梅雨にむせぶひょっこりひょうたん島

6月27日からは七十二候の第二十九候、夏至の次候にあたる「菖蒲華(あやめはなさく)」に変わります。
菖蒲と書いて「アヤメ」とも「ショウブ」とも読みます。2つは見た目も似ていますが、背丈は低く畑などの乾燥地で咲くのがアヤメです(詳しくは過去記事2012年5月16日「いずれがあやめかかきつばた」を参照)。
6月から7月にかけて全国各地の名山を祀る神社では山開き祭などが行われます。
古来、人々は山を崇拝し神が宿るとして山へ登ることを禁じていました。その中である一定期間だけ山に入ることが許されていたのです。このことを山開きと呼んでおり、現在は夏の登山シーズンの始まりとして賑わっています。
各地の山開きはそれぞれ異なりますが、私の地元の早池峰山は6月14日に行われました。機会があったら特別天然記念物に指定されている「ハヤチネウスユキソウ」が咲く早池峰山に登って見たいと思っているんですが、何しろ1917mの標高は体力のない私には大きな壁となっております(笑)。

150625早池峰山
写真は右が早池峰山、左が薬師岳です。山開き前の早池峰山にはまだ雪が残っているようでした。

さてさて各地で山開きが始まっているようですが、海開きも7月後半になると解禁されるところが多くなります。本格的な夏の到来が近づいていますね。
唐突ですが、皆さんは「ひょっこりひょうたん島」ってご存知ですか。
そうなんです。昭和39年、NHKテレビで放送された連続人形劇ですよね。火山の噴火により島が流され、取り残された子供たちが、色んな出来事に遭遇するという奇想天外な作品で、私も学校時代よく見ておりました。「すすめ~、ひょっこりひょうたんじ~ま」なんて口ずさんでいましたよ。いま再ブームに沸いているそうですね。
そのひょっこりひょうたん島が地元にあったんです。まさかと思ったので、噂される島へ早速行って見ました。

150625蓬莱島
そこは三陸沿岸の大槌(おおつち)町という漁港の湾内300mに浮かぶ周囲200m位の小さな蓬莱(ほうらい)島でした。真ん中が窪んだ「ひょうたん」のような形をしています。
蓬莱島の隣にある釜石市に、「ひょっこりひょうたん島」の作者・故井上ひさしさんが住んでいたこともあり、ここがモデルだったのではないかとも言われています。
以前、蓬莱島は防波堤で結ばれており、島まで歩いて渡ることができました。ところが大震災の津波で防波堤が流され(現在は一部修復されています)、灯台は根元から折れ、弁財天を祀ってあったお堂も、鳥居が流されてしまったのです。

150625三陸ジオパークガイド
三陸ジオパークのガイドさんに説明を聞く観光客

島の所有者だった大槌町漁業協同組合も津波で被災し、多額な負債を抱え込むことになりました。幸い蓬莱島は今年大槌町が「島は震災復興の精神的なシンボル。町民皆さんの財産にしたい」と買い取ることを決め、修復に乗り出しました。年内を目標に工事を完了し、震災前に毎年開いていた「ひょうたん島まつり」を来年4月に復活させたいとしています。


動画を探してみました。懐かしいテーマソング。当時の番組を思い出してください。(動画が削除されている場合もあります。その際はご了承ください)
ひょうたん島のモデルではないかといわれる島は全国各地に点在しますが、ここ大槌町のひょうたん型の蓬莱島はモデルに相応しい可愛らしい島でした。
ひょうたん島大統領のドン・ガバチョや欲深いながらも涙もろい海賊トラヒゲ、冒険好きのハカセと美人のサンデー先生。みんながこの小さな島でワイワイ騒いでいる様子が伝わってきます(笑)。


二十四節気 夏至(げし)◇
二十四節気10番目の節気。6月22日および小暑(7月7日)の前日まで。
暦便覧は「陽熱至極し、また日の長きに至るなりを以ってなり」
梅雨が明けて、暑さが次第に厳しくなり、セミが鳴きはじめる。
夏至七十二候は次の通り。
第二十九候(夏至次候)6/27~7/1 菖蒲華(あやめ、はなさく)
菖蒲(あやめ)の花が咲きはじめる時季。
アヤメが花を咲かせる頃。アヤメが咲くと、梅雨到来といわれていました。
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタはよく似ており、非常に見分けがつきにくいです。


今日の独りごと

今日の独りごと0625宮古港400年記念ロゴmiyakokou400th-data確定版去る6月11日、昨年に引き続き通算6回目の寄港をした「ぱしふぃっくびいなす」。今回の寄港は宮古港開港400周年記念事業の一環で、午前10時に入港したクルーズ船は宮古市の歓迎式典に臨みました。
復興途中の埠頭に錨を降ろした流線型の白い船体は、巨大な海のビーナスをイメージ。四囲の小高い新緑の山々に囲まれた湾内に浮かぶ船体はひと際目につきます。
埠頭では地元小学校の生徒が踊りを披露したり、船長に花束を贈呈するなど、同船の寄港を歓迎。前夜横浜港を出港したクルーズは、オプショナルツアーの浄土ヶ浜や三陸鉄道に乗り換え三陸海岸などを観光、夕刻7時次の寄港地青森港へと向かって出港しました。
今回、同船のクルーズは宮古と青森の2泊3日。2泊3日位なら私もクルーズに参加してみたいな。


参考サイト:暦生活彩時記The Huffington Post 、読売新聞





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こんばんは
ひょうたん島、、本当に瓢箪型のお目出度さ。

名前も蓬莱とは、、

船旅はいいですよ~。
そのために貯金もなかなかいいかと思います。
瓶貯金は、天然鰻文できて、、ww
船旅はちょっと延々になりそうでできませんけど、、
命の洗濯になりますよ♪
  • |2015.06.26(Fri)
  • |hippopon
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ひょっこりひょうたん島、うまい名前だな~、凡人にはつけられませんよ。
  • |2015.06.26(Fri)
  • |和 八葉
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震災前に吉里吉里駅を撮影しましたが
井上ひさしは、どうやら岩手県が好きなようですね

私も、また行きたい都道府県の上位に感じております
  • |2015.06.26(Fri)
  • |FREUDE
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蓬莱島

こんにちは♪
蓬莱島\(^o^)/、ほんとうに ひょうたん形ですね。
震災前の「ひょうたん島まつり」の復活が楽しみですね。

連続人形劇 ひょっこりひょうたん島♪
当時、小学生だった息子が毎日 夢中でした。
楽しいテーマソングが聞こえてきました。
懐かしいです(^^♪
  • |2015.06.26(Fri)
  • |ouna
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雨の降る日ばかりで、喜んでいるのは蛙とカタツムリくらいです。
私の若い頃は友人に誘われて登山をしてましたが、千メートルを
超える山に登った事はありません。
それにしても1917mとは、何時間かかるのでしょうか。
南国は海開きもあり、学校ではプールも始まっており、梅雨明けすると
灼熱の太陽が待っています。
  • |2015.06.26(Fri)
  • |南の風
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Re: hippoponさんへ☆彡

こんばんは.

ひょうたんを縦半分に割って海に浮かべたような感じですよね。
島のお社には豊漁と航海の安全を祈願し漁師や地域の人達の強い信仰を得られているそうなんです。中国では不老不死の薬を持つ仙人が住むと考えられていた蓬莱。瓢箪と共におめでたい島なんですね。
貯金で溜め込んでも天国までは持っていけませんからね。緊急の出費に備えてという考えもあるかもしれませんが、元気なうちにクルーズを満喫したいものですね。短期の留守であれば支障は出ないと思いますので、のんびりした船旅で命の洗濯をしたいものです。


  • |2015.06.26(Fri)
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Re: 和 八葉さんへ☆彡

タイトルまで考えたかどうか分かりませんが、シナリオは作家の井上ひさしさんが書いてたようですね。当時はもう1人の山元護久さんと共同執筆だったそうです。共同作業にはお互い気心が分からないとうまくいかないということで、2人は3か月間同じ部屋に寝泊まりして執筆活動したんだそうです。

そこまでしてのシナリオですから、ひょっこりひょうたん島の名前も「ひょっこり」できたんじゃないんですか(笑)。

  • |2015.06.26(Fri)
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Re: FREUDEさんへ☆彡

吉里吉里国家の生みの親ですからね。今は吉里吉里国から数キロ離れた蓬莱島で安泰の国主生活を過ごしているかもしれません。
4年前の自然の急襲によって吉里吉里国唯一の駅は、今やぺんぺん草が生える無法地帯となっております。

今でも吉里吉里国が存続しているのかどうかは分かりません。あの山田線もJRの白旗で今は三陸鉄道に凱旋が上がり、南北リアス線が直通運転されることになりました。来年の全線開通を目指して復旧工事がすすめられており、吉里吉里駅が再び甦るかもしれませんね。
吉里吉里駅復興にはドンガバチョ大統領が祝辞を述べるかもしれません。ぜひ開通式典にはおいでください。
  • |2015.06.26(Fri)
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Re: ounaさんへ☆彡

こんばんは。

上空から見たら瓢箪が浮いているように見えるかもしれませんね。
ひょうたん島ができたいきさつは地震によって地上から切り離され、ピクニックに来ていた子供たちを乗せたまま、海洋を彷徨うようになったんだそうですね。まさに東日本大震災の地震が、それまでこの地に停泊していたひょうたん島を漂流させたのかもしれません。
当時は大人も子供も夢中だったようです。テーマソング、懐かしいですね。奇想天外な人形劇、思い出していただけましたでしょうか。


  • |2015.06.26(Fri)
  • |matsuyama
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こんばんは

「ひょっこりひょうたん島」にモデルがあったんですか?!
ビックリです(@_@;)
子供の頃、毎日楽しみにしていましたよ。
作者の井上ひさしさんがお近くに住んでいたんですね。
でも、湖に浮かぶ小さな島を見て、あのお話しをどうやって想像したのでしょうね。
その事を考えると、面白いような楽しいような気持ちになります。
心があの頃に戻ってしまったようですね。
  • |2015.06.27(Sat)
  • |カミさん
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ひょっこりひょうたん島と井上ひさしさん

matsuyamaさん。こんにちは。はじめまして。『野の花日記』のマリコと申します。

matsuyamaさんのブログからは「伝統ある日本の歳時記」をこれからの人たちに伝えていきたいという思いがバンバン伝わってきます。

私も歳時記には弱いので興味深く読ませていただいて居りますm(__)m。

『ひょっこりひょうたん島』子どもと一緒に毎日見てました。
懐かしい歌で~す(^^♪。
劇中の、「政治家に頭のよくなる薬を飲ませる」というのがありますが、
いまの政治家たちに飲ませた~い!!ですね。

『井上ひさし:ひょっこりひょうたん島を語る』夕べここでみました。
『父と暮らせば』←テレビで上映されていました。
『アメリカの日本人収容所』←紀伊国屋(新宿)のシアターで観ました。

実は夕べ、ここのブログ内のYouTubeで、井上ひさし氏が亡くなられた折の特集がありそれを見て夜更かししてしまいました。

35歳の父親(井上修吉、文学青年・社会運動家)が5歳のとき亡くなり、父が残した本を読み、井上ひさしさんに強力な影響を与え、井上さんの中で生き続け、『組曲虐殺』(小林多喜二)を作りあげられたのかと・・・もちろん井上ひさし氏ご自身でもあるのですが。
☆彡『後に続く者がいることを信じて進め』井上ひさし氏のことばです。

今朝、もう一度見ようと思って探したのですが見当たりません(>_<)。

島のモデルは蓬莱島でキマリ~。そっくりですもの。
ひょっこりひょうたん祭り、楽しいものになるでしょうね(^^)/。

勝手にリンクさせていただいております。よろしくお願いします。
ではまた来ますね☆彡
  • |2015.06.28(Sun)
  • |マリコ
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Re: 南の風さんへ☆彡

このところの鹿児島は1000㎜を超す記録的な降雨量で土砂崩れなんかが発生しているようですが、お住まいの地域被害は出ておりませんか。十分お気を付けください。台風でもないのにこれほどの大雨になるとはやはり異常気象ですね。こちらは今だに入梅しません。それ程大きい国土でもないのに、この違いは何なんでしょうね。

1500m位までは初心者でも登りやすい山なんだそうですが、その先が体力のない年寄りには不向きなのかもしれませんね。登りの3時間をクリヤーするための体力つくりが必要ですね。1昨年登った1000m級の山でも頂上に立つと四方が見渡せ、気持ちいいですよ。登山家の気持ちが少しは分かるような気もしますね。


  • |2015.06.28(Sun)
  • |matsuyama
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Re: カミさんへ☆彡

隣接の釜石市にある鉄の資料館にはひょっこりひょうたん島の歌碑があるんですよ。鉄とひょっこりひょうたん島とどういう繋がりがあるのか分かりませんけどね。おそらく井上ひさしさんが住んでいたという結びつきなんだと思います。
井上ひさしさんは山元護久さんと2人で共同執筆してたそうですが、お互い気持ちを1つにするため部屋を借り、共同生活していたそうです。そこであの奇想天外なアイデアが出たんでしょうね。
蓬莱島の近くにはJR線の吉里吉里(きりきり)駅があります。井上ひさしさんはそこを舞台にした「吉里吉里人」なる本も出されてます。奇想天外な発想はここでも発揮されてます。岩手県に縁が深いんですかね。
来春には修復されたひょっこりひょうたん島が見られると思います。地元だけじゃなく、ひょうたん島ファンにとっても楽しみですね。

  • |2015.06.28(Sun)
  • |matsuyama
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Re: マリコさんへ☆彡

マリコさん、初めまして。コメントありがとうございました。
自分もお伺いしておりながら、コメント欄がないものでいつも読み逃げばかりでした。
政治にピリリとした評を加えながら、紀行文的なブログには関心がありました。特に京都などは以前仕事で何度か尋ねたことがあり、昔を思い出しながら拝見しております。
ひょっこりひょうたん島は当時の皆さんならご覧になっている国民的人気番組でしたものね。自分も欠かさず見ていましたよ。
昨今は頭がよくなる薬を飲ませたい政治家が多いですよね。ちょっと間違えた方向に手を出してしまいましたが、田中角栄などは一本芯の通った政治家だったと思います。反対論が多いかもしれませんが、日本列島改造論なんかは当時は画期的だったと思います。
ひょっこりひょうたん島を取り上げるに至っていろいろ調べたのですが、井上ひさしさんの人間性がよく分かりました。遅筆家だったんですね。自分も遅筆な方で、遅筆堂文庫にでも名を連ねようかなとも思ってます(笑)。
知らないことが多くてこの歳ながら勉強になりましたよ。マリコさんはいろいろ博識をお持ちなんですね。
来春のひょうたん島まつり、行って見ようかなと思ってます。機会がありましたら取り上げてみたいと思いますので、ぜひもう一度ご覧なってください。
リンクいただきありがとうございます。光栄です。自分もリンクを貼らせていただきます。

  • |2015.06.28(Sun)
  • |matsuyama
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matsuyamaさんへ!!

暫く体調が優れなくコメントも遅くなりましたが、素敵な記事で納得しました。!
井上ひさしさんは(太宰論)でも素晴らしい事を書いてますので、流石の比ゆと思いますね~~!
  • |2015.06.29(Mon)
  • |荒野鷹虎
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こんばんは!

ひょっこりひょうたん島、懐かしい!!
幼稚園児だった頃大好きでした^^!こうしてみるとあの頃は子供番組も結構質が高かったですね。

モデルの島があったこと、悲しいことにあの震災で知りました…。
  • |2015.06.29(Mon)
  • |見張り員
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Re: 荒野鷹虎 さんへ☆彡

体調いかがですか。回復されましたか。天候不順のこの時季、健康維持するのも大変ですよね。

井上ひさしさんは1つの作品を書くにしても膨大な参考資料を読んでいたそうですね。自分で方言辞典を作ってしまうくらいの凝り性だったそうです。太宰論はまだ読んだことがないですが、敬愛する作家、太宰治のことでありますから、ありとあらゆる本を読破したのかもしれません。井上さん独特のタッチで語っているのでしょうね。
  • |2015.06.30(Tue)
  • |matsuyama
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Re: 見張り員さんへ☆彡

ひょっこりひょうたん島のモデル島としてご存知でしたか。情報早いですね。自分はつい最近まで知りませんでした。灯台下暗しですね。
この島の近くにある釜石市に行ったとき、ひょっこりひょうたん島の歌碑があったんですけど、何でこれがここにあるんだろうと疑問に思ってましたよ。ひょっこりひょうたん島のモデル島である蓬莱島を知って納得しました。

今でもあのメロディが耳をかすめます。当然子供の頃は誰がシナリオを書いていたかさえ知らず、最近故井上ひさしさんだったことを知り、驚愕してしまいました。なるほどあの方なら奇想天外なシナリオも書けるだろうなと感心したものです。人形劇も画期的でしたよね。質の高い放送劇でしたから、人気番組でもあったんでしょうね。
  • |2015.06.30(Tue)
  • |matsuyama
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