日本の四季 白露

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フェルメールとレンブラント オランダの2大巨匠展
フェルメール展
9月7日、ひと足早い芸術の秋。
盛岡の市民文化ホールで開催されていた「フェルメールとレンブラント  オランダの2大巨匠展」。17世紀初頭、オランダ黄金時代に画家として数々の傑作を生み出した絵画の2大巨匠に魅了されてきました。
左手前に写っているフェルメールブームを支えた「真珠の耳飾りの少女」。最も有名な作品のひとつで、北欧のモナリザと称される傑作なんだそうです。別名、青いターバンの娘とも呼ばれているようですが、少女の振り向きざまの一瞬を捉えたかのような構図にはハッとし、釘付けになってしまいます。
秀逸な絵画を鑑賞することは、見る者に極めて強烈な印象を与え心豊かに導いてくれます。
リ・クリエイトによって原画から鮮明に蘇った作品ですが、会場内での撮影が条件付きでOKなのも最近の展示会の傾向ですかね。平日だったこともありゆっくり撮影鑑賞できました。
(平成29年9月15日:追記)



早稲田大応援部夏合宿の練習成果を公開
早稲田応援部
8月29日から10日間の予定で宮古市の「グリーンピア三陸みやこ」多目的ホールで行われていた早稲田大学応援部の夏合宿。その途中成果を9月3日、総合体育館アリーナにおいて市民に披露しました。合宿に参加した学生はリーダー、吹奏楽団、チアリーダーズ合わせて180人。今秋から始まる六大学野球リーグ戦を想定し、迫力ある応援を繰り広げてくれました。
大学の応援というと濃い髭に高下駄履いた袴姿の応援団長が汗を流しながら声を張り上げて応援するイメージしかありませんでしたが、この日の応援発表会はそんなイメージを一掃してくれるような迫力でした。
何が違うかって、華やかなチアリーダーズのダンスが目を引きました。スタンツという組体操を取り入れたアクロバット的なダンス。若さ溢れるキビキビしたラインダンスにも圧倒されてしまいました。大学の応援ってここまで進化してきてるんですね。私の認識が遅れているんでしょうかね。
宮古での応援合宿は初めてで、その発表会は1時間半でしたが、見ていて全く飽きませんでした。今秋の東京六大学野球。早稲田を応援しなくちゃ(笑)。
(平成29年9月10日:追記)



原木を伐採する職人さんの哀感ある木挽唄
南部木挽唄
先日9月3日、道の駅やまびこ館野外ステージで行われた「第17回南部木挽唄全国大会」。
木挽き(こびき)とは大鋸(おおが)という大きなノコギリで丸太を材木にする仕事です。木挽き職人さんは室町時代からいたといわれ、太い原木から柱、板、棟木、化粧材と、ありとあらゆる材木を大鋸一丁で取っていたそうです。大鋸が伝えられてからは、日本の製材技術が大きく進歩していったのだそうです。
鋸で切った時出る切り屑を「おがくず」というのはここから来たのだそうです、なるほど。
「南部木挽唄」は昭和初期に活躍した渡り木挽きといわれる職人が、木の伐採などの時歌っていたもので、哀感あふれた唄です。
雨の日は笠をかぶり、半てんの上に蓑を着る木挽き職人さん。多分このユニフォーム姿(?)は自前のものだと思います。会場を練り歩くだけではなく、大会にも出場し自慢の歌声を披露してました。腰から下げた番号、参加番号です。この格好で唄われると妙に哀感が湧きますね。第12回全国大会優勝小田代直子さんの南部木挽唄です。
(平成29年9月5日:記載)



二十四節気DSC_0960
二十四節気全体の概要はこちらからご覧いただけます。



第十五節気 白露 はくろ           9月7日~9月22日

秋が本格的に到来し草花に朝露がつくようになる白露。太陽が離れ、空もだんだんと高くなると、朝夕少し涼しくなり、草木の葉に白い露が宿るようになります。まだ気温の高い日がありながらも、秋草の花が咲き、ゆっくりと秋が近づいたことを感じはじめます。草むらでは虫の音が涼しさを一層濃くしてきます。

晴れて風のない朝方、草花に透明な宝石のような露が結び、白く涼しく見えます。「露が降りたときには晴れる」といわれている「白露」、季節の風情を感じさせる美しい言葉です。
「初秋」から「中秋(仲秋)」へ。「新涼(しんりょう)」や「初涼(しょりょう)」などの「涼」から中秋(仲秋)には、「冷ややか」、「秋冷(しゅうれい)」など、「冷」の漢字に移行しはじめます。
台風が夏の暑さを持ち去り、ゆっくりと秋が近づいてきたことを感じます。

澄み渡った天空には十五夜、そして十三夜。秋の空に浮かぶ美しい月を観賞し、愛でることができます。
9月15日は中秋の名月。月の出がおよそ50分ずつ遅くなるこれ以降も16日目を十六夜(いざよい)、十七夜目の立待月(たちまちづき)、十八夜目の居待月(いまちづき)、十九夜目の寝待月(ねまちづき)、二十夜目の更待月(ふけまちづき)などと、昔の粋人は風情ある言葉遊びを楽しんでいました。



※次の二十四節気は9月23日の「秋分」です。9月20日頃更新を予定しております。




七十二候IMG_2125
七十二候全体の概要はこちらからご覧いただけます。



第四十三候 草露白 くさのつゆしろし          9月7日~9月11日

草の露が寒さで白っぽく見える白露(はくろ)を迎えます。草花の上に降りた朝露が、白く涼しく見える頃。
早朝、外を歩くと木々の葉や草花などに小さな露が付いている様子が見られます。季節の変わり目など、残暑が残る日中と涼しい朝晩の寒暖差があると、空気中の水蒸気が冷やされてできる現象です。
「露が降りると晴れ」という言葉があり、朝霧は1日の天気を伝えてくれます。
「露」は秋の季語で、「露の秋」「露時雨(つゆしぐれ)」「露寒(つゆさむ)」「露霜(つゆじも)」など、「露」という言葉を使って季節を表現しております。


第四十四候 鶺鴒鳴 せきれいなく            9月12日~9月16日

黒と白の体毛に覆われ、細長い足でちょこちょこと愛らしく歩く野鳥、鶺鴒が鳴き始める頃です。鶺鴒は水辺に多く生息し、長い尾を愛らしく振ります。その動きから「庭たたき」あるいは「石たたき」などの異名があります。縄張り意識が強く、羽色は白黒を主とし、種によっては頭部や下面が黄色いものもあり、それぞれセグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイなどと呼ばれています。
日本神話では伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)に子どもの作り方を教えたとされ、「恋教え鳥」「恋知り鳥」とも呼ばれております。


第四十五候 玄鳥去 つばめさる           9月17日~9月22日

春先にやってきたツバメが、この頃から暖かい南の地域へと徐々に帰って行きます。ツバメは昔から季節の移ろいを知らせてくれる鳥として人々に親しまれてきました。夏に子育てをしていたツバメを見なくなったら、秋が深くなってきた証拠です。
猛暑の夏に思いを馳せながら、やがて訪れる豪奢な錦秋が来る前の、何かしら侘しく寂しいものがついて回る時季でもあります。
「落日の なかを燕の 帰るかな」 蕪村もその句に心境をしたためています。



下の<続きを読む>をクリックすると、秋分前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。ご関心のある方はごゆっくりご覧ください。
季節の彩りIMG_1131
四季の彩りを添えてまいります。



五節句 重陽 ちょうよう                  9月9日

20160905重陽の節句五節句「人日(じんじつ)(1月7日)・上巳(じようし)(3月3日)・端午(たんご)(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)」の一つ。旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれます。節句の名には春の桃、初夏の菖蒲、そして秋の菊と季節を代表する花が配されており、重陽の節句も中国から伝わってきました。
中国の思想、陰陽思想では、奇数が陽の数といわれ、一番大きな数字の9が重なる日を大変めでたい日とされ、「重陽」と呼んでいました。日本には平安時代初期に伝わり、宮中行事として貴族の間で「観菊の宴」を開き、菊酒を飲んだり詩歌を読むなどして、長寿を祈ったといわれています。
菊酒とは菊の花びらを浸したお酒のことで、その芳香と菊の花の高貴な気品によって邪気をはらい、寿命を延ばすと考えられていました。また、早朝に菊花にたまった朝露を飲んだり、8日の夜に菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭いて長寿を祈っていたそうです。
詳しくは過去記事「菊酒で月を愛でる重陽の節句」をご覧ください。


国民の祝日 敬老の日 けいろうのひ          9月18日

20160905敬老の日この時期、お年寄りを敬愛し、長寿を祝う日として親しまれているのが、9月の第三月曜日、今年は9月18日が「敬老の日」です。
その始まりは、兵庫県が1947年(昭和22年)に提唱した「としよりの日」といわれています。「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」と、農閑期にあたり気候も良い9月15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開きました。これが、後に全国に広がり、1966年(昭和41年)に国民の祝日「敬老の日」と制定されたのです。日本以外の諸外国にはない記念日です。2001年の祝日法改正によるハッピーマンデー制度の適用によって、翌々年からは9月第3月曜日となったのです。
ちなみに敬老の日は65歳以上の高齢者をお祝いすることになっております。
詳しくは過去記事「敬老の日、シニアは大切に」をご覧ください。


雑節 二百二十日 にひゃくはつか           9月11日

20160905二百二十日立春から数えて220日目の雑節二百二十日。この時季は稲が開花、結実する大事なときです。二百十日と共に台風が相次いで襲来する特異日とされ、農作物が被害を受けてしまうことがよくあります。閏年なら9月10日が二百二十日で、厄日とか荒れ日などといわれています。
出先で暴風雨に出遭ったら、うかつな移動は禁物。屋外では、割れたガラスや破れた傘などでケガをすることもありますので、付近のビルなどの屋内に避難します。自動車の運転も控えます。路面にできた水溜まりで排水溝が見えなくなり、脱輪することもあります。河川から離れた安全な場所に停止させます。マンション内では浸水により地下の電気室や機械室の機能が停止することもあります。停電により電灯はじめエレベーターや給水ポンプが止まり、水道も使えなくなります。地下駐車場の場合、浸水する前に車を移動させておくと安心です。戸建住宅の浸水も深刻です。付近の道路が冠水したときは自治体配布の土嚢で浸水を防ぐこともできます。
詳しくは過去記事「草花に透明な露を結ぶ白露」をご覧ください。


十五夜 じゅうごや                     10月4日

20160905十五夜夜空の天体ショーはその美しさを映し出してくれます。10月4日は旧暦8月15日に当たる、いわゆる中秋の名月です。日が暮れるに従って東の空にまんまるな中秋の名月が昇ってきます。
月見にかかせないのが秋の七草のひとつ、ススキ。穂が動物の尾に似ていることから「尾花(おばな)」ともよばれています。堤防や草地によく見られ、草丈は2m程になります。十五夜にお団子と共にお月さんに供えます。
名月を観賞する慣習は、9世紀末から10世紀初頭にかけて中国より伝来した行事と考えられていますが、日本では平安朝以降、宮中や貴族社会で観月の宴が盛んに催されていました。この時期の月は望月(満月)であり、月の出、地平線からの高さなどがほどよく夜空にかかるところにあったところから、雲に遮られない限りは観月に適した季節でした。一般庶民に広まったのは近世になってからです。
詳しくは過去記事「秋の夜空を彩る十五夜と十三夜」をご覧ください。

十三夜 じゅうさんや                  11月1日

20160905十三夜中国から伝わった十五夜以前より、十三夜の月見は日本独特の風習でした。一説には宇多法皇が九月十三夜の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代(西暦919年)に開かれた観月の宴が風習化したものとも言われています。その年収穫した栗や豆を供えるところから別名「栗名月」「豆名月」といわれています。
十五夜はあまりすっきりしない夜が多いのに対し、十三夜の夜は晴れの日が多く「十三夜に曇り無し」ともいわれていました。江戸時代の遊里では、十五夜に次いで美しい月でもあり、どちらか一方しか観ないことを「片見月」と呼び、遊女らには嫌われていたそうです。2度目も確実に来てもらうため、十五夜の来客に声がけする誘い水だったようです。
詳しくは過去記事「遊女の誘い水だった! 十三夜」をご覧ください。


 くり

20160905栗9月と共に忍び寄る秋の味覚。あの「栗」の優しい甘さが、食欲の秋を加速させます。たわわに実った栗のイガは、熟すとともに足元に落ちてきます。むいたイガから顔を出すふっくらとした茶色の栗の実。
持ち帰って沸騰したお湯に栗を入れ、「ゆで栗」にするもよし、その場でアルミホイールに包み、焼き栗にして食べるもよし。香ばしい匂いが食欲を駆り立てます。
栗名月とも言われる十三夜には、栗ご飯や栗おこわを作って名月に供え、田畑の収穫を祝いました。作り方は米を焚く時、栗と酒と塩を入れるだけと簡単ですが、鬼皮と渋皮を剥いていくので手間がかかったようです。しみじみと秋を感じられる料理だったのでしょう。
詳しくは過去記事「秋の味覚が漂う処暑」をご覧ください。


松茸 まつたけ

20160905松茸ある調査によると秋を感じる「味覚」のベスト3は栗、さんま、松茸なんだそうです。みずみずしさがいっぱい詰まった新米、香りが香ばしい松茸、脂ののったサンマ。どれもこれも今が旬です。秋の味覚に誘われて、ご飯もどんどん進みそうです。
その松茸、中でも特に丹波の松茸は最高の評価を得ています。松茸の生育は自然任せです。山の環境と朝夕の温度の設定が、松茸の好みとぴったりになった時に地上に出てきます。たっぷりの雨と秋の涼しさが育ててくれます。落ち葉に敷き詰められた地面にニョキニョキと芽を出す松茸を見つける松茸狩りは楽しいもの。
秋の訪れが早く、秋雨が続いた年は豊作になるそうです。
詳しくは過去記事「栗、サンマ、松茸、秋の味覚ベスト3」をご覧ください。
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