お伊勢さんの神嘗祭

10月14日頃。七十二候は第五十候「花開(きくのはなひらく)」に変わります。
の花の咲き始める頃です。「短日植物」と呼ばれるは、日照時間が短くなると花を咲かせる習性があります。このため、夜間に照明を当てることで花芽の分化を防止し、開花の時期を調整することができます。葬式に必要な白いはこの特徴を生かし、栽培されています。

20151011菊

さてさて涼しさが増してきた秋。10月になると秋祭りが盛んになってきます。
瑞穂の国と称されてきたわが国では、昔から稲作が盛んで、豊かに実ったお米などの新穀を神様にお供えして感謝をします。秋祭りはお米が採れる秋に集中する稲作儀礼の一つなんですね。
その祭礼の代表的なものが伊勢神宮において行われる「神嘗祭(かんなめさい)」です。神嘗祭は天皇陛下がその年に収穫した新穀(初穂)を神宮に奉納され、大御神(おおみかみ)さまのご神徳に感謝する重要なお祭りなんですね。

20151011伊勢神宮
伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、「お伊勢さん」とも呼ばれていますね。「神宮」とは、皇大神宮(こうたいじんぐう)と豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の二つの正宮を中心に、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)などの総称で、その数は81,336社(平成25年12月31日文化庁調)ともいわれております。
神宮の下、各地方では年間千数百回ものお祭りが行われているようです。中でも神宮で行われる神嘗祭は由緒ある重要なお祭りです。
祈年祭、月次祭(つきなみさい)、神嘗祭、新嘗祭(にいなめさい)には、皇室より幣帛(へいはく)の奉納があり、天皇が天照大御神をお祭りされます。ご神徳を称え奉り、ご神恩に奉謝されるとともに、国家の隆昌と国民の幸福をお祈りします。

20151011山笠踊20151011さんさ踊り
その伊勢神宮で10月に行われる神嘗祭。その年の新穀を大御神に奉納し、豊穣を感謝します。神嘗祭では伊勢市民が奉曳車を仕立て、ハッピ姿に木遣歌も勇ましく、両宮に新穀を搬入。10月15日に豊受大神宮(外宮)で、16日は皇大神宮(内宮)でそれぞれ初穂曳が行われます。
また、この日の祭り参加団体は1都14県から20団体が参加します。神嘗祭を祝って駆けつけますので、周辺はかなり盛り上がると思います。
東北からは先日宮古の「東北復興祭」でその踊りを披露してくれた山形県の「花笠踊り」と岩手県の「さんさ踊り」が、そして秋田県の「西馬音内盆踊り」も参加する予定です。

ぜひお近くの方、あるいは神嘗祭をご覧いただくご予定になっている方は、特に東北の祭りにご注目ください。
その約1か月後、11月23日には新嘗祭が行われます。この時季、伊勢神宮が萌えています。


二十四節気 寒露(かんろ)◇
二十四節気17番目の節気。10月8日および霜降(10月24日)の前日まで。
暦便覧は「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」
秋の長雨が終わり、ぐっと秋が深まり、北の方から紅葉の便りが届きはじめます。
寒露七十二候は次の通り。
第五十候(寒露次候) 10/14~10/23花開(きくのはなひらく)
菊の花がさく頃。各地で、菊の展示や菊まつり、品評会が行われます。菊には不老長寿の薬効があるとされ、旧暦9月9日の重陽の節句には、菊の花を酒に浮かべた菊花酒を飲む風習がありました。


今日の独りごと

今日の独りごと①1011 先日、三陸ジオパークの一つである宮城県最北東端の唐桑半島を訪ねてきました。
2億数千年前の石灰岩や大理石でできた高さ16mの石柱が突き出たような「折石」や波が打ち寄せると地下の空洞から潮が吹きだす「東風穴」などの奇岩巨石。
この日は台風23号の余波による強風のため、打上げる波は数10メートルありました。特に「東風穴」から吹き出す海水はすごい迫力です。舞い上がった潮はしばらく周囲に乱舞し、風向きによってはこちらに飛ばされてきます。霧雨に出会ったようで、思わず潮水からカメラを防御するため、ハンカチを覆い被せてしまいました。
今日の独りごと②1011 昨年日本ジオパークに認定された「三陸ジオパーク」。その範囲は青森県八戸市から岩手県沿岸を縦断し、宮城県気仙沼市までの南北約220㎞、東西約80㎞で、その海岸線は約300㎞にもおよぶ日本一広大なジオパークです。全部で48パーク。私もまだ全部は見ておりません。まだまだ見どころはありそうです。1日で全部のジオを見ることは不可能、じっくりと時間をかけ、全踏破したいですね。


参考サイト 暦生活彩時記伊勢神宮出雲大社紫野教会三陸ジオパーク



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唐桑半島の折石ですね
東日本大震災の前年8月に訪れています
巨釜の岩に大きく落書きがあったことを悲しく記憶します

国道45号線を北上した旅でした
半年後の惨事など、予想もしませんでした
  • |2015.10.12(Mon)
  • |FREUDE
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おはようございます

お伊勢さんには数回行っていますが、神嘗祭は行った事がないんですよ。
機会があったら、この時期に行ってみたいですね。
気候もちょうど良いですし、静岡県からだと伊勢湾フェリーで伊良湖から鳥羽へ行けますから。
来年は忘れずに計画しておきたいです。
  • |2015.10.12(Mon)
  • |カミさん
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こんにちは、
伊勢神宮、行った事はあるけれども、
お祭りの時に行きたいですよね。
東北の皆さま、御奉納ですね。
ハレの舞台お天気も良く進まれますように祈ります。

  • |2015.10.12(Mon)
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Re: FREUDEさんへ☆彡

いつも45号線を通るたび、看板を見ながら1度立ち寄ってみたいとは思ってました。
念願叶って初めて見ることができましたが、想像以上の景観でしたね。
たまたまこの日は通り過ぎた台風の余波で高波が押し寄せてましたが、それが大自然の景観を盛り上げるような効果でしたね。普段ならそんな感動は得られなかったかもしれません。

誰が書いたのか分かりませんが、心ない観光客のいたずらなんでしょうね。折石は明治29年の三陸大津波で先端が折れたんだそうですね。それが名前の由来だそうですけど、それまでは名前がなかったんですかね。

  • |2015.10.12(Mon)
  • |matsuyama
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Re: カミさんへ☆彡

数十年前の社員旅行で1度行ったことがありますが、五十鈴川のせせらぎと鬱蒼と生い茂る杉の木立が森閑だったと印象に残っています。その後、鳥羽の水族館と二見ヶ浦に寄ったことを覚えてますね。

神嘗祭のようなお伊勢さんにとっての一大行事には行って見たいものですけど、こちらからだったら遠く感じますからね。
そちらからだったら近そうですね。伊良湖からフェリーが出てるんですか。フェリーで行く旅もいいですね。ただ泊が伴うようだったら早めの予約が必要でしょうけどね。
ぜひ来年は早めの計画で楽しんでみてください。


  • |2015.10.12(Mon)
  • |matsuyama
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Re: 氏名ご不祥さんへ☆彡

こんにちは。氏名不詳さん、コメントありがとうございます。

日本三大神宮といってお答えになる神社名は人それぞれまちまちなんですが、間違いなくお答えになるのが伊勢神宮ですよね。それだけお伊勢さんといえば神社の要です。
各地方で行われた秋祭りも神嘗祭には、この1年の五穀豊穣に感謝して天照大神にご奉納されるようです。

どなたか存じませんが、ご迷惑でなければお名前をお聞かせください。


  • |2015.10.12(Mon)
  • |matsuyama
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菊の咲く季節になりましたが、我が家の菊は、まだ蕾状態で
今月末には開花すると思います。
これからは菊人形なども見られますし、深まりつつ秋を感じます。
私が奄美大島の沖永良部に行った時に、石灰岩に穴が空いており
そかこら海水が吹きあがってました。
地元の方はフウチャと呼んでいたような記憶が残っています。
  • |2015.10.12(Mon)
  • |南の風
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当地は食用菊「かきのもと」が最盛期です。
  • |2015.10.13(Tue)
  • |和 八葉
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Re: 南の風さんへ☆彡

菊の花が咲き出すと秋を感じますね。
我が家でも品種は分かりませんが、あちこちに花を咲かせてます。

石灰岩は水に溶けやすいですからね。神秘的な鍾乳洞が生成されるのもそのせいでしょうか。陸地であれば洞窟となり、海岸地帯であれば潮を吹き上げる穴として目を楽しませてくれます。自然のなす技は人間には想像もつかない現象ですね。
自分の目に触れてない自然現象は、まだまだこの神秘的な東北に潜んでいそうです。以前は都会化が遅れている未開の地に嫌悪感を持っていましたが、逆に今は自然の宝庫を間近に見られるメリットを感じるようになりました。


  • |2015.10.13(Tue)
  • |matsuyama
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Re: 和 八葉さんへ☆彡

そちらでも食用菊が生産されてるんですか。「かきのもと」とは変わった名前ですね。
もっとも生産量では我が国で一番多いと言われてる山形県の食用菊は、「もってのほか」と呼ばれているそうですね。
いずこも食用菊にはユニークな名前を付ける習癖があるんでしょうかね。

  • |2015.10.13(Tue)
  • |matsuyama
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名無しは私です。
すいません。
扉の紅葉の中を走る電車いいですね。
東北から来てた友人が、山が燃えるようなのが見たい、、みたいと
お里までは帰れず日光だったかに行きました。
東北の秋は、また一段と美しく、大気が、
幼い時から馴染んだものだろうと、、切なかったです。
土地の香り、湿気、取り巻く空気の移ろい。
灰色のコンクリートばかり眺めて寒暖だけで人間も
シラッちゃけちゃいそうです。
  • |2015.10.13(Tue)
  • |hippopon
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Re: hippoponさんへ☆彡

hippoponさんでしたか。うっかり間違いはよくやりますよね。自分も良くやりました。

扉の紅葉は昨年のものですが、今年も行って見ようかと思ってます。そろそろ山も色づいてきてるようなので同じような紅葉が見れるかな、と期待してるところです。寒暖の差があると紅葉も鮮やかになるそうですが、今年はどうなのでしょうか。
田舎には田舎にしか見られない自然の美。その地方によってもその美しさは万葉のごとく語り継がれております。都会でも見る場所によってはより味わい深い色合いを魅せてくれますでしょう。
ブナやイチョウの黄葉もいいのですが、楓の鮮やかな深紅の色は秋の深さを感じさせてくれます。


  • |2015.10.13(Tue)
  • |matsuyama
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そろそろ新米の季節ですね☆

神嘗祭は今週だったんですね。
きっと、全国から人が訪れるので激混みでしょうね。

毎年、伊勢神宮へお礼参りへ行っているのですが、
今年はスケジュールが中々合わず行けずじまいです(>_<)
  • |2015.10.14(Wed)
  • |いねむり姫
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Re: いねむり姫さんへ☆彡

こちらもほぼ稲刈りは終わって、今はハサガケによる天日干ししているところですね。
これから脱穀し、精米して晴れて今年の新米をいただくことになるでしょうね。

伊勢には毎年お参りに行かれてたんですか。いい心掛けですね。
生産者の農家さんでもなかなか行けないようですよ。
今年も美味しいご飯が食べれる幸せのご報告と感謝。天照大神もさぞ喜ぶでしょう。
来年は早めの計画を立て、お礼のお伊勢参りをしてください。


  • |2015.10.14(Wed)
  • |matsuyama
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わがやでも昔から
新米、一番は神棚 そして仏壇 ご先祖様に
皆に感謝しながら 頂かせて貰います
今年も無事収穫できました
ありがとうございます
  • |2015.10.14(Wed)
  • |こん☆
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Re:こん☆さんへ☆彡

ご先祖や神様を敬う敬虔な気持ちは大切ですね。
この1年、五穀の豊穣があったことはご自分の努力だけではないと思います。
負傷にも関わらず実りの秋を乗り越えたことは、神様、ご先祖様の後押しがあったればこその収穫でしょう。

自分も小さな菜園を利用して栽培した野菜も、立派に成長したものもあれば、芽も出さずに終わったものもあります。
努力が足りなかったこともありますが、神様、ご先祖様のご支援がなかったとも感じています。それは得てして、自分に神様やご先祖様への感謝の気持ちが薄かったものと、反省しております。
  • |2015.10.15(Thu)
  • |matsuyama
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