収穫に感謝して ハロウィン

11月3日頃からは二十四節気霜降で、七十二候でいえば第五十四候の「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」に変わります。
モミジやツタの葉が色鮮やかに装いを変える頃です。
楓は古くから紅葉として楽しんできました。カエルが手を開いたようにみえるところから「カエル手」が「カエデ」に。同じカエデ科のモミジは草木が赤や黄に変わることを意味する動詞「もみず」に由来し、それが名詞化して「モミジ」になったと言われております。
「カエデ」も「モミジ」も同じカエデ科カエデ属ですが、葉の切れ込みの深い方を「カエデ」、浅いのを「モミジ」と呼んでいます。どちらも秋の紅葉を代表する樹木です。これから紅葉の時季を迎える地域の方々は「モミジ」と「カエデ」の違いをご堪能ください。

20151030紫式部

さてさて10月31日はハロウィンの前夜祭ですよね。
皆さんはドラキュラや魔女、幽霊、コウモリなどの仮装を楽しんだり、パーティーで盛り上がったりなどしてますか。日本でも一大イベントになりつつあるハロウィンですが、ここ数年ですよね、これだけ盛り上がるようになったのは。
もともとハロウィンとはキリスト教の祝日「万聖節」(11月1日)の前夜祭で、収穫への感謝とともに悪魔払いをするお祭りだったんですよね。この日は子供がかぼちゃの器をかぶり、各家庭を歩いてお菓子をもらうというのが定番でした(詳しくは過去記事2011年10月30日「収穫の感謝と悪魔を払うハロウィン」を参照)。

ハロウィン②ハロウィン③ハロウィン④-ハロウィン⑤ハロウィン⑥ハロウィン⑦ハロウィン➇ハロウィン⑨ハロウィン⑩ハロウィン⑪

日本では今やクリスマスやバレンタインデーと並んで三大外国イベントとまで言われています。とはいえ、私もそうですがご年配の方には馴染みの薄い行事ですよね。
確かに発祥元のヨーロッパではその年の収穫に感謝するお祭りという伝統行事だと思うのですが、なぜか日本に伝わった時には悪魔払いのための仮装の部分だけが態勢を占めているような気がします。
宗教的な意味合いから変わって来たハロウィン。日本での定着率も上がってきているようです。楽しんでいる方々には水を差すようですが、どこか間違った楽しみ方をしているような気がしてなりませんね。

日本でも北海道に同じような「ローソクもらい」という子供の行事があります。和製ハロウィンとでもいえる行事で、浴衣、提灯などで着飾った子供たちがわらべ歌を歌いながらグループで近所を回り、お菓子をもらって歩くというものだそうです。
このルーツを辿ると子供たちが地域の家々を訪ね、ねぶた祭り用のローソクや費用寄進を集めた青森の「ローソク出せよ」という習慣が形を変えたんではないかといわれていますね。

どこの国でも同じだと思うのですが、伝統的な行事にはその謂れや背景があると思います。ただ単に商業ベースに踊らされているばかりではなく、ハロウィンの伝統文化を学び敬虔な気持ちを持って楽しんでもらいたいですね。
日本の歳時記でも取り上げられるようになったハロウィン。年寄りの冷や水かもしれませんが、伝統文化を十分認識したうえで存分に楽しみたいものですね。


二十四節気 霜降(そうこう)◇
二十四節気18番目の節気。10月24日および立冬(11月8日)の前日まで。
暦便覧は「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」
北国や高地では霜がおりはじめ、田園地帯では稲の刈り入れなどがみられます。
霜降七十二候は次の通り。
第五十四候(霜降末候) 11/3~11/7 楓蔦黄(もみじつたきばむ)
もみじや蔦が色づいてくる頃。葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉」と呼びます。また、秋の山が紅葉することを「山粧う(よそおう)」といいます。


今日の独りごと

今日の独りごと1030私の住む宮古の地域は全面積の94%が自然と森で占められ、標高差1800mもある自然の宝庫です。豊かな生態系を活かした自然をまるごとミュージアムとして構成された広大な「木の博物館」。ここを訪れると原生林や天然林など森の歴史や生態系などがよく分かります。
長い間人手が入った痕跡のない天然林やこれ以上発達しない安定状態の原生林を垣間見ることができます。
樹齢100年から180年、最大直径が160㎝超、樹高は28m位あるイチイの大木の群落には、目をみはるものがありました。朽果てた古木や苔と共存してなお力強く生きる巨木の集落。その自然の偉大さに圧倒されます。都会の喧騒を忘れさせてくれる建物のない自然と森の「木の博物館」。16の分館に分かれており、1日で見ることはできません。


参考サイト 暦生活彩時記孫の手新聞日本都市伝説、森林・林業学習館



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栗よりうまい十三里

10月29日頃からは二十四節気霜降で、七十二候では第五十三候の「霎時施(こさめときどきふる)」に変わります。
霜が降りて冷たい時雨がパラパラ降る、季節は冬への足場を固めていきます。秋の時雨は冷たく大地を濡らし、雪へと姿を変えます。降ったり止んだりの時雨に身体を濡らすと心までひんやり、足取りまで重くなってしまいます。
北国の今日はまさに「霎時施」の天気。そぼ降る雨もパラパラと、その隙間から青空が甦えります。吹き抜ける冷たい風は濡れた身体から体温を奪い、底冷えの晩秋に色づいた葉を舞い散らしていました。

20151025夏屋

冷え切った身体に嬉しい石焼きいも。夜の町に繰り出す石焼きいもの屋台からは、ホカホカと湯気出す感触が伝わってきます。
石焼きいもに使われるさつま芋は、中米の原産。日本へは1597年に宮古島へ入ったのが最初といわれています。琉球を経て薩摩に伝わったところから、「薩摩芋」と呼ばれています。やせた土地でも育ち、たくさん穫れることから、江戸時代に青木昆陽が飢饉対策として普及させました。

20151025焼き芋
京都に開いた焼きいも屋さん、焼いたさつまいもが栗の味に似ており、「栗(9里)にはやや及びませんが」と洒落で名付けた「八里半」。その後、江戸に伝わった焼きいもは、「栗(9里)より(4里)うまい13里」と売出し、さつまいも=「十三里」が定着したのでした。

今や「栗より旨い川越いも」として埼玉県の川越市では、老舗が技を競い合っております。日本橋から川越札の辻まで十三里ともいわれており、昔から地元でとれた芋を焼き芋にし、庶民のおやつとして食していました。
地元の収穫高が少なくなっ今でも、「芋懐石」をはじめ、「芋そば、うどん」など、さつま芋の町として活気づいております。

さつま芋には安納芋をはじめとし、紅あずまや紫いもなど数多くありますが、その栄養はでんぷん・糖分が主成分。蒸したり焼いたりすると多量の麦芽糖ができ、甘みが増えます。さらに食物繊維やビタミンCも豊富。皮の部分にはカルシウムもたくさん含まれています。皮の周りに栄養が多いことから、皮ごと加熱調理する石焼きいもが人気でもあるんですね。

とりわけ屋台の石焼きいも屋さんの石焼きいもは格別ですが、自分でも簡単に作れるそうです。
中華鍋などの鉄製の鍋に小石を敷き詰め、15分ほど加熱したあと、さつま芋をのせて蓋をし、弱火で40分ほど焼きます。火を止めてから20分ほど余熱で蒸らせば、石焼きいもの出来上がり、とレシピには書いてありますが、石焼きいものお好きな方、チャレンジしてみませんか。


二十四節気 霜降(そうこう)◇
二十四節気18番目の節気。10月24日および立冬(11月8日)の前日まで。
暦便覧は「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」
北国や高地では霜がおりはじめ、田園地帯では稲の刈り入れなどがみられます。
霜降七十二候は次の通り。
第五十三候(霜降初候) 10/29~11/2 霎時施(こさめときどきふる)
ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめる頃。雨が降ったかと思えば、すぐに青空が顔を出します。
初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれています。


今日の独りごと

今日の独りごと102511月ともなれば冬のスポーツ、マラソンのシーズン。小雨ぱらつく今日、早池峰マラソンが行われました。
早池峰マラソンといっても早池峰山に登頂するのではなく、早池峰山の麓まで行き来する往復30㎞。その起伏は激しく、高低差は約650m。ランナーにとっては厳しい山岳コースです。高いところほど空気層が薄く、激しい運動をしながらの登坂は呼吸を乱し、人によっては呼吸困難に陥ってしまいます。
先日早池峰山の登頂にチャレンジした私も、この呼吸困難に顎を出してしまいました。
参加選手は自分のペースを守り、登りと下りのペース配分を決めてのレースだったようです。その上にこの日の寒さは体を硬直させ、体調を崩してしまいがち。
約2時間のレースでゴールのテープを切った選手はさすがに疲労困憊の様子。寒さからか汗もそれほどかいていません。本当にお疲れ様でした。


参考サイト 暦生活彩時記暮らし歳時記ごちそう埼玉



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秋が深まり霜が降りる霜降

10月24日頃からは二十四節気・第十八番目の「霜降(そうこう)」に変わります。
朝晩の冷え込みがさらに深まり、北国や山里ではが降り始める頃です。露がに変わりだんだんと冬に近づいてきます。
農家では稲刈りもほぼ終え、今は脱穀に追われています。本格的な冬の到来に備えているところでしょう。11月の声を聞くようになると、さすがに朝晩の冷え込みは顕著になり、最低気温も10度を切るようになります。過ごしやすい日中の気温との寒暖差が広がり、裏山にも紅葉の色合いが漂ってきます。

20151020脱穀

は、地面が放射冷却によって冷え,空気中の水蒸気が昇華して氷の結晶となります。この氷がで、霜降といいます。秋の早朝、野菜の表面にうっすらと氷の結晶が付着していることがあり、一瞬ぶるぶるっと身震いし、秋の深まりを感じます。
朝の散歩に、霜は美しく感じますが、霜の降りる日は寒いわけで、それは農作物にとって霜害にしばしば襲われる危険性をはらんでいるわけでもあります。
春の霜害は「晩霜害」、秋の霜害を「初霜害」と言います。農家では温床を作ったり、送風機で風を送ったりして気温の低下を防ぎ、農作物を霜から守る対策に余念がありません。

20151020縄文住居
古い時代から日本人の貴重な食料源となっていたどんぐり。湯で煮たり、アク抜きをしたり手がかかりましたが、縄文人にとっては栗やトチノミと並んで主食級の食べ物でした。美味しく食べるためにいろんな調理法が編み出され、今風でいう団子やクッキーとして食していたのです。

20151020縄文まつり
このメニューを再現したのが、昨秋開催された宮古市の「崎山貝塚縄文まつり」。地元の主婦の協力でアク抜きをしたどんぐりをすり潰し、団子状にして焼いてくれました。

20151020どんぐり団子20151020どんぐり
試食してみましたが、ぼさぼさした感じで決して美味しいと言えるものでもなく、調味料の揃ってなかった当時のことを考えれば、まずまずといったところでしょうかね。
古代人はこんなものを主食にしてたんですね。もち論、海の近くですから漁をしながら魚も食べてたんでしょうけどね。秋はやっぱりさんまだったのかな(笑)。

何年も霜を受けることを「幾霜」といいます。長い年月を重ねたことを言い表しますが、似たような言葉に「幾星霜」があります。「幾星霜の風雪に耐えて、その役目を終えた今……」などと、その人物の苦労や努力を重ねた結果としての長い年月を経た人生の重み、深みを感じさせます。
決して私のことを言ってるわけじゃないですよ(笑)。


二十四節気 霜降(そうこう)◇
二十四節気18番目の節気。10月24日および立冬(11月8日)の前日まで。
暦便覧は「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」
北国や高地では霜がおりはじめ、田園地帯では稲の刈り入れなどがみられます。
霜降七十二候は次の通り。
第五十二候(霜降初候) 10/24~10/28霜始降(しもはじめてふる)
氷の結晶である、霜がはじめて降りる頃。昔は、朝に外を見たとき、庭や道沿いが霜で真っ白になっていることから、雨や雪のように空から降ってくると思われていました。そのため、霜は降るといいます。


今日の独りごと

今日の独りごと1020 先日のことです。市内で「街なか復興祭」がありました。大震災で被災した市民の皆さんに1日でも早く立ち直っていただこうと商店街が企画運営した祭りです。
定番の焼きそば、焼鳥、おでんなどや野外臨時ステージ、そしてテーブルなどで思い思いに試食を楽しんでいた中に、ひと際目を惹いたのがパトカーや消防車。決して防犯や防火を警戒しての出動ではありません。市民にもっと親しんでもらおうという展示試乗会でした。
希望者は帽子を被り、運転席に試乗してもらおうという趣旨。喜ぶ子供たちの列は後を絶ちません。普段街で見かけても乗ることはありませんからね。この日だけは試乗が許されます。
子供たちからは笑みがこぼれ、パトカーや消防車に親近感を持ったことでしょう。開かれた警察や消防署といったところですかね。私も乗りたかったですけど、私が乗れるのは犯罪を犯した時だけでしょうかね(笑)。


参考サイト 暦生活彩時記びお



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