• 2016
  • 11/10
  • Thu

古代の文化にふれ合った文化の日

161110崎山貝塚縄文の森公園

日本の文化を知ろう、宮古の歴史を知ろう、ということで、文化の日の11月3日、崎山貝塚縄文の森公園で開かれた「第17回崎山貝塚縄文まつり」に行ってきました。
貝塚の発掘調査は全国各地でも行われておりますが、ここ宮古でも大正13年(1924)から調査が行われており、平成8年7月16日に国の史跡「崎山貝塚」として指定されました。
海抜120m、海岸から1.5kmの崎山貝塚では縄文時代の前期のはじめから後期の前半(約6000~3500年前)にかけて、およそ2500年間にもわたって暮らしていたものと推測されているようです。
遺跡を保護、保存するための公園として整備し、貝塚の拠点となる「崎山貝塚縄文の森ミュージアム」は今年7月16日にオープンしました。オープンの模様は⇒「縄文の都!!崎山貝塚」

161110虹
恒例となっている崎山貝塚縄文まつりは新装なった縄文の森ミュージアムをベースに、広大な中央広場を利用し、縄文時代の文化を体験することができました。
開始前まで降っていた雨も上がり、祭り会場には見事な虹の橋が架けられました。まさに縄文時代と現代を結んでいるようです。自然の憎い演出ですね(笑)。

161110弓矢体験
中央広場の最奥では縄文人の狩猟を再現したハンティング大会。
5~6メートル先の動物の的を狙って矢を打つのですが、小さい子供にはそこまで届きません。弓を引く腕力もまだ備わってないのか、狙いも定められません。前に飛ばすどころか無情にも矢はその場にポトリ。
それでも初体験の子供たちは嬉しそうです。

161110魚下ろし体験
会場では鮭の下ろし体験もありました。
生鮭を石器で捌いていきます。参加した女の子は慣れた手つきで手際よく捌いていました。刺身包丁とは違いますから勝手が違うでしょうに。私にはとてもできません。身がボロボロになってしまいそう。
この子は刺身料理を何度か経験しているのでしょうかね。余裕の包丁捌き、いや石器捌きでした。お見事!

161110どんぐり団子
縄文時代の主食だったどんぐり。地元お母さんたちによる手作り「どんぐり団子」の試食会です。
いわば現代ならではのスィーツですが、これがなかなか大変。灰汁抜きをしたり、茹でたり乾燥させたり、「食べるまでは結構大変なんですよ」とどんぐり団子を作ってくれたお母さん。
見た目はクッキーながら、調味料で味付けしたどんぐり団子は美味しそう。でも2個目は手を出さないかも(笑)。

161110崎山貝塚狩猟
縄文時代の食料は川魚や浜辺の魚貝類だけではありません。ミュージアムの中にはイルカの漁をしている人形が展示されていました。屈強な男性たちは山で動物を狩猟したり、大木を切り抜いた舟を漕いで、海で漁をしていたようです。
火起こしイベントも同時開催していたくらいですから、火はこの頃からすでに使用されていたのでしょう。焼き魚や焼肉も食べていたのでしょうか。煮付けもお茶も……。だとしたらちょっと贅沢な縄文グルメですね。

縄文文化とのふれ合いで得た、日本の草創期を垣間見ることができた文化の日でした。



下の<続きを読む>をクリックすると、二十四節気の「立冬」及び七十二候の第五十五候から第五十七候までと立冬前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。
ご興味のある方はごゆっくりご覧ください。




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二十四節気
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第十九節気 立冬 りっとう              11月7日~21日

11月7日から立春の前日までが暦の上での冬。まだ紅葉の色彩に酔いしれている地域もありますが、日も短くなり、寒い地方ほど木立ちの冬枯れが目立ち始めました。
北海道では初雪があり、岩手山でも10月7日初冠雪が観測されています。平地はまだそれほど寒いわけでもなく、冬という実感がまだわかないかもしれません。
しかし、秋分の頃に比べると、日の出は約40分遅く、日の入りは1時間近く早くなっています。太陽の光が弱まり、昼が短くなったことを感じるようになってきました。登山される方はいつもより早め早めの下山を心掛けてください。

日本で最も早く初雪が観測される富士山の平年値は9月14日です。
1964年(昭和39年)9月に完成した富士山測候所のレーダードーム。今は無人化されましたが、当時は世界でも最高所に設置された気象レーダーで、最も遠くまでの気象を観測できる最新鋭の施設でした。以降、1999年(平成11年)に気象衛星にその役目を譲って歴史を終えるまで、35年間にわたって日本の気象観測の文字通り最前線であり続けたのです。
富士山頂にレーダー建設計画。それは壮大なプロ ジェクトだったようです。新田次郎さんの「富士山頂」が映画化され、1970年石原裕次郎さん主演で公開されました。
発想から5年の歳月と延べ9000人にも及ぶ人間を巻き込んで実行された映画「富士山頂」は台風観測のための巨大レーダーを建設する様子を描いたもので、その繊細なシナリオは見た人を感動させました。

地元宮古にも明治16年に開設された測候所があります。全国12番目の測候所で、NHK第2放送から発信される気象通報はここからのデータでした。平成19年に無人化されましたが、今でも1日3回の気象通報が宮古測候所から流され続けています。



七十二候IMG
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第五十五候 山茶始開 つばきはじめてひらく   11月7日~11月11日

読みは「つばき」ですが、同じツバキ科の山茶花が咲き始める頃。冬枯れの景色の中で、濃いピンク色の山茶花の花はよりいっそう目立ちながら、綺麗に咲きほこります。
冬の始まりを意味する「冬立つ日」=「立冬」。11月は、春めいた陽気の小春日和や時雨(しぐれ)を繰り返しながら、本格的な冬へと向かっていく時期でもあります。初冬の殺風景な景色の中で、淡紅、紅、白など鮮やかな花をつけるのがツバキ科の山茶花(さざんか)。
日本での椿の開花は2月頃ですが、山茶花の開花は秋の別れと同時に冬の始まりを感じさせます。山茶花は一枚一枚バラバラに散るのに対し、椿は首からストーンと落ちます。それが斬首刑をイメージさせるのか、武士には嫌われていたようです。


第五十六候 地始凍 ちはじめてこおる      11月12日~11月16日

冬の冷気のなかで大地が凍り始める頃。夜の冷え込みも厳しくなり始め、空気が張りつめるように冷たくなります。朝は起きるのが辛くなりますが、いざ外に出てみると空気が清らかに感じられます。近年は温暖傾向のため、地が凍るのは少し先となりますが、確実に冬の訪れが感じられます。
朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。舗装道路ばかりの都会ではなかなかお目にかかれませんが、庭先で盛り上がった地面の霜柱を、サクサクと踏みしめて歩くのが楽しみな時期になってきました。「凍上(とうじょう)」や「凍(し)み上り」と呼ばれるこの現象は、時には鉄道のレールや建物を持ち上げてしまうほどの力持ちでもあります。



第五十七候 金盞香 きんせんかさく        11月17日~11月21日

水仙の花が咲く頃です。漢字からは、金盞花を連想してしまいますが、七十二候では水仙の花のことを表しています。寒い冬のさなかから咲き始め、凛として他の花とはひと味違った気品を感じさせます。上品な香りと、育てやすさから人気のある花です。
「金盞」は金の盃のことで、水仙の黄色い冠を見立てています。その花の形を例えて「金盞銀台」、つまり黄金の杯と呼ばれた水仙の花のことをいいます。縁起のいい名前であり、冬の寒さの中、背筋を真っ直ぐに伸ばして楚々として咲く凛々しい姿は正月の花としても喜ばれました。冷たい風が吹く野原などで、静かに花を揺らす姿はどこか高貴でもあります。
ヨーロッパでは、女神の嫉妬で花に変えられてしまった好青年という言い伝えもあります。



季節の彩り
四季の彩りを添えてまいります。



国民の祝日 勤労感謝の日 きんろうかんしゃのひ  11月23日     

161105勤労感謝の日11月23日は勤労感謝の日です。昭和23年に国民の祝日に制定されるまでは、天皇が新しく収穫された新殻を食べる儀式、新嘗祭(にいなめさい)でした。今は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう」ということで、一部の職業を除いて全国的にお休みです。
勤労感謝の日の原点でもある新嘗祭は、古くから天皇がその年に収穫された新穀や新酒を天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする天地の神に供え農作物の恵みに感謝し、自らも食す儀式でした。明治以降、新嘗祭は11月23日に定められ国民の祝日となり、そして昭和23年より勤労感謝の日と名を変えたのです。
一般の方は改まって何をするというわけではありません。むしろその年の勤労に感謝し、この日1日ゆっくり身体を労わりましょう。
詳しくは過去記事「気象衛星も小雪の初雪を撮らえられたかな」をご覧ください。


七五三 しちごさん                    11月15日

161105七五三室町時代に始まった「帯解きの儀(おびときのぎ)」が起源。医療が未発達だった昔は子どもの死亡率が高かったため、「7歳までは神の子」といわれ、7歳になって初めて社会の一員として認められたのです。
江戸時代から女子は7歳の帯をつかいはじめる「帯解き」、男子は5歳で初めて袴をつける「袴着」を祝いました。その後3歳の男女も加え、髪をのばしはじめる「髪置き」で成長を祝い、氏神様にお参りしていました。現在の一般家庭ではほとんど省略されています。
もともとは関東地方を中心とした行事でしたが、現在では全国的な年中行事として定着しております。
関西地方では男女とも数え年13歳のお祝いに、子供の多福、開運を祈って「十三参り」が行われます。七五三よりこちらの方が盛んな地域も多く、特に京都嵯峨では4月13日の虚空蔵菩薩へのお参りが有名です
詳しくは過去記事「子供の成長を祈願した七五三」をご覧ください。


雪虫 ゆきむし

161105雪虫北国には冬を告げる使者、北海道の「雪虫」と東北、山形の「雪迎え」がおります。
北海道では10月頃、まるで雪が降っているかのようにたくさんの白い小さな虫を見かけることがあります。これが雪虫で、正式にはトドノネオオワタムシというアブラムシの一種です。この雪虫を見かけてから1週間から2週間後に初雪が降るといわれています。
山形で見られる「雪迎え」という現象。これは糸を引いて空を飛ぶクモのことで、晩秋の今ごろ見られます。暖かく穏やかな小春日和の日に飛んだ後に決まって雪が降るので、雪迎えと呼ばれているそうです。
このように北国には雪が降る時期を知らせてくれる虫の使者がおり、この使者を見ると人々は冬支度を始めるそうです。
詳しくは過去記事「空気が乾燥し始める立冬」をご覧ください。 


ボジョレー・ヌーボー      毎年11月第3木曜日解禁

161105ボジョレー11月になるとボジョレー・ヌーボーが解禁になります。時差の関係で日本ではいち早く店頭に並びます。ワイン好きの方には待ち遠しい解禁日。毎年11月第3木曜日で、今年は11月17日となります。
ボジョレー・ヌーボーはフランスのボジョレー地方で生産される「ボジョレー・ヴィラージュ」という赤ワインのヌーボー(試飲新酒)です。したがって、ボジョレーの通常の赤ワインとは異なります。
このヌーボーはそもそも当地の農民が収穫を祝ったのが始まりとされています。ヌーボーがよく売れるということで解禁日が設けられ、世界各国に出回るようになったのです。
決して高価なワインというわけでもなく、ワインの味とともに季節感を味わうお祭り的な要素もあるようです。口当たりのいい軽めの赤ワインということで、仲間同士で解禁パーティを開いてる方もおられるようです。
詳しくは過去記事「冬枯れの景色が目立つ立冬」をご覧ください。l


酉の市 とりのいち             11月11日、23日

161105大熊手浅草の鷲(おおとり)神社の社伝によると、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征討の際、社に立ち寄り戦勝を祈願し、志を遂げての帰途、社前の松に武具の「熊手」をかけて勝ち戦を祝い、そのお礼参りをした日が11月の酉の日であったというのが酉の市の原点です。
平成28年の酉は、一の酉が11月11日(金)、二の酉が23日(水)です。今年は二の酉までですが、「三の酉」まである年は火事が多いという俗説があります。三の酉は、およそ一年おきにあります。
福をかき込むと言われる熊手。商売繁盛、家内安全などのご利益があり、縁起物です。今年もお近くの酉の市で熊手をゲットしてみましょう。
西日本では酉の市より1月10日の十日えびすが馴染み深いようです。
詳しくは過去記事「お酉さんおもしろ雑学」をご覧ください。


インフルエンザ

161105インフルエンザこれからは空気が乾燥してくる季節。そこで勢力を増してくるのがインフルエンザなどの流行性感冒です。
ウイルスは抵抗力の弱い子供や高齢者に感染するケースが多く、その経路には、①菌を含む食品を飲食することで感染する接触感染(経口感染含む) ②飛沫が咳やくしゃみ、会話などで菌が飛散し、それが鼻や口の粘膜などに接触して感染する飛沫感染 ③空気中に浮遊した菌を吸い込むことで感染する空気感染の3つのルートがあります。
なかでも感染経路は①と②が多く、3月頃まで流行が続きます。予防には流行前のワクチンの接種と共に、帰宅したら流水、石けんによる手洗いや消毒液で手指の消毒をすることも有効です。特に高齢者や妊婦さんは外出時にはマスクの着用を。空気の乾燥しやすい室内では加湿器などを使うことも感冒予防に効果的です。
詳しくは過去記事「冬の入り口にはインフルも進入」をご覧ください。


いい夫婦の日                     11月22日

161105いい夫婦の日11月22日は「いい夫婦の日」。夫婦でお互いを見つめ合い、絆をさらに深める日です。
その昔、ヨーロッパでは男性が結婚を申し込む時、感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠の花ことばを持つ12本の薔薇を愛の言葉とともに愛する女性に贈ったそうです。女性は愛を受け入れた証として、その中の1輪を男性の胸に挿して応えました。これが「ダズンローズ」というロマンチックな風習だったようです。
日本では、ダズンローズにちなんで11月22日を「いい夫婦の日」に制定しました。
この日は理想の有名人夫婦を選ぶ「パートナー・オブ・ザ・イヤー」や「いい夫婦・川柳コンテスト」などが開かれ、いい夫婦の日を盛り上げてくれます。
詳しくは過去記事「師走を前に気忙しい11月」をご覧ください。
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テーマ:岩手県
ジャンル:地域情報

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