年には満6歳となっており、入学の年には満7歳になります。数え年だと8歳です。
つまり、早生まれの方は、小学校に入学する年齢が遅生まれの方より満年齢で1歳早く、数え年でいっても1歳早いため、早生まれといわれているんですね。

4月1日と2日のミステリーはこうだった
ところで、4月1日は早生まれで、2日は遅生まれに分けられますが、たった1日の違いで学年が違ってくるのはなぜでしょう。
それは学校教育法という法律に児童の就学年齢について定められているんですね。それによると、「満6歳に達した日の翌日以降における最初の学年の初めから」就学することになっています。つまり、「最初の学年の初め」とは4月1日のことなので、満6歳になって初めて迎える4月1日に入学すること、ということになります。
例えば、満6歳に達する日が3月31日の方は早生まれとしてその年の4月1日に就学します。ところが満6歳に達する日が4月1日の方は遅生まれとして翌年の4月1日に就学することになります。でもこれだと4月1日生まれの方は早生まれに含まれないように感じられますよね。

満年齢のカウントがクセモノ
ところが「年齢計算ニ関スル法律(第1項)」では「年齢は出生の日より之を起算す」と規定されており、通常の誕生日感覚とは違います。この法律による満年齢のカウントのしかたがミソで、生まれた日を起算日として1年は起算日に相当する日の前日で満了することになっているということなんです。
何だかわかりにくいですけど、例えば2010年4月1日生まれの方は、毎年3月31日に満年齢で1つ歳をとることになります。従って2016年には満6歳(早生まれ)になるので、学校教育法の規定により同年4月1日からの就学になります。同じように2010年4月2日生まれの方は、毎年4月1日に満年齢で1つ歳をとることになります。従って2016年には満6歳(遅生まれ)になりますが、満6歳の翌日からという学校教育法の規定により、翌年の2017年4月1日からの就学となるわけです。
つまり、法律上の満年齢は誕生日の前日でカウントするため、4月1日生まれは3月31日、4月2日生まれは4月1日で満6歳となり、翌日あるいは翌年に就学することとなります。ここで先輩後輩の分岐点がつくられることになるわけなんです。何だかややこしいですね。

とりわけ早生まれの方には幼児期に体格、体力、学力に差が出やすいとか、年度末定年制の場合、退職してから年金受給までが遅生まれの方と比べて遅いなどありますが、早生まれのため得したということもあり、一概に損得で割り切れるものでもありませんよね。

色の文字をクリックすると詳しく解説されています。
参考サイト:All About、こども歳時記
写真提供:(c) takumi写真素材 PIXTA


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入学式は日本の春の風物詩です

4月です。ピカピカの1年生。新鮮ですね、フレッシュですね。新しい道に踏み出す一歩。夢を覆い尽くし、希望が高まります。街には真新しい制服に身を包んだ子供たちの姿が目に飛び込んできますよね。
私の小学校入学式。ン十年前。どんなだったかな、忘れてしまったな(笑)。

入学式 0003

入学式は4月の風物詩
日本では4月になると入学式という風物詩があちこちに見られます。入学式とは学校に入学することが許可され、そのお祝いをする式典です。これが幼稚園とか保育園なら「入園式」、会社なら「入社式」となりますね。
ところで入学式、入社式って何で4月なんですかね。そこで入学時期の変遷を調べてみました。日本も昔は世界各国と同様、9月が入学時期だったんですね。

明治初期は9月入学でした
その昔、江戸時代には学習の場が寺子屋私塾藩校などだったんですね。そこでは、特に入学の時期が定まっておらず、随時入学ができたんだそうです。その後、明治維新になると西洋教育が導入され、同時に高等教育の入学時期も9月になりました。
ところが明治19(1886)年、国の経済力を強めて軍備を増強する富国強兵(ふこくきょうへい)政策により政府の会計年度が4月~3月になることを機会に、小学校の入学も4月に奨励されたのでした。同様に陸軍の入隊届出開始日が9月から4月に、高等師範学校も4月入学と決められました。明治21年には全国の師範学校が、明治33年には小学校が正式に4月入学となったのです。
これに対し9月入学を維持していた旧制高校も大正8年に、大正10年には帝国大学も4月入学に踏み切ったのです。

厳粛な入学式典は日本独自
日本の4月入学は、国の会計年度の確立によって定着したようです。こういったところから日本独自の文化として継承されてきたのでしょうね。
ちなみに世界各国の入学式は9月が主流です。主な国の入学式をあげてみました。
1月(シンガポール)、1月末~2月初め(オーストラリア、ニュージーランド)、3月(韓国)、5月(タイ)、6月(フィリピン)、9月(アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国)。
日本のように厳粛な入学式を行う国はあまりなく、簡単な手続きやパーティーだけという国が多いようです。

町ぐるみで小学1年生をお祝い
奄美大島には小学校の入学式と同時に、小学1年生の子供がいる家庭に町ぐるみでお祝いするという変わった行事があるそうです。このお祝いは夕方から夜にかけて、小学1年生のいる家庭にお祝いに行きます。子供にお祝いを渡した人は、酒を飲んだり家庭料理を食べながら、その子供やお父さんたちと談笑します。入れ替わり立ち替わりお祝いに駆けつける人が100人もいるといいますから、おもてなしするのが大変そうですね。
でもこの行事、町全体で大事な子供たちをお祝いしようという温かい気持ちが伝わりますよね。都会にはめったにない心温まる交流です。

早生まれ、遅生まれのミステリー
ところで、早生まれ、遅生まれってご存知ですよね。2月や3月生まれの人が、同じ学年の中で誕生日が遅いのに、どうして早生まれと呼ぶのでしょうか。4月1日生まれの人もどうして早生まれと言われるのでしょうか。
どうして!どうして!その辺の謎については日をあらためて迫ってみたいと思います。こうご期待を。

色の文字をクリックすると詳しく解説されています。
参考サイト:All About、こども歳時記、SYNAPSE
写真提供:入学式 0003 posted by (C)おれンジャー

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