冬来たりなば春遠からじ!?

最近、肌寒くなってきました。そのせいか、お風呂につかると気持ちいいですよね。極楽極楽。
皆さん、入浴剤使っていますか。全国の温泉の名前が入ったもの、発汗作用を促すもの、入浴剤が溶けるとおもちゃが出てくるものなど、色々な種類があるんですね。
この入浴剤、実は、日本では昔から天然の植物を使った、端午の節句の菖蒲湯や冬至の柚子湯といったものに使われていたんですね。江戸時代、これらの天然の植物と漢方薬を組み合わせたモノを「薬湯(やくとう)」と呼び、皮膚病などのさまざまな病気の症状にあわせて用いられていたんだそうです。
このような歴史ある入浴剤。その効果を味わうためにも、寒い冬いつもよりもう少しだけ長くお風呂につかってみませんか。

ベンチと落ち葉

名残り秋?に見られる立冬
さてさて暦の上では11月7日からいよいよ冬の始まり、二十四節気の一つ、立冬となります。肌感覚としては秋たけなわといった印象が強い時季ですが、日の光は一段と弱くなり、北国の山では初冠雪が見られ、冬の気配をうかがうことができます。
冬型の気圧配置で強く吹く冷たい北風が木枯らし。文字通り木の葉を飛ばし枯らしてしまうような風です。その年の冬、最初に吹く木枯らしが「木枯らし一号」で、身震いするような冷たい風にコートの襟を立てると、ついに冬がやってきたことを実感します。

冬の始まりを感じさせる「山茶始開」
そして立冬の初候は七十二候の第五十五候「山茶始開(つばきひらきはじむ)」となります。
ここでの椿とは同じツバキ科の山茶花(さざんか)のこと。日本での椿の開花は2月頃です。山茶花の開花は秋の別れと同時に冬の始まりを感じさせます。山茶花は一枚一枚バラバラに散るのに対し、椿は首からストーンと落ちます。それが斬首刑をイメージさせるのか、武士には嫌われていたそうです。
ポツリポツリと新緑の中に浮かぶように赤い花をつけ始める山茶花。大川栄策さんの「さざんかの宿」を思い出すのは私だけでしょうか。

山茶花が咲く道で落ち葉焚き
童謡に「たきび」という歌があり、2番の歌詞に、
♪さざんか さざんか さいたみち   たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」  しもやけ おててが もうかゆい
山茶花の花が咲く道で焚き火をしている模様が歌われています。昔は落ち葉をかき集めて焚き火をしていたものですが、今は事前に消防署に届けを出さなければなりません。垣根のある道の曲がり角や、山茶花が咲く道で焚き火をすることは叶わなくなりました。今の子どもたちには想像し難いでしょうね。



崎山貝塚「縄文まつり」でトムソーヤに成りきってきました
海抜120m、海岸から1.5kmの崎山貝塚(詳しくは過去記事2012年11月20日「古代の鉄づくりに挑戦」を参照)で、初めての発掘調査が行われたのは大正13年(1924)。全国的にも貴重な遺跡であることから、平成8年7月16日に国の史跡として指定されました。
11月3日、崎山貝塚で縄文まつりが開催されるのは今年で14回目。かつての縄文時代の人々がどんな生活をしていたのか、興味津々です。

縄文まつり(弓矢)
子供たちを中心にファミリーが集まった会場では、狩りに欠かすことができない弓矢の体験に人気が集中。
トムソーヤに成りきったかな、ボク。約20m先の的に命中。私も子供の頃お兄ちゃんたちに弓矢を作ってもらって遊んでましたよ。狙ったところに全然当たらなかった。意外と難しいんですよね。

縄文まつり(石斧)
石斧で小枝を切る体験コーナー。鉄製の鉞(まさかり)と違って簡単には切れません。10回斧を振り上げてやっと。切り落とした頃、様になってきましたよ。フーッ、疲れたってとこかな。

縄文まつり(火起こし)
次は火起こし体験に挑戦。ヨモギの葉を乾燥させ柔らかく揉みほぐした「もぐさ」を利用して火を起こします。でもなかなか火は起きません。5分、10分。次第に焦ります。疲れてきます。汗びっしょり。やがて煙が少しだけ上がってきました。火元にもぐさを持っていき、口で風を送ります。フーフー、点いた点いた、やったね。
ちなみに火起こし選手権大会として行われた過去の最短記録は、1分4秒でした。

縄文まつり(ペンダント①) 縄文まつり(ペンダント②)
ここでは石のペンダントづくりに挑戦。ペンダントの材料になる滑石(かっせき)は柔らかい石なので、キリで穴をあけてから、砥石(といし)で磨きます。磨けば磨くほど美しい光沢がでてきます。最後におじさんに紐を通してもらえば出来上がり。
「おじさん出来たよ、紐を付けてください」「お~、きれいに出来たね。待ってろよ、いま紐付けてあげるから。どうだ立派なペンダントの出来上がりだ」「うん、ありがとうございました」。と言ったかどうか。

縄文まつり(どんぐり①)
縄文まつり(どんぐり②) 縄文まつり(どんぐり③)
かつて、縄文時代の人々は、どんぐりを主食にしていました。そのまま食べるとかなり渋く、アク抜きが必要です。事前に崎山貝塚で拾ったコナラとミズナラのどんぐり。茹でて中の虫を殺し、天日で数日間乾燥させます。乾燥したどんぐりを石で割って中の実を取り出し、灰汁で茹でます。この後、新しい灰汁の中に一晩ひたします。その後真水で茹で、上がったら水を取り替えます。これをアクが抜けるまで何回もくり返します。
「食べるまでは結構大変なんですよ」とどんぐり団子を作ってくれたお母さん。味気ないどんぐりに甘みを付けて食べてみました。「う~ん、美味しいけど、ボサボサしてる」。昔はどんぐり拾って遊んでたけど、美味しくなかったから食べたことないですよね。

縄文まつり(散歩道
縄文まつり(竪穴住居) 縄文まつり(丸太舟)
広大な貝塚跡は市民の憩いの場所としても利用され、ブナの木が生い茂る中を散策できるコースもあります。
縄文時代の人たちは海の近くに竪穴住居を作り、丸太を繰り抜いた舟で漁をしたり、山に狩りに出て生計を立てていたんでしょうね。

非常に長くなってしまいました。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

◇二十四節気 立冬(りっとう)のメモ◇
二十四節気19番目の節気。11月7日および小雪(11月22日)の前日まで。
◆小雪の七十二候は次の通り。
初候 第五十五候(11/7~11/11)山茶始開(つばき、はじめてひらく)
山茶(つばき・さざんかのこと)の花が咲き始める時季。
次候 第五十六候(11/12~11/16)地始凍(ち、はじめてこおる)
陽気もなくなり、大地も凍りはじめる時季。
末候 第五十七候(11/17~11/21)金盞香(きんせんか、さく)
冬の気配さらに強くなり、金盞(きんせん・水仙)の花も咲き出す時季。







参考サイト:ぴお、七十二侯がまるごとわかる本、TEPOREレターVol.545
写真協力:写真素材-フォトライブラリー

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ご投稿の画像で、2年前に行った三内丸山遺跡を思い出しました
古代人の不便さを想像すると大変だったと思います
火などなかなか熾きてくれないでしょうね

「千と千尋の神かくし」で
釜爺の薬湯が出てきましたね
  • |2013.11.06(Wed)
  • |FREUDE
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こんにちは
いつもどうもありがとうございます♪

お風呂に浸かる時間が長くなったのは実感します(笑)
うちは入浴剤は、肌へ薬用というよりか
香りによる、アロマ効果の方を期待して
嫁が使ってるようです、自分は??・なんですが(苦笑)
ただ発汗作用の多い、唐辛子のカプサイシン成分の入ってるものは
たまに使います、めちゃくちゃ風呂上りがすかっとして
冬場でもポカポカして保温効果の持続時間が増えるようで♪

またよろしくお願いいたします♪
  • |2013.11.06(Wed)
  • |スーパーサイドバック
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Re: FREUDEさんへ☆彡

近くにおりながら存知あげなかったので、失礼とは思いましたが、三内丸山遺跡のHPを拝見させていただきました。想像以上に整備され、観光化されてるんですね。
崎山遺跡の整備が遅れているのは歴然としています。事務所はプレハブで資料館などなく、見学者を呼べるような施設もありません。早急に整備し、遺跡を後世に残す必要があるかと感じました。施設がすべてではないでしょうが、今は復興支援優先でしょうから整備されるまでは長い時間が必要でしょうね。完成すれば観光コースに繰り入れることもできると思います。そこで働く係員の方々は臆せず、明るく来場者をもてなしてました。
そんな未整備の中で行われた祭にも来場者は少なく、閑散としたものでした。火起こしは時間と根気が必要なようで、子供たちは途中で投げ出してる姿もありました。
  • |2013.11.06(Wed)
  • |matsuyama
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Re: スーパーサイドバックさんへ☆彡

こんばんは。いつもありがとうございます。

温かいお風呂に入浴していると気持ちいいですよね。長湯していると時々眠ってしまうことがあります。
自分も時々市販の入浴剤を入れることもあるんですが、香りがいいです。その効果、効能は説明書をよく読んでないので分からないんですが、風呂上がりにはさっぱりしたようにも感じます。
唐辛子を入れると風呂上りがぽかぽかして温かさが持続するそうですね。保温効果は高いのかもしれません。古くから入浴効果の高い柑橘類は何度か試されてるんですね。

  • |2013.11.06(Wed)
  • |matsuyama
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こんばんは

本当にお風呂の気持ちいい時期となりました。
私も入浴剤を使うのですが時に、絞ったレモンの皮を風呂に入れます。とても温まって気持ちがいいですよ^^。

私は火起こし体験というのをしてみたいですね!
どのくらいで火がつくか!ぜひやってみたいと思います!!
  • |2013.11.06(Wed)
  • |見張り員
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matsuyamaさんへ!!

やはり温泉はいいのですねー家の風呂に入るときは入浴剤を入れて気分だけ味わっていますがこれも効果があるのですねー。今日は立冬ということですがようやく遅い初雪の予報が本道に出ました例年では10月のなか頃には一度降るのですが。。今年は遅い感じです。紅葉も長く暑かったためですかねー。
  • |2013.11.07(Thu)
  • |荒野鷹虎
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Re: 見張り員さんへ☆彡

冷え切った身体で入浴した時のあの充足感、日本人のお風呂好きがよく分かります。家庭風呂ばかりでなく、温泉地にまで出かけて入浴を満喫しますからね。あの独特の雰囲気は家庭風呂では味わえないです。
本場の温泉を家庭風呂で再現などと言って湯の華を入れてその気になったりもしますよね。湯の華には叶わないかもしれませんが、柑橘系の果実を入れて健康促進のために入浴される方もおられます。冬至には柚子湯に入ったり、端午には菖蒲湯に浸かったり。レモン湯もいいですね。酸味の強いものは保温力も優れているようで、風呂上がりもしばらくぽかぽかしておりますよね。
火起こしって予想以上に体力を消耗しますね。子供たちを甘く見てたら、大人が先にダウンしてしまいます。機会がありましたらチャレンジしてみてください。

  • |2013.11.07(Thu)
  • |matsuyama
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Re: 荒野鷹虎さんへ☆彡

硫黄泉、酸性泉、単純温泉など温泉には泉質によってその効能が歴然としてますよね。これは化学的に立証されてます。医者に通いながら温泉療法で治療されてる方もいる位ですからね。こんなことを書いてるうちにまた温泉に行きたくなってしまいました(笑)。
入浴剤を入れた家庭風呂でもその効果はある程度あると思いますよ。ぜひ続けてみてください。

北海道からはもうそろそろ雪の便りが届いてきてもいい頃ですよね。山は冠雪しているのでしょうが、平野部がね。夏が暑かった分、冬将軍は遅れてるんでしょうか。昨シーズンの東北では大暴れでしたが、今シーズンはいつまでも居座っていないで、要件を済ましたらいち早く退散してほしいですね。

  • |2013.11.07(Thu)
  • |matsuyama
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立冬が過ぎて、さて来週あたりからこちらも冬の寒さがやってくるとか。晩秋から冬にかけてのこの季節が一年で一番好きな私としては身も心も震えるくらいに喜ばしいことです。
九州の山や街も徐々に色付き始めました。こんな季節こそ枯れた山で遊ぶのも素敵だろうなと思っていたら「縄文まつり」が!!
山の穏やかさ、木々の温かさ、人々の優しさが写真から滲み出てこちらにも届いています。日本全国どこの山も同じだとは言えない東北独特な山の出で立ちを感じています。

北海道からは雪の報せも届きそうです。どうかお体を大切に。
  • |2013.11.08(Fri)
  • |まろゆーろ
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Re:まろゆーろさんへ☆彡

昨日は、風の強さを除けば穏やかな立冬でした。
立冬とはいえ、まだまだ里山の木々は黄葉を迎え、晩秋の趣を漂わせております。燃え尽きるのももうすぐだと思うと一抹の寂しさを感じずにはおれません。
そんな中で行われた縄文まつり。来場者も運営者も顔見知りの村まつり的雰囲気。まだまだ遺跡としては未開拓なところが多々見受けられましたが、落ち葉が舞い始めた跡地には家庭的な和やかなムードが漂っていました。
1日でも早く公園化し、普段でも子供たちが自由に出入り出来る遺跡に整備してほしいものと感じずにはおれません。震災復興とともに課せられた問題は数多くありますね。
こちらの雪の報せはまだまだ先になるでしょうが、北海道は平地でも雪の予報が出ているようで、四季の巡りの早さを感じずにはおれません。今が一番凌ぎやすいと思われる九州の晩秋をご堪能ください。

  • |2013.11.08(Fri)
  • |matsuyama
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  • |2013.11.09(Sat)
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