読書の秋に文豪の地を訪ねる

11月8日は「いい歯の日」だったんですね。日本歯科医師会では「いつまでも美味しく、楽しく食事をとるために、口の中の健康を保っていただきたい」ということから、厚生労働省とともに「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」を積極的に推進しているのだそうです。その活動の一環として、11月8日を語呂合わせから「いい歯の日」としたんですね。知ってました? 6月4日からの「歯の衛生週間」は知ってましたけどね。
旬のモノを美味しくいただくには、健康体であることのほかにもトラブルの無い丈夫な「歯」が必要ですよね。実は私、いま歯科医院に虫歯治療で通院しています。虫歯があると思うように食べれません。いかに丈夫な歯が大切か実感しています。過ぎてしまいましたけど11月8日の「いい歯の日」。この日をきっかけに、歯のケアについてもう一度考えてみたいものです。

もみじ

朝の起床が辛くなる? 七十二候「地始凍」
さてさて朝晩の寒さは一段と厳しくなってきましたが、七十二侯の第五十六侯は11月12日頃から立冬の次侯で、「地始凍(ちはじめてこおる)」に変わります。
夜の冷え込みも厳しくなり始め、地面が硬く凍ってくる頃です。空気が張りつめるように冷たくなり、朝は起きるのが辛くなりますが、いざ外に出てみると空気が清らかに感じられるものです。近年は温暖傾向のため、地が凍るのは少し先となりますが、確実に冬の訪れが感じられます。

11月15日は七五三です
もともとは関東地方を中心とした行事でしたが、現在では全国的な年中行事として定着しております。3歳の男女、5歳の男児、7歳の女の子の成長に感謝し、氏神様にお参りします(詳しくは過去記事2011年11月10日「子供の成長を祈願した七五三」を参照)。
関西地方では男女とも数え年13歳のお祝いに、子供の多福、開運を祈って「十三参り」が行われます。七五三よりこちらの方が盛んな地域も多く、特に京都嵯峨では4月13日の虚空蔵菩薩へのお参りが有名ですね。 



岩手の文豪の地を訪ねました
11月9日までは読書の秋に相応しい「読書週間」でした。リサーチバンクの調査によると、46%の方が月に1冊以上の本を読んでいるそうです。逆をいえば54%の方は月に1冊も読んでいないともいえます。活字離れが進んでいるんでしょうか。また最近1年間に電子書籍を利用された方は21%程度だったという結果も出ており、まだまだ普及されていないようですね。

そんな中、先日岩手の文豪の地を訪ねてきました。岩手の文豪といえば「石川啄木」ですね。
1886年 渋民村(現盛岡市玉山区)に生まれた石川啄木は、渋民小学校を首席で卒業し、地元では神童と呼ばれていたそうですから頭は良かったんですね。16歳の時、文学に夢を抱き上京した啄木は与謝野鉄幹・晶子夫妻と知り合い、翌年「啄木」の名で初めて詩を発表しました。その後は郷里の小学校で代用教員をしたり、函館の新聞社で記者を勤めたり、波乱万丈の生活をしていたそうです。啄木は、24歳のとき処女歌集「一握の砂」を発表。歌集には「はたらけど はたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る」などがありますね。26歳で生涯を閉じた啄木の死後には「悲しき玩具」も集大成されました。

文豪の里・石川啄木 文豪の里・石川啄木(オルガン) 文豪の里・石川啄木(節子)
文豪の里・石川啄木(渋民小学校)
石川啄木の本名は「一」(はじめ)です。啄木はペンネーム。鳥のきつつきは漢字で「啄木鳥」と書きます。きつつきがくちばしで木を「カンカン」と叩く音が日々の慰めとなり、啄木としたのではないかといわれています。
写真は16歳の頃の若き啄木。右は恋人の節子。二人の恋愛が叶い、結婚後は盛岡市内に新居を構えたそうです。熱情家だったんですね。
啄木が明治39年、代用教員をしていた頃の渋民尋常高等小学校は石川啄木記念館のすぐそばに移築されてあります。当時使っていたオルガンもありました(石川啄木記念館に展示)。明治35年に製造されたもので、大分色褪せていましたが、調律すればまだ使えるかもしれません。
「ふるさとの 山に向かいて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」(一握の砂)

歌碑 悲しき玩具
石川啄木記念館
いわて銀河鉄道渋民駅から車で5分程走った国道4号線脇に「石川啄木記念館」があります。生誕百年を記念して建設されたもので、啄木直筆の書簡や生前愛用した品々が展示されていました。
啄木の死後2か月目に出版された「悲しき玩具」。闘病生活の苦しみや故郷への思いを詠んだ歌集です。記念館のそばには函館の新聞社に勤務していた頃の思いを綴った歌碑が建っていました。
「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる」(一握の砂)

石川啄木(借家)
石川啄木(囲炉裏) 石川啄木(神棚)
母校渋民小学校の教壇に立っていた頃に生活していた借家も、昭和45年に記念館のそばに移築されております。「雲は天才である」「面影」などの小説は、この家の2階で執筆していたそうです。
斎藤佐蔵氏からの借家には、昔懐かしい囲炉裏や神棚に小正月の繭玉飾りが吊るされていました。2DKながら割と奥行きがあり、広く感じられました。2階もあったようです。ここでご両親と啄木夫婦が住んでおられたんですね。嫁と姑の間はあまり芳しいものではなかった、という噂もあったようです。
「たわむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず」(一握の砂)

さらに石川啄木の生涯と文学を詳しくお知りになりたい方は「石川啄木記念館」にアクセスしてご覧ください。

グーグルマップITニュース

石川啄木記念館
 岩手県盛岡市玉山区渋民字渋民9番地 TEL.(019)683-2315
駐車場/自家用車50台。大型バス15台。ラウンジ/20席。
開館時間 4月~10月 午前9時~午後5時
  11月~3月 午前9時~午後4時30分
休館日 12月28日~1月3日(11月~3月は毎週月曜日)
 ※月曜日が祝日の場合は翌日が休館日)
入館料 大人450円 大学生・高校生320円 中学生・小学生200円
交通アクセス 鉄道 いわて銀河鉄道「渋民駅」からタクシー 約5分
 車 東北自動車道滝沢ICより国道4号を青森方面へ約8km、約10分。
       
 

次回は岩手の文豪第2弾、宮沢賢治、高村光太郎を探訪してみます。





参考サイト:ぴお、七十二侯がまるごとわかる本、トクトク便りVol.368
写真協力:写真素材-フォトライブラリー

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優秀な頭脳を持ちながら
身勝手な社会性は、多くの方々を不幸にして亡くなりましたね
素晴しい才能を持っていた訳ですから、もったいない話です

金田一京助氏と出会っていなければ
先に首をくくっていたことでしょう
男としては、最低だと思います
  • |2013.11.11(Mon)
  • |FREUDE
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Re: FREUDEさんへ☆彡

石川啄木についてお詳しいですね。
ご存知のように優秀な才能を持ちながら、淫らな素行が多々あったようです。人間的に評判が良くないのはその辺が尾を引いていたからなのかもしれませんね。
それにしても借金を肩代わりするなど金田一京助氏の温厚な処置は、啄木の短い人生に大きな影響を与えてくれたのでしょうね。例え親愛なる友人とはいえ、なかなかできないことです。足を向けて寝れなかったはずです。
ともあれ文学への志と郷愁への思いは強いものがあったようで、数々の故郷や親への慈しみが詩情に現れているように思います。このまま文学に没頭していたら素晴らしい作品を世に送り出していたかもしれません。自分で自身を滅ぼしたような気もしますね。

  • |2013.11.11(Mon)
  • |matsuyama
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matsuyamaさん こんばんは^^

岩手は文豪もおおいし小説などにも取り上げられている土地が多いですしね!!

単車で東北の各地を走り回った自分ですがなぜか岩手県は訪れた所が少ないんです・・・(^_^;)
機会があれば行ってみたい所の候補が一つ増えました(笑)
  • |2013.11.11(Mon)
  • |はやちゃん
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Re: はやちゃんさんへ☆彡

こんにちは。

文豪といわれる方は岩手に数人おりますけど、山形にも有名な作家がおられるじゃないですか。自分が知ってるところでは藤沢周平氏がいますよ。「たそがれ清兵衛」はテレビで見ていましたし、「蝉しぐれ」などは大好きで、読書に没頭していた頃がありました。他にも現役では井上ひさしとか丸谷才一などもいますしね。
岩手には世界文化遺産の平泉もありますし、海寄りにコースを取れば、あまちゃんの陸中海岸もあります。ぜひ時間を割いてご覧いただきたいと思います。
先日日本ジオパークに認定されましたから、これから観光客も増えると思います。増えてほしいです(笑)。

  • |2013.11.12(Tue)
  • |matsuyama
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こんにちは
いつもどうもありがとうございます♪

そういえば読書の秋もそうですね
自分は、ストーリーのあるものは
仕事で読んでるので、普段は全く読まないので
経済書やマーケティング、広報系がおおいです(笑)
だいぶ冷え込んできました
体調にお気を付けくださいませ

またよろしくお願いいたします♪
  • |2013.11.12(Tue)
  • |スーパーサイドバック
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11月8日は「いい歯の日」でしたか。私も前歯の治療に取りかからねば!! すでに取り返しのつかない状態に陥ってしまっています。ここにきて歯の大切さをしみじみと感じています。

秋をことさらに深く感じる文豪たずね歩きでしょうか。素敵ですね。
啄木が住んだという借家。いいですね。いつかはこんな古民家に住んでみたいです。憧れは憧れのままが良いのかもしれませんが、それでもやっぱり古民家生活が夢です。元気なうちに実現できれば良いのですが(笑)
  • |2013.11.12(Tue)
  • |まろゆーろ
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matsuyamaさんへ!!

私の自慢は、虫歯がなかったことでしたが、最近はついに虫歯治療に通っています。加齢ばかりの理由ではなく、たばこと酒のせいかと悔んでいます。それでも年の割には素晴らしい立派な歯をしていると医師に褒められています。確かに歯がよくないと噛み込みが悪くなり食生活もだめになりますねー。

啄木は北海道釧路の女性との恋が有名です。悲劇の俳人ですが素晴らしい俳句を残していますねー。昔の文学者は多かれ女性問題が多いようですねー。
  • |2013.11.12(Tue)
  • |荒野鷹虎
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Re: スーパーサイドバック さんへ☆彡

こんにちは。いつもありがとうございます。

活字離れが言われて久しいですが、最近ではPCや電子書籍の普及で少しは歯止めがかかっているのかもしれません。ただ統計的にみれば電子書籍の普及度はあまり高くなく、これからに期待したいツールのようですね。
動画と違い、小説などは読むことによって読者個々の想像力を高めてくれます。豊かな創造力や読心力が研磨されるところにあるものと思います。活字の裏に何が隠されているのか、筆者の意図を汲み取ることによって、豊かな感情、思いやりなどの表現力が養われるのではないでしょうか。
シーンと静まり返った夜更けに本を読むことは想像力を高めてくれますが、この時季体調にも十分気をつけたいところですね。

  • |2013.11.13(Wed)
  • |matsuyama
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Re: まろゆ-ろさんへ☆彡

別のツールでこの記事を目にしたとき、丁度歯の治療をしていた自分にとって歯の大切さを身をもって感じたものです。歯医者通いのまろゆーろさんの記事を拝見していても、歯の大切さを感じます。

例え遊び人であったにしても、同じ県内に文豪が住んでいたことを誇りに思いますし、その聖地を訪ねてみるのも悪くはないですよね。当時の生活様式、文学への志、文壇デビューの背景などが分かります。
素朴な借家の様子を見ていると、逼迫した生活環境の中だからこそ文学で身を立てようとする強い思いが伝わってきます。身体の病と異性への病がその志を乗り越えられなかったのかもしれませんけどね。
ビルが林立する街から一歩出ると周りは森と畑の長閑な環境。茅葺の家も今や見る機会が少なくなりました。囲炉裏を囲み、自在鉤を使って煮た鍋料理に舌鼓を打つ。家の中の暮らしだけでも、もう一度昔に返って見たいものですね。

  • |2013.11.13(Wed)
  • |matsuyama
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Re: 荒野鷹虎 さんへ☆彡

内臓疾患もそうですが、歯の衰えも加齢とともに進行して来ます。自分もそうなんですが、特にたばこをお吸いになっているとヤニで葉が黄色くなってしまいます。歯茎の衰えとともにスキッ歯になり、尚更貧相に見えます。大口を開けて笑えないですよね。お手入れはこまめに(笑)。

啄木の女性関係は北海道だけじゃないみたいですよ。行くところ女の影が揺らめいていたとか。優男の風貌をしてますから、持てたんでしょうけどね。文学の肥やしになってくれればそれはそれでいいかもしれません。奥さんは大変でしょうけどね。

  • |2013.11.13(Wed)
  • |matsuyama
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こんばんは

石川啄木の歌を読むと、なにか心のうちが震えるような感じがします。
彼の魂の叫びは人にストレートに伝わるのでしょうね。

私もいつか、啄木の故郷を訪れたいです!
  • |2013.11.13(Wed)
  • |見張り員
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Re: 見張り員さんへ☆彡

一握の砂に納められている歌に
「かにかくに渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひでの川」の句があります。
村の中を北上川が流れ、岩手山、姫神山を眺め、美しい風景を愛していたのでしょうね。誰もが故郷を愛するように、啄木もふるさとをこよなく愛していたんだと思います。
子供の頃見慣れた自然を思い出し、懐かしく思う気持ちに感銘するところがありました。
素朴で何もないところですが、ぜひ一度文豪の里を訪ねてみてください。
啄木に関心がおありだと、近くに点在しているゆかりの地をご覧いただくこともできます。
  • |2013.11.14(Thu)
  • |matsuyama
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昔の文豪は、必ず、女の人がかかわっていますね・・・

岩手も、良く遊びにいくところです。

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Re: くろこ姫さんへ☆彡

文豪も剣豪も酒豪も、常に影について回るのが女性ですね。
それだけ強者どもの手綱捌きがうまいんでしょうか。
一歩間違えると命がなかった昔は、必死の覚悟だったと思います。

また岩手に遊びに来てください。世界文化遺産から三陸ジオパークまで
見どころ満載でお迎えいたします。

  • |2013.11.16(Sat)
  • |matsuyama
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