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津軽石川に伝わる奇祭「又兵衛まつり」

近年にない鮭の不漁が続く宮古市の津軽石川で11月30日、伝説の人物後藤又兵衛を供養する奇祭「又兵衛(またべえ)まつり」が、併せて豊漁を祈願して行われました。
江戸時代の中期頃後藤又兵衛という南部藩の役人が、南部藩管轄の津軽石に出張して来たそうです。其の年は未曽有の豊漁でありながらも、藩に管理され禁漁となっていた鮭を獲ることができず、住民は打ち続く凶作で餓死者が続出していました。これを見かねた又兵衛は神が村人に与えた鮭である、と上流への遡上を堰き止めてあった鮭を住民に自由に捕獲させました。人々は、この又兵衛の慈悲によって救われたのです。が、又兵衛には所轄の南部藩からお咎めがあり、逆さ磔(はりつけ)の極刑に処されました。津軽石住民は、又兵衛刑死の姿に、藁人形を作り、神酒を捧げ、命日である11月30日に霊を慰めました。加えて毎年11月30日豊漁を祈念するようになっていったのです。「宮古のあゆみ」より。
又兵衛まつり①


又兵衛祭りでは逆さ磔になった言い伝えから、Y字型の木に荒縄を巻いた藁人形が津軽石川ほとりの鮭留め付近に建てられ、又兵衛を供養します。伝説ですからどこまで信憑性があるか分かりませんが、ここ数年の不漁を神のご加護で豊漁に転ずることを漁業関係者は願っているようです。
又兵衛まつり②


1985年(昭和60)11月30日には津軽石川の対岸でもある川丁場淵ノ巻に「又兵衛の碑」が完成、除幕式も行なわれたようです。
又兵衛まつり③


鮭が大きく成長して戻ることを願い、津軽石川では毎年「稚魚放流壮行会」を行なっています。第38回を数える今年も4月17日、津軽石ふ化場で採卵、ふ化した体長約6センチほどの稚魚5万匹を、地元の幼児や児童220名が参加して放流しました。4年後に戻る鮭に「またね」「大きくなるんだよ」と稚魚を川に放流した子供たちはかわいかったですね。
又兵衛まつり④


ただ今の二十四節気は「大雪」です。詳しくは12月6日付の「日本の季節・大雪」をご覧ください。次の二十四節気は12月22日の「冬至」です。12月21日頃までにご案内いたします。

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