• 2016
  • 03/19
  • Sat

全てが美味しくなる!春分

160319お彼岸

暑さ寒さも彼岸まで。
太陽が真東から昇り真西に沈む、春分の日。
春の彼岸は春分を中日に前後3日間、今年は入りが17日、明けが23日です。
お墓参りは今がラッシュ。線香、水桶を携えご家族揃って墓前に手を合わせ供養します。
見守るように桜も花開き、日増しに過ごしやすくなった春の陽気。
遠くからひばりの鳴き声が響き、タンポポや水仙が色を添えてくれます。
まだまだ蕾ながら緑が甦り始めた北国でも、桜色の大地を待ち焦がれています。
3月20日は二十四節気の「春分」です。



二十四節気
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第四節気  春分 しゅんぶん      3月20日~4月3日

国民の祝日でもある「春分の日」「秋分の日」。祝日法の趣旨には、春分の日は「自然を称え、生物を慈しむ日」秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」とうたわれております。
昼と夜の時間がほぼ同じといわれていますが、実際は「日の出」「日の入り」の天文学的定義から見れば昼の長さが数分長くなっております。緯度にもよりますが、その差は東京で16~18分ほど。ちなみに、昼夜の長さが本当に同じになる日は、春分、秋分の日ともそれぞれ4日ほど冬至側にずれた日となります。
春分の日は厳しかった冬と別れ、冬眠していた動物や早いところでは桜の花も開花してくる頃。人の生活にも新しい希望と活力がもたらされるこの時期、昔の人にとっては「自然に感謝し春を祝福する日」でもありました。
春分の日前後3日を合わせた7日間を彼岸といい、仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。彼岸は西に、此岸は東にあるとされ、太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなるという考えから、お彼岸にお墓参りをして先祖を供養するようになりました。




七十二候IMG
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第十候  雀始巣すずめはじめてすくう     3月20日~3月24日頃

雀は農作物を荒らすこともありますが、田畑や人家のそばに棲息している野鳥です。春の空の下、飛び回る姿は暖かな日差しを無邪気に喜んでいるようでもあります。
「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」と、雀には昔から愛らしい句が詠まれております。寒中の雀は、「ふくら雀」といわれ、電線に止まっている冬の雀は、寒気のため全身の羽毛をふくらませます。
その雀がこの半世紀で9割も激減したそうです。いろいろ原因は究明されているようですが、自然界を生き抜いていくのも大変です。
3月も下旬頃になると雨と晴れの日が繰り返され、天候が不順になります。時には真冬の寒さになることもあり、寒の戻りが見られることもあります。花冷えになりますので、夜桜は厚手の衣類をご用意しお楽しみください。

第十一候  桜始開さくらはじめてひらく   3月25日~3月29日頃

桜前線が北上し、古来より多くの人々に愛でられてきた桜の花が開き始める頃。新しい季節に期待する人々の気持ちは高まります。うららかな春の陽気に誘われ、日本中が待ち焦がれていた季節の到来です。平安時代からこちら、「花」といえば桜を表しました。
「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし」(在原業平)
もしこの世に桜の花がなかったら、咲いたの咲かないのと、こころ騒がせることもなく、のんびりした気持ちでいられたろうに‥‥。在原業平は桜への思いを和歌に託していました。

第十二候  雷乃発声かみなりすなわちこえをはっす  3月30日~4月3日頃

桜の花が開くと寒冷前線の通過などにより、しばらく姿を潜めていた雷が鳴ることが多くなります。気温が下がって雹や雪が降ることもあり、農作物に被害が及ぶ場合がでてきます。この時期には降雪が見られるなど、定まらないお天気に、まだ春が浅いことを感じさせるでしょう。
遠くで雷の音がし、稲光が初めて光る時候、いわゆる「春雷」と呼ばれ、雷鳴が轟くようになります。啓蟄の頃に鳴る雷は「虫出雷(むしだしかみなり)」と呼ばれますが、春分以降の雷は夏の雷雨と違って一つ二つ鳴ったあと止んでしまいます。



下の<続きを読む>をクリックすると春分前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。

季節の彩り
四季の彩りを添えてまいります。



春のお彼岸 はるのおひがん      3月17日~3月23日

160319お墓参り暑さ寒さも彼岸まで、といわれる春の彼岸は17日が彼岸の入り、23日が彼岸明けです。その中日にあたる20日は春分の日。太陽が真西に沈むのに因んで、阿弥陀様の西方浄土に向かって手を合わせ、後生の安楽を願うものです。
お彼岸は他の仏教国にはない日本だけの行事です。そのお彼岸は「日願」でもあり、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったのかもしれません。春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する大切な行事に結びついたのでしょう。
このお彼岸にこそご自身の心のありようを見直すいい機会でもあります。彼岸という仏の世界を知り、自他共に幸せになるためには6つの戒律を修業しなさいと、お釈迦様は示されております
お彼岸は7日間あります。その間の1日、ご家族そろってお墓参りに行きましょう。特にお子さまがおりましたら、一緒にお墓参りすることで、ご先祖さまを敬う気持ちや、人を大切にする気持ちを育てることにもつながります。
詳しくは過去記事<お彼岸は娑婆の此岸を見つめ直すいい機会>をご覧ください。

花まつり はなまつり             4月8日

160319花まつり今から2500年ほど前の4月8日に誕生したお釈迦様を祝う行事。
北インド地方ルンビニーの園で誕生したお釈迦様は、世界3大宗教の1つである仏教の教えを説いた方です。花々が咲き乱れていたルンビニーの園に、突然天から甘露の雨が降り注いだという伝説や、お釈迦様の母であるマーヤ夫人が、夢の中に幸せのシンボルでもある白い象が現れたという、誕生時の言い伝えもあります。
本来、お釈迦様の誕生は、潅仏会、降誕祭として寺院などで祝っていましたが、7世紀頃中国から伝わり、第2次世界大戦後に花まつりとして一般にも広まりました。春の花で飾られた花御堂の中央に誕生仏を安置し、頭上から甘茶を注いでお釈迦様の誕生を祝います。
お釈迦様の像は、生まれてすぐに四方に七歩あゆみ、右手で天を指差し、左手で地を指し、「天井天下唯我独尊」と宣言した姿を現しております。人間性の尊厳を表現し、全ての人々の命は尊いものと説いています。
詳しくは過去記事<花まつりおもしろ雑学>をご覧ください。

入園、入学 にゅうえん、にゅうがく

160319入学式春のもう一つの行事は入園、入学です。街にはピカピカの一年生!が初々しさを見せてくれる頃。子供にとって入園、入学は社会生活に旅立つ第一歩で、環境の変化や初めての集団生活に、不安を感じている半面、希望にあふれていることでしょう。ご両親にとっては成長した子供の晴れ姿を見て感慨ひとしおです。
しかし、高校、大学入学となると喜んでばかりもおられません。親御さんとしては大学卒業までの学費に頭を痛めることでしょう。学費を高校入学から7年間トータルで見ますと気が遠くなる金額です
私立高校大学在学7年間で1人当たり平均1,023.6万円。理系の私立大学に至っては1,140.7万円というデータもあります。これだけかかる教育費を捻出するためご両親は、「教育費以外の支出を削っている」、「奨学金を受けている」、「子どもがアルバイトをする」などで賄っているようです。節約をしているのは、「旅行・レジャー費」、「外食費以外の食費」、「衣類の購入費」で、防衛しているそうです。
詳しくは過去記事<入学に一喜一憂する! 清々しい清明>をご覧ください。

春雷 しゅんらい

160319春雷春分以降の雷を「春雷」と呼び、このころから夏に向かって増えていきます。春雷は夏の雷と違って、一つ二つで鳴りやむことが多く、まるで、春のスタートの合図のようにあたり一面に響きわたります。雷は「春雷」の他、冬の「寒雷」、秋の「秋雷」とともに、四季を通じて発生します。
「地震、雷、火事、親父」などと、雷は昔から怖いものの代表に上げられています。
例えば「付和雷同」。「付和」は自分の意見を持たず、他人の意見に簡単に賛成すること。「雷同」は雷が響くように、他人の意見に同調することです。そして「青天の霹靂」。病床にあった中国の詩人陸游が突然起き上がって、勢いよく筆を走らせた時の様子を表現したもので、病の床にある印象と、ものを書いている勢いの差を雷鳴にたとえております。思い掛けず起こる突発的な出来事を、青く晴れた空に突然雷がなったと表現しています。
詳しくは過去記事<観桜に鳴り響く春雷>をご覧ください。

 さくら

160319桜馬車桜の美しい季節。日本人はその美しさを歌に詠んだり、絵画や文様のモチーフとしても広く親しんできました。「花」と詠めば「桜」を意味するほど、日本語には桜にまつわる美しい風流な言葉がたくさんあります。
満開の桜は花盛り。零れ桜に舞い散る桜吹雪。水面に散った花びらが吹き寄せられ、流れていく花筏(はないかだ)。水面に散った花びらが敷きつめられた花の浮き橋。水辺の桜が水面に映る様を桜影、桜の木の陰を表す桜陰。
さらには花見に着る衣装を花衣(はなごろも)、桜を愛でている人を桜人(さくらびと)、花見に行って疲れてしまう花疲れ(はなづかれ)。夜桜で、あたりがぼんやり明るく見える花あかり。夜桜を見るために焚く篝火を花篝(はなかがり)といいます。変わりやすくすっきり晴れない花曇(はなぐもり)、急に冷え込む花冷え、桜の花にかかる雨を桜雨、花びらを散らしてしまう雨や水に流れていく桜流し、花の上に宿る露は花の露、花から滴り落ちる雫は花の雫と表現します。人の心を魅了する桜は、やがて時が経ち散り残ったものを残花(ざんか)といい、春の名残を感じさせます。なんと風情のある言葉でしょう。
詳しくは過去記事<零れ桜に花筏 風情も満開「桜始開」>をご覧ください。

 すずめ

160319雀の親子この時季に巣を作り始める雀、秋には実った稲のもみ米を食べてしまいますが、春は害虫や雑草の種を食べてくれるなど益獣の役目も果たしてくれます。
その雀、ここ数年で10分の1に激減しているという話題が持ち上がっております。昔は電柱にたくさん止まっていた雀。いま電線を止まり木代わりに占領しているのはカラスです。
「木造住宅の減少で巣作りが困難」「減反による水田面積の現象」「小道や空地の減少で植物の種が減った」等々考えられていますが、原因は明らかになっていないようです。雀の激減傾向は世界的な現象のようですが、今のところ絶滅の心配はないようです。しかし、減り出すと絶滅へと転げ落ちていくそうなので絶滅危惧も考えられます。私たちにとって最も身近な野鳥であり、落ち着きなく飛び回る姿は愛らしくもありました。
詳しくは過去記事<先祖を敬う日本独自のお彼岸>をご覧ください。

飯蛸 いいだこ

160319飯蛸飯蛸は北海道以南の浅海や朝鮮半島西岸・東シナ海に広く分布し、全長は30㎝あまり。卵が飯粒のような形をしていることから「飯(いい)蛸」と呼ばれています。水深5~10mぐらいの浅い泥砂の海底に居つき、小型の蛸壺や、アカニシなどの殻を蛸壺にはち切れんばかりの卵が熟してくる早春が旬です。
「和漢三才図会」に「味は蒸飯の如し、故に飯蛸と名付く」とあり、胴に飯粒のような卵がびっしりと入る事から、この名が付いたといわれています。地方によっては「一口蛸・子持蛸・石蛸」と呼ぶところもあるようです。卵を持った魚を「子持ち」と呼びますが、飯蛸の場合は「いい持ち」と呼ぶそうです。
頭の付け根に包丁で切れ目を入れ、内臓と墨袋を取り出し、丸のまま食べるのが通の食べ方だそうです。飯蛸の煮付けも美味しいですけど、生のまま丸呑みするのも豪快で、これぞ産地ならではの漁師料理です。
詳しくは過去記事<春まだ浅く 雷鳴轟く「雷乃発声」>をご覧ください。


初鰹 はつがつお

170319鰹の刺身春といえば昔から食されてきた初鰹。江戸っ子に「女房、娘を質に置いても食べたい」と言わせたほどの楽しみな季節です。回遊魚を代表する鰹は3~4月、黒潮に乗って北上します。秋に南下する戻り鰹と違って、初鰹は脂が少なくさっぱりとしております。厚切りにしたボリューム満点の鰹に、数々の薬味をたっぷりのせ、タレをつけたたたきはお酒のおつまみに最高です。
歌舞伎に「髪結新三」という、初鰹を売り歩く魚屋が登場する芝居もあるくらい、大衆文化に根付いておりました。初鰹に限らず、初物を食べる時は東を向いて笑いながら食べるという礼儀があるそうです。太陽が昇る方位だとか、高貴な方位だからなど諸説あるようですが、初物いわゆる旬のものをありがたく食べるという気持ちが大切なのでありましょう。旬とは10日間といわれ、その食材を美味しくいただけるのは僅かな時間だけであります。貴重な時間に感謝して食べることを、笑って食べると表現したのかもしれません。
昔から初物を食べると75日、初鰹に関しては750日寿命が伸びるといわれております。昔の人にとって初鰹がどれだけありがたい初物だったかうかがい知れるところです。
詳しくは過去記事<雁からつばめへ、空の主役交代>をご覧ください。


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