一本桜で今年の花見を終演

20160509亀ケ森一本桜

牛の放牧地に花開くおらほの田舎町、宮古市田代(たしろ)の亀ケ森一本桜。清々しい高原で自分を誇示するように咲き誇るオオヤマザクラは標高800メートルの牧野にあり、高さ約6メートル、幹回り約3.5メートル。
その巨体を装う桃色の花は1年に1度だけ晴れのステージを盛り上げてくれます。今年は写真のように右枝の一部が折れ、開花が危ぶまれていました。折れた形跡は見られませんでしたが、強風で折れたのか、雪の重みで折れたのかは分かりません。生命力の強い桜の枝は、地面を這いながらも力強く、鮮やかな花を咲かせてくれました。
おらほの田舎、今年最後の花見になるのでしょうか。駐車場のない亀ケ森一帯には、一目見ようと狭い路上に車の駐車が後を絶ちません。
散るのを待ち受けるかのように緑の牧草地には肉牛の放牧が始まります。

さてさて自然界の花が主張を終えた後は世界にスポーツの花が煌いてきました。プロ野球やバドミントンの賭博行為摘発で揺れる日本のスポーツ界ながら、暗澹たる中で力強い花を咲かせているのが、テニス。
錦織圭選手の活躍は暗い話題の中で一筋の光を灯してくれます。

先日はマドリード・オープンで優勝した世界ランク1位のジョコビッチ選手に準決勝で敗退しましたが、4度のマッチポイントをしのぎタイブレイクに持ち込むなど粘りを見せてくれました。
勝てませんでしたが、それでも「チャンスはあった。本当に細かいところの差まではきた」と手応えを感じているようです。王者も「ラリーに苦しめられた。接戦だった」と力を認めているように実力の差はなくなってきているのでしょう。
「ケイのサーブはベストじゃなかったね。昨晩の試合が遅かったから疲れていたのかな」と錦織に気遣いを見せていたジョコ。王者の貫録ですね。

その王者の決勝の対戦相手はイギリスのアンディ・マレー。ジョコビッチはそのマレーのスポーツマンシップを称えていました。審判からタイムバイオレーション(ゲーム遅延)の違反警告を受けたジョコビッチの行為に対し、マレーは「ジョコビッチがサーブを打てなかったのは自分のせいだ」と、審判に必死で主張したんだそうです。

審判の警告通りゲームが続けられていれば、あるいはジョコビッチを破って自分が優勝していたかもしれません。優勝をしたジョコビッチは、自身のツイッターで「アンディ・マレー、今夜は君のスポーツマンシップを見て、本当にうれしく、とても感激した。テニス界には、君のようなアンバサダー(大使)がいてくれてラッキーだ。ありがとう」と、対戦相手のスポーツマンシップを讃えたそうです。

20160509テニス
若手のテニスプレイヤーは今日も練習に汗を流していました。第2のジョコビッチ、錦織圭を目指して頑張れ!

王者の奢りを見せず、対戦相手を称賛する気持ちは素晴らしいですね。錦織選手への気遣いといい、王者のポストに就くと相手を思いやる気持ちが強くなるんでしょうか。爽やかですね。
賭博行為で摘発され、選手生命を絶たれた日本のスポーツ選手は見習うべきですね。





下の<続きを読む>をクリックすると、二十四節気の「立夏」、七十二候の第十九候から第二十一候までと立夏前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。気になる方はどうぞごゆっくりご覧ください。


二十四節気
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第7節 立夏       5月5日~19日

青葉繁れる季節は5月を迎え、二十四節気では5日から19日まで「立夏(りっか)」となります。
気象的には6月からが「夏」ですが、暦の上では一足早く夏を迎え、立秋の前日までを「夏」としています。梅雨を過ぎなければ本格的な夏とはいきませんが、野山には新緑が目立ち、街中を吹く風には夏の気配が感じられてきます。春の長雨も過ぎ去り気候は安定し、過ごしやすい陽気の日が続きます。
青葉、若葉が太陽の光にキラキラと輝く季節。この時季は夏日といえる気温の高い日もありますが、湿度があまり高くなく、爽やかな風が頬をなでる「若夏」という言葉がいかにもふさわしく感じられます。
八十八夜も過ぎた近年では農家も繁忙期を迎え、田植えの終った田んぼのあちこちから蛙の声が聞こえ始めます。蛙の合唱につられてミミズも顔を出し、竹やぶでは気がつくと筍がたちまち背たけを伸ばしています。朝起きて窓を開けると5月の元気いっぱいな空気が辺り一面にみなぎっています。一年の中でもこの時季が一番過ごしやすい季節です。


七十二候IMG
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第十九候 鼃始鳴 かわずはじめてなく        5月5日~9日頃

冬眠から目覚めていた蛙の鳴き声が聞こえ始める頃です。繁殖期、雄は雌を呼ぶために最も大きく鳴くといわれます。水田が多い地方では夏の夜にたくさんの蛙が一斉に鳴きだすなど、季節の風物詩となっています。
「痩せ蛙負けるな一茶これにあり」
長野の山寺に逗留していた小林一茶の句です。
裏庭の小さな池に、産卵のために集まってきたヒキガエルの雌の奪い合いから起こった凄絶な蛙合戦を見たときの句だといわれていますが、その実は病弱の子ども千太郎の命乞いの句でもありました


第二十候 蚯蚓出 みみずいづる         5月10日~14日頃

この頃になるとみみずが活発に動き出し、地面にはい出る姿を見かけるようになります。
グロテスクな姿で下等な動物と思われがちであまり歓迎されませんが、土の中の有機物や微生物を食べ、糞を排泄しながら土中に酸素量を増やし、肥沃な土地にしてくれるなど、極めて大きな役割を果たしてくれる良き生き物でもあります。
目がなく、手足もなく、紐状の動物であるみみずは、「目見えず」から「めめず」になったといわれています。


第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず     5月15日~19日頃

竹の旬と書いて筍。旬は10日ほどの期間と言われております。頭が少し土から出たら堀ごろで、毎日掘っても掘っても、翌日行くと次の筍が生えてきているなど成長が著しい筍です。
現在、日本で食用とされている筍は、孟宗竹の若い茎が中心ですが、孟宗竹が日本に入ってきたのは、17~18世紀の江戸時代。七十二候がまとめられた頃は真竹が中心だったことから、「竹笋」は真竹だったという説もあります。



季節の彩り
四季の彩りを添えてまいります。


母の日  ははのひ           5月第2日曜日

20160504母の日今年は5月8日。その起源は100年ほど前 アメリカ・ウェストヴァージニア州で、アンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するため、 1908年5月10日にフィラデルフィアの教会で赤いカーネーションを配ったのが始まりといわれています。
この風習を1910年、ウェストヴァージニア州の知事が5月第二日曜日を母の日にすると宣言。やがてアメリカ全土に広まりました。ちなみに、日本では明治の末期頃に教会で祝われました。昭和に入り3月6日を母の日としていました。一般に広く知れ渡ったのは昭和12年、森永製菓が告知を始めたことがきっかけだったとも言われています。現在では母に赤いカーネーションを贈るのが一般的。カーネーションが母の日に選ばれたのは、母への愛という象徴だったからで、十字架に架けられたキリストに聖母マリが涙した後に咲いた花だといわれています。
詳しくは過去記事<母の日おもしろ雑学>をご覧ください。


柏餅と粽  かしわもちとちまき

20160504柏餅粽悪魔をかたどってある粽。悪魔幸福の心をもってねじ切るのだとか、蛇に似せて作ったものだとかいろいろな説があります。その粽、関西地方では粽といわれ、関東地方では柏餅として親しまれているようです。
粽は平安時代の宮中で、米を菰(こも)や菖蒲の葉で包み,蒸していましたが,現在では笹の葉で,羊羹や外郎(ういろう)、葛などを巻き、様々な粽が作られています。
これに対し、江戸時代に作られた柏餅。柏の葉は新芽が出るまで落ちないため,家系が絶えないという縁起が好まれ,武家を中心に節句菓子として広まったといわれています。その後、柏餅を近所や親戚などに配る風習が出来上がったようです。
詳しくは過去記事<鯉の滝のぼりに彩りを添える桜>をご覧ください。


  かつお

20160504鰹たたき「目に青葉 山ほととぎす 初がつお」という山口素堂の俳句があります。落葉した枝に芽吹いてくる青葉、春の鶯から変わるほととぎす。視覚聴覚で楽しむ季節に加え、初がつおで味覚の初夏を詠んだすぐれた俳句です。
今でこそ誰でも美味を満喫できる初がつおですが、当時の江戸で初がつおは庶民には見ることも、口にすることも出来なかったのでしょう。
素堂の没後100年の文化9(1812)年に、魚河岸に入った17本の鰹のうち、6本が将軍家へ献上され、残りを高級料理屋が引き取り、そのうち一本を三代目中村歌右衛門が3両で買ったという記録が残っているそうです。1両は現在の30万円ぐらいと考えられていますから当時は高嶺の花だったのでしょう。
芭蕉と親交のあった素堂は、初がつおを食べたいという強い願望を俳句に詠んだのかもしれません。
詳しくは過去記事<目に青葉 山ほととぎす 初がつお>をご覧ください。


  たけのこ

20160504たけのこ一般的に食用とする筍は「孟宗竹(もうそうちく)」という品種です。新鮮なものは生で食べられますが、収穫から時間が経ったものはアク抜きが必要になります。筍はタンパク質に富み、カリウムや食物繊維の他、ビタミンB1やビタミンCなども含みます。繊維はコマツナやキャベツと同じ程度含まれているところから、動脈硬化やがん予防の効果も期待できそうです。
民話の中に、京都地方に伝わる「竹取物語」があります。光り輝く竹から生まれた女の子がかぐや姫となって天に戻って行く童話。.最近の竹取物語には孟宗竹と思われるイラストが描かれていますが、時代背景に照合してみると孟宗竹ではなく、正しくは真竹ではないかと推測されます。
詳しくは過去記事<風情を醸す茅葺屋根と筍>をご覧ください。


若竹煮  わかたけに

20160504若竹煮桜前線が北上した後にはこの時季の旬、筍が芽を出し始めます。筍とわかめを合わせた「若竹煮」は、いかにも春といったレシピ。山の幸が筍なら、海の幸はわかめがこの時季の旬です。
わかめは冬が成長期で、冷たい海水の中で育ちます。岩にとりついて芽吹くのは秋。深さ数メートルの海の底でどんどん成長し、ひと冬で1~2mまで伸びます。春になればわかめは収穫の季節。街のスーパーなどには生のわかめが出回ります。水温が高くなる初夏になると、たくさんの胞子を出して枯れていきます。
乾燥わかめは一年中出回っていますが、生わかめはその柔らかさとシコシコした歯触りが格別です。舌を惑わす微妙な塩味は食欲を高めてくれます。透けるような緑色をした新生わかめはこの時季にしか味わえません。
詳しくは過去記事<春まだ浅く 雷鳴轟く「雷乃発声」>をご覧ください。


あさり

20160504あさり5月の連休あたりになると、海岸一帯では潮干狩りが始まり、春の風物詩として知られております。ハマグリ、バカガイ、マテガイなどがありますが、日本では代表的なのが、あさりです。
「あさり貝(求食貝)」や「浅い水に棲む貝」という意味があります。あさりの「さり」は「砂利」の同語で、砂中にいる貝ともいわれています。潮干狩りの獲物となっているあさりは、浅海に棲む、貝や魚を獲る「あさる(漁る)」という言葉から生じたともいわれています。
あさりは石器時代の貝塚からも発見されており、日本人とはなじみが深いです。生産量も貝の中で一番多く、旨みのもととなるグリコーゲンが増加する産卵直前の春が旬であります。
詳しくは過去記事<これからが旬!! あさりの潮干狩り>をご覧ください。


水芭蕉  みずばしょう

20160504水芭蕉残雪の湿原に咲く水芭蕉は、岩手県岩泉町の櫃取(ひっとり)湿原でも見ることができます。
まだ芽も吹きださない枯れ枝が目立つ標高1000m、35haの櫃取湿原には、残雪が消える頃湿原の女王と呼ばれる水芭蕉が花開き、純白に彩られ、幻想的な春の訪れを告げてくれます。
全国に数ある湿原ですが、その幽玄な自然を漂わせる小さな櫃取湿原は、日本最大の釧路湿原や本州最大の尾瀬沼とは比較もできない規模です。地元にもあまり知られていないながらも、5月の短角牛放牧を前に悠然と白い葉の仏炎苞を着飾った水芭蕉の群生が咲き誇ります。
詳しくは過去記事<湿原に咲く水芭蕉の魅惑>をご覧ください。


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リニューアルオープンした昨年、
桜を前景にぼかして姫路城を撮影、霧雨の吉野桜も撮影してきました
今年は奈良県の又兵衛桜を撮影できました

神戸市の北の端、八重桜が咲き誇る場所があり
昨年はいくつも摘んで桜湯にしました

今年は新名神高速道路工事現場の事故で大きく迂回せねばならず
行ける日を模索しているうちに
八重桜が終わってしまっていました

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Re: FREUDEさんへ☆彡

あらゆる方面に桜を撮りにお出かけになられているようですね。
姫路城と桜は合いそうです。きれいになったお城が引き立ちますよね。この時季でなければ撮れないシチュエーションです。さらにまた桜の花を摘んでの桜湯、風情がありますね。
新名神高速道路の事故というと、あの橋桁落下の事故ですか。あれは悲惨でしたね。あれだけ交通量のある一般道に落下して被害は最小限に食い止められたようで幸いでした。事故の後遺症が残ってるんでしょうね。

来年もまた桜巡りを楽しみに全国を巡ってみてください。
  • |2016.05.10(Tue)
  • |matsuyama
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こんばんは!
一本桜になぜか魅了されてしまいます。
亀ケ森の一本桜は初めて知りましたが
いつか撮りに行ってみたいですね~!

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Re: fourdoor0810さんへ☆彡

こんにちは。亀ケ森の一本桜、あまり知られてないですよね。
JAが運営する牧草地で観光が目的でないので、トイレや駐車場が備ってません。
コースにも案内板が少なく、始めて行ったときは目的地まで不安でした。
着いてみると爽やかな高原ですので、360度大パノラマで周囲の山々が見渡せます。
一本桜を見に来られる方々は地元が中心で、たまに盛岡方面からの見学者もいるようです。
桜が散る頃になると放牧が始まり、出入り禁止となり、遠目から見るようになるようです。
放牧の頃再度行ってみたいです。そちらからだと東北道盛岡経由か、R340の岩泉経由が早いのかな。
舗装はされてますけど、山道は狭くカーブの連続です。お気を付けて。
  • |2016.05.13(Fri)
  • |matsuyama
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No title

おはようございます
素晴らしい一本桜ですね。枝が折れても花を咲かせる、けなげなものです。ずっとずっとこの先ずっと素敵な花を咲かせてほしいものですね。

スポーツ選手の賭博行為、出るわ出るわで本当にがっかりしました、謝罪?の記者会見でもなんだか真摯さがないような人もいて。
しかし我々の希望の星w、錦織圭さんには頑張ってほしいです。そしてジョコビッチとマレーのお話し。胸の奥が温かくなるいいお話ですね^^。
  • |2016.05.14(Sat)
  • |見張り員
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Re: 見張り員さんへ☆彡

こんにちは。
周辺には何もないですから、特に目立ちますね。
ほとんどの資料では樹齢は不明となっておりますが、一部では300年とも言われております。
真実は何年か分かりませんが、太さから見るとそれくらいはありそうです。
400年も500年も咲き続けてほしいですね。
昨今スポーツ界の生活規範が乱れて来ているように思いますね。
勝って兜の緒を締めよ、と昔から言い続けられてきましたが、これが日本人の精神だと思いますよ。特に勝負に大切な精神力はスポーツマンに欠かせないですよね。目の前の甘さを断ち切ってほしいものです。

  • |2016.05.15(Sun)
  • |matsuyama
  • |URL
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