セキレイ鳴く頃 北上山地に木挽き星人現わる!

9月は転勤や異動に伴う引越しが多いシーズン。引越しには欠かせない「そば」ですが、実は身内や引越しを手伝ってくれた人に振る舞うのではなく、もともとは引越し先の近隣へ配るものですよね。「お側(そば)に末長く」「細く長いお付き合いを」などの意味が込められているとか。都会のマンション暮らしなどでは「向こう三軒両隣」どころか、両隣と面識がないという人も少なくないでしょう。「遠い親戚より近くの他人」ともいいますが、「引越しそば」を手土産に、新天地でのご近所付き合いをスタートさせたいものです。

セキレイ

七十二候は恋教鳥ともいわれる「鶺鴒鳴」
さてさて七十二候も9月12日頃からは第四十四候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」になります。
セキレイが鳴き始める頃です。セキレイは川や湖などの水辺に住み、羽色は白黒を主とし、種によっては頭部や下面が黄色いものがあり、それぞれセグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイなどと呼ばれています。
長い尾を上下に振る特徴があり、その動きから「庭たたき」あるいは「石たたき」などの異名があります。日本神話ではイザナギとイザナミは、セキレイが尾を上下に振るのを見て、性交の仕方を知ったとされ、別名を「恋教鳥(こいおしえどり)」ともいわれているそうです。縄張り意識が強く、車のミラーに映った自分の姿を攻撃することもあります。
私の庭に舞い降りるセキレイは近づいても逃げようともしません。気が強い性格なんですかね。


木挽き星人!やまびこフェスタ会場に現わる
木挽き(こびき)とは大鋸(おおが)という大きなノコギリで丸太を材木にする仕事です。木挽き職人さんは室町時代からいたといわれ、太い原木から柱、板、棟木、化粧材と、ありとあらゆる材木を大鋸一丁で取っていたそうです。「南部木挽き唄」は昭和初期に活躍した渡り木挽きといわれる職人が、木の伐採などの時歌っていたもので、哀感あふれた唄です。「南部木挽き唄」をご存知ない方は下の動画からご覧ください。平成23年一般の部優勝・小田代直子さんの「南部木挽き唄」をお聞きになれます。

木挽き星人
木挽き職人
この日9月8日は雨のため、半てんの上に蓑を付けた木挽き職人の星人(?)が会場に現れ、木挽き体験コーナーで参加者を指導。大鋸という縦挽き用の大きな鋸を使って原木を挽いていきます。力が入りそうですね。
大鋸が伝えられてからは、日本の製材技術が大きく進歩していったのだそうです。鋸で切った時出る切り屑を「おがくず」といいますが、ここから来たんですね、なるほど。

藤岡祐衣
この日の「やまびこフェスタ」は第14回南部木挽き唄の全国一を決める大会でもあり、前日の予選を勝ち抜いた約30名が、会場の「道の駅やまびこ館」野外ステージにその喉を響かせました。昨年のフェスタはこちらからご覧になれます。
昨年一般の部の優勝者、地元の藤岡祐衣さんも登場。母親(右側)の打つ太鼓のリズムに乗って、伸びのある南部木挽き唄を披露しました。今年は保母さんとして社会人の一年生。子供たちに唄のレッスンでもしてるんでしょうか。

森山 ミニSL
南部木挽き唄最終審査が決まるまでは演歌歌手森山愛子さんのやまびこコンサート。会場内のおじさんも祝福の握手。おじさんの長靴スタイルと森山さんの白いステージ衣装がミスマッチでした。森山良子さんのお嬢さんかと思っていたら関係ありませんでした(笑)。会場内にはミニSLもあり、親子で楽しんでいました。

B級グルメ 野菜販売
B級グルメが勢揃いしたグルメコーナー。コロッケや唐揚げ、帆立焼きの美味しそうな香りが漂ってきます。道の駅やまびこ館では産直野菜の即売会。25㎝位のキャベツが140円、5コ入りナスが100円。買ってきちゃいました(笑)。






参考サイト:ぴお森林インストラクターのんぶーOgawaのホームページ、七十二侯がまるごとわかる本、テポーレトクトク便りvol.359

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Secret

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南部木挽き歌、難しい歌ですね
南部牛追い歌も難しいですが、すばらしい曲です

引っ越し蕎麦は都会では死語なのでしょうね
伺っても留守だし、いただいても迷惑に思われることもあります
知らない人から食べ物をもらうなんて、と疑われたり…

住みにくい世の中になりました A^^);
  • |2013.09.11(Wed)
  • |FREUDE
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おはようございます。

時まさしく鶺鴒鳴の頃、大らかな自然の中で行われる「やまび
こフェスタ」、あいにくの雨だったそうですが、南部木挽き唄
あり木挽き体験あり、さらにはミニSLも走ったりでなかなかい
い雰囲気じゃないですか。
みなさんの服装を拝見すると、半袖姿とジャンパー姿が入り混
じって季節の変わり目が感じられますね。
とりわけ、蓑をまとった木挽き職人さんの出で立ちが最高です。

  • |2013.09.11(Wed)
  • |茶々
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こんにちは

のどかそうな行事風景ですね
一度見てみたい気持になりました。
  • |2013.09.11(Wed)
  • |友遊クラブ
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Re: FREUDEさんへ☆彡

何の素養も持ち得てない素人にはなかなか唄えないです。民謡全般に言えることだと思いますが、歌唱力がないと人を感動させることはできません。子供の頃から親が熱心に練習させるんでしょうね。
自分は横浜の団地の角部屋に住んでいたことがありました。引っ越ししてきたときは隣と上階の方にそばではありませんでしたが、タオルを持って挨拶してました。団地住まいだとなかなかそばを持って挨拶に伺うことは難しいのかもしれませんね。簡略ですが乾麺を持参することも方法だと思います。
都会は昨今の近隣事情、人間関係からして、乾燥地帯ですからこそ初めての挨拶は必要だと思いますけどね。この欠落があるから隣人の顔も、名前も知らない無味乾燥な都会生活になってしまうのではないかと思います。隣家で事件があっても、火災延焼を受けても「知らない」で済まされたのでは淋しいですね。

  • |2013.09.11(Wed)
  • |matsuyama
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Re: 茶々さんへ☆彡

こんばんは。

久し振りに藁製のすね当てを巻いた蓑ファッションを見させていただきました。惜しむらくは朝のうち丁度雨でしたので、笠を被り、乗馬ズボンは止めて、股引きを穿いて登場してほしかったですね。蓑姿には不釣り合いなこうもり傘を持ち歩いてましたけど(笑)。
この方ナンバープレートを腰につけてましたから、南部木挽き唄大会の出場者かもしれません。残念ながらそちらを見ることはかないませんでしたけど。周囲を山々に囲まれた大自然の中で行われる民謡コンテストもいいものです。自然と歌声が共鳴していますよね。

  • |2013.09.11(Wed)
  • |matsuyama
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Re: 友遊クラブさんへ☆彡

素朴な片田舎でのイベントですから、緊張感みたいなものはないですね。
木挽き職人の出で立ちで登場するのもディレクターの指図ではないと思います。ゲスト歌手が歌ってる時も、自発的にステージ前で踊り出す参加者がいるなど、ハプニング続きでした。乱闘シーンではないですから、来場者も笑いを誘われるなど和やかな雰囲気です。
そちらからは遠いところになりますが、機会がありましたらぜひ一度ご覧になってみてください。

  • |2013.09.11(Wed)
  • |matsuyama
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こんばんは

なるほど!「おおが」で引いた木の屑だから「おがくず」なんですね!!大鋸を知らないとわからない話ですね。
なんだか最近こうしたいわゆる職人さんに興味があって、「和風総本家」とかに出てくる職人さんの妙技に見入る昨今です。

セキレイ。
この前千葉の実家に帰った時駅前で見ました!!
  • |2013.09.12(Thu)
  • |見張り員
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Re: 見張り員さんへ☆彡

和風総本家、その道に秀でた人々にスポットを当てる番組なんですか。
いわゆる職人さんといわれる人も少なくなってきましたよね。消費生活で必要とする職人さんはいいのですが、近代化によって葬り去られる職人さんはデータとしては残りませんが、年々増大してます。その職人芸に魅力を感じ、その道に足を踏み入れたとしても、生活など自立できないとなると不安になりますものね。これまでにも伝統技術の継承が絶たれてきた職はどれほどあったでしょうか。
何気に使ってる言葉も元を質せば意味があるもんなんですね。大鋸なんて鋸の一種だとは知りませんでした。何より大鋸という鋸があんなに幅広く目が粗いものだとは、この日初めて知りました。百聞は一見に如かずですね。
セキレイ、駅前でもご覧になりましたか。民家の近くもテリトリーに入ってるんですね。
  • |2013.09.12(Thu)
  • |matsuyama
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透明感のある風景の中で素朴な美しさが漂うイベントですね。
空気が違うのでしょうか。見るからにスッキリとしています。
木挽き職人さんなんて九州にいるのかなぁ。いでたちもさすがに東北らしくて昔話に出てきそうな……、いやいや日本昔話のモデルに相違ありませんね。きっと歌も奥深い山々に響き渡ることでしょうね。

セキレイ、九州ではまだ季節が早いのかなぁ。
  • |2013.09.13(Fri)
  • |まろゆーろ
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matsuyamaさん こんばんは^^

オガクズの語源初めて知りました!!
そして今、OGAKUZUとキーを打ち込んだら
「大鋸屑」と確かに出てきました(笑)
なるほどね~!!

セキレイはかなり近づかないと逃げませんよね!
それで、小鳥の写真を撮るときにセキレイにはだいぶお世話になりました(笑)
自分のような素人が練習するのにちょうど良い被写体なんです
  • |2013.09.13(Fri)
  • |はやちゃん
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こちら大分過ごしやすくなりました
でも稲刈り真っ最中 暑い~
セキレイも 遊びに来てます~
  • |2013.09.13(Fri)
  • |こん☆
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matsuyamaさんへ!!

引越しそば」を逆に考えている人が多いとおもいます。私もそうでした汗】どうぞこれからよろしく)と言う事だったんですね^^・分かっているようでわからない事がありますねー・汗】勉強になりました。!
12日から七十二候は恋教鳥ともいわれる「鶺鴒鳴」だったんですねー。セキレイだけは自分の近くの沢によくあらわれ強い鳥とは思っていました。
私の実家も南部ですので南部木挽き歌は思いで深いものがあります。。歌い手さんは歌手の「藤綾子」さんに似ていますね^^。素敵な催事で一度是非観覧したいと思いました。!
  • |2013.09.13(Fri)
  • |荒野鷹虎
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木挽きの大鋸、日本昔話以外で見るのは初!
  • |2013.09.14(Sat)
  • |カノッチ
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Re: まろゆ-ろさんへ☆彡

良く言えば都会の喧騒から隔離された大自然の宝庫、とでも言った方がいいのでしょうか。四方を山々に囲まれた僅かな平地で行われるイベントは、鳥や虫たちと一体化しているようにも思えました。そんな長閑な森の中に住む素朴なおじさん、おばさんたちは何のてらいもなく普段のままで来場者を迎え入れてくれます。
この日登場した木挽き職人のおじさんも、今は米作りの本職を持っているのかもしれません。親子連れで遊びに来た小さな子供を抱っこしながら愛想を振りまいておりました。
蓑を着た姿が長閑な職人のイメージを駆り立てるのかもしれませんね。

体調はいかがですか。少しは回復されましたか。今はいろいろな問題が積み重なっているのかもしれません。日本有数の温泉地を目の当たりにされてるまろゆーろさんに言うのもなんですが、若様の入学が叶えられましたら、1度素朴な東北の温泉にでも浸かり、のんびりと過ごしてみてはいかがですか。知らない地で時を過ごすということは精神安定の一助にもなると思いますよ。

  • |2013.09.14(Sat)
  • |matsuyama
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Re: はやちゃんさんへ☆彡

おがくずを検証していただきましてありがとうございます。これでホッと安心しました。間違ってると指摘されたらどうしようかなと(笑)。

セキレイは1m近くに寄っても逃げません。鳥撮影にはもってこいのモデルですよね。標準レンズでも撮れますよ。それだけ人間を食ってかかってるのか、人間を人間と思ってないのか。
子供の頃は鳥なら何でもよかったので雀を飼ったことがありました。その中にセキレイを入れると途端にバタバタと食うか食われるかの喧嘩でした(笑)。子供って残酷ですよね。

  • |2013.09.14(Sat)
  • |matsuyama
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楽しそうなイベントですね・・
藁をしょってでてくるなんて、
ユニークですね・・・
すごいのだろうなあ~
歌うまい方がたくさんでてくるのでしょうね・・・
  • |2013.09.14(Sat)
  • |くろこ姫
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Re: こん☆さんへ☆彡

稲刈り真っ最中ですか。今が繁忙期のピークですかね。お疲れ様です。
コンバインお使いになってますか。あれがあると楽ですけどね。

こちらの稲刈りはもう少し先のようですけど、昨年の稲刈りの様子を見ていると、コンバインがみんなやってくれるから昔みたいに人出の数が少なくなったように思えます。
自分たちが子供の頃は隣近所総出で稲刈りしてました。3時になると「こびりーだよ」と言って、皆田圃の畦に敷いたゴザに車座になってお茶を飲んでた記憶があります。いわゆる農家同士のコミュニケーションがとれていたような気がしますが、最近はこういった風情が見られなくなりましたね。

  • |2013.09.14(Sat)
  • |matsuyama
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Re: 荒野鷹虎 さんへ☆彡

皆さん、引越しの片付けが済み、皆で出前のそばを食べることを引越しそばと思われるかもしれませんが、実際は引越された方が隣近所に挨拶代わりに配ったのが始まりとされてます。とはいえ、今時そばを配られる方は少ないでしょうね。時間が経つと生ものですから伸びてしまいますし、都会では知らない方からの差し入れに不信感を抱く方もおられるようです。近隣とのお付き合いを始めるいい機会だと思うのですが、逆にそれが有難迷惑だったりすることもあるようです。世知辛い世の中になりましたね。
藤あや子、懐かしいですね。居酒屋の片隅で聴く「こころ酒」はジーンときました。この日の藤岡祐衣さんはどことなく似ているところもありますね。まだ若い彼女は今保母さんをしているそうですが、将来は演歌デビューするかもしれません。真っ先にCD買わなくっちゃ(笑)。

  • |2013.09.14(Sat)
  • |matsuyama
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matsuyamaさんへ!!

なるほど、現代では蕎麦は無理かもね^^。主旨は良く分かりました。!藤岡祐衣さんはきっと演歌歌手としてデヴュ―されることと期待しています。よく名前を覚えておきますね^^。!
  • |2013.09.14(Sat)
  • |荒野鷹虎
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Re: カノッチさんへ☆彡

写真では分かりにくいかもしれませんが、鋸の幅、凄い広いんですね。
長さが1m位ありまして、ずんぐりむっくり型です。よくこんなので材木を挽きながら木挽き唄を歌っていましたよね。

昔ばなしでは登場していましたか。こんなのを見本にしていたんでしょうね。
  • |2013.09.14(Sat)
  • |matsuyama
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Re: くろこ姫さんへ☆彡

昨年もそうでしたが、ハプニング続出で楽しいですよ。筋書きのないイベントみたい。
どこにハプニングが転がっているか探して歩くのも楽しいです。この日もカメラが向けられてないところにハプニングが起きてたかもしれません。

出場者は皆さんお上手です。かなり鍛えたんだろうなと思える歌声が山々に響き渡ってました。ただ出場者の歌は全員「南部木挽き唄」ばかりですから、聞いてるほうは途中で豊満状態になってきますけどね。

  • |2013.09.14(Sat)
  • |matsuyama
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Re: 荒野鷹虎 さんへ☆彡

そうですね、知らない人から引越しそばを贈られても、延びてしまったそばでは逆にひんしゅくをかってしまいかねません。ならばそばの乾麺とか緑の狸のカップ麺などでも贈ってみてはどうかと(笑)。

当ブログでも取り上げてる動画は、一昨年同大会で優勝した地元出身の小田代直子さんです。彼女も今はプロの歌手として活動しているようです。残念ながら自分の持ち歌はまだないようですが、地元のイベントには良く参加し皆さんと交流を計っているようです。ヒット曲が出るまでは下積み生活が大変なんですよね。
藤岡祐衣さんももしデビューするようであれば、下積み生活を乗り越えるだけの根性が必要でしょうね。
  • |2013.09.14(Sat)
  • |matsuyama
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