梅の実が熟す「梅子黄」

黴が繁殖する時季
6月16日頃から20日頃までは芒種の末候で、七十二候の第二十七候「梅子黄(うめのみきばむ)」です。
梅の実が黄ばんで熟す時候をいいます。梅雨(つゆ)は、まさに梅の実が熟れる時季の雨であって、ほかの木々が生い茂る中、梅の実は青々と大きくなり、梅雨が到来すると同時に黄色く色づきだす。梅は昔から我々日本人になじみが深い植物であり、収穫された梅の実は梅干しや梅酒などに利用されてきた。梅雨という言葉は梅の実が熟す頃の雨という意味。
梅雨は、黴(かび)が繁殖する時季でもあるので黴雨とも書かれ、黴雨が転じて梅雨になったという説があります。ふだんより倍も雨が降るから倍雨、とする説もあります。

梅雨

幻想的な雨降りお月さん
人は概して晴れを好み、決して好まれないのが雨です。童謡の世界になると、雨はたのしいもの、うれしいものに転じます。
作詞家野口雨情の童謡に「雨降りお月さん」があります。大正14年(1925年)に作られたこの曲は、暈(かさ)のかかったお月さんを現実に踏まえ、幻想的にうたっております。
最初は1番だけでしたが、その後2番が新たに付け加えられました。1番と2番は別々に作られた違う曲で、旋律が微妙に違っております。また、最初「雨降りお月」だった題名も、作曲者の中山晋平の要望で「さん」をつけて発表されています。

白無垢で馬に乗って輿入れ
雨情の孫、野口不二子さんによると、雨情夫人ひろさんの興入れ当日は雨が降っており、栃木県塩谷郡喜連川(きつれがわ)から馬で2日もかかって来たそうです。当時この辺りでは、花嫁は馬に乗って婚家に嫁ぐのがしきたりでした。雨に濡れた白無垢姿の花嫁さんを雨情は心優しく迎えました。この詩は、雨の中を遠く長い道のりを濡れながらやってきた花嫁をねぎらった歌なのです。

亡き幼い娘の花嫁姿だった!
ところがこの詩には疑問点も多くあるようです。嬉しいはずのお嫁入りなのに「1人でから傘差してゆく」、あるいはきれいな花嫁衣裳を着ているのに「お袖でお顔を隠してる」などという表現。
一説には、ひょっとしてこの「雨降りお月さん」の花嫁こそが幼い歳で亡くなった娘だったのではないだろうか、とも言われております。白い衣装をつけさせて、馬に乗せてみたかった、という雨情の切ない愛情が表れている詩だったのかもしれません。



アレッ、1番と2番が違う!
お時間のある方は上の動画をご覧になって見てください。
1番と2番のメロディが微妙に違いますね。作曲家がわざと変えてるんでしょうか。
「雨降りお月さん」が最初発表されたときは1番だけでしたが、子供たちには大評判で、出版社には賞賛の声が続出。急遽続編を作ることになったことで、冒頭にも書いたように、微妙に旋律が違ったんだそうです。
2番を追加で、しかもメロディを微妙に変えてあるなど、珍しいですよね。





参考サイト:ぴおd-scoreフルハシ学習塾、七十二侯がまるごとわかる本
写真協力:写真素材-フォトライブラリー

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今でこそ、車があるのですが
昔は雨が降ると着物は濡れるし足は水浸し、
大変だったように思います

割り切っていたのでしょうね
  • |2013.06.16(Sun)
  • |FREUDE
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おはようございます。

今年は空梅雨かなんて思っていましたが、やっぱり時期が来れば
それらしい天気になるものですね。
今日は朝から雨がしとしとと降り続いています。
「雨降りお月さん」、たしかに二番のメロディーが微妙に違って
いて、珍しいケースだと思います。

  • |2013.06.16(Sun)
  • |茶々
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  • |2013.06.16(Sun)
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Re: FREUDEさんへ☆彡

そうですよね。どこへ行くにもひとっ跳び。便利になりました。反面、運動不足になります。
昔、馬車、牛車が主流の頃、荷台に積んだ藁にくるまって遊んでたもんです。雨が降ると蓑に菅笠をつけたおじさんが馬の手綱をとってました。今は奥深いところに行っても馬車を見かけることはありません。もちろん馬上の花嫁さんも見かけません。
自分の少年時代は車と荷馬車が路上を行き来してましたが、花嫁さんの輿入れは車を利用するようになってきてましたね。
時代は変わりました。雨降りお月さんの花嫁さんは長く後世に伝えられるといいですね。

  • |2013.06.16(Sun)
  • |matsuyama
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Re: 茶々さんへ☆彡

こんにちは。

こちらも一昨日、久しぶりに夜の間だけまとまった雨が降ったようです。水不足を解消できるほどの量ではないですけどね。東北方面の梅雨入りはまだですかね。待ちわびてるわけではないんですが、その時季になってもいつもの気象が現れないと、逆に気になるもんですね。

作曲のプロの目から見ても珍しいケースですか。めったに2番まで聴くことはないんでわからなかったんですが、ちょっと異質な感じですね。

  • |2013.06.16(Sun)
  • |matsuyama
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こんばんは

店の南高梅も黄色さを増してきました!
梅雨の由来にもいろいろありますがどれも尤もだと感じますね^^。

そう!雨降りお月さんは一番と二番では旋律が違うんですよね。
私の祖母と母がこの歌を好きです。亡き祖母はよく歌っていました。
確かにお嫁入りの歌にしては何か違和感を感じますね、なき娘さんの姿を思いつつ書かれた・・というのもあるかもしれませんね。
  • |2013.06.16(Sun)
  • |見張り員
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先日の河口湖キャンプの時、
鳴沢の道の駅で買った味噌にも、
白いカビのようなものが生えてました。

麹かと思い気にせず取り除いて食材にしていますが、
大丈夫だったのかな…(^_^;
  • |2013.06.17(Mon)
  • |itchann
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Re: 見張り員さんへ☆彡

南高梅、黄ばんできましたか。そろそろ梅干しに漬ける時季ですね。それとも販売しているのかな? まさに梅の実黄ばむ季節となりました。
1番と2番の旋律の違いは、最初誌上発表で1番だけで良かったものが、昭和になりレコード会社が発展することによって、2番以降の歌詞も必要に迫られたという裏事情もあったようですね。そこで似た作品の「雲の蔭」を合わせてレコード化したんだそうです。いわゆる当時のヒット曲だったんでしょうね。
元々「雨降りお月さん」と「雲の蔭」の合作ですから無理があったのかもしれません。
2歳で亡くなった次女への思い出が強かったのでしょう。雨情作詞の「シャボン玉」も、生まれて8日目に亡くなった長女への思慕から書かれた作品のようです。どうも娘の死が頭から離れなかったようですね。

  • |2013.06.17(Mon)
  • |matsuyama
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Re: itchannさんへ☆彡

カビかな、と思っちゃいますよね。カビのように見えますけど、これは酵母菌なんだそうです。
そのまま一緒に味噌汁に入れても問題ないそうですが、風味はおかしくなるようです。気になるようでしたら、白い部分を取り除けばそのままたべれるそうですよ。

これから湿気が多くなってくると生えてくるようです。冷蔵庫で保管すると生えないそうですよ。といってもキャンプ場じゃ、冷蔵庫を持ち込むわけにもいきませんけどね。気になるようでしたら、アイスボックスに入れて持ち運んだらどうでしょう。

  • |2013.06.17(Mon)
  • |matsuyama
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  • |2013.06.18(Tue)
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matsuyama さんへ!!

梅雨と言う字には梅が入っていますが本当の梅の木が関係しているとは思いませんでしたねー。

一軒家にいた時には梅の木に沢山実がなりましたが、あまり酸っぱいので友人に取りに来てもらっていました。今は店で買えば高いですものねー。
南高梅は又格別おいしいですね^^
  • |2013.06.18(Tue)
  • |荒野鷹虎
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梅雨入りしてから こちらは
連日の猛暑 カンカン照り
困った事でしたが  今週は 雨
大雨の予報・・・
ほどほどが 良いんですがね・・・
雨降りお月さん  そうなんだ~

  • |2013.06.18(Tue)
  • |こん☆
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  • |2013.06.19(Wed)
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Re: 荒野鷹虎さんへ☆彡

梅雨は日本だけではなく東アジア共通に起こる自然現象なんだそうです。中国では「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたものを季節に合うように「梅雨」にしたともいわれています。日本では「露」、または熟したものがつぶれるという意味の「潰ゆ(ついゆ、つゆ)」から「ツユ」と呼ばれるようになったそうです。

自分も青梅の頃、つまみ食いしたことがありましたが、酸っぱくて食べられたものじゃありませんでした。ご友人に差し上げたなど、梅漬けなどをされる方にとって羨ましい話でしょうね。買うと高いですから。
梅にもいろいろ種類がありますが、中でも美味しいのは南高梅ですよね。うちでも母が健在だったころは、毎年梅干しを漬けてましたが、あそこまでの味は出ませんでした。

  • |2013.06.19(Wed)
  • |matsuyama
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Re: こん☆さんへ☆彡

今年の梅雨入りは全国的におかしいですよね。
梅雨の動きは例年を上回る勢いで、関東地域には5月下旬に達しながら、そこで停滞。気象庁の判断ミスとさわがれながら、やっと昨日東北地方にも梅雨入り宣言が発表されました。平年より4日遅れです。水不足、解消できそうですね。これで後半の豪雨がなければいいんですが。

雨の中の白無垢は辛いですね。合羽じゃないんですからね。昔から雨降りの中での輿入れってあったんですね。梅雨時だったかどうか分かりませんが、今でいうジューンブライドだったんでしょうかね。

  • |2013.06.19(Wed)
  • |matsuyama
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