受験競争に合格祈願の春

立春を迎え、一面雪野原の北国を除いて、季節はいよいよ春に向ってまっしぐらです。
梅の開花があちこちから聞かれ、野に山に野鳥の囀りが日増しに高まってきます。同時に1月末から2月下旬にかけては、中学生や高校生にとって大きな重圧となる入学試験の季節でもあります。首都圏などの私立の学校や幼稚園では「お受験」と呼ばれ、小さいうちから壮絶な受験競争が行なわれています。
菅原道真公を「学問の神様」と慕われる天神様の神社には、合格祈願を願う多くの受験生たちで賑わいます。合格者の発表に受験生が喜びあるいは落胆する姿は、このシーズンの象徴でもあり、「15の春」とも言われているようですね。

合格祈願(絵馬)

受験生やその家族は気が気でない毎日を送っていることと思いますが、シーズンになるとコンビニやスーパーなどで受験応援コーナーが設けられたり、験を担いだお菓子等が並びます。さらには様々な縁起の良い名前の駅などで、受験生の合格を願って切符が発売されたり、様々な駅で「スベリ防止砂」が配布されています。三陸鉄道の宮古駅ホームには「落ちないにゃんこ神社」が設置され、近くの高校に通う受験生は毎朝手を合わせているそうです。
受験生にとって知恵を授け、合格へと導いてくれる神様、仏様はありがたい存在でもあり、藁にもすがりたい気持ちでしょうね。

合格祈願(にゃんこ神社)

数年前からいつのまにか定着した「願掛けアイテム」。「きっと勝つ」という語呂をもじった「キットカット」、「きっちり通る」に通じるとし受験生の縁起物として大活躍中のキシリトールガム、「五角=ごかく=合格」に通じる五角形の合格鉛筆など、各種の合格祈願グッズが販売されています。
また、水産加工品にもこうした語呂合わせで縁起を担ぐ商品もあるようです。勝利を願う「かつお節=勝男武士」やお馴染みの置くとパスするという「オクトパス(タコ)」。これらは験担ぎだけではなく、栄養豊富と実用性も高く、受験勉強で疲れた受験生にとって、疲労回復や集中力を高める効果があるそうです。
いづれにしても大変な時期を乗り切って欲しいと各メーカーが元気の出る商品を発売しているんですね。

合格祈願(おみくじ)

ン10年前、私らにも高校受験の時代はありましたが、当時はまだ今ほどの競争率も高くなく、希望する高校にはだいたい入学できていました。それでも受験勉強だけはしっかりとやっていましたよ。高校の数も少なかったですけど、それ以上に進学志望より就職を希望する生徒が多かったですからね。
卒業と同時に列車に乗って上京していました。同じ学校から4~5人のグループで列車に乗り込み上京していましたが、見送りに来た先生や親との別れが辛くてね。発車のベルが鳴って列車が動き出すと窓から身を乗り出して手を振ったり、女の子なんかは陰で泣いていました。希望にあふれる反面、未知の世界に飛び込む不安が錯綜していたんですね。上野駅に到着すると就職先の社長さんたちが迎えに来ていました。今なら新幹線であっという間ですけどね。別れの情緒は昔の方がありましたね。
その頃の社会現象となった就職列車を歌ってヒットした井沢八郎さんの「あゝ上野駅」なんて流行歌もありました。えっ、知らない?そうか、おじさんの歳が分かっちゃいますね(笑)。

合格祈願(教室)

今の子供たちは受験競争で大変だと思いますけど、子供たちの教育を担う親御さんも大変ですよね。
住宅資金、老後資金と並び教育資金は、人生の三大支出に数えられます。住宅ローンを抱えながら、親の介護をしたり、子どもの教育資金を準備するのは大変でしょう。一人目は貯蓄で対応できても、二人目三人目になると資金不足になることもあると思います。
一説によると子供1人幼稚園から大学卒業までの19年間でかかる、校外活動費、給食費などを含めた教育資金は、私立で大学が理系だと約2,000万円(自宅通学の場合)かかるそうです(平成12年文部科学省調べ)。国公立でも約700万円はかかるようですから、お父さんの双肩には重い負担がかかりますよね。
今では私らの時代にはなかった児童手当が支給されていますが、少しは教育費負担の軽減になりますでしょうか。とはいえ二人以上のお子さんを抱えるご家庭では、貯蓄や奨学金制度などを活用して自己防衛しなければならないでしょうね。


二十四節気 立春(りっしゅん)◇二十四節気最初の節気。2月4日および雨水(2月19日)の前日まで。
暦便覧は「春の気立つを以って也」
暦の上で一年の始め、春の始めとされ、暖かくなりはじめる。
立春七十二候(第二候)は次の通り。
第二候(立春次候)2/9~2/13 黄鶯睍睆(うぐいすなく)
「ホーホケキョ」と、ウグイスが馴染みのある美しい鳴き声で、春の到来を告げる頃。その年の一番初めに聞くウグイスの声を「初音(はつね)」といいます。


今日の独りごと

今日の独りごと0205ちょっと古くなった話題ですが、先月18日新春恒例の消防団による出初式が行われました。例の見慣れた消防半纏を着た分団員約250名が一堂に集まると、異様な雰囲気に圧倒されますね。
この日は日頃の訓練の集大成として発表されました。消火訓練や放水訓練の実践面は毎年6月頃改めて披露されますが、この日の訓練は、きびきびした動きや上官への報告など爽やかな感じさえ見受けられます。その後は市内商店街を分列行進。消防車23台も混じっての行進では、沿道を取り巻く市民の皆さんに防火防災を訴求しました。
いつ、どこで、どんな訓練をしているのでしょうかね。団員それぞれの勤める職場は違うでしょうし、勤務時間も違うでしょう。全員集まって訓練するには日曜、祝日の休日、あるいは平日の夜しかないと思うんですが、少ない訓練時間で良くまとまっていますよね。さすが市民の防火防災を守る、責任感の強い消防団だと思いました。


参考サイト:暦生活受験だ合格祈願日刊水産経済新聞子供マネー総合研究会丸果石川中央青果


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育った愛媛県南部の田舎で、
自治消防団の訓練風景を目の当たりにしたことがあります
日頃、おどけてばかりのおじさんが陣頭指揮、
凛々しさに固定概念との乖離を知ったのです

受験は都会が圧倒的に有利です
こんな不公平や不条理が最初の試練なのかも知れませんね
  • |2015.02.06(Fri)
  • |FREUDE
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Re: FREUDEさんへ☆彡

訓練風景を見ていると皆さんきびきびしていますよね。見ると40代50代のおじさんが胸を張って真顔で敬礼などをしている姿を見ると、失礼ながら「プっ」と笑っちゃいます。本当の火災、災害の時は訓練以上に真剣に取り組んでくれるんですよね。頼もしい姿を拝見させていただきました。
田舎と比べると都会との学力のレベルには格差があると思いますけどね。
最初上京したときの都会の洗練された街並みには圧倒されますからね。知能の違い、環境の違いで田舎者という概念が卑屈にさせてしまうんでしょう。最近では電波やネットの普及で最新動向、流行などの習得に格差は是正されてきてると思いますが、教育の面では立ち遅れがあるかもしれませんね。


  • |2015.02.06(Fri)
  • |matsuyama
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入学試験のシーズンに入り、神社へ行くと合格祈願の
絵馬を見るようになりました。
団塊世代の私の高校・大学入試は、競争率が高い時代でした。
現代は事情も変っていますが、親御さんにとっても気が気で
ないのでしょうね。
  • |2015.02.06(Fri)
  • |南の風
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今晩は

高校受験のころが懐かしいですね。
私たちのころから受験戦争も過酷になりつつありました。そしていわゆる優秀校とそうでない校の格差も広がっていましたね。担任教諭はいかに多くの生徒を優秀校に送るかできりきりしてました。
ですから私のようにそうでない校しか受け皿のないものは見捨てていましたねw。
今ではただの思い出にはなりました。

  • |2015.02.06(Fri)
  • |見張り員
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8年ぐらい前だったかな~、太宰府天満宮の宮司の息子は受験失敗しましたよ。
神頼みもほどほどに・・・
  • |2015.02.07(Sat)
  • |和 八葉
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Re: 南の風さんへ☆彡

受験シーズンに入ると合格祈願の参拝客が目につきますね。親子で祈願する方もおれば、お母さんやお祖母ちゃん単独で祈願する姿も見受けられます。どうなんでしょうね、本人不在の祈願。ご利益あるんでしょうか。

自分の高校入試の時は前年に新しい高校ができたばかりでしたので、競争率は1.2~3倍と記憶してます。ですからほとんどの受験者は合格してました。先生から安全だと折り紙付きでしたから、のんびり受験してましたけどね。合格祈願などという切実なことはなかったです。
現代は事情も変わってきてますから、本人は当然、親御さんも神頼みに走るのかもしれませんね。


  • |2015.02.07(Sat)
  • |matsuyama
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Re: 見張り員さんへ☆彡

我々団塊世代の頃になって受験生も増えてきました。それに合わせて行政も新設校を検討してましたからね。その恩恵に預かったのが我々の世代でして、受験戦争などという過酷な競争はありませんでした。ただ昔からある名門校は進学校として受験生には1つの目標校とされてましたから、人気は集中していたようですね。
自分は事情もあって進学は念頭にありませんでしたから、受験戦争から離脱しました。だから競争意識の薄い大人に育ってしまったのかもしれませんね(笑)。
進学校を受験していれば今頃もっと裕福な生活を送れていたかもしれません(笑)。


  • |2015.02.07(Sat)
  • |matsuyama
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Re: 和 八葉さんへ☆彡

あ~、その話聞いたことありますね。
道真公にも見放されたんでしょうか。信心が足りなかったのでしょうか。
道真公を頼り切っていたのか、自分の努力が足りなかったのか。
こういうこともあります。
天神様の宮司さんの息子が受験に失敗したとなると、合格祈願に訪れる人が減ってしまうかもしれませんね。

  • |2015.02.07(Sat)
  • |matsuyama
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東風ふかば、、
天神さまの梅も気になってるのですが、
なかなか出かけられない日々です。
消防団、頑張ってほしいですね!
伯父は役職が多く、かけなくて名刺二枚になってましたが
一番好きだったのが消防団長のかっこうで、写真を立派にとって、
もしかすると、遺影も??
集まりがアットホームだったんだと思います。
地域の結束は大事な宝だとおもいます。
  • |2015.02.07(Sat)
  • |hippopon
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Re: hippoponさんへ☆彡

道真公を慕って遥か九州まで飛んで行ったという「飛び梅」。亀戸天神にも梅まつりってあるんですね。飛び梅かどうかは分かりませんが。
要職が多かったんですね、伯父さん。書き込めなくて名刺2枚ですか。使い分けが大変ですね。
消防団長なら地元の憧れの人ですよ。信頼が厚かったんだと思います。
亡くなった親父も副団長をしていたそうですが、自分は記憶にありません。分団の記念集合写真に副団長の半纏を着て写ってました。当時の消防団の活動はよく分かりませんが、先般の東日本大震災では消防団の大活躍がニュースとして流れました。自ら犠牲となった団員もいましたからね。消火活動だけじゃないんですね。

  • |2015.02.07(Sat)
  • |matsuyama
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受験生、神頼みのご利益を本気で信じているとも思えませんが、
息抜きとかのアクセントになっているのかもしれませんね。
  • |2015.02.09(Mon)
  • |カノッチ
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Re: カノッチさんへ☆彡

ま~、話題性でしょうね。神頼みで合格できるんでしたら、皆神社にお参りしますよ。
過酷な受験勉強から解放されるために、友達と一息つくのが目的じゃないんですか。
そこに目を付けたのが企業ですよね。受験生の安心感と自社製品の売上、うまくはまれば売上向上ですからね。
  • |2015.02.09(Mon)
  • |matsuyama
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