7月盆派 8月盆派 あなたの地方はどちら?

最近耐えがたい暑さが続いていますね。小暑の暦通りですよ。梅雨も関東、北陸まで明けましたしね。平年より10~15日、昨年より8日早いそうです。今年は長~い夏が続きそうですね。
梅雨明け後の1週間から10日ほどは、気温の高い夏らしい晴天が安定して続く「梅雨明け10日」と言われているそうです。こまめに水分と休憩をとって、熱中症に十分気を付けましょう。
ヨーヨーを見せ合う子供たち[703898] - 写真素材

今日は7月10日。さて何の日でしょう? ? 歳時記としては特に何もありません(笑)。いろいろと頭を巡らしましたか。しいて言えば3日後の13日から新暦のお盆ですよね。
お盆ですか~。早いもんですね。震災でワサワサしている間にお盆が来てしまったという感じです。
お盆(詳しくは過去記事「2010.8.12 民族大移動がみられる盂蘭盆会」を参照)といえば、仏壇やお墓の掃除、ご先祖様をお迎えする迎え火や送り火、果物や菓子、茶湯、霊膳などを備えた精霊棚でご先祖様をおもてなしする、という夏の恒例行事ですよね。

ところがこのお盆、東京などの都市圏、特に都内23区内においては7月に行われますが、地方に行くと8月実施がほとんどです。なかには東京にお住まいの方が7月にお盆をして、8月に帰省して田舎でもう1度お盆を体験するなどということもあるでしょうね。東京のお盆に顔を出したご先祖様が、1ヶ月後には田舎の実家に行かなければなりません。お忙しいですよね、飛行機にも新幹線にも乗らず、しかも高速道路も使わず(笑)。
でも何で同じお盆が地域によって別々に行われるんでしょうかね。

その第1の理由は新暦と旧暦によるもののようです。
明治5年に旧暦から新暦に移行しましたが、当時は何の前振りもなくいきなりだったため国民は大混乱したようです。開国して間もなく、外国列強に相対する近代化のため、政府は新暦を徹底させたのです。暦の作成権を独占し、旧暦の併載を認めず、旧暦を国民に忘れさせようとしたのです。これに即座に従わざるをえなかったのが政府のお膝元の東京都心部だったんですね。

しかしながら、旧暦の使用を禁止したとしても、暦自体が農事中心であったところから、当時国民の8割を占めていた農家にとって新暦7月15日では多忙期と重なり、都合が悪かったんでしょう。経済にしても農産物中心だったところから、今までの規則性を切り替えるわけにはいかなかったようです。結局、新暦と旧暦の2本立てで実施されることになったようですが、正月と盆だけは、東京が新暦に沿ったのに対し、ほかの全ての地域は時季に従ったという事の顛末があったようです。とはいっても旧暦は不定で煩雑なため、新暦の一ヵ月遅れという折衷案に落ち着いたようですね。

今でこそ旧正月は廃れ、新正月に吸収されてしまったようですが、旧盆の時季は「日本の夏」という風情が沢山残っております。麦の収穫が終わり、あとは稲のたわむのを待つだけの農閑期、子供の夏休み、昔ならやぶいりと言われた盆休みの帰省、各地の夏祭り、高校野球など、日本中が開放的な気分に満たされる夏。
やはりお盆は灼熱のもとでかき氷を食べたい位の8月がピッタンコという感じですね。

平成になって「日本の古き良き伝統文化を見直そう!」という動きに、一旦廃れてしまった祭りや盆踊り、縁日などの復活は嬉しいことですね。
お仏壇が無くても、年に一度霊具膳を作り、写真や花を飾り、他界したお爺ちゃんお婆ちゃんのご先祖様に想いを馳せる、そんな感謝の気持ちを持つお盆の心。脈々と受け継がれて来た命の尊さについて子供達に伝えていきたいものです。

7月お盆にしろ、8月お盆にしろ、この時用意する精霊棚やお墓参り。子供心に興味津々だったことを思い出します。自分も楽しみながらしっかり子供たちに伝えたい日本の心ですね。

参考サイト:日蓮宗 仏教・仏事のQ&A、和菓子の喜屋 錦秋篇、GLホーム本部スタッフブログ
写真提供:(c) うさぎのミミ写真販売 PIXTA

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民族大移動がみられる盂蘭盆会

13日からは月遅れのお盆が始まりますね。郷里でお盆を過ごそうとここ数日帰省ラッシュが続いており、この辺りも県外ナンバーのマイカーが増えております。お盆は懐かしい故郷で先祖を敬い、子供たちには大自然と触れ合ういい機会でもありますね。
写真素材 PIXTA

先祖の魂を供養する盂蘭盆会
「盆」とは、先祖の魂を供養する祭りで、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、梵語(ぼんご)のウラバンナ(逆さ吊り)を漢字に表したものです。
お釈迦様の弟子の目連(もくれん)が、地獄餓鬼道に落ちて苦しんでいる自分の母親を救うため、お釈迦様に教えを請い、7月15日に供養したところ、母は救われて極楽浄土へ行くことができたという「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」という経典をもとにしたのがお盆だそうです。詳しくは昨年の記事「迎え火に昔日の想いをはせる盂蘭盆会」をご覧ください。

宗派によって違う盆飾り
お盆には、精霊棚と言われる盆棚をつくり先祖の霊を迎え供養します。地方によっては真菰(まこも)を敷き、位牌や供物などを並べます。四隅に注連縄(しめなわ)を張った青竹を立て、そこにほうずきや素麺、昆布などを飾ったりもします。キュウリの馬やナスの牛も精霊棚にお供えしますが、そこには「キュウリの馬に乗って早く来て、ナスの牛でゆっくり戻ってくださいね」という願いが込められているんですね。
私の地元の曹洞宗ではお参りされる部屋に金襴3段位の盆棚をつくり、位牌、季節の果物や野菜、お菓子などの供物、供花や栗の実の付いた枝、提灯などを飾りますよ。地方によっていろいろ飾り方が違うんですね。浄土真宗では地域によっても違いますが、基本的にお盆独自の飾りも迎え火や送り火の習慣もないそうです。だからといってお盆の行事をおろそかにしているわけではなく、ご先祖を尊ぶ気持ちは同じなんだそうですよ。

迎え火や送り火で先祖の霊を供養
お盆は新暦の7月13日~16日に行われる地域と、月遅れの8月13日~16日に行われる地域があります。
何れにおいても12日に盆棚を整え盆提灯を飾ります。地域によっては13日の午前中に飾るところもあります。13日は迎え盆といって、夕方に玄関先などで迎え火を焚き、先祖の霊をお迎えします。14、15日はお墓参りやお寺参りをし、先祖の霊を供養します。16日には送り火をして霊を送ります。撤去した盆棚を精霊流しや灯篭流しで送る地方もあります。
東北の一部では14日早朝お墓参りをし、引き続きお寺に立ち寄り線香をあげたり、親戚や初盆を迎える家に供物を持参しお参りするところもあるようです。

新仏が初めて迎える新盆(初盆)
亡くなった後、初めて迎えるお盆を新盆または初盆といい、新仏を出した家では、この年の盆は特に丁寧に供養します。絵柄入りの提灯は亡くなった人の霊が家路をたどるときの道しるべと言われていますが、新盆に限り白い提灯を使うのがしきたりでした。しかし現在ではあまり色にこだわらないようです。
また一度きりしか使用しませんから、お盆が終わったらご住職にお炊き上げ供養してもらいます。最近では白提灯を省略して、何度も使用できる絵柄の提灯のみを置く家も増えています。
新盆では、お供え物のほか故人の好きだった食べ物をたくさん供え、僧侶に読経してもらいます。また、故人と縁の深かった人たちを招いて会食をする地域もあるようです。
この新盆供養は、その年の盆にまだ忌明けしていない場合翌年に行うことになります。

お盆は地域によって時期が違ったり、宗派によって作法や慣習も違います。嫁ぎ先によっては習慣が違うことがありますから、「実家ではあ~だった、こうだった」と言う前に、その家の慣習にしたがった方がいいですよ。

色の文字をクリックすると詳しく解説されています。
参考サイト:All About、冠婚葬祭プチ辞典
写真提供:(c) 東風写真素材 PIXTA
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迎え火に昔日の想いをはせる盂蘭盆会

8月13日からは月遅れのお盆ですね。この前後から夏休みをとって郷里でお盆を過ごされる方々も多くおられるでしょう。お盆には迎え火を焚いたり、花火をあげたり、先祖の墓参りをしたり、昔から伝わる盆行事が行なわれます。語り継がれてきた過ぎゆく日本の1ページを楽しみたいものですね。
写真素材 PIXTA
(c) macha写真素材 PIXTA


お盆は正式に盂蘭盆会といいます
ところでお盆の正式名称は[盂蘭盆会(うらぼんえ)]と言い、先祖の精霊を迎え追善の供養をする期間のことを呼びます。いわゆる13日の夕方に迎え火を焚き、先祖の霊を迎え、16日の夕方送り火によってご先祖さまにお帰りいただくわけです。
盂蘭盆会とはインドのサンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)を漢字で表したもので、 「逆さまに釣り下げられ苦しんでいる人を救う法要」という意味だそうです。

餓鬼道に苦しんでいる母を救った目連尊者
盂蘭盆会についてはこんなおもしろい説話があります。
お釈迦さまの弟子の一人、目連尊者(もくれんそんじゃ)はある時、神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて苦しんでいると知りました。 そこで、どうしたら母親を救えるのかお釈迦様に相談したところ、 お釈迦様は言われました。
「夏の修行が終った7月15日に僧侶を招き、多くの供物をささげて供養すれば母を救うことが出来るであろう」と。
目連尊者がお釈迦様の教えのままにしたところ、その功徳によって母親は極楽往生がとげられたとのことです。
それ以来(旧暦)7月15日は、父母や先祖に報恩感謝をささげ、供養をつむ重要な日となったということです。(提灯ドットコム参考)

お盆は親戚一同のお披露目の機会です
日本の「お盆」は、仏教の盂蘭盆と江戸時代の奉公人が盆暮れに故郷へ帰っていた年2回の藪入り(やぶいり)に結びついたようでもあります。
先祖の霊が帰ってくるお盆には、嫁や孫など新しく家族になった人たちのお披露目や近況報告・思い出話など親戚一同が集まり、亡くなられた人をしのぶ行事として行なわれてきたのです。お墓参りになかなか行けない人も、日頃の感謝の気持ちをご先祖様に伝えるいい機会でもありましょう。

家庭の庭で焚く迎え火の明かりのもとで楽しむ線香花火の閃光が、子供の明るい声をお盆へと導いてくれるようです。今は少なくなりましたが親子の花火に興じる姿は、懐かしい昔を蘇らせてくれますよね。


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