北上の山々に鳴り響く南部木挽唄

先日9月1・2日岩手県宮古市の道の駅「やまびこ産直館」で行われた「2012やまびこフェスタ」。四方を北上山地の山々に囲まれたのどかなイベント会場にはB級グルメコーナーや地元野菜などの特産品展示販売、丸太切り大会、木工教室なども開かれ、この日のメインイベント「南部木挽唄(こびきうた)全国大会」を盛り立てていました。
南部木挽唄は昭和の初期、まだ機会製材が普及していなかった頃、渡り木挽きといわれるグループが、山々を回って伐採や板挽きをしながら唄われたものなんですね。

この日の全国大会は第13回を数え、遠くは兵庫県から参加した主婦をはじめ、全国から男女115名の方が参加。南部木挽唄オンリーで2日間にわたり、自慢ののどを競い合っていましたよ。野外ステージで唄う参加者の声は年齢を感じさせないほどのびやか。近くの峰々に響き渡った木挽唄に早池峰山(はやちねさん)もびっくりです(笑)。
またこの日は近くを流れる閉伊川(へいがわ)約5kmのコースをゴムボートで下る「閉伊川川下り大会」もありました。200組500人程の参加者が2人1組でタイムを競うトライアル。浅瀬に乗り上げたり、流れが緩やかになったり、選手はオールのさばきに懸命のようでした。

この日「2012やまびこフェスタ」が開催された道の駅「やまびこ産直館」は、盛岡市と沿岸地区の宮古市を結ぶ国道106号線の中間点にあります。見渡す山々からは小鳥の囀りが聞こえるのどかな地にたたずんでおります。この奥が緑の芝生に敷き詰められたフェスタの野外会場。

やまびこ産直館

野外ステージでは全国各地から集った「南部木挽唄全国大会」を開催。決勝大会には、地元から参加した若い女性がトップバッターとして伸びのある歌声を披露してくれました。司会を務めたラジオ局のアナウンサーも心なしか饒舌気味です。

ステージ

ステージから眺める北上山地の山々を見ながら大自然の中で唄われる木挽唄は、峰々に響き渡るようです。午前中行われた年少の部、年長の部に引き続き行われた一般の部では、さすがと思わせる歌声。ステージと観客席の間にはゆとりある空間が見られました。

やまびこフェスタ観客席IMG_9276

同じ陸中、大船渡市出身の大沢桃子さんが合間をぬっての「やまびこコンサート」。名前の通りピンクのステージ衣装は絽の和服。地元三陸鉄道、恋し浜駅を舞台に故郷への想いを歌った演歌「恋し浜」は感動の一曲。シンガーソングライターの彼女はこの日10数曲を披露、観客へのファンサービスも忘れませんでした。若いっていいですね、一遍にファンになりました(笑)。

大沢桃子

おじさん、おばさん、大沢桃子さんの演歌のメロディに浮足立ったかな。ステージ前の広場で独自の踊りを披露。「頬被りが似合ってるよ。踊りは揃わないけどね」。

踊り手

「やまびこ産直館」では地元で収穫した新鮮野菜の大特売。ナスにピーマン、キャベツにトマト。今夜の食卓は野菜のオンパレード、かな。B級グルメコーナーでは宮古から元気発進「しお焼そば」。ケータリングカーもハンバーグにコロッケで協賛。チワワのパレードは飛び入り参加。フェスタを盛り上げた1日でした。

特産品フェア しお焼そば ケータリングカ― チワワの行進

やまびこ産直館の近くを流れる閉伊川。転覆あり、座礁ありの閉伊川川下り大会は変化に満ちた5キロのコース。思い思いのボートに夢を乗せてゴールへと流されて(?)いました。転覆しても大丈夫。深さは膝くらいだから(笑)。

川下りボート

9月7日は二十四節気の白露。本格的な秋がやってくる季節です。まだまだ暑い日中とはいえ、山の麓ではトンボが飛び交っていたやまびこフェスタ。もうすぐ白露が忍び寄る季節を見せてくれた1日でした。

◇二十四節気 白露(はくろ)のメモ◇
第15番目の節気。9月7日および秋分(9月22日)の前日まで。
暦便覧:陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也
白露とは秋が本格的に到来し草花に朝露がつくようになるという意味。太陽が離れていくため、空もだんだんと高くなる。
◆白露の七十二候は次の通り。
初候 第四十三候(9/7~9/11) 草露白(くさのつゆ、しろし)
草に降りた露が白く光って見える時季。
次候 第四十四候(9/12~9/16)鶺鴒鳴(せきれい、なく)
小川や沼などの水辺で、せきれいが鳴きはじめる時季。
末候 第四十五候(9/17~9/21)玄鳥去(つばめ、さる)。
玄鳥(つばめ)が南へ帰っていく時季。


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参考サイト:Wikipedia日本文化いろは事典、NPO PTPL

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おはようございます♪
いつもどうもありがとうございます♪

地方のこういう地域活性化の
イベントはすばらしいですね
ご苦労様でした。
こちらはだいぶ朝晩は過ごしやすくなって
きました♪

またよろしくお願いいたします♪
  • |2012.09.06(Thu)
  • |スーパーサイドバック
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Re: スーパーサイドバックさんへ☆彡

こんにちは。いつもありがとうございます。

この手のイベントは毎年定番になってるようですが、自然との一体化で気持ちがおおらかになりますよね。会場内ではアルコールの販売も自由で、地元の皆さんはこの日ばかりは格安なお酒を飲んで、普段の鬱積を払っているのかもしれませんね。他の来場者に迷惑をかけず、自分たちだけで楽しんでいるようですから、この日ばかりは大目に見てもいいんじゃないですかね。
当日はまだ暑い日中でしたが、トンボが舞う秋を予感させる季節でもありました。
  • |2012.09.06(Thu)
  • |matsuyama
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こんにちわ^^

とても楽しそうなイベントですね^^
美味しそうな食材が並んでていいなあ~♪
B級グルメ、良いですよね!
なかなか食べに参加する事はできないんですけど
TVなどで見てると美味しそうで楽しそう^^b

こちらも、やっと、秋らしくなってきました☆
  • |2012.09.06(Thu)
  • |たえ
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こんばんは

南部木挽唄全国大会ですか!
北海道でも江差追分が有名です。
YouTubeで南部木挽唄聞いてみました。
たまに民謡もイイかも。。
  • |2012.09.06(Thu)
  • |釣るべー
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Re: たえさんへ☆彡

田舎のイベントはね、どうしても集客が少ないですからね。
少ない来場者の中には地元の友人知人が多いんですよ。いわば大きな青空大宴会みたいなものです。酒が入ればステージは宴会場に早変わり。酒の肴は周りでB級グルメを安く売ってますからね。
ましてカラオケじゃなくて本物の歌手が歌うとなれば、それに合わせて踊リが飛び出しちゃいます。ステージに上がって踊らなかっただけでもまだいい方かな(笑)。
その辺のことは歌い手さんも心得ており、1曲歌い終わる毎に踊り手さんと親しくインタビューしてました。楽しいコンサートですよね。おそらく都会では見ることができないステージかもしれません。
B級グルメ、青空の下で食べる料理は美味しいですよ。今度ぜひ1度挑戦してみて下さい。

  • |2012.09.06(Thu)
  • |matsuyama
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Re: 釣るベーさんへ☆彡

江差追分は大ヒット曲ですよね。民謡の知識がある方なら誰でも知ってるでしょうね。
岩手にはこの南部木挽唄の他にも南部牛追唄などもあります。なんかのんびりしていた時代に唄われていたのどかな民謡ですよね。心が洗われるような気もします。
実はこの南部木挽唄、全国大会ですから全国各地から参加いただいてました。といっても出場者の9割以上は東北の方々ですけどね。この歌1本にかけての戦いですから、出る人出る人、南部木挽唄ばかり。聞いてる方は途中飽きてきますよね(笑)。
この記事を書くまではYouTubeをリンクさせようと思ってたんですが、すっかり忘れてしまいました。どうでしたか、南部木挽唄。たまにはいいもんでしょう。

  • |2012.09.06(Thu)
  • |matsuyama
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こんばんは

とても楽しそうなフェスタですね!
地元の産物がいっぱいで行ってみたいです私も❤

北上山地に響く木挽き唄・・・まさに故郷を感じさせるものでしょうね。
聞いてみたい!

しかし大沢桃子さんの演歌に合わせて踊りを披露するおじさまおばさま、こちらもなんだかとってもほほえましいですね。
こうしたフェスタならではの光景ですね^^。
  • |2012.09.06(Thu)
  • |見張り員
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フェスと言えば若者向けのものですが、
こういうフェスタもほのぼのしていて良いですね。

キャンプの往復で出会えたら嬉しいだろうなと思います(^。^)

  • |2012.09.07(Fri)
  • |itchann
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Re: 見張り員さんへ☆彡

見渡す四方には深緑の山々です。清々しい空気が満ち足りたのどかなフィールド。
目の前をトンボが舞い、小鳥が囀る中の南部木挽唄。こだまが跳ね返ってくるようです。
近くには清流がその瑞々しさを誇り、黄金色の稲穂が収穫を待っています。
これからは稲刈りで今年最後の多忙な農作業。フェスタでの余興は嵐の前の静けさだったのかもしれません。

都会と田舎ではコンサートの意義が違うような気もしました。みんなと一緒になって盛り上がり、自分たちも十分楽しむ。都会では得られない、筋書きのないコンサートだったのかもしれませんね。

  • |2012.09.07(Fri)
  • |matsuyama
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Re: itchannさんへ☆彡

洗練された都会のフェスタとは違い、田舎のフェスタは飲めや踊れのお祭り感覚かもしれませんね。
主催者も来場者も一体化して祭りを盛り上げる。そこには予想もしないハプニングが湧き起こる。抗争や乱入と違って、ほのぼのとしたハプニングは楽しさが漂います。笑顔と笑い声が絶えませんでした。
会場内にはガードマンらしき警備の姿はなく、おじさん、おばさんの熱演に誰も止めに入る人もいませんでした。

キャンプに行く途中、各地で地元に密着した楽しいイベントと出会うことがあるかもしれませんよ。楽しいと時間も忘れてしまいます。キャンプのスケジュールに支障が出るかもしれませんね(笑)。

  • |2012.09.07(Fri)
  • |matsuyama
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おじゃまします^^

やまびこフェスタ^^良いですね!

一緒に参加しているような、楽しさが

伝わってきました。
  • |2012.09.07(Fri)
  • |猪熊虎五郎
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美しい風景に心に響く木挽き唄。九州では似合わないイベントですね。現に写真の山々が九州のとは異なっていますもの。東北のは山深い感じがします。それこそ深山幽谷。だから木挽き唄も似合うのかもしれませんね。
秋田に行くたびに九州の山とどこが違うのかと思っています。形かなぁ、深さかなぁ、樹木かなぁ、空かなぁなんて。
皆さん、楽しそうですね。お年よりも……、チワワまでも(笑)
  • |2012.09.07(Fri)
  • |まろゆーろ
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Re: 猪熊虎五郎さんへ☆彡

地方で開かれるイベントはローカル色豊かですね。
周りを取り囲む大自然を借景してるだけに、毅然としたところもなく、ご年配の多い来場者の中にものどかさがあるのかもしれません。
写真には写ってませんがもう1人、大沢桃子さんの歌が流れるたびステージ前に出て自己流の踊りを熱演しているおじさんもいました。自己陶酔してるのかもしれません。都会のライブでは観客の若者がペンライトを振ってステージを盛り立てておりますが、田舎ではおじさん、おばさんが踊りを熱演してコンサートを盛り上げてるのかもしれませんね(笑)。

  • |2012.09.08(Sat)
  • |matsuyama
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Re: まろゆーろさんへ☆彡

お言葉の深山幽谷がぴったりの自然の景観ですね。
群青色の空に焼けたパンが膨らむように浮かぶ白い夏雲。清んだ空気に鮮やかな緑が生える北上の小高い山々。
昭和の初期にはこんな大自然を渡り歩く木挽き職人が、唄いながら木材を伐採してたんでしょうね。永い雪に閉ざされるこの地の樹木の間から鳴り響く木挽き唄は、南国の山々からは想像できないほどこの地に融合しているようです。
決勝大会で北上の山々に向かって唄われた皆さんの南部木挽き唄を聞いていると、当時の情景が彷彿と蘇るような気になりますね。この地に住むご年配の方々は当時の木挽き生活をご存知かもしれません。
もしかすると苦しかった木挽き生活を忘れようと、踊り狂っていたのかもしれませんね(笑)。

  • |2012.09.08(Sat)
  • |matsuyama
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楽しそうですね!

きっと、歌声はすばらしいのでしょうね!

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Re: くろこ姫さんへ☆彡

集まった皆さんご自慢ののどをご披露するということで、その声量は素晴らしいものがありました。やはり全国大会ということで全国からお見えになった強者どもですね。たまには青空の下で民謡を聞くのもいいものですよ。

グルメあり、特産品展示即売あり、抽選会あり、そしてハプニングありと、楽しいフェスタでした。このイベントのメインテーマでもある「がんばろう!宮古」が反映されたお祭りでもありましたね。

  • |2012.09.09(Sun)
  • |matsuyama
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自然豊かな山々に鳴り響く南部木挽唄!!

情景が目に浮かんできます^^
赤とんぼ、釣りをしていると飛び回っているのがこちらでも目に付くようになりました!!

時おり水面に近づいては・・・・・
魚にパクッ・・・なんてね(笑)

秋のフルーツも少しずつ店頭に並ぶようになり
こちらでは芋煮会も少しずつ増え始めています!!
  • |2012.09.09(Sun)
  • |はやちゃん
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Re: はやちゃんさんへ☆彡

こちらは山形より観光地化されてないですから、まだまだ自然は残っていると思います。
蔵王の山々を連想していただいて、南部木挽唄に耳を澄ますと、当時の木挽き職人さんの姿が脳裏に映るかもしれませんね。
山小屋暮らしの囲炉裏で暖をとり、雪が積もる前に木を伐り出したいという気持ちもあったんでしょうね。生活は荒み、1日も早く我が家に戻りたいという気持ちから、自然に木挽き唄を口ずさむようになったのかもしれません。あくまでも推測ですけど(笑)。
もう山々には小さな秋が忍び寄ってますね。本格的な秋はこれからでしょうか。芋煮会もこれからがシーズンのようで。

  • |2012.09.10(Mon)
  • |matsuyama
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