神楽の舞で悪魔払い

12月17日からは七十二候の第六十三候で大雪の末候でもあります「鱖魚群(さけのうおむらがる)」に変わります。
が群がって川を上る頃です。は産卵で一生を終えるため、文字通りその姿は圧巻。現在は暦より早い10月から11月が遡上期にあたるようです。
例年1月3日には地元の津軽石川で遡上するのつかみどりが行われておりましたが、震災以降は中止。今年は12月20日、4年振りに再開される予定です。

20151215鮭の遡上

さて、この時季になると、各地の神社では朝を迎えるまで、冬の風物詩でもある夜神楽を見ることができます。
神楽(かぐら)とは神霊の宿る神坐(かみくら)を中心にし、舞いや踊りによって神々の霊威を身に付け、神を守り饗応して送り出す一連の神事を指します。
皇室以外で行われる民間の神楽を里神楽といい、中でも日没から翌朝まで神事を繰り広げる夜神楽など、古来の伝統を舞い続けるところもあります。

20151215神楽①
古くから地元宮古の閉伊川全域で信仰の対象とされてきた霊山でもある黒森山。標高311mの山腹にある黒森神社は松、杉、モミの茂る昼なお暗い森でおおわれています。
黒森神社の民俗芸能である黒森神楽の奉納舞を披露。権現様と呼ばれる獅子頭を演じ、厄払いや家内安全など様々な願いを念じます。
激しい舞いとともに身のこなしがしなやかで、小さな演舞台をところ狭しと踊り続ける神楽。優美な伝統の舞はダイナミックでもあり、奉納に相応しい神楽でもあります。黒森神楽の骨格をなす山伏神楽は、修験者によって創始されたものであり、最後にお囃子を演奏する方々と一献を交わし、疲労を癒す風でもあります。

毎年正月、黒森保存会では「権現様(獅子頭)」を携え、陸中沿岸を廻って家々の悪魔祓いや火伏の祈祷を行います。夜は宿となった民家で神楽を演じ、五穀豊穣、大漁成就など、祈祷の舞いで祝福をもたらせます。
地元宮古を起点に陸中沿岸を久慈まで北上する「北廻り」、釜石まで南下する「南廻り」を隔年で廻る巡行は全国的にも類例はなく、2006年、国の重要無形文化財に指定されました。
2012年3月には、フランスの被災地支援に感謝し、パリで公演したこともあるそうです。

20151215神楽②
毎年開催される「郷土芸能祭」では、鯛を釣り上げる恵比寿様の優雅な「恵比寿舞」を演じる高校生など、若い人々にも神楽の舞が浸透してきているようです。


二十四節気 大雪(たいせつ)◇
二十四節気21番目の節気。12月7日および冬至(12月22日)の前日まで。
暦便覧は「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」
山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る頃。正月の準備も始まり、あわただしい時期でもある。
大雪七十二候は次の通り。
第六十三候(大雪末候) 12/17~12/21 鱖魚群(さけのうおむらがる)
が川を遡上する頃。海で育ったは、産卵のために自分の生まれた川へと里帰りをします。北国では冬を代表する光景のひとつであり、迫力のある遡上を見ることができます。


今日の独りごと

今日の独りごと1215先日ご不幸があったお知り合いから相談がありました。あまり触れたくない話題ですが、葬儀を施行すると必ずと言っていいほど問題になるのが心づけです。亡くなった身内を送るには葬儀社をはじめ、火葬場、霊柩車、斎場などでお手伝いしていただいた係員にお礼を示すべきだということは分かります。
ただ民間の場合と違って、公営の火葬場となると話は別ですよね。公務員扱いの施設で係員に心づけを渡してしまうと収賄罪に問われます。担当葬儀社に渡すよう強要されたとしても、拒否して構わないですよね。そのためにはその施設が民間であるか、公営であるか自分で掌握しておかなければなりませんけどね。今は民間なのか公営なのか分かりにくいところがありますからね。
以前から葬儀の心づけには思い悩むところが多かったですよね。今でもそういう問題が残ってるんですね。


参考サイト 暦生活彩時記、宮古市公式サイト@nifty



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つい先日、親しい方が鬼籍に入りました
夫を亡くし40年ほど独りで生きてきた彼女は
死後を事細かくノートに記載、心づけまで封筒に分けていらっしゃいました

相続処理等、捗ったことは言うまでもありません
特異な例と認識しますが自分がうまく整理できる自信はありません
  • |2015.12.16(Wed)
  • |FREUDE
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Re: FREUDEさんへ☆彡

几帳面な方だったんですね。というか、死後のことを子供や兄弟親戚に迷惑をかけたくないと思えばこそ、そこまでやるんでしょうけどね。心づけまで用意しておくなんてことは漠然と考えているにしても、自分にはできないことです。

そういう方が多くいらっしゃるからエンディングノートというのが注目されてるんでしょうね。
自分も市販のエンディングノートをダウンロードして用意だけはしてるんですが、いざ書き込もうと思うとなかなか筆が進みません。自分の死に対する恐怖感がないからなんでしょうね。
生きることが精一杯の今、自分の身辺整理をすることすら、ためらっております。
  • |2015.12.16(Wed)
  • |matsuyama
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御神楽は過疎と共に消えます。
現実的には伝承不可能な所も出てるようです。
高校生諸君に頑張ってほしいです。
また、周りの方々の温かいご声援も、、
  • |2015.12.16(Wed)
  • |hippopon
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Re: hippoponさんへ☆彡

神楽に限らず、後継者育成が問題視されますからね。郷土芸能もその1つです。
古来から伝わる伝統芸能は今若手の後継者不足で保存維持が困難な状況でもあるようです。幸いこちらでは学校単位で伝統ある舞踊などを継承し、町や公民館のイベント会場で発表の場を設けています。
興味本位で参加している小学生が高校生、社会人になった時、どれだけ関心を持ち続けているかですよね。華やかな芸能タレントに影響されず、自分の考えで地味な地元の伝統芸能に没頭できるかどうかです。本人の意思を最大限に支援してあげる地域の理解協力も大切なことだと思います。
幸い昨年行われた郷土芸能祭では芸能保存会や神楽保存会に所属する高校生が参加。在学高校による学校新聞の取材や民放テレビの取材など、高校生にスポットを当てていました。
  • |2015.12.17(Thu)
  • |matsuyama
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matsuyamaさんへ!!

おはようございます!
愈々大晦日かと思いましたら冬至もやってくるんですねー。南瓜お汁粉が大好きな時代です。笑)
北方領土のみ解決が鮭の捕獲量まで制限されて日本の生みも狭くなりました。高くなったといえ、鮭は安いほうです。せめて鮭だけは食べらセてほしいものです。
石狩鮭はおいしくありませんし、まして太平洋の日高産の鮭はまずいです。地方のお方が見たら失礼します。謝)
  • |2015.12.18(Fri)
  • |荒野鷹虎
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こんにちは

鮭が川を上っていくんですね。
なんだか、そういうものは北海道でしか見れないと思い込んでいました。
自然が豊かな印ですね。

夜行われる神楽舞なんですね。
神聖な神に捧げる舞だからこそ、夜なのでしょうね。
冷え込む冬の夜の舞は幻想的。
そんな文化を若い人たちが受け継いでくれることが嬉しいですね。
  • |2015.12.18(Fri)
  • |カミさん
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Re: 荒野鷹虎さんへ☆彡

こんばんは。
ハハハッ、大晦日の前に1イベントありますよ。さすが南瓜のお汁粉は食べたことないですけど、食糧難の時代、口に入るものは何でも食べさせられましたよね。当時にしたら意外とご馳走だったりもするんですよね。
冬至には柚子のお風呂です。今から柚子を買い占めておいてください(笑)。
おっしゃる通り今年の鮭は漁獲量が少ないそうです。今月の20日、地元河川敷で鮭のつかみ取り大会があるんですが、聞くところによると不足分を海で獲った鮭を放流するんだとか聞いてます。
むしろ潮の効いた鮭の方が美味しいですよね。こちらでは捕獲した川鮭を新巻に加工するんですが、味は今いち。脂っ気がなくぼさぼさしてますよ。
  • |2015.12.18(Fri)
  • |matsuyama
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Re: カミさんへ☆彡

そうですね。このあたりの小さな川にもたくさんの鮭が遡上してきます。うちの近くの川ではまだ上流があるにもかかわらず、産卵して絶命する鮭が後を絶ちません。死んだ鮭は白い腹を見せてプカプカ浮かんでます。カラスの格好の餌食なんですよね。
産卵した稚魚は来春には海へと旅立ち、4~5年後には故郷の川に戻ってくるんだそうです。

夜神楽ってこちらではあまり見かけないんですが、九州や中国地方では各地であるそうですね。聞くところによると観光客向けが多いそうです。
こちらでは正月に沿岸一帯を回る神楽巡行があります。見たことはないですが、時には雪に見舞われての神楽もあると聞き及んでおります。雪の中の舞、幻想的ですよね。こういう苦難も乗り越えて若い人が育ってくれると頼もしく思えます。
  • |2015.12.18(Fri)
  • |matsuyama
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