秋が深まり霜が降りる霜降

10月24日頃からは二十四節気・第十八番目の「霜降(そうこう)」に変わります。
朝晩の冷え込みがさらに深まり、北国や山里ではが降り始める頃です。露がに変わりだんだんと冬に近づいてきます。
農家では稲刈りもほぼ終え、今は脱穀に追われています。本格的な冬の到来に備えているところでしょう。11月の声を聞くようになると、さすがに朝晩の冷え込みは顕著になり、最低気温も10度を切るようになります。過ごしやすい日中の気温との寒暖差が広がり、裏山にも紅葉の色合いが漂ってきます。

20151020脱穀

は、地面が放射冷却によって冷え,空気中の水蒸気が昇華して氷の結晶となります。この氷がで、霜降といいます。秋の早朝、野菜の表面にうっすらと氷の結晶が付着していることがあり、一瞬ぶるぶるっと身震いし、秋の深まりを感じます。
朝の散歩に、霜は美しく感じますが、霜の降りる日は寒いわけで、それは農作物にとって霜害にしばしば襲われる危険性をはらんでいるわけでもあります。
春の霜害は「晩霜害」、秋の霜害を「初霜害」と言います。農家では温床を作ったり、送風機で風を送ったりして気温の低下を防ぎ、農作物を霜から守る対策に余念がありません。

20151020縄文住居
古い時代から日本人の貴重な食料源となっていたどんぐり。湯で煮たり、アク抜きをしたり手がかかりましたが、縄文人にとっては栗やトチノミと並んで主食級の食べ物でした。美味しく食べるためにいろんな調理法が編み出され、今風でいう団子やクッキーとして食していたのです。

20151020縄文まつり
このメニューを再現したのが、昨秋開催された宮古市の「崎山貝塚縄文まつり」。地元の主婦の協力でアク抜きをしたどんぐりをすり潰し、団子状にして焼いてくれました。

20151020どんぐり団子20151020どんぐり
試食してみましたが、ぼさぼさした感じで決して美味しいと言えるものでもなく、調味料の揃ってなかった当時のことを考えれば、まずまずといったところでしょうかね。
古代人はこんなものを主食にしてたんですね。もち論、海の近くですから漁をしながら魚も食べてたんでしょうけどね。秋はやっぱりさんまだったのかな(笑)。

何年も霜を受けることを「幾霜」といいます。長い年月を重ねたことを言い表しますが、似たような言葉に「幾星霜」があります。「幾星霜の風雪に耐えて、その役目を終えた今……」などと、その人物の苦労や努力を重ねた結果としての長い年月を経た人生の重み、深みを感じさせます。
決して私のことを言ってるわけじゃないですよ(笑)。


二十四節気 霜降(そうこう)◇
二十四節気18番目の節気。10月24日および立冬(11月8日)の前日まで。
暦便覧は「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」
北国や高地では霜がおりはじめ、田園地帯では稲の刈り入れなどがみられます。
霜降七十二候は次の通り。
第五十二候(霜降初候) 10/24~10/28霜始降(しもはじめてふる)
氷の結晶である、霜がはじめて降りる頃。昔は、朝に外を見たとき、庭や道沿いが霜で真っ白になっていることから、雨や雪のように空から降ってくると思われていました。そのため、霜は降るといいます。


今日の独りごと

今日の独りごと1020 先日のことです。市内で「街なか復興祭」がありました。大震災で被災した市民の皆さんに1日でも早く立ち直っていただこうと商店街が企画運営した祭りです。
定番の焼きそば、焼鳥、おでんなどや野外臨時ステージ、そしてテーブルなどで思い思いに試食を楽しんでいた中に、ひと際目を惹いたのがパトカーや消防車。決して防犯や防火を警戒しての出動ではありません。市民にもっと親しんでもらおうという展示試乗会でした。
希望者は帽子を被り、運転席に試乗してもらおうという趣旨。喜ぶ子供たちの列は後を絶ちません。普段街で見かけても乗ることはありませんからね。この日だけは試乗が許されます。
子供たちからは笑みがこぼれ、パトカーや消防車に親近感を持ったことでしょう。開かれた警察や消防署といったところですかね。私も乗りたかったですけど、私が乗れるのは犯罪を犯した時だけでしょうかね(笑)。


参考サイト 暦生活彩時記びお



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秋を締めくくる霜降 晩秋を彩る秋祭り

日本の伝統芸能でもある歌舞伎。最近歌舞伎座のリニューアルや、若手役者の活躍で、歌舞伎が盛り上がりを見せているそうです。
そもそも歌舞伎とは1600年に出雲の阿国の「かぶき踊り」がはじまりのようです。もともと女性による踊りだったのが、幕府の取り締まりですべての登場人物を男性が演じることになり、「立役」と「女形」が生まれたんですね。今では芝居と踊りが柱となった演劇となっています。
東京では銀座の「歌舞伎座」や国立劇場、新橋演舞場などで、大阪だと松竹座、京都では南座で見ることができますが、残念ながらうちの方の田舎では見られません。でも昨年の三陸鎮魂復興祭では名勝浄土ヶ浜を背景にした特設ステージで、中村勘九郎、中村七之助兄弟による歌舞伎舞踊「団子売」を見ることができました。
秋には全国の市民ホールなどで歌舞伎巡業が行われているようです。歌舞伎の人気演目「仮名手本忠臣蔵」や「勧進帳」など、日本の伝統芸能を継承する中村吉右衛門や尾上菊之助などの歌舞伎役者をご覧なって見てください。
ちなみに、歌舞伎の語源は「傾く(かぶく)」で「変わっている、派手な」という意味からきているそうですよ。

郷土芸能の秋①

日本列島は秋色満載
さてさて日本の伝統でもある二十四節気は10月23日から11月7日(立冬)の前日まで、第18番目の「霜降(そうこう)」となります。
早朝に霜が降りはじめる頃です。この頃になると、東北地方や本州中部では霜が降りるようになります。すっかり秋も深まり、もみじや楓が紅葉し、日本列島は北から徐々に、燃えるような赤色に染まります。
霜降を「しもふり」と読んでしまうと、おいしい牛肉のことを連想してしまいます。脂の白味があたかも大地に霜が降ったように見えるからでしょう。
実は先日泊まった温泉宿の夕食。岩手県内でも有数の前沢牛でした。鉄板で焼き上がった霜降りの牛肉は、それはそれは口の中で、もう1度ジュワーっととろけるような美味しさでした。
霜降り肉ならずともちょうど食欲の秋。美味しいものを美味しく食べられるこの時季。馬ならぬ人間も肥えてしまいそうな時期でもあります。

東北を代表する二大祭りが小さな漁港を席巻
二十四節気も霜降は秋の締めくくりです。秋の収穫も一段落した全国の農村地帯では、五穀豊穣に感謝し秋祭りが行われます。
震災の被災地でもあるここ岩手県・宮古でも10月12・13日の両日、いわて三陸海と大地の復興フェスタ「宮古街なかUltra復興祭」がおこなわれました。この秋に収穫された海の幸、山の幸を一堂に集めた旬の市場。花を添えるように東北を代表する「盛岡さんさ踊り」と「仙台すずめ踊り」のパレードが、小さな漁港を盛り立ててくれました。

郷土芸能の秋②
その昔、南部盛岡城下で悪さをしてあばれていた鬼を三ツ石神社の神様が、この悪鬼を境内の大きな三ツ石に閉じ込め二度と悪さをしない誓いの手形を押させました。これが岩手の名前の由来でもあります。里人たちは喜んで三ツ石のまわりをさんささんさと踊り回ったのが「さんさ踊り」の始まりだそうです。
この日は盛岡より約80名の踊り子さんたちが笛や太鼓を従え、商店街をパレード。復興に湧く市民たちに元気を与えてくれました。

郷土芸能の秋③
慶長8年(1603)、仙台城新築移転の宴席で、泉州・堺から来ていた石工たちが、即興で披露した踊りが始まりだったといわれています。伊達家の家紋が「竹に雀」であったことや跳ね踊る姿が餌をついばむ雀の姿に似ていたことから「すずめ踊り」と名付けられました。途絶えかけた伝統を守るため、昭和62年より「仙台すずめ踊り」として復元したものだそうです。
老若男女だれにでも楽しめるよう練り直された「仙台すずめ踊り」。「仙台、宮古、仙台、ソーレソーレ」の掛け声と共に激しい踊りを、商店街パレードと路上ライブで楽しませていただきました。

郷土芸能の秋④
郷土芸能も路上ライブで賑わいました。三陸沿岸山田町の虎舞は「虎は一日にして千里行って、千里帰る」ということわざから漁師が無事に帰ることを念じた踊りです。男と女が1つの太鼓を交互に打ち鳴らすその変わり身も見もの。大漁祈願と豊年万作が念じられています。


◇二十四節気 霜降(そうこう)◇
二十四節気十八番目の節気。10月23日および立冬(11月7日)の前日まで。
暦便覧は「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」
北国や高地では霜がおりはじめる。刈り入れの光景がみられる。
◆霜降の七十二候は次の通り。
第五十二候(霜降初候)10/23~10/27 霜始降花(しもはじめてふる)
朝晩の冷え込みで、明け方に霜が降り始める頃。この時期には東北や北陸、甲信越地方などでも紅葉が見ごろを迎える。日本では万葉の時代から春には桜の花見、秋には紅葉狩りを楽しんできた。
紅葉(もみじ)という植物は学術的には存在せず、ヤマモミジやイロハモミジなどはカエデ科である。また、カエデの由来はカエルの手に似ていることから、「カエルデ」から「カエデ」になったともいわれている。
第五十三候(霜降次候)10/28~11/1霎時施(こさめときどきふる)
秋も終わりとなる頃で、霎(そう・こさめ)がしとしとと降って、わびしい時季。
第五十四候(霜降末候)11/2~11/6 楓蔦黄(もみじつたきばむ)
紅葉や蔦が黄葉する時季。


今日の独りごと

今日の独りごと1020先日本州最東端の灯台を見学に行った時のこと。50mはあろうかという断崖絶壁で磯釣りを楽しんでいる方がおりました。太平洋の荒波が押し寄せる釣場から下を見たら吸い込まれそうです。
それまでのんびりしていたおじさんに動きがでました。引いたのかな、慎重にリールを巻き上げていました。徐々にその姿が見えてきました。「なんだアイナメかよ」と落胆したようなおじさん。周りからは「刺身は美味しいよ」という掛け声に「俺の狙っているのはヒラメなんだよ、こんな小さいの返してやるわ」と、30㎝ほどのアイナメを太平洋のもとにドボン。
あ~もったいない。要らないならどうぞ私に恵んでください、思わず言いたくなってしまいました。確かにアイナメとヒラメでは味の違いはありますけどね。釣り人には釣り人の拘りがあるんでしょうね。





参考サイト:水と生きるサントリーTrace盛岡さんさ踊り仙台すずめ踊り


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霜と紅葉が混在する霜降

ちょっと心温まるお話を2つ程。1歳7か月になる孫を預かり、電車とバスを利用して送迎しているお婆ちゃん。ある日電車の中で何かの衝撃でベビーカーがたたまれそうになり、直そうとあたふたとしていたら、若いママが3人ほど駆け寄ってベビーカーを直してくれたそうです。別の日にはバスから降りようとした時、先に降りた年配の男性がバスの外でベビーカーを降ろすのを手伝い、終わると何もなかったように立ち去って行ったそうです。
殺伐とした社会の中で、小さな親切ながら心温まる行為ですね。昔は「小さな親切運動」などというキャンペーンもありましたが、最近ではあまり耳にしません。皆さんは「小さな親切」をしたことありますか。

霜柱

霜が降り始める霜降
さてさて心温まるお話の後は、身も心も寒くなる季節のお話です。
10月23日からは二十四節気の霜降。秋も終わりに近づき、早朝などところによっては霜が見られるようになる時季です。実際に霜が降りるのは山間部や北国だけですが、紅葉する地域も少しずつ広がり、冬は目前に迫ってきます。園芸や家庭菜園を楽しんでいる方は、この頃から霜枯れの対策を、そしてご家庭内では暖房器具の準備も徐々に始めるころです。
もうすでにこちらの夜は冷え込みが厳しく、ストーブやコタツなどの暖房器具のお世話になっています。

紅葉もピークを迎える北国
今年は時季外れの大型台風がやってきて、各地にその爪跡を残しているようです。被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
同時に北国では紅葉のピークを迎えています。この頃になると初霜の便りも聞くようになりました。
初霜は北海道旭川で10月7日前後、東京12月14日前後、大阪11月30日、福岡12月8日頃です(1971年から30年平均)。しかし最近では遅くなる傾向にあるようで、年が開けてから初霜があるところもあります。
霜が降りるのは気温3℃以下といわれ、春の霜害は「晩霜害」、秋の霜害は「初霜害」と言います。
紅葉スポットでは、朝の気温が5℃を下回ることもあり、霜が降りても不思議ではない気候になります。昼は暖かく絶好の紅葉狩りですが、朝晩は気温が急激に下がります。紅葉狩りをお楽しみの方は厚手の服装も忘れずに。

水蒸気が昇華して霜となる
10月23日からは七十二候の第五十二候、二十四節気霜降の初候「霜始降(しもはじめてふる)」です。
朝に弱い私が言うのも何なんですが、早朝散歩をしていると野菜の表面にうっすらと氷の結晶を見ることができるそうです。霜は地面や物の表面が放射冷却によって冷え,その上に空気中の水蒸気が直接、昇華して氷(結晶)ができる状態をいいます。この氷が霜です。霜降とは言いますが、霜が降りてくるわけではないんですね。霜の形を拡大してみると雪の結晶と同じです。この結晶は長く持ちません。朝日が当たるとすぐに消えてしまいます。ですから♪朝日のあたる家♪には霜は降りません(笑)。そんなことはありませんよね。
朝の遅い私はこの結晶を見ることができません。早暁の散歩を日課にされてる方々はぜひご覧いただき1人悦にいってください(笑)。

地中の水分が凍結した霜柱
冷え込んだ朝、ふと下を見ると霜や霜柱を見つけることがあります。霜と霜柱。似たような言葉ですが、出来方はまったく違います。霜は空気中の水分が昇華したものに対し、霜柱は地中の水分が凍ったものです。
畑や庭の片隅を歩くとサクッサクッと気持ちいい音をたててくれます。子供の頃それが面白くて通学途中道草しながら踏みしめていました。よく見ると氷柱なんですよね。
霜柱は毛細管現象で水を吸い上げ易い土、湿り気を帯びた土によく出来ます。反対に水はけのよすぎる砂、水はけの悪い粘土質、晴天続きで乾いた土のところに、霜柱は発生しにくいようです。
裏道までアスファルトに敷き詰められた都会では、霜柱を踏んで学校に通った思い出などないでしょうね。

◇二十四節気 霜降(そうこう)のメモ◇
二十四節気18番目の節気。10月23日および立冬(11月7日)の前日まで。
◆霜降の七十二候は次の通り。
初候 第五十二候(10/23~10/27)霜始降(しも、はじめてふる)
田園にも霜が降りはじめる時季。
次候 第五十三候(10/28~11/1)霎時施(こさめ、ときどきふる)
秋も終わりとなる頃で、霎(そう・こさめ)がしとしとと降って、わびしい時季。
末候 第五十四候(11/2~11/6)楓蔦黄(もみじ、つた、きばむ)
紅葉や蔦が黄葉する時季。





参考サイト:ぴおgooお天気豆知識、読売新聞、七十二侯がまるごとわかる本
写真協力:写真素材-フォトライブラリー

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