9月27日は中秋の名月


9月28日からは七十二候の第四十七候で、二十四節気秋分次候にあたる「蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)」に変わります。
虫が土中に掘った穴を塞ぐ頃。「蟄虫」、いわゆるヘビやトカゲ、カエルなどが冬籠りのため、冬を越せる場所に移動します。私たちも10月1日からの衣替えで、錦秋の季節に備えます。

20150925十五夜

さてさて、秋の風物詩といえば紅葉狩りと共に中秋の名月、十五夜の観月があります。十五夜といえば旧暦の8月15日。別名「芋名月」とも呼ばれており、今年は新暦の9月27日に見ることができます。
十五夜ではこれからの収穫を祈り、9月13日(新暦10月25日)の十三夜は五穀豊饒に感謝して収穫物である米の団子を供えました。お月見に団子を備える風習は江戸時代に一般的になったようですが、丸い月は「家族団欒」を象徴している縁起のよいものとされているからのようです。

月の満ち欠けは「ほぼ1ヶ月」ごとに繰り返されるので、満月は毎月見ることはできますが、秋は空気が乾燥して月が鮮やかに見え、気温もそれほど寒くないことから名月といわれるようになった由縁なのでしょうね。
お月見に供える団子の数は一般的に12個、閏年には13個とも言われています。地方によっては十五夜が15個、十三夜が13個というところもあります。名月に団子を供える家庭も減ってきているようですけどね。

20150925月見団子20150925饅頭
(写真右の月見まんじゅうはnanapiさんよりお借りしました)

供える団子の種類も地域によってそれぞれ。こちらではお月見そのものの習慣があまりないようですが、食べるものとしたら月見団子というよりは月見まんじゅうが多いようです。名古屋あたりの月見団子は名物のういろうをイメージしたのか、細長く伸ばし、白、赤、茶の3色が基本なんだそうです。
関西ではお餅を部分的にあんこで覆うタイプの月見団子が多く、芋名月ゆえに里芋をイメージしたのではないかという説もあるようです。変わり種としては静岡県の一部の月見団子は、別名「へそもち」と呼ばれており、ひらべったい団子のまんなかに、ぽこっとした凹みを作り、食べる時そこにあんこを入れて食べるんだそうです。

20150925かもめの玉子20150925いか煎餅
(写真左はさいとう製菓さんのかもめの玉子、写真右は有限会社すがたさんのいかせんべい。写真はお借りしたものです)

観月の習慣のないこちらには銘菓「かもめの玉子」があります。写真のようにかもめの玉子を2つに割ると名月を見ているような気分になります。
陸前高田市にあった製造元のさいとう製菓は、4年前の東日本大震災で甚大な被害を受けました。約1か月後には被害を免れた別の工場で製造ラインを稼働。今や東北を代表する銘菓として復興しました。
恐縮ですがもう1つ紹介させてください。こちらも月見団子とは結びつきはないんですが、私の住む宮古には銘菓「いかせんべい」があります。明治14年に創業した「すがた」のいか煎餅は、三陸のスルメイカを原材料に使っており、イカの味わいと、磯の風味が特徴で、嚙めば嚙むほど美味しさが増す煎餅です。こちらのすがたさんも大震災で全壊しましたが、今は別の地域で再建しております。

いろいろ地域によって特徴があるんですね。お月見は古くから伝わる日本の伝統的な文化。月を楽しみながらお月見団子も存分に味わいたいものですね。お団子が苦手な方はうどんやそばに生卵を割って入れた「月見うどん」や「月見そば」もあります。いろんな食べ物でも名月を楽しんでくださいね。


二十四節気 秋分(しゅうぶん)◇
二十四節気16番目の節気。9月23日および寒露(10月8日)の前日まで。
暦便覧は「陰陽の中分なれば也」
秋の彼岸。暑さもおさまり、みのりの秋を迎える頃。
秋分七十二候は次の通り。
第四十七候(秋分次候) 9/28~10/2 蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)
外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をはじめる頃。虫たちは秋冬が終わるのを、約半年間も土の中で静かに待ちます。そして、啓蟄の頃に再び姿を現します。
第四十八候(秋分末候) 10/3~10/7 水始涸(みずはじめてかるる)
田の水を落として、稲穂の刈り入れを始める頃。収穫の秋まっただなかで、大忙しですが、黄金に色づいた稲穂が輝き、風がなびく風景はとても美しいです。


今日の独りごと

今日の独りごと0925 先日22,23日の両日、「東北復興祭in宮古」が開催され、小さな田舎町が賑わいました。東北を代表する盛岡さんさ踊り、仙台すずめ踊り、山形花笠踊りの3団体が、市内の目抜き通りをパレード。華やかで力強い踊りをまじかで見ることができました。さんさ踊りには「ミスさんさ踊り」の4名も加わり、華麗な復興祭となりました。市民の皆さんも滅多に見られない踊りに酔いしれていました。
狭い商店街通りを目いっぱい使ってのパレードでは、桟敷席があるわけでもないですから、踊り手さんとは触れ合うほどの近さ。一生懸命踊る若い踊り手さんを目の前にすると、こちらがどぎまぎしてしまいます(笑)。
今回で2回目になりますが、8月の東北五大祭りを終えて駆けつけてくれた祭りには感謝します。これで復興にさらなる弾みがつくと思います。願わくば秋田の「竿灯まつり」も見たいものです、と言うと贅沢ですね。甘えるなってか(笑)。


参考サイト nanapiさいとう製菓有限会社すがた



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お彼岸と動物愛護

9月23日は二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」です。
秋分は春分と同じく、昼と夜の長さが同じになる日とされており、この日を境に夜が長くなります。とはいえ、まだ夏の暑さを残す秋分の日は春分の日と比べて昼の平均気温は12度程高く、少しずつ秋へと移行していることが感じられます。

20150920線香

秋分の日を中心とした一週間を「秋彼岸(あきひがん)」と言い、家族そろってお墓参りに行ったり、祖先を供養する「法会(ほうえ)」が行われたりします。
元々農村部には、春分の頃に豊作を祈り、秋分の頃に豊作を祝う自然信仰がありました。これが、仏教の浸透とともに祖先を供養する意味を持ち始めたのです。これが明治時代に秋分の中日を「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と定め、宮中において祖先をまつる日となりました。
1948年には、宗教的慣例としてのまつりだけではなく、広い意味で「祖先を敬い、亡くなった人を忍ぶ日」として国民の祝日に制定されたのです。

秋分(春分)の前3日間を「彼岸の入り」、後3日間を「彼岸の明け」と言い、合計7日間を彼岸と言います。秋分・春分はその中間に位置するため「彼岸の中日」と呼ばれています。
今年の秋彼岸は入りが9月20日、明けが9月26日です。この間に祖先の霊を供養するため、私たちは「お墓参り」する慣習があります。
お彼岸の中日である春分の日と秋分の日は決まっているわけではなく、国立天文台が作成する「暦象年表(れきしょうねんぴょう)」に基いて閣議によって決められます。毎年2月1日付で翌年の該当日が発表され、国民の祝日でもあるため、官報にも掲載されることになっております。
お彼岸については過去に数回述べてきました。詳しくは左のカテゴリーから二十四節気(春分)及び二十四節気(秋分)の記事をご参照ください。

20150920動物愛護
ところでお彼岸は先祖を供養することばかりではありません。皆さんが飼っていたペットもこの日に線香を手向け、在りし日を偲ぶことが多いようです。
9月21日から26日までは動物愛護週間。動物を愛し、動物と人間の絆を深めることを目的として定められた記念週間です。当地でも9月27日、動物愛護フェスティバルが行われ、同時に慰霊祭も行われます。
また事件の捜査や警備にあたる警察犬の慰霊祭は各地で行われています。「東京家畜博愛院」では数多くの警察犬が祭られており、毎年、春と秋の彼岸に慰霊祭が行われています。 警察犬は、厳しい訓練や真夜中の出動のため寿命が短いことで知られています。

家族と共に生活を共にするペットは飼い主にとって心の癒しでもあり、家族の一員でもあります。ペットに限らず警察犬、盲導犬、聴導犬、介助犬そして猫など、不幸にして命を落とした動物たちをこのお彼岸には供養したいものですね。


二十四節気 秋分(しゅうぶん)◇
二十四節気16番目の節気。9月23日および寒露(10月8日)の前日まで。
暦便覧は「陰陽の中分なれば也」
秋の彼岸。暑さもおさまり、みのりの秋を迎える頃。
◆秋分の七十二候は次の通り。
第四十六候(秋分初候)  9/23~9/27 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
夏の間に鳴り響いた雷が収まる頃。空にはもこもことした鱗雲があらわれます。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、残暑も落ち着き、秋の気候へと変わっていきます。
第四十七候(秋分次候) 9/28~10/2 蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)
外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をはじめる頃。虫たちは秋冬が終わるのを、約半年間も土の中で静かに待ちます。そして、啓蟄の頃に再び姿を現します。
第四十八候(秋分末候) 10/3~10/7 水始涸(みずはじめてかるる)
田の水を落として、稲穂の刈り入れを始める頃。収穫の秋まっただなかで、大忙しですが、黄金に色づいた稲穂が輝き、風がなびく風景はとても美しいです。


今日の独りごと

今日の独りごと0920①地元の港で水揚げされた海産物や、みなとオアシスの地域で地産地消される名産品を使った創作グルメ。「第6回みなとオアシスsea級グルメ全国大会in宮古」が19,20日の両日、宮古港開港400周年を記念し、地元の道の駅で行われました。
会場には全国11道県から前回グランプリだった広島県瀬戸田の「多幸のみ焼き」をはじめ、16種類のメニューが出品されました。地元からはたこ焼きのタコの代わりに三陸産ワカメを使った「真崎焼き」「サーモンスティック」などを出品。今回は地元の「真崎焼き」がグランプリを受賞しました。
今日の独りごと0920②来場者による投票で決まるコンテストは地元優位ではありますが、卵を溶いて作った生地に柔らかいワカメが馴染むように包まれている真崎焼きは美味しかったですよ。焼きソ-スとマーガリンによるコラボの味付けも美味しさがさらにアップでした。地元優位だけではなく、まさに実力のグランプリです。ちなみに真崎焼きは6個入りで300円でした。写真は撮るのを忘れ、1個食べた後のものです(笑)。


参考サイト 暦生活日本文化いろは辞典テレ朝NEWS



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雑節二百二十日? 東北の台風崩れ

9月18日からは七十二候の第四十五候「玄鳥去(つばめ、さる)」に変わります。
が南へと帰る頃。他の夏鳥も渡り始め、あれだけいた鳥も誘い合うように飛び立ち、瞬く間にいなくなってしまいます。
暖かくなる春先に日本にやってきたが、秋の訪れと共に去っていくのは淋しく感じます。やがて訪れる錦秋は豪奢でありながらもどことなく侘しく寂しさがついて回ります。
「落日の なかをの 帰るかな」
蕪村もその句に心境をしたためています。

150915燕

さる9月10日、茨城県常総市の鬼怒川で堤防決壊により大規模な水害に見舞われました。15日、この事故により連絡が取れなくなっていた15人全員の無事が確認されました。復旧作業は今も続いておりますが、まずはひと安心といったところです。
奇しくも9月11日は立春から数えて220日目の雑節二百二十日で、この時季は稲が開花、結実する大事なときです。台風が相次いで襲来する特異日とされ、農作物が被害を受けてしまうことがよくあります。閏年なら9月10日が二百二十日で、厄日とか荒れ日などといわれています。

この日被害のあった鬼怒川上空では、屋根の上に避難していた2人の被災者とともに2匹の犬が、ヘリコプターによって救助される様子をテレビで生中継していました。
自衛隊員が犬も一緒に救助、これは称賛される対応かルール違反か」ツィッターで論議されていましたね。
救助された女性は自衛隊の方に『お願いします』と言って連れてきました。子供の犬なので置いてこられなかったので」と話し、感謝の言葉を述べていたようです。
「ペットも大事な家族。深い絆を感じます」といった声が相次ぎ、自衛隊員にも称賛の声が集まっています。一方では犬を救助したことに対し、ルール違反をほのめかしていたツィッターもいたようです(その後削除されました)。

人命救助を最優先としている自衛隊では、可能な範囲で要救助者の要望に応えられるよう対応しているそうです。警察や消防でも、ペットに関する内規はないようで、その上でペットを救助するかどうかについては、現場の判断になることもあるそうです。
環境省では、東日本大震災の経験を踏まえ、災害時にペットと同行避難することを推進するガイドラインを出しているようですね。

150915ペット
そういえば東日本大震災のとき、多くの愛犬が動物病院の入り口に繋がれていたのを見たことがあります。幸い、そこまで津波は押し寄せてきませんでしたが、万が一のことになったらどうなったんでしょうね。
動物にだって命はあります。家族の一員として生活しているペットは大切に見守っていきたいですよね。



二十四節気 白露(はくろ)◇
二十四節気15番目の節気。9月8日および秋分(9月23日)の前日まで。
暦便覧は「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」
朝、草花に白露が宿るようになり、台風のシーズンともなる頃。
白露七十二候は次の通り。
第四十五候(白露末候)  9/18~9/22 玄鳥去(つばめ、さる)
暖かくなる春先に日本にやってきたツバメが、暖かい南の地域へと帰っていく頃。また来年の春先には戻ってくるので、しばしの別れとなります。



今日の独りごと

今日の独りごと0915先日13日、第16回南部木挽唄全国大会決勝戦が道の駅やまびこ館で行われました。
山にこだまするように伸びやかな歌声が響く中、やまびこ館産直店を覗いてみたら、秋の味覚No.1の松茸が軒を並べて売られていました。色つやといい、ふくよかさといい、香りといい、独特の食欲をそそる松茸です。
この日の高値はなんと6個入りで9,800円。8センチから12センチ位のサイズでした。1本当り1,600円強。道の駅の産直ですから、市価よりは大分安い価格設定だと思うんですが、こうしてみると飛びぬけて高いというほどでもないんですね。そばには2本入りで7,000円というのもありました。
一時は1万円を越す高嶺の花でしたが、今では大分値段も落ち着いてきたんでしょうか。とはいえ、庶民にはまだまだ手が出せない値段。見るだけよ~、というところです。あの香りをお届けできないのが、残念ですね。


参考サイト びおJ-CASTニュース



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