夏の風物詩「ほうずき市」「朝顔市」で賑わう小暑

日ごろお世話になっている方に、感謝の気持ちを込めて贈るお中元。梅雨も後半にさしかかり雨脚も強くなってきたこの時季ですが、日本の伝統行事でもある「お中元」はだいたい7月15日頃までに贈りましょう。8月がお中元の時季という地方もあるでしょうが、夏のご挨拶とも言われるお中元はお付合いをスムーズにするアイテムでもあります。そのお中元にも少しずつ変化が見られるようですね。統計的には僅差ですが「贈る予定はない」が「贈る予定」を上回り、贈り先の「上司」や「取引先」といった仕事関係は影をひそめ、「親戚」「両親」が上位を占めているようですよ(テポーレ調)。

ほうずき市

さてさて、7月7日は七夕でもあると同時に二十四節気の「小暑」でもあります。この頃から立秋の間が暑中で、照り返すような暑さがつづきます。熱中症には十分気をつけてください。暑中見舞い状は、立秋を過ぎたら残暑見舞いにします。

ところで7月9日、10日は夏の風物詩「ほうずき市」ですね。赤く実りかけたほうずきの鉢植えがお寺の境内に並べられ、大勢の参拝客に売り出されます。子供の頃、ほうずきの中味を繰り出し、口に含んで鳴らしたもんですけどね。ちょっと苦くて慣れないと子供には苦手かもしれません。コツを覚えると思い通りに鳴らせるんですよ。今のお子さんほうずき遊びご存知ですかね。

そのほうずき、もともと6月23日、24日、薬草として東京都港区にある愛宕(あたご)神社の千日参りの縁日で売られていたもので、ほうずきを煎じて飲むと、子どものかんの虫や女性の癪(しゃく)によく効くと言われていたんですね。やがてこれが浅草寺に波及し、愛宕神社をしのぐ活況を呈するようになったのです。
ほうずき市は観音信仰と関連が深く、月に1回の参詣日が設けられ、なかでも7月10日の功徳は千日分と最も多く、「千日詣」と呼ばれていました。この日にお詣りすると、46,000日分(約126年)に相当するご利益があるというところから、この日を「四万六千日(しまんろくせんび)」と呼ばれるようになったんだそうです。

この四万六千日にはほうずきの屋台が境内を埋め尽くし、夜を徹して賑やかな縁日が開かれるんですね。ほおずきの可愛らしい形と色は、夏を呼び込む風物詩です。古き良き江戸の風情も運んできてくれるようです。

また、7月6~8日の3日間は入谷鬼子母神(真源寺)と、その周辺に朝顔市が開かれ、訪れる人で大賑わいとなるそうです。これも見応えありそうですね。
朝顔は奈良時代に中国から薬用植物として入り、やがて花の愛らしさから下谷御徒町の植木職人が栽培を始めるようになりました。朝顔は、浮世絵などにもしばしば登場する、江戸(東京)の夏の風物詩ですよね。なかでも明治の頃入谷の植木師・成田屋留次郎の朝顔は、変化咲で一世を風靡。入谷の朝顔を世に喧伝しました。ところが、入谷あたりの市街化のため、植木屋の多くが移転。さらに第二次世界大戦の戦火によって、朝顔は東京から姿を消してしまったんだそうです。その後地元の有志によって昭和22年、入谷の朝顔が復活したんですね。

「恐れ入谷の鬼子母神」の入谷鬼子母神。朝顔市の開かれる3日間は、朝顔の鉢を売る店で賑わうそうです。お近くの方はぜひ行って見てください。


もう一度鳴らしてみたいほうずきと一面に咲き誇る可憐な朝顔畑

◇二十四節気 小暑(しょうしょ)のメモ◇
第11番目の節気。7月7日および大暑(7月22日)の前日まで。
暦便覧:大暑来れる前なればなり
小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。梅雨明けの時期で、小暑の終わりごろに夏の土用に入る。
◆小暑の七十二候は次の通り。
初候 第三十一候(7/7~7/11) 温風至(あつかぜ、いたる)
盛夏の後、風温が高くなる時季。
次候 第三十二候(7/12~7/16)蓮始開(はす、はじめてひらく)
蓮の花が咲きはじめる時季。
末候 第三十三候(7/17~7/21)鷹乃学習(たか、すなわち、わざをならう)
鷹が飛ぶことを覚えて空に舞いあがる時季。

参考サイト:Wikipedia日本文化いろは事典TEPOLEコトバンク東都のれん会浅草寺公式ホムページ

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こんばんわ^^

酸漿(ほおずき)市とか、朝顔市って大好きなんです。
今は、近くにはそういうのをやっている所がなかなか
無いのですが、ちょっと遠くでも浴衣着て行きたいですね^^

ほおずきと言えば、ギュー、ギューって音を鳴らすのを
お婆ちゃんに教えてもらったのを思い出します。
今でも鳴らせるかな?^^
今度やってみよう~♪^^*/
  • |2012.07.06(Fri)
  • |たえ
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No title

豊橋では、その風物詩を「夜店(よみせ)」と呼んでいました。

夕涼みがてら、汗だくになりながらよくでかけたものです。(おろ?)
  • |2012.07.06(Fri)
  • |龍midi
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No title

ほおずき、母方の祖母が器用に実の中味をほじくり出して、
口腔に放り込み、鳴らしていたのを思い出します。

週末は平塚七夕祭り…
実家に行きますが、中元も持っていかないと(^_^;
  • |2012.07.06(Fri)
  • |itchann
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No title

風鈴の写真、なつかしいです。
昔は夏になると、どの家の軒先でも爽やかな音色を響かせてい
たものです。
最近は、とんと見かけなくなりました。

うちにも私が奥州市(旧水沢市)に勤務していた頃に手に入れた南
部鉄の風鈴がいくつかありますが、箱に入ったままです。
今年は吊るしてみようかな。

  • |2012.07.06(Fri)
  • |茶々
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不思議です

うちの田舎ではほおずき市なかったです
どこでもあったからかな・・・(^^;
とても不思議な感じがします
  • |2012.07.06(Fri)
  • |豊年満作
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Re: たえさんへ☆彡

東京が中心になってるようですね。
あまりメジャーじゃないんでしょうか。朝顔市は関東周辺で僅か
に見られるようです。それでもほうずき市は静岡の浜松や九州な
ど、全国に点在しているようですけどね。
昔は各神社の参詣者向けに開かれた縁日だったようですが、今で
は東京の夏の風物詩となっているようです。浴衣を着てぶらり散
歩される姿は粋ですよね。

ほうずき遊びしてましたか。うまく鳴りましたか。なかなかうま
く鳴らせなかったですよ。機会があったら鳴らしてみたいですね。

  • |2012.07.06(Fri)
  • |matsuyama
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Re: 龍midiさんへ☆彡

そうですか。夜店っていうと昔子供が小さかった頃、地元町内会
主催の盆踊りや神社の縁日に出かけたことを思い出しました。
キャラクターのお面や的当て、輪投げ、金魚すくいなど的屋風の
お兄さんが屋台を開いてましたね。
その中の端っこの方にほうずきの鉢が2,3個置いてあったような
気がします。

懐かしいですね。豊橋では毎年夜店を開いてるんですか。
こちらの田舎では縁日なんかとんとご無沙汰です。
童心にかえって静養してください。

  • |2012.07.06(Fri)
  • |matsuyama
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Re: itchann さんへ☆彡

昔のお祖母ちゃんたちはほうずきの鳴らし方上手だったんですよ
ね。うちの母親も上手で、教えてくれるんですけど、不器用な子
供にはほうずきの中味さえうまく出せなくて、口の中に苦い液体
が溜まって閉口したもんです。
でもこの頃の素朴な遊びって懐かしいですよね。2~3年前までは
庭にほうずきが成ってたんですが、誰も採る人がおりません。
今年は成るのかな。

今日からですよね。平塚の七夕まつり。お中元持って実家まで。
近くにあっていいですよね。楽しんで来てください。

  • |2012.07.06(Fri)
  • |matsuyama
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Re: 茶々さんへ☆彡 

風鈴の音色、いいですね。気分的に涼しさも感じられますしね。
癒されます。夏の風物詩ですね。
クーラーのなかった昔の人たちは、よしずやうちわ、打ち水、
風鈴などで暑い夏を過ごしてたんですね。

ガラス製の風鈴もいいんですが、南部鉄の風鈴は音色が最高で
すね。買おうと思ったらちょっと高いですけど、やっぱり南部鉄
の風鈴を買っちゃいます。
超地元製品の南部風鈴が眠ったままなんですか。今年は起こして
働いてもらいましょう。もっとも最近では近所迷惑と気遣いしま
すけどね。
  • |2012.07.06(Fri)
  • |matsuyama
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Re: 豊年満作さんへ☆彡

そうなんですよ、ほうずき市ってメジャーなイベントじゃない
みたいですね。観音様の縁の時、参詣者向けの縁日で、まだ青い
ほうずきを売ったのが好評だったそうなんですね。
東京に多く出店してるようなので、満作さん得意の好奇心と聞き
込みで取材してみたらいかがですか(笑)。

自分の田舎じゃ市を開くほど関心がないのかもしれませんね。
各家庭の庭にはほうずきを育ててるところもありますし、うちの
庭にも少ないですけどあります。他の花と違って華やかさがない
ですからね。都会じゃ育てる人も少ないんでしょう。

  • |2012.07.06(Fri)
  • |matsuyama
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こんばんは

ほうずき、というとまだ小さかった子供のころ祖母が赤いほうずきを鳴らしてくれたのが嬉しかった思い出があります。
朝顔というと中学の時いたずらに窓辺に蒔いた朝顔がいつしか手すりいっぱいに花を咲かせたことを今、懐かしく思い出しています・・・
  • |2012.07.06(Fri)
  • |見張り員
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No title

いよいよ暑さも本番でしょうか。少々うんざりですが、あと1か月後には立秋ですものね。しばらく辛抱するとしましょう。
四万六千日ですか。この日は特別な思い出があります。それももう随分昔の話になりました。
季節が巡り来るたびにあれこれを思い出す年にもなり、懐かしむばかりではなくてもう少しだけ未来にも思いを馳せたいなとも思ったりている昨今です。
明日の七夕、matsuyamaさんにとっても素敵な夜でありますように。
  • |2012.07.06(Fri)
  • |まろゆーろ
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No title

おはようございます!
いつも、どうもありがとうございます♪

ここ数年
うちは親戚や両親のあいだでもやらないような風潮に
なってきました・・・
これも時代の流れなんでしょうか
ほうずき市懐かしいです
小学生の頃は浅草の親戚によく連れて行ってもらいましたが
今では・・・ですね(笑)

またよろしくお願いいたします♪
  • |2012.07.07(Sat)
  • |スーパーサイドバック
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Re: 見張り員さんへ☆彡

昔は自然と戯れたり、自然の中に融け込んで遊んでいましたね。
素朴な遊びが多くありました。お祖母ちゃんの鳴らしてくれた
ほうずきも、夢中になって鳴らしてみようと頑張ってみました。
他の子は上手に鳴らしているのに、自分だけ鳴らせず、放りだ
したこともあります(笑)。

朝顔市によく見かける浴衣姿。朝顔に浴衣、良く似合います。
夏の風物詩です。日本の伝統文化といえるほど風情があります
ね。

  • |2012.07.07(Sat)
  • |matsuyama
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Re: まろゆーろさんへ☆彡

暑中お見舞い申し上げます。
盛夏ですね。暦の上では立秋を過ぎると残暑となりますが、
現実にはまだまだ暑さが続きます。身体を労わってください。

季節を重ねるたびに思い出という抽斗が溢れてきます。どれも
懐かしさが浸みこんだ忘れることのできない思い出。
7月10日の千日詣は46000日分の功徳があるそうです。溢れる思
い出を観音様に納め、新たな功徳を求めて未来へ託しましょう。
地元の小さな神社では明日例大祭があります。今夜はその宵宮
祭。奇しくも七夕と重なりました。神様と天の川が仲良く庶民
の願いを聞き届けてくれるよう切望したいところです。

  • |2012.07.07(Sat)
  • |matsuyama
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No title

ほおずきの植木がかわいいですよね・・

買ってきて、お店に飾る時あります。

枯れてしまったものも、押し花おすと、風情があるのですよ・・・

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Re: スーパーサイドバックさんへ☆彡

こんにちは。いつもありがとうございます。

年々中元の姿も様変わりしてきました。
中元はもともと中国の三大宗教の1つ、道教の教えからきたもの
で、日本に伝わった中元は仏教のお盆行事と融合したものなんだ
そうです。つまり、先祖を敬う行事が、お世話になった人に尊敬
や感謝の気持ちを表わすことに変化したものなんですね。それが
お盆の贈答、祖霊への贈答として慣習化されたんですね。
夏の元気なご挨拶ともいいますけど、先祖を敬う心、両親親戚に
感謝する心があれば、元気なご挨拶がお中元に変わるものと勝手
に解釈してますけどね。

  • |2012.07.07(Sat)
  • |matsuyama
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Re: くろこ姫さんへ☆彡

ほうずき、可愛いですよね。
ミニトマトみたいな感じがして、もう少し甘さがあったら食べ
ちゃいそうです(笑)。
お店に飾ったら人の目を惹きますよ。お客さんとの会話のきっか
けにもなるんじゃないですか。

ほうずきの実も押し花にするんですか!?
実の中味を押し出して平べったくするとか。
難しそうだけど、うまく出来たら風情のある押し花に成るでしょ
うね。

  • |2012.07.07(Sat)
  • |matsuyama
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  • |2012.07.08(Sun)
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親戚・両親ですか、いざという時の絆はやっぱり血縁ということなんでしょうか。大切にせねば。
  • |2012.07.09(Mon)
  • |カノッチ
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Re: カノッチさんへ☆彡

遠くの親戚より近くの他人、などとはいいますけど、やはりいざ
という時は、両親、親戚は頼りになるんじゃないですか。
もっとも仲違いしている親戚の場合は別ですけどね。
最近は親子でも凶悪な事件を起こすこともありますから。怖い
世の中です。

郷里と遠く離れていると血縁関係も分らなくなってしまうことが
あります。お中元はお届けするほどでもないにしろ、暑中見舞い
などで親戚関係を維持しておくこともいいかもしれませんね。

  • |2012.07.10(Tue)
  • |matsuyama
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  • |2012.07.12(Thu)
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