大地を潤す小満

20160519つつじ

みちのくにも待ち望む季節がやってきた初夏。
山々の木々には緑の葉がその深さを増し、自然のキャンパスが色彩を染めてきました。
頬を伝う初夏の風は柔らかに、優しく語りかけてくれます。
お母さんに手を引かれ、公園をヨチヨチ歩く小さな赤ちゃん。
目の前をかすめる紋白蝶をふくよかな手が追いかけます。
夏の始まりはみちのくの長閑な田舎の大地に、元気な色素をしたためてくれます。
5月20日からは二十四節気、小満の始まりです。


二十四節気
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第八節 小満       5月20日~6月4日

5月20日からは二十四節気「小満(しょうまん)」を迎えます。
秋に蒔いた麦などの穂がつき「今のところは順調だ、よかった」と、ほっと一安心(少し満足)する頃といわれています。麦の穂が成長し、稔りの時が近づくとともに、多くの地方では田に水が張られ、早いところでは田植えが始まっております。西日本では、はしり梅雨が現れるのもこの頃です。
農業を生活の糧にしていた時代には、農作物の収穫の豊凶は人の生死にかかわる問題でした。順調に穂がついた麦などを見てホッと満足したことから、小満と言う名前が付いたということです
近郊の田園地帯では水が張られた田圃で田植えが始まっております。田植機が活躍する中、人の手で植えられていく田植えは珍しく、この時季の風物詩でもあります。
大地には様々な花が咲き、人里ではカッコーが鳴き、うぐいすの囀る長閑な風情が蘇ってきます。陽気も良くなり、万物が活発に動き始め、様々な生命が満ち溢れる時季でもあります。秋になればたわわに実った稲穂が頭を垂れることでしょう。







下の<続きを読む>をクリックすると、七十二候の第二十二候から第二十四候までと小満前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。

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草木枝葉繁る小満

輝く陽光のもと南風が吹きわたり、いきいきと生い茂る草木の影も日に日に濃くなってきました。爽快な薫る風にトレッキングやアウトドアスポーツにピッタリの季節です。

150520小満①

二十四節気は5月21日頃より「小満(しょうまん)」を迎えます。
秋に蒔いた麦などの穂がつき、「今のところは順調だ、よかった」とほっと一安心(少し満足)する頃といわれています。麦の穂が成長し、稔りの時が近づくとともに、多くの地方では田に水が張られ、早いところでは田植えが始まります。西日本では、はしり梅雨が現れるのもこの頃です。

150520小満②
近郊の田園地帯では水の張られた田圃で田植えが始まっておりました。田植機が活躍する中で、人の手で植えられていく田植えはこの時季の風物詩でもあります。周囲からはカッコーが鳴き、うぐいすが囀る長閑な風情が蘇ってきます。秋になればたわわに実った稲穂が頭を垂れることでしょう。

150520小満③
同時に七十二候は5月25日頃まで小満の初候で第二十二候「起食桑(かいこおきてくわをはむ)」となります。が盛んに桑の葉を食べ出す頃です。
平成26年6月25日に世界遺産に登録された富岡製糸場ですが、当時は製糸技術開発の最先端として養、製糸業が世界一の水準でもありました。岡谷の製糸工場を舞台にした1979年製作の映画「女工哀史・ああ野麦峠」は今でも記憶に残っております。
当時は高級な絹織物として生産され、海外にまで輸出されていましたが、最近では養業も廃れてきました。
私の小学校の頃は教室でを飼い、毎日生徒が交代で桑の葉を入れ替えておりました。糸を吐いて大きくなった繭をぬるま湯につけ、1本1本繭糸を紡んでいたものです。紡んだからといって生地にするほど多くあるわけではなし、結局それっきりでしたけどね(笑)。

150520小満④
桑はの餌として使われていた他、果樹としても利用されていました。果実は初夏に熟し、黄イチゴのような、柔らかい実になります。熟した桑は赤黒く、甘くて美味しい果実です。
養蚕業の衰退と共に桑畑を見かけなくなりましたが、小さい頃はこの時季になると下校時間、友達と一緒になって桑の実を食べていました。桑の木に登って揺するとぽたぽた落ちるんですよね。競って拾い食いをしていました。歯や手の指は紫色になり、盗み食いをしたことが一目瞭然でした(笑)。

桑の実はマルベリーあるいはどどめなどと呼ばれます。よく青ざめた唇の色をどどめ色などといいますが、桑の実のことをもじったんですね。
どどめという名前にたがわず、桑の実にはアントシアニンをはじめとするポリフェノールを豊富に含んでおり、その効果はブルーベリーの4倍あるそうです。疲れ目の予防や改善、視力回復に効果があり、栄養満点なんですね。

道を歩いている時、急に雨が降りだし雷鳴が響き渡ると、慌ててどこかの軒先で雨宿りします。その時、「くわばら、くわばら」と唱えたことはありませんか。
その昔こんな話があったそうです。雷神様が誤って農家の井戸に落ちた時、主人がすばやく蓋をしめ、雷神を閉じ込めてしまいました。すると雷神は、“おれは桑の木が嫌いだからこれから「くわばら、くわばら」と唱えろ、そうすればお前のところには落ちない。ふたを取ってくれ”そこで主人は雷神を返してやったといいます。
雷神も恐れる桑の木には不思議な霊力が宿っていたんですね。はい、お後がよろしいようで。


二十四節気 小満(しょうまん)◇
二十四節気8番目の節気。5月21日および芒種(6月6日)の前日まで。
暦便覧は「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」
蚕が桑の葉を盛んに食べはじめる時季。
◆小満の七十二候は次の通り。
第二十二候(小満初候)5/21~5/25 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
蚕が、桑の葉をたくさん食べて成長する頃。人々の暮らしを支えていたため、「おかいこさま」と敬称をつけて呼ぶ地方もありました。


今日の独りごと

今日の独りごと0520 先日16日、地元にお住いの若い世代を中心に「農業まるごと体験」がありました。毎日食べるお米の田植えを体験し「食や自然の大切さ」を学んでもらおうというものです。
朝から小雨交じりではありましたが、高校生をはじめとする親子連れのファミリーなど34名の参加者は、まだ冷たい田圃で、素足のまま泥と格闘しながらも、苗を植えていました。体験する機会のない子供たちにとって、米作りの過程を知るうえでいい経験になったと思います。実るまではいろいろな作業行程はあるにしても、秋の稲刈り体験にも同じメンバーで参加することによって、一連の米作りが理解できるかもしれませんね。
全国各地でも田植え体験イベントは開催されています。TPPの問題や農家の農協離れが進んでいる中、参加者がお米に対する認識を高めていただくことで、もっともっと農業に理解を深めてもらえるのではないかと思いました。


参考サイト:暦生活彩時記NAVERまとめ




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世界文化遺産の雅な平安絵巻

ヨーロッパに「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」」という諺がありますが、朝食べる果物は健康にいいんですね。
睡眠中も脳や臓器は動いており、エネルギーになる糖分が多く含まれる果物を、朝食べるとすばやく目覚めるんだとか。また食物繊維や酵素が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれる効果もあるそうです。
う~ん、朝から蜜柑やりんごはなかなか食べる機会はないですけど、ジューサーなどで潰して飲んだらどうなんでしょうね。これならフレッシュジュースとして単独に飲めますし、パンとも合うかもしれません。
これからは、みずみずしく甘みのある果物が、多く出回る季節。美味しく食べて、栄養を効率良く摂り、熱中症対策に備えたいものですね。

曲水の宴①

歌に託す復興への「望」 毛越寺曲水の宴
世界文化遺産の平泉・毛越寺(もうつうじ)で5月25日、「曲水(ごくすい)の宴」が開かれました。
曲水の宴は「流觴曲水(るしょうごくすい)」ともいわれ、奈良・平安時代に盛んに行われた雅な歌遊びです。
山水を池に取り入れるために作られた、曲がりくねった水路(曲水)のことを遣水(やりみず)といい、曲水の宴ではこの水辺で衣冠(いかん)や狩衣(かりぎぬ)を着た男性や袿(うちぎ)、十二単(じゅうにひとえ)にまとった女性が平安貴族さながらに和歌を詠みあげます。
今年28回目を迎える曲水の宴の歌題は「望(のぞみ)」。震災復興に向け、未来に希望をもって生きようとの思いが込められています。十二単に身を包んだ奥州市にお住いの上林美由紀さんが歌題を披露
雅楽「催馬楽」の演奏にあわせ、国重要無形民俗文化財の延年の舞「若女(じゃくじょ)」が奉納された後、遣水には杯を乗せた羽觴(うしょう)が流されます。一觴一詠(いっしょういちえい)、羽觴が自分の目の前に流れ着くまでに歌人6名は「望」の歌題に沿って和歌を短冊にしたためます。
「東北に 復興の力 弛(たゆ)まざり 無量光なる 望み溢るる」などといったこの日歌人の詠んだ和歌は、最後に県内外から訪れた約3500人の観客を前に、講師(こうじ)によって披露されました。

曲水の宴②
曲水の宴③
曲水の宴が始まる1時間前、毛越寺本堂において歌人たちが参拝。全員による記念撮影です。

曲水の宴④
曲水の宴⑤ 曲水の宴⑥
その後は大泉が池を、龍の頭と鷺(さぎ)に似た想像上の水鳥「鷁」の首を彫刻した和船「龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)」に乗って、庭園にある曲水の宴の会場となる遣水まで、のどかにゆったりと移動します。

曲水の宴⑦
午後1時、曲水の宴が開始されると、参宴者の衣装の解説があります。詳しい説明で、その場では理解したのですが、今はもうきれいさっぱり忘れました(笑)。
毛越寺貫主から開宴の宣言をいただいた後、歌題披露です。今年の歌題は「望」。披露するのは十二単に身を包んだ地元奥州市の上林美由紀さん。20㎏もある衣装の重さに耐えながらも大役を果たしました。

曲水の宴⑧
雅楽「催馬楽」の奉奏に合わせ、重要無形民俗文化財である毛越寺延年の舞「若女」が奉納されます。

曲水の宴⑨ 曲水の宴⑩
宴は宮中歌会始披講会の講師(こうじ)によって遣水へ杯を乗せた蓮の葉や水鳥を形どった羽觴が流されます。

曲水の宴⑪ 曲水の宴⑫
一觴一詠、衣冠や狩衣の歌人たちは羽觴の流れに合わせて歌を短冊にしたため、童子の運んでくる杯を傾けます。
歌人は毎年東北6県から選出されますが、今年は宮城県から男性4人、女性2人が選ばれました。
「炎立つ 大寺の辺に たたずめば 薬師の光 前途を照らす」
「清らなる 遣水の流れを 望みつつ この安らぎの 永きを祈る」

曲水の宴が終了するまでの約75分、平安時代の貴族の遊びを再現したこのエリアにタイムスリップした感じで、優雅な気分を味わってきました。
「麻呂は幸せぞ」(笑)。


5月31日からは麦秋至る
平安朝絵巻物語に陶酔しながらも、七十二候は5月31日から「麦秋至(ばくしゅういたる)」に変わります。
麦が熟して実り、薫風が麦畑を吹き渡る頃、麦秋(ばくしゅう)の季節になりました。「秋」の語源が穀物の成熟・収穫の季節であるため、季節は夏でも「麦秋」になります。
縄文時代晩期、弥生時代初期から行われていたといわれる麦作。麦を脱穀して残った麦わらで、帽子にしたり、わら屋根を葺(ふ)いたり、ストローとして使われたりしていました。


二十四節気 小満(しょうまん)◇
二十四節気八番目の節気。5月21日および芒種(6月6日)の前日まで。
暦便覧は「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」
山野が緑にみちあふれ、麦刈りの頃となる。
小満七十二候は次の通り。
第二十四候小満末候) 5/31~6/5麦秋至(ばくしゅう、いたる)
麦が熟して畑一面が黄金色になる時季。


今日の独りごと

排水溝 毎年春と秋は恒例になっている町内会主導による側溝清掃。梅雨入り前と台風に備え、水害防止のため側溝に詰まったゴミや泥を掃除します。今年も先日の日曜早朝、付近の住民総出で行われました。
昨秋以来半年ぶり。側溝には砂泥が溜まっていました。といっても雨水が流れないほどの量ではないのですが、あちこちから掻き集めた泥は土のう袋にいっぱい。
それはいいのですが、側溝にかぶせているコンクリート製の蓋。重いです。専用の工具を使わないと持ち上がりません。数か所持ち上げ、中の泥を掻き出そうとしても長い柄の工具がないと掻き出せません。一般の家庭ではそんな工具など用意してないです。
側溝工事を請け負った会社で年数回、メンテナンスを兼ね側溝掃除をしてもらいたい位です。町会で側溝清掃するのであれば、側溝清掃用具一式を管理事務所などで準備しておいてほしいものですね。





参考サイト:水と生きるサントリー平泉FANNEVER>、岩手日報WebNews、 テポーレトクトク便り Vol.395

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