寒の入りです

遅まきながら
新年明けましておめでとうございます。
今日が私にとっての新しい年の幕開けでした。

今年の正月はいかがお過ごしでしたか。
巷では暖冬といわれておりましたが、寒さには変わりありません。
雪が降らないだけで、吹く風は身をちぎるように肌を刺します。

それもそのはず6日からは二十四節気の「小寒(しょうかん)」になります。
いよいよもって寒の入りです。1年の中でもこの時季が酷寒といわれるほど、寒い日が約1ヵ月続きます。

黒森神楽④

そんな中、1月3日、国重要無形民俗文化財となっている「黒森神社」に初詣して来ました。
黒森神社では神楽衆により神霊を権現様に移す舞い立ち神事が行なわれました。これは毎年正月になると陸中沿岸の集落を回り、家々の庭先で権現舞を舞って悪魔祓いや火伏の祈祷を行うためのもので、いわば権現様(獅子頭)への入魂式みたいなものでもあります。
約2か月間に亘って北廻り、南廻りと隔年で廻り、今年は久慈までの北廻りの年であります。神楽衆は4日から神楽巡行に旅立ったもようです。

ここからは数多くの写真を取り上げました。時間に余裕のない方はスルーしてください。

黒森神楽②
黒森神楽③黒森神楽⑤
鬱蒼と生い茂る黒森山の杉木立を縫うように参道を登ると、その中腹に黒森神社が見えてきました。参道脇には推定樹齢1,300年程と見られる榧(かや)の神木がどっしりと構えておりました。
本殿右側には直径1m程ありそうな巨岩を繰り抜いて作られた手水所がありました。

黒森神楽➇黒森神楽⑨
黒森神楽⑩
やがて笛や太鼓、鉦を鳴らしながら神楽衆の到着です。黒森神楽の神楽衆は地元だけではなく各地から集まった方々です。最近若い方も保存会に入会し、若返りを図っているそうです。
宮司さんの修祓を受けた後、若手神楽衆によって舞初め神事が行なわれました。これで神霊が権現様に乗り移り、三陸巡行の準備ができたことになります。

黒森神社は標高330mの巨木に覆われた黒森山の中腹にあり、陸中沿岸の漁業、交易を守護するとして広く信仰を集めてきました。社伝では坂上田村麻呂創建といわれており、かつては黒森大権現とか黒森観音と呼ばれる修験の霊場でした。
義経北行コースの伝説によれば、兄の頼朝に追われた源九郎半官義経は平泉で自害したといわれておりますが、この史実に対し自害したのは家臣で義経は北へ逃げ延びたのではないかという説もあるようです。逃避行のコースの黒森山は、九郎森が転じたものだそうです。

黒森神楽⑬
黒森神楽⑭黒森神楽⑯
神社から降り立った、町の公民館では約100人の観衆の中、シットギ獅子舞込みが披露されました。舞い手には高校生位の若い神楽衆もおりました。ひょっとこのおじさんも愛嬌があっていいですね。

黒森神楽⑰黒森神楽⑱
権現舞を舞った神楽衆は米粉を水に溶いたものをシットギのオマブリ(お守り)として見物客全員のおでこに付けて回ります。権現様のお守りとして家内安全や無病息災を願うものなのだそうです。決して嫌だと言って逃げたりしてはいけないんですね。おばあちゃんなどは自ら額を差しだしておりました。
舞い込み儀礼が終わり、本来ならこの後神楽宿に入って各種神楽舞いの披露になるわけです。この日は公民館のホールが会場でした。約2時間半、たっぷりと演じられます。

呼び物の1つであった「八岐大蛇(やまたのおろち)」をじっくりと拝見しました。
日本書紀にもある八岐大蛇は須佐之男命(すさのおのみこと)が出雲の国に差し掛かった時、頭と尾が八つあって、眼は酸漿(ほおずき)の様に真っ赤にでた八岐大蛇を退治するという伝説の話です。

黒森神楽㉑
まずは須佐之男命が登場。

黒森神楽㉒
そこに、「可愛い娘の奇稲田姫(くしいなだひめ)を八岐大蛇に差し出さねばなりません、どうかお助けください」と嘆き悲しむ翁と媼が須佐之男命にひれ伏して哀願します。

黒森神楽㉓黒森神楽㉔
酒を用意して八岐大蛇を待っていると、やがて須佐之男命と娘の目の前に現れ、大好きな酒を一気に飲み干してしまいました。

黒森神楽㉕
八岐大蛇は酔いつぶれて寝てしまいました。これはチャンスと、須佐之男命は八岐大蛇をたたき起こします。

黒森神楽㉖
そして、ふらつく八岐大蛇を一刀のもとに切り捨てました。

黒森神楽㉗黒森神楽㉘
しかし八つの頭と尾を持つ八岐大蛇は神出鬼没で、今度は客席から登場です。菓子を配り、愛想を振りまいた八岐大蛇は暑くなったのか、上半身裸になります。

黒森神楽㉙
松や柏が生え、八つの山八つの谷に広がっていた八岐大蛇の背中は軟弱となり、須佐之男命にとどめの一刀を刺され、あえなく命は途絶えてしまいました。

黒森神楽㉚
凱歌の雄叫びを上げる須佐之男命。そばには奇稲田姫が付き添っていました。

黒森神楽㉛
お約束通り奇稲田姫を差し上げます、と翁と媼。須佐之男命はこの地で結婚することに決めました。やがて二人の間には大己貴神(おおあなむちのかみ)〔大国主〕が産まれたということです。

一件落着。正月に相応しいおめでたいお話でした(笑)。
最後までご覧いただいたあなたには何かいいことあるかも。あってほしいですね(笑)。


二十四節気 小寒(しょうかん)◇
二十四節気23番目の節気。1月6日および大寒(1月21日)の前日まで。
暦便覧は「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らう故益々冷える也」
寒の入りといわれ、これから更に寒さが厳しくなるころ。節分までの30日間を寒の内という。
小寒七十二候は次の通り。
第六十七候(小寒初候) 1/6~1/9 芹乃栄(せりすなわちさかう)
芹が生え始める頃。芹は春の七草のひとつで、冷たい水辺で育ちます。一箇所から競り合って生えていることから、芹(セリ)という名前になりました。


※今日の独りごとはお休みさせていただきます。


参考サイト 暦生活石見神楽線翔庵




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明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします

さて当然にして最後まで拝読させていただきました
すばらしい祭事のようですが
後継者がやがて絶えないか案じております

いつまでも継承していただきたいですね

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Re: FREUDEさんへ☆彡

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

最後までご覧いただきましたか。ありがとうございます。
演技力はともかく、勧善懲悪のドラマスタイルとしてはお年寄りが喜んでいただける内容でした。
出演者も若手からベテランまで揃っており、動きの激しい神楽舞いには若手、演劇部門ではベテランが活躍できる場が持たれているようですね。このバランスが末永く続いてくれることで永続性が高まるのではと、安易に思ってますけどね。
長く受け継がれてきた文化芸能は後世にまで継承してほしいですね。
  • |2016.01.06(Wed)
  • |matsuyama
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あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

お正月らしい風景ですね。
今ではこういう伝統的な行事も少なくなってきましたが、素晴らしい伝統を残そうとする心意気を感じます。
3日の日にこれが見れたんですね。
沢山の素敵な写真、堪能いたしました。
上の文章を時々見ながら写真を見ていると、写真が動いて舞を踊りそうですね。
  • |2016.01.06(Wed)
  • |カミさん
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Re: カミさんへ☆彡

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします

こちらの神楽衆にとって新年の舞初めは巡行廻村するため、気持ちを入れ込む1つの儀式みたいなもののようですね。これを起点に沿岸各地の大きな農家を神楽宿として泊まり込み、約2か月ほどかけて回るんだそうです。
昔はあちこちの神楽は巡行していたようですが、今では黒森神社と近くの鵜鳥神社の2カ所だけだそうです。そういうところにも国重要無形民俗文化財の指定を受けられたのでしょうね。
八岐大蛇を見ていると町の劇団が演じているような感じでしたが、素人は素人らしくひたすらその演目を表現しようと頑張っている姿が伝わってきますね。

  • |2016.01.06(Wed)
  • |matsuyama
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立派な御社ですね。
風格ある居住まい。
一度は尋ねたいです。
  • |2016.01.07(Thu)
  • |hippopon
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Re: hippoponさんへ☆彡

誰が建てたんでしょうね。
標高330mの中腹に建ってましたけど、神社の建築技術もさることながらあの高台まで建築材を運搬するのも大変だったでしょうね。今でこそ車が通れるくらいの道は整備されてましたけど、昔は獣道だけだったかもしれません。馬車や大八車がフル活用されたんでしょうね。こうして見ると昔も今も人間の能力っていうものは素晴らしいものがあるんですね。

片や神楽舞いが奏演された公民館は3年程前に完成し、近代的な設備を兼ね備えた荘厳な趣のある建物でした。地元のじっちゃん、ばっちゃんが茶飲み話で過ごすにはもったいない感じです。ステージが完備されてましたから、普段は踊りの発表会やカラオケ大会で使用されるんですかね。高齢者の生きがい作りへの支援策なんでしょうか。

  • |2016.01.07(Thu)
  • |matsuyama
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matsuyama さんへ!!

愈々厳しい真冬がやってきました聞けば「小寒)らしく1ケ月期間続くのですねー。
北国の宿命ですので諦めてますが、立春まで待てばまた明るい春が来ることのほうが希望的です。!慣れてきましたね~~。
  • |2016.01.08(Fri)
  • |荒野鷹虎
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Re: 荒野鷹虎さんへ☆彡

寒に入りましたね。夏は猛暑、酷暑が続くように、この時季は厳寒、極寒が続きます。お身体ご自愛ください。
まあ、仰るようにこれも地形的な問題で北国の宿命ですね。身体を季節に合わせなければなりません。夏に南国の方々が暑さに苦しむように、これから北国では寒さに耐えなければなりませんからね。

冬来たりなば春遠からず、です。春までは1ヵ月もありません。長期的に見ればあっという間です。そう思ってこの寒さを凌いでおります。
お互いにこの寒中を凌ぎましょう。

  • |2016.01.08(Fri)
  • |matsuyama
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ご挨拶が遅れました。
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
  • |2016.01.09(Sat)
  • |俊樹
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あけましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いします。

すばらしい祭事ですね!
いつまでも、残ってほしい、文化ですね!

こういうの、見るの、好きです。
  • |2016.01.09(Sat)
  • |くろこ姫
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Re: 俊樹さんへ☆彡

新年明けましておめでとうございます。
つつがない新年をお迎えのことと思います。
今年は打倒病いを信条に1年を乗り切りましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
  • |2016.01.10(Sun)
  • |matsuyama
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Re: くろこ姫さんへ☆彡

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
体調いかがですか。回復されましたか。健康には十分留意し、今年1年を乗り越えましょう。

伝統的文化が残っていたんですね。探せばまだまだ知られてない文化があるかもしれません。芸能文化って追及するとなかなか深みがあるもんですね。
観客とのやり取り、触れ合いなど客席との一体感があって面白いですよ。ぜひ機会があったらご覧なって見てください。
  • |2016.01.10(Sun)
  • |matsuyama
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  • |2016.01.10(Sun)
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あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
今年はどこも雪がないようですね
  • |2016.01.10(Sun)
  • |こん☆
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Re: こん☆さんへ☆彡

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

暖冬といわれてますからね。でもこの辺では、昨日今年初めての雪が降りました。
2~3㎝程度の積雪ですけどね。日当たりのいいところは午前中で消えてしまいました。
以前みたいなドカ雪のニュース聞かないですね。
  • |2016.01.11(Mon)
  • |matsuyama
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