黄泉の世界で悟りを開く

導師のお導きで母は悟りの世界へ旅立った

曹洞宗の導師による読経は、亡母を剃髪し戒律を授け、
この世に縁を絶切り、そして如来光明の空の世界に引導する。
葬儀という一連の儀式の中で、母を速やかに悟りの世界に導いてくれる。

曹洞宗開祖の道元禅師による『正法眼蔵』の教えによると、
人は輪廻を繰り返すが、再び人として生まれることは難しく、
まして仏の教えに出会うことはまれなことである。
前世の功徳によって人間として生まれ、会うことが難しい
といわれる仏法に出会えたことは、輪廻におけるすぐれた生まれ方であり、 いたずらに人生を過ごすことがあってはならない。

この世は無常で頼りないから、どんな死に方をするかも知れない。
自分の命は自分ではどうにもならず、年月は素早く移り変わっていく。
若いときの力はすぐになくなり、済んでしまったことに再び合うことは
不可能である。無常の時が到れば、妻子も兄弟も、親族に到るまで
何ら助けにはならない。一人で黄泉の世界に行くのである。

と言ったことを説いている。
仏教の教えは我々凡人には難しいところがある。
いわゆる葬儀をおこなうことで、故人と残された遺族が心のよりどころを持つといったところだろうか。

遺族、親族の焼香が終わり、引き続いて会葬者の焼香が行われた。
粛々と祭壇に向かう足取りは皆重い。
葬儀呼び出しをした兄も、東京から駆けつけた二人の兄も、
緊張からか顔も強張っている。
親族側の真向かいに座った会葬者も、整然と静まり返っている。 


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