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二十四節気「啓蟄」

2018二十四節気啓蟄
本記事は昨年の「啓蟄」を編集し直した予約投稿です。ただ今ブログ活動は休止中です。
平成30年3月11日は東日本大震災から7年目。この日は宮古市の合同追悼式が行われます。
地震が発生した午後2時46分「黙祷」。








二十四節気




啓蟄 けいちつ     3月6日~3月20日頃

「蟄」とは冬眠している様子をいい、「啓」とは動作や行動をするということです。
地中で冬篭りしていた虫たちも春を感じ、草木が芽吹くと同時に地上へ這い出してきます。

吹雪の怖しい自然界もやがて終焉を迎え、
みなぎる陽春の中で、融けた雪の後に緑の草木が生えそろいます。
重いコートを脱ぎ捨て、爽やかな空気を思いきり吸える春です。
桃の花も蕾を開き始め、北国では福寿草が咲き始めます。
関東では紋白蝶が見られ、野山では野鳥のさえずりがあちこちで聴かれ始めます。
暦便覧には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」とあります。

日に日に寒さが和らぎ、葉のない木々の枝から新芽が吹き出すように
私たちも重いコートを脱ぎ、戸外で春の柔らかい風を肌に感じたいものです。


※次の二十四節気は3月21日の「春分」です。


七十二候IMG




第七候  蟄虫啓戸 すごもりのむし とをひらく    3月6日~3月10日頃 

土の中に穴を掘って隠れていた虫たちが、土の扉を開き出てくる時季です。
土から出てくる様子を、戸を開くと表したのは、戸を開けて新しい風に吹かれたい気持からなのでしょうか。気温も上がり、虫たちも陽光に誘われて姿を見せ始め、自然界がいきいきと輝いてくる頃でもあります。
「蟄居閉門」ということばがあります。江戸時代、武士または公家に対して科せられた刑罰のひとつで、家に閉じこもり門を閉じ、来客や家人の出入りを止める謹慎処分ですが、元々は家の中に籠もっているということです。渡辺崋山は高位の武士としては蟄居という最高刑といえる、今でいう無期懲役に処せられました。

第八候  桃始笑 もも はじめて わらう      3月11日~3月15日頃

桜や梅の華やかさの陰に隠れながらも桃の蕾が咲きかける時季です。昔は花が咲くことを笑うといいました。競うように桃の花がほころび始め、漂う香りが人々に改めて春の訪れを実感させてくれます。
この時季五弁の花を咲かせた桃の花は、夏に水分が多くて甘い果実を実らせます。「もも」は、多くの実をつけることから「百(もも)」とする説があり、邪気を祓う力があるというところから3月3日の桃の節句にはひな壇に桃の花が飾られておりました。しかし、おもてなしを想定させる日本女性のようにその存在は奥ゆかしく、梅や桜に比べると目立たない存在でした。
桃は遺跡の出土などから、縄文時代前期には日本にあったようですが、万葉集には7首しか詠われていません。一方の梅は118首が詠まれており、春の花といえば梅の花だったようです。

第九候  菜虫化蝶 なむし ちょうと なる     3月16日~3月20日頃 

成長した菜虫(青虫)が羽化し、紋白蝶になる時季でもあります。
菜虫とは大根やかぶの葉につく昆虫の総称で、特に紋白蝶の幼虫でもある青虫を指します。害虫と呼ばれ、嫌われていた幼虫がさなぎになり、ジッと寒さに耐え越冬した後華麗に蝶へと姿を変えるのです。ひらひらと舞う美しい蝶は、まさしく春の象徴ともいえます。
ところが紋白蝶の雌の習性として、交尾した後は自分が育ったキャベツ畑を去り、若芽をつけた別の畑に行って産卵します。何故かというと、紋白蝶の幼虫は緑色の保護色とはなりますが、天敵であるアシナガバチの攻撃から身を守るためなのです。紋白蝶の雌は、産卵場所を替えることで、この災難を逃れるのです。
まさに、食うか食われるか。自然界の掟も厳しいものがあります。



下の<続きを読む>をクリックすると、啓蟄前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。
ご興味のある方はごゆっくりご覧ください。

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