母を供養する法事はメチャクチャ

母の四十九日忌明け法要があった。


心配していた事が的中してしまった。
葬儀のあと、帰京する際実家の近くに住む兄に法事の準備を頼んであった。
頼んだ以上あまり口出しできないのだが、あまりにも期待はずれには閉口した。
親戚兄弟への案内、お寺の手配、会食会場の手配とここまでの準備は良かった。

最後の粗宴会場での出来事。開始時間が近付いてもスタートする様子が見受けられない。
それもそのはず司会進行する人がいない。
その兄はしっかりと席に着いたまま涼しい顔をしている。
葬儀での親戚問題で2度と失敗を繰り返さないよう気を使い、
招待者のメンバーや席順決めに大変だった事はよくわかる。
しかし、一任したのはそこまでではない。会食のスムーズな進行まで期待していた。
進行役のいない会食なんて、締りの無い食事会みたいなものだ。


見るに見かねて兄に進言した。「司会は誰がやるの?」
挨拶をいただく人だけは依頼していたが、進行にはなんら関知していないようだ。
自分が出来ないんなら誰か適任者を探し、事前に依頼しておけばいいじゃないか。
そこまで頭が回らなかったのだろうか。無責任だ。
これが会社主催のイベントだったら、回りからブーイングだ。
責任問題に発展しかねない。
もっとも70歳過ぎの高齢者に準備を頼んだ自分が悪かったのかもしれない。

主催者の挨拶も無い。献杯の音頭も無い。
かろうじて東京の兄二人による親戚紹介で場をもった。
依頼してあった親戚の挨拶は、故人をそっちのけで取り留めの無い自慢話を延々。
しらけた会場内を閉めるには、自分がお礼の挨拶をし、早めに解散するしかなかった。
喪主代理だから幹事役を務めなければならないんだろうが、
招待者も気持ちよく接待しなければならない。
お酌をして回り、お酒の追加注文を取り、帰りの送迎バスの手配をし、料金の精算をする。
このときばかりは会場内を走り回ってしまった。
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