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日本の季節「処暑」

2018二十四節気処暑
二十四節気全体の概要はこちらからご覧いただけます。
日本の季節「処暑」は昨年記事の日付を一部変更し再利用しました。ご了承ください。




二十四節気
二十四節気全体の概要はこちらからご覧いただけます。



第十四節気 処暑 しょしょ       8月23日~9月7日

処暑とは暑さがまだ停っているという意味です。8月8日に立秋を迎え、これで暑さも峠を越えたかと思ってしまいますが、実際は一年の内で最高気温を出すのが処暑の間です。次の白露までもけっこう暑さの厳しい状況が続きます。とはいえ処暑の朝夕は涼しい風が吹きわたり、初秋の息遣いを感じます。これまでの暑さで体力も弱り、夏バテや食中毒にかかりやすい時期でもあります。残暑と別れたら初秋の爽やかな風を満身に浴び、体力回復にお努めください。

例年ですとお盆が終わると朝晩が涼しくなり、季節もめっきり秋模様に転じはじめる北国。今年は異常気象が続いております。8月中旬の降雨による冷夏に始まり、20日を過ぎてからの30度近い真夏の復活。それでも巻雲漂う秋の空からは爽やかな温かさを感じております。

どなたさまも残り少ない夏を、どうぞお健やかにお過ごしください。



※次の二十四節気は9月8日の「白露」です。9月7日頃までにご案内します。



七十二候
七十二候全体の概要はこちらからご覧いただけます。



第四十候 綿柎開 わたのはなしべひらく    8月23日頃~8月27日頃

「綿柎開」は七十二候の第四十候、処暑の初候です。
7月から9月にかけ、綿はクリーム色の花を咲かせます。約1ヵ月すると、綿の身を包んでいた額がはじけ、中から綿毛をまとった種が飛び出します。この綿毛を紡いで糸や木綿を作ります。繊維を採取した後の種子からは、綿実油がとられ、食用油としても利用されます。
最近では身に纏っている衣装も合成繊維のものが多くなり、木綿の生地が減ってきています。木綿に馴染みがない方は、綿の花が開く季節といわれてもピンとこないかもしれません。


第四十一候 天地始粛 てんちはじめてさむし      8月28日~9月1日

ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。
早朝に起きて外にでると、秋がそこまで来ていることを実感します。日中は残暑が厳しく、お彼岸までは暑い日が続きます。ところによっては実った穂が波のように揺れる穂波。野山では芒(すすき)が、池や沼の傍では蒲が、川では葦(あし)がどんどん大きくなる季節です。
マツムシやコオロギの風情ある音色に、訪れる秋を感じる時節でもあります。人里にも蜻蛉が見られ、山里に足を踏み入れると群れを成したトンボの乱舞が少しずつ秋へ向かう気配を漂わせます。さらに北国や山などでは急速に季節が動き始め、朝晩の涼しさにホッとします。もうすぐ秋が忍び寄ってきます。


第四十二候 禾乃登 こくものすなわちみのる       9月2日~9月7日

日に日に稲穂の先が重くなってくる頃。稲穂はこぼれるように実り、色づき始めます。この時期は台風が襲来してくる時期でもあり、各地で豊作を祈るお祭りが開催されます。
禾(のぎ)は長い間主食であった粟(あわ)を指します。現在では穀物全体を意味しますが、疲弊していた昔の百姓は年貢米として耕作していた米を、自由に食べることもできませんでした。夢みたいな食べ物だった米も、黄金色に色づくこの頃に台風や雷で倒され、収穫できない年が続きました。台風は野分(のわけ)として怖れられながらも、雷は稲を実らせると喜ばれていたのです。その稲妻を「稲」の実を妊(はら)ませる「夫(つま)」と考えられてきました。それが誤用されて「稲妻」になったといわれています。
慣用句の「実るほど頭(こうべ)を垂(た)れる稲穂かな」。実の重みでたわむ稲穂を、徳行や学識を深めた人ほど人柄や態度が謙虚になることに例えているのです。






下の<続きを読む>をクリックすると、処暑及びその前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。ご関心のある方はごゆっくりご覧ください。

テーマ:実用・役に立つ話
ジャンル:趣味・実用

漁船クルーズで沸く魹ヶ崎灯台

世界三大漁場といわれる三陸沖で獲れる海産物。なかでも手軽に味わえるのが三大珍味ともいえる海鞘(ホヤ)、雲丹(ウニ)、鮑(アワビ)です。宮古でも屈指の漁港である重茂港では近くの三陸沖で獲れた三大珍味を目玉に、毎年8月の上旬「重茂味まつり」を開催しております。

今年も8月4日、重茂漁港においてこの日の限定価格で珍味を味わえる「味まつり」に大勢の方々が朝早くから集まりました。お目当ての販売コーナーには長蛇の列です。

重茂味まつり① 

左から三大珍味のアワビの踊り焼き、ムラサキウニ、今回ホヤの販売は終了してました。残念。中には発泡スチロールに詰め込んで買っていかれる方も見かけます。店頭で販売するんでしょうか、お店の食材メニューとして仕入れるのでしょうか。
重茂味まつり①-① 重茂味まつり①-② 重茂味まつり①ー③


さてさて今回もそうなんですが、この重茂味まつりの呼び物は海産物の販売の他に「漁船クルーズ」があります。客室があるわけでもなく、気の利いた甲板があるわけでもありません。でも人気があるんです。紺青の太平洋にどこまでも続く水平線が解放感を抱くのかもしれませんね。
重茂味まつり②


往復約30分、気持ちよく潮風に吹かれるクルーズです。時には潮水を浴びることもあります。岸壁と漁船の僅かな隙間を飛び乗る時のその瞬間が気持ちを引き締めてくれます。それもまた漁船クルーズの魅力なのです。
重茂味まつり③


観光の目的は前回記事で書いた魹ヶ崎(とどがさき)の灯台を海から眺望することなんです。1回のクルーズに3隻の漁船が連なり、魹ヶ崎灯台に向かいます。いつも海の安全を見守ってくれる灯台に感謝し、皆さんとご一緒にお礼のクルーズです。
重茂味まつり④


海から見てもきれいな灯台ですね。魹ヶ崎からは本州で真っ先に日の出を見ることができるんですよ。海から眺望すると30m程の断崖になってることが確認できます。船が接岸できそうなところは見当たりません。海から見ても秘境なんですね。
重茂味まつり⑤


ただ今の二十四節気は「立秋」です。詳しくは8月7日付の「日本の季節・立秋」をご覧ください。次の二十四節気は8月23日の「処暑」です。8月22日頃までにご案内いたします。

テーマ:岩手県
ジャンル:地域情報

本州最東端の「魹ヶ崎灯台」

岩手県にある東経142度04分21秒の本州最東端の魹ヶ崎(とどがさき)灯台。灯台からはさえぎるものが何もなく、太平洋の果てしなく青い海の広大な水平線が続きます。明治35年3月に初点灯した魹ヶ崎灯台は昭和20年の戦災により破壊されましたが、5年後に現在の灯台が再建されています。
平成10年11月に海上保安庁が印象に残った灯台を全国から一般募集。魹ヶ崎灯台は「あなたが選ぶ日本の灯台50選」に選ばれています。自分が見たのは県内にある3ヶ所の灯台だけですが、魹ヶ崎灯台は雄大に広がる大海原、30mもある断崖、周囲に咲く季節の花など見どころ満載で、50傑に入るだけの強い印象が残りました。


美しい灯台を見るためにはそれだけの艱難辛苦を乗り越えなければならないのでしょうか。重茂半島にある灯台まで車では行けません。灯台入り口の姉吉漁港キャンプ場付近から約3.6㎞の自然歩道をひたすら歩きます。
「熊出没注意」の看板にのっけから驚かされます。身の安全のため鈴を腰に垂らし、ひたすら熊に遭遇しないよう願いつつ山道を歩きはじめました。
魹ヶ崎灯台①D


スタートから急坂が続きます。早速息が切れ始めました。入り口から550m、高低差110m、自然歩道の最高地点です。ここまで約15分。汗びっしょりです。年齢を感じます。でもここが最高地点ですからこの先灯台までの3㎞程はほぼ平坦地で楽になるでしょう。
が、周りは森林や自然歩道のS字カーブが続きます。熊の出没も忘れ、期待した海も残念ながら見ることができません。この日は灯台の一般公開と休日が重なり、見学帰りの方々と頻繁に行き交いました。
魹ヶ崎灯台④


歩き始めて約1時間。目前に白い巨塔が見えてきました。地上から約34m、海面上から約58mの魹ヶ崎灯台。怪獣のトドが群集するところ、あるいは荒波が激しく轟く音から由来しているそうで、断崖絶壁にはトドが群れを成して住んでいるようでもあります。白い灯台は印象に残る灯台50選に選ばれるほどの美しさで、青い海原に白が融け込んでいるようです。
日本の灯台としては3,251ヶ所(平成23年3月31日現在)ありますが、平成19年4月1日時点と比べると81ヶ所減っているそうです。
魹ヶ崎灯台②


高さ34mの灯台は東北一の高さで53万カンデラの光が20.5海里(約38㎞)の遠くまで届くように写真のような大きなレンズを使用しております。38㎞といわれてもどのくらいの位置になるのか見当もつきませんが、航行中の船舶にとって灯台の灯りは安全航海のための力強い海の道しるべとなるのでしょうね。田舎道を深夜に走るとき数少ない外灯が力強く頼もしい存在に見えてくるようなもんですよね。
魹ヶ崎灯台⑥ 魹ヶ崎灯台⑤

灯台の近くには写真のような「本州最東端の碑」があります。この碑は灯台守として魹ヶ崎灯台が最初の勤務地だった田中績さんの妻キヨさんの自筆で銘記されています。キヨさんは当時の婦人雑誌「婦人倶楽部」(昭和31年8月号)に灯台守の体験を綴ったエッセイを寄稿し、昭和8~15年頃の魹ヶ崎灯台での生活を世に発表しました。
年配の方ならご存知だと思いますが、このエッセイが木下恵介映画監督の目に触れ、昭和32年に「喜びも悲しみも幾歳月」として映画化されました。辺境の地で助け合って生きる夫婦の喜びと悲しみの歴史が刻まれ、互いを見守り生きる夫婦の姿が多くの感動を呼びました。高峰秀子さんと佐田啓二さんが田中さん夫婦を演じております。残念ながら映画では魹ヶ崎灯台でのロケシーンはありませんでした。
若山彰さんの主題歌も大ヒットしましたね。懐かしい歌です。
魹ヶ崎灯台③


田中さんは初就任の昭和8~15年の他に昭和32年から44年まで魹ヶ崎灯台長として2度目の灯台守を勤めていました。
先日灯台までの往復を歩いてみて感じました。今でも車が通れなく、近くに民家ももちろんお店もない辺鄙な地で19年間暮らしていたのかと思うと、買い物はどうしていたんだろう、病気の時病院には行けたんだろうかなどと涙が出るほど切ない気になりました。
平成8年4月からは無人化されており、今では釜石海上保安部が管理しているようです。

※次回は海から見た魹ヶ崎灯台を取り上げてみます。


ただ今の二十四節気は「立秋」です。詳しくは8月7日付の「日本の季節・立秋」をご覧ください。次の二十四節気は8月23日の「処暑」です。8月22日頃までにご案内いたします。

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自悠気儘なド田舎の北国生活に染まり、素朴な風情を探索しながら純真に融け込もうとしています。

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