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お盆と収穫祭

7月13日からは盂蘭盆会、いわゆるお盆になります。新暦で行われる地域の皆さんは今が慌ただしい時期じゃないでしょうか。
昔からお盆とお正月は一年を二分するほどの大きな行事でした。宇宙に人工衛星が飛び立つ現代でも日本人には生活の節目として重要な意味を持っています。この時季日本中では民族の大移動が繰り返されており、田舎に住む爺さん婆さんにとっては帰省する孫との再会が楽しみなんですね。もっとも今年はコロナ禍でその楽しみも半減しそうですけど。

ところがこのお盆、東京などの都市圏では7月に行われますが、地方に行くと8月実施がほとんどです。その理由は2011年7月10日の「7月盆派 8月盆派 あなたの地方はどちら?」をご参照ください。東北の7月というとまだ梅雨の真っ最中でもありますし、気候的にはまだ肌寒い時期です。例年ですと東北三大祭りの始まる8月に入らないとお盆の雰囲気にならないですね。しかし地元の花火大会は中止となり、今年の三大祭りも中止が決まりました。コロナの影響は果てしなく大きいです。
盆踊り
昨今では田舎でも地域によっては盆踊りの機会がめっきり減ってきました。


ところで7月15日は中国では「中元」にあたります。
古代中国には道教の三官(天神)信仰があり、大自然の主宰者としての天官(1月15日の上元・天神様)と、小麦などの畑作の収穫を支配する神としての地官(7月15日の中元・慈悲神様)、そして稲作の収穫を支配する神としての水官(10月15日の下元・水と火を防ぐ神さま)の三元の日に天神を奉ったそうです。このうち7月15日の中元の慈悲神様が仏教の「盂蘭盆会」(うらぼんえ)、いわゆるお盆の行事と結びつき、日本に伝わって仏に供えるお供物を親戚や隣近所に贈る習わしとなったようです。いわばお盆には自然の恵みに感謝する収穫祭という意味が込められているのかもしれません。
これが江戸時代になり、お世話になった人へ感謝の気持ちを込めて贈りものをするようになりました。こちらではお盆期間中、本家や親戚回りをし、先祖の供養を兼ねて精霊棚にお中元の意味合いを持つ品を供える習慣があります。

お中元


ま、お中元については諸説あるようですが、日本の行事って中国の歴史と関わりの深いものが多いんですね。昨今の企業間では虚礼廃止が叫ばれ、お中元、お歳暮の贈答品は廃止される傾向にあるようです。
虚礼廃止もいいんですけど、ビジネス間ではともかく、プラベートにおいては感情の問題もありますし、相互間の潤滑油として長く続けていただきたいものですね。
浴衣
今年は浴衣姿を見る機会がめっきり減りそうです。残念です。寂しいですね。

お中元を贈る時期としては地方や家によって異なりますが、大別すると次の2通りでしょう。
『新暦での考え』からすれば7月初旬から7月15日まで。
『月遅れのお盆での考え』からすれば8月初旬から8月15日まで。
お中元の時期を過ぎたら、表書きを変えて贈ることができます。立秋(8月7日頃~8月22日頃)の前日までなら「暑中御見舞」、立秋に入ったら「残暑御見舞」にして、処暑(8月23日頃~9月7日頃)までには届けます。目上の方に対しては、「暑中御伺い」「残暑御伺い」とします。


ただ今の二十四節気は「小暑」です。詳しくは7月6日付の「二十四節気小暑」をご覧ください。次の二十四節気は7月22日の「大暑」です。前日までにご案内いたします。


先般の豪雨災害で被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます

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