誤解が生んだ日本の水引文化

4月も半ば。地域によっては春爛漫です。桜も関東北部付近まで来て、足踏みしているようです。津軽海峡を渡るのは5月に入ってからでしょうか。北海道の皆さんもう少しの辛抱ですよ(笑)。
春らしい陽射しが続けば今度は暖房器具とのお別れです。冬の間頑張ってくれたエアコン、ホットカーペット、こたつにファンヒーター。もう片付けられたでしょうか。来シーズン気持ちよく使うためにも、しまうときはきちんとお手入れをしておきたいものですね。どの暖房器具も、ホコリをきれいに取り除き、きれいに掃除しておくと燃焼効率が上がり、来シーズンの省エネ&節約にもつながりますよ。

《手漉き 赤鶴》祝儀袋☆のし袋通販☆金額の目安:3万円位~

桜花爛漫とともに華やかさを彩るのが結婚式。結婚式のハイシーズンといわれるのが、9月10月の秋とともに3~6月のこの時季です。披露宴会場にはウエディングドレスに身を包んだ新郎新婦のカップルで埋まっていますよね。お2人を祝福する友人知人も楽しそうです。

お祝いの気持ちを表すご祝儀。そのご祝儀を包むのがのし袋ですね。のし袋(紙)にもいろいろ種類があります。ご祝儀の金包はもとより、贈答品などにも使われていますよね。そののし袋に付けられている水引。水引は贈り物やお金包みをしっかりと結び止めるために使われます。
結婚式などの慶事には紅白、金銀、金赤などで5本、7本、9本などの奇数で、弔事一般には黒白、白銀、銀のみ、白のみを使い、本数は偶数にするのがしきたりです。

その昔、室町時代の日明貿易において明からの輸入品の箱全てに赤と白の縄が縛り付けられていたんだそうです。この縄は明側が輸出用の品を他と区別するために使用していたに過ぎなかったのですが、日本側がこの縄を贈答に使用する習慣と誤解し、以後の日本で贈答品に赤と白の紐をかけるようになったということなんです。誤解が今の日本の文化になってしまったんですね。

そしてこの水引には結び方によって意味があります。大別して一度結んだらほどけない結び切りと、ほどいて何度も結ぶことのできる蝶結びがありますが、結婚や弔事など2度とあってほしくない時に使うのが結び切り。結び切りの一種のあわじ結びと区別して「真結び」とも呼び、結婚祝いや快気祝い、病気見舞い、香典、法要などで使います。一方の蝶結びは出産や入学、お歳暮、お中元、賞品、心付け、お年玉など何度繰り返してもよい祝い事として使われます。

そしてもう一つ、のし袋の右上に付いている折形。紅白の紙を細長く六角形になるようにひだをつけ折り込んだ短冊状の紙が付されておりますが、これをのし(熨斗)といいます。「のし」は正式には「のし鮑(あわび)」といい、昔、貝の鮑をのして使っていたからなんですね。鮑を薄く伸ばし、「魚も添えてお送りします」という意味をあらわしたとされます。のしは「伸ばす」という意味を兼ね、慶事や祝い事では「縁を伸ばす」というので喜ばれますが、弔事には「引き伸ばす」という意味を嫌って、のしは一切使わないことになっています。

正式な贈り物には包み紙に水引をかけて「折りのし」をつけますが、略式のときはのしと水引が印刷されているのし紙(かけ紙)を使います。折りのしには両折りのしや片折りのしなどがあり、折り込まれかたによって真・行・草などに分類され、結婚には「真」が用いられます。今日ではのしの簡略化が進み、折りのしが印刷されている「印刷のし」、いわゆる「文字のし」「わらびのし」「松葉のし」なども多く見られるようになってきてますね。

伊勢神宮では、古来の製法で調製されたのし鮑を、6月と12月の月次祭(つきなみさい)、10月の神嘗祭(かんなめさい)で奉納されるそうです。何気に使っているのし袋ですが、古来から引き継がれた伝統文化なんですね。こののし袋には表書きのルールもあります。機会がありましたら表書きのしきたりも覗いてみたいと思います。



参考サイト:Wikipedia冠婚葬祭マナー&ビジネス知識冠婚葬祭マナー百科、テポーレトクトク便り(Vol.288)
画像提供:ブログ画像ゲッター

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No title

快気祝いは気が引けて・・・ (笑) ★ミ
  • |2012.04.16(Mon)
  • |龍Midi
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No title

お祝いの紅白は誤解から…
面白いですね。

表書きの紹介も楽しみにしています(^。^)
  • |2012.04.16(Mon)
  • |itchann
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No title

まだ、暖房つけてますよ・・

なかなか、手放せません(笑)

みずひきの意味も考えずに使っています・・
うーん・・・奥がふかいですね!

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No title

こんばんは。
のし袋の裏にも折りを上にするか、下からかぶせるか祝儀不祝儀がありますね。それに袱紗の包み方にも。そう考えてみたら作法やしきたりに無駄なんてないんだなぁと思います。それは美しく心を包むということでしょうか。

九州は桜も終わって初夏の花々の出番のようです。あっという間に冬を見送り春を終わらせたような感じですね。
東北はこれからが春本番でしょうか。お体を大切になさって春を謳歌して下さいね。
  • |2012.04.16(Mon)
  • |まろゆーろ
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こんばんは

なんとそんな誤解が立派な文化になっていたとは!
これは全く知りませんでしたね~、きっと初めて見た人は「おお、贈り物にはこういう紐をかけるんだ、すごいぞ」とか思っていたんでしょうか?

店で売っている水引、とても豪華で素晴らしいものがありますね。
見てるだけでいい目の保養になるようです^^。
  • |2012.04.16(Mon)
  • |見張り員
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No title

のし袋の水引きなどは、見ているだけでも綺麗で、芸術とも言え
るようなものが数多くありますね。
それにしても使い分けがいろいろあり過ぎて、私のようなぼんくら
はなかなかついてゆけず、もっぱら汎用的なもので済ませていま
す。
さらに表書きのルール・・・、頭が痛くなりそうです。(笑)

  • |2012.04.17(Tue)
  • |茶々
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Re: 龍midiさんへ☆彡

快気祝いは気が引けるということでしたら「快気内祝い」という
のはどうですか。
病気が全快した訳ではないけど、回復したという時につかう表書き
もあります。あるいはあまり使われませんが、退院内祝いというの
もありますし、御見舞御礼というのもあるようです。

いずれにしろ、お見舞いをいただいたらお心づかいへのお礼と、
病気の回復具合などを礼状にしたためて伝えた方がいいかもしれま
せんね。

  • |2012.04.17(Tue)
  • |matsuyama
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Re: itchann さんへ☆彡

誤解とはいつの世にもあるもんですね。
このケースはいい方向に誤解されて、結果的に日本の水引文化を
構築されたようですね。
itchannさんの周りでは誤解されたがために、いい結果が得られた
ということはありませんか。自分の場合はよくありますよ。
残念ながらいい結果にならず、誤解されたまま疑われるとか、損害
を被るケースが多いですけどね(笑)。

水引やのしの慣習もそうですが、表書きのマナーもいろいろありま
すのでね。その辺も探ってみたいと思います。

  • |2012.04.17(Tue)
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Re: くろこ姫さんへ☆彡

ですよね。今も机の横には石油ストーブが燃えてます(笑)。
さすがに点けっ放しだと熱くなってきますので、時折切ったりも
してます。ストーブとお別れできるのはいつ頃なんでしょうね。

のし袋ひとつとってみても、いろいろマナーがありますよね。
結婚式ののし袋には再び繰り返されないようにという意味もあって、
結び切りの水引が使われますが、再婚される方へののし袋はやはり
結び切りの水引が使われるんでしょうかね。
まっ、あまり深く考えないようにしましょう(笑)。

  • |2012.04.17(Tue)
  • |matsuyama
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Re: まろゆーろさんへ☆彡

日本の礼儀作法にはいろいろ細かいマナーがあります。
私らには分らないところまで細部にわたって決められていること
もあるようですね。
もちろん、のし袋の裏の折り込み方や袱紗の使い方もそうですが、
お札の表面の入れ方、新札の取り扱い、のし袋をお渡しする時の
向き等々、美しい日本の礼儀作法は脈々と伝えられているんです
ね。美しい所作が廃れることのないよう伝統を守っていきたいも
のです。
目に優しい緑の濃さとピンクの桜は、昨年辛抱した被災者への春
の良きプレゼントだと思ってます。九州から受け継いだ春爛漫を
ここ東北でも謳歌したいと思います。ありがとうございます。

  • |2012.04.17(Tue)
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Re:  見張り員さんへ☆彡

不幸中の幸いともいいますけど、何が幸をもたらすか分らないもの
ですね。シナリオの無いドラマはどう展開するかも分りません。
たまたま展開した結果が、日本の文化を形成することになったんで
しょうね。

お店で売られているのし袋は、ピンからキリまでありますでしょう
ね。最近ではデザインも奇抜になり、これが祝儀袋なの?と思われ
るようなものまであります。水引のなかには蝶結びなのか結び切り
なのか分らないものまで多種多様ですよね。
水引の文化も進化してきました。


  • |2012.04.17(Tue)
  • |matsuyama
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Re:  茶々さんへ☆彡

昔のようなオーソドックスなのし袋は影をひそめ、斬新な祝儀袋が
目につくようになってきましたね。水引で鶴亀を折るなんて技術、
素晴らしいですよね。先方に渡すなんてもったいない位です(笑)。

最近もっぱら香典袋とのお付合いが親密になってきており、とんと
祝儀袋にはご無沙汰しておりました。
3年位前に何年振りかで親戚の子の結婚式に招待されたことがあり
ましたが、受付で冷や汗。回りの人たちの祝儀袋は鶴亀の折の入っ
た豪華版。受付に出すのに気落ちしました。
な~に、中身で勝負だ、などと自分を慰めてましたよ(笑)。

  • |2012.04.17(Tue)
  • |matsuyama
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こんばんわ^^

こちらでは、暖かいを通り越して、今日は暑かったです~
まるで初夏のようでした^^

水引と蝶結び、これ間違えているの何度か見た事あります^^
お祝い事ですからまだいいのですが、退院したときに
黒の水引っていうのも、一度だけ見た事があって
絶句したことがあります。

私も最初は分からなかったので、よく先輩方に聞いていましたが
年配の方でも、意外と知らない人多いんですね~
  • |2012.04.18(Wed)
  • |たえ
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No title

こんにちは!
いつも、どうもありがとうございます♪
自分も仕事柄、このてのお祝いイベントに
呼ばれることが多いのですが、
なぜか、自分の周りでは、真夏か真冬が多いです(苦笑)

自分は席もいらないし、お祝いがわりに撮影してあげると言うことが多いので、このてのご祝儀はあまり・・・でしたが
覚えておきたいと思います

またよろしくお願いいたします♪
  • |2012.04.19(Thu)
  • |スーパーサイドバック
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Re: たえさんへ☆彡

快気祝いに白黒の水引ですか。それは知っている人にとっては
重大な間違いですね。
病気見舞いにしろ快気祝いにしろ、再び繰り返さないという意味
からすれば白赤の水引で結び切りですよね。白黒あるいは双銀、
地方によっては双白、黄白などの水引もありますけど、これらは
一般的に不祝儀に使われるものと覚えておいた方がいいですよね。
これを間違えるとご本人の常識を疑われますから。

めったに出会うケースではないので、皆さんうろ覚えなのかもし
れませんね。自分も原稿を書くにあたって再確認してます(笑)。

  • |2012.04.19(Thu)
  • |matsuyama
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Re: スーパーサイドバッグさんへ☆彡

こんにちは。いつもありがとうございます。

そうですね。今の若い方々は合理的に考えておりますから、真夏
でも真冬でも挙式されるかもしれません。その方がオフシーズン
とか仏滅割引とか、結婚式費用が格安になりますからね。
確かに結婚式のベストショットをまとめたアルバムをプレゼント
するといいお祝いになります。式場側の専属カメラマンが撮影し
たアルバムもいいんですが、なかなかのお値段ですから。

それはそれ、のし袋のマナーとして覚えておくのもいいですよね。

  • |2012.04.19(Thu)
  • |matsuyama
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matsuyamaさん、こんばんは

おもしろい話ですねえ。
勘違いがしきたりの一部になってしまったんですもんねえ。

自分は、うといほうなので、奇数、偶数のこと、結び切りのこと「のし」のことなど、面白いなあというだけでなく、頭のどこかにしまっておくべし!と思っております。
  • |2012.04.19(Thu)
  • |大阪の桐たんす職人
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Re: 大阪の桐たんす職人さんへ☆彡

勘違いは誰にでもありますが、これは国の文化をも変えてしまう
ほどの大きな勘違いでしたね。結果的には現代に水引文化を継承
するほどですから、不幸中の幸いだったんでしょうかね。
冠婚葬祭の慣習、しきたりなどは昨日今日作られたものではなく、
昔から繰り返され、取捨選択し、代々受け継がれてきたものです
からね。地域によっては違うしきたりだということもあります。
昔から職人さんが受け継いできた桐たんすの製造加工も同じよう
に技量を積み重ね、現在の桐たんすができているのではないかと
思います。その時代に即した特色をちりばめて桐たんすも進化し
てるんですよね。

  • |2012.04.20(Fri)
  • |matsuyama
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