6月1日からは衣替え

七十二候では5月31日頃から第二十四候の「麦秋至(むぎのあきいたる)」に変わります。
麦の穂が色づき実りの季節を迎える頃。麦が熟し、金色の穂をつける頃には、周りの青葉の合間から台風のような強い青嵐が吹き抜けます。時には南風にのって雨雲が強い降雨を伴うこともあります。
この頃になると果実のさくらんぼやメロン、野菜のラッキョウ、そして海では潮干狩が始まり、砂浜では熊手とバケツを持ったあさり獲りの風物詩が見られるようになります。

150530衣替え①

さてさてもうすぐ6月1日からは衣替えが始まります。学生や警察、鉄道など、職員の制服はこの日から夏服に変わります。
衣替えの習慣は、旧暦の4月と10月に行われていた平安時代の宮中行事が始まりです。
天皇のお妃の位には、上から「皇后」「中宮」「女御(にょうご)」「更衣」とありました。更衣は衣替えともいわれ、もともと天皇の衣替えを司る役職名だったんですね。貴族の正装だった十二単。この頃の衣替えはセレブだけに許された贅沢だったようです。 

150530衣替え②

江戸時代の武家社会になってからはもっと複雑になり、旧暦の4月1日から5月4日までと、9月1日から9月8日までは袷「あわせ」(裏地付きの着物)を、5月5日から8月末日までは帷子「かたびら」(裏地なしの単仕立ての着物)を、9月9日から3月末日までは綿入れ(表布と裏布の間に綿を入れた着物)の着用が決められました。大奥では、着るもの、着る時期、着る色など身分によってそれぞれ決められていたそうです。年4回も衣替えをしていたんですね。これが一般庶民にも浸透するようになったようです。

明治時代 になってからは、政府によって役人、軍人、警察官の制服を指定し、夏服と冬服の衣替えの時期も決められました。すなわち新暦の採用とともに、6月1日から9月30日が夏服、10月1日から5月31日が冬服となり、現在の衣替えのスタイルが確立されたわけです。
今では各企業でも女性は夏の制服に、男性はクールビズの爽やかな服装に衣替えしています。女性のブラウス姿は新鮮でいいですね。ただ夏の訪れが遅い北国では6月の衣替えはちょっと肌寒いです。
基本的には6月と10月が衣替えの時季ですが、南西諸島など暑い地方では5月と11月が衣替えというところもあります。また、着物の場合は10月~5月までを袷(あわせ)、6月と9月は単衣(ひとえ)、7月~8月は夏用の薄物とされているそうです(2010年5月31日「6月と10月は衣替えです」の記事を一部引用)。

衣替えというと、衣服だけが先行されますが、カーテンなどのインテリア用品や、食器、花瓶、絵画(掛け軸)なども四季折々に合わせることで、鬱陶しい気分を変えることができるかもしれませんね。


◇二十四節気 小満(しょうまん)◇
二十四節気8番目の節気。5月21日および芒種(6月6日)の前日まで。
暦便覧は「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」
蚕が桑の葉を盛んに食べはじめる時季。
◆小満の七十二候は次の通り。
第二十四候(小満末候)6/1~6/5 麦秋至(むぎのあきいたる)
麦が熟し、たっぷりと金色の穂をつける頃。百穀が成熟する、麦にとっての「秋」です。この時期に穂を揺らしながら吹き渡る風を麦嵐、また降る雨を麦雨と呼びます。


今日の独りごと

今日の独りごと0530 6月1日から道路交通法が改正になりますね。今回の改正の最大のポイントは、自転車の取り締まり強化だそうです。道交法上自転車は軽車両なので、違反をすると免許がなくても取り締まりの対象となります。
では自転車の場合、どんな違反が取り締まりの対象になるのかというと、例えば、道路の左側を通行しなくてはならない。右側を通行すると一発アウトです。歩道がある道路では、原則車道を走らなくてはなりません。止むを得ず歩道を通行する場合は、徐行しなくてはなりません。一時停止の標識(止まれ)では、一旦止まって足を地面につけなくてはなりません。携帯電話やイヤホンで音楽を聞く等のいわゆる「ながら運転」、夜、無灯火での走行等々です。
ご自分の違反は当然ですが、未成年者の違反も同様です。特にご自分の子供が加害者となり、被害者に怪我を負わせる事故を起こした場合、保護者に対して損害賠償が請求されることになります。子供さんが自転車に乗っている場合、よくよく言い聞かせておいた方がいいですね。万が一のためにも自転車保険に加入しておいた方が良さそうですよ。


参考サイト:暦生活彩時記びおしゅみのきもの




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緑の募金で元気な森が甦る

5月26日頃からは二十四節気小満の次候で、七十二候の第二十三候、「紅花栄(べにばなさかう)」です。
紅花の紅黄色の花が盛んに咲く頃をいいます。
原産地の中近東、エジプトからシルクロードを経て日本に伝わったと言われております。
また花弁から染料や口紅の元になる色素がとれることから世界各地で広く栽培され、日本へは中国から裁縫や染色の技術とともに紅花の種を持ってきたのが始まりとも,推古天皇の時代に朝鮮半島を経て伝ったとも推測されているようです(この項は一部過去記事を引用)。
山形県の県花にもなっている紅花は、最上川中流域において生産量の最大を誇っております。

150525緑の募金①

さてさて国土の約70%が森林で覆われている日本ですが、その森林は、国土の保全・水源のかん養・地球温暖化防止などさまざまな働きをもっています。そして、古くから私たちの暮らしを支え、豊かな文化を育んできました。 その国土も近年後継者難や自然破壊により、手入れ不足の森林が増えております。海外では熱帯林を中心に森林が減少し、地球規模で森林の劣化が危惧されています。
きれいな空気、おいしい水、心身の癒し、地球温暖化の防止など、私たちの豊かな生活を支え、多くの恵みを与えてくれる森林。今地球規模で森林を整備し、森づくりへの参加が叫ばれています。

その一環に緑の募金があります。緑の募金は国民全体で森林を守り育てる運動として、身近な地域や国内外の森づくりのための活動に活かされているそうです。
ボーイスカウトによる街頭募金や町内会の緑の募金に寄付したことはありませんか。寄付した方には緑の羽根が手渡されます。私も昨年、町内会の班長時代住民の皆様に緑の募金を呼び掛けていました。緑の募金は各地域の緑化推進委員会が管理し、森林再生のための植樹や街路樹などの緑化活動の支援に活用されております。
平成26年の岩手県緑化推進委員会に寄付された募金実績は3780万円でした。うち県内のご家庭から寄付された募金額は全体の76%で、2889万円。私の募金額は数百円でしたが、集まると大きな金額になるんですね。

150525緑の募金②
県土の77%を占める豊かな森林ですが、県緑化推進委員会の緑の募金は森づくりや苗木の配布、緑の少年団活動の支援、自然観察会の森林活動など様々な緑化活動に利用されています。
その中の自然観察会。去る5月24日実施された県緑化推進委員会の主催するバスツアー「ふるさとの巨樹名木観察会」に参加してきました。
観察会は沿岸部に見られる10カ所の巨樹名木を中心に、樹木医の高村尚武先生に解説いただきました。全部はご紹介できませんが、目についた2,3の巨樹名木を。

150525緑の募金③
下閉伊郡山田町田ノ浜にあるタブの木。県天然記念物に指定されており、樹高22m、幹周囲4m、樹齢推定350年。
タブの木はその多くが西日本の暖地に分布し、当地の海岸地に生育しているのは珍しいそうです。先の東日本大震災の塩害を受けながらも、木の健康状態は影響なく育っているようです。ちなみに我が国最大のタブの木は神奈川県清川村にある樹高22m、幹周囲9mの「しばの木」だそうです。

150525緑の募金④
宮古市茂市の熊野神社境内にあるケヤキ。樹高28m、幹周囲7m、樹齢推定300年。
樹高5mの高さで二又となっており、根張りがすこぶる発達しています。地上に浮き出た根元径は極めて大きく、根の成長は土壌構造が硬いため、空気の流通が良い地上付近で伸長したものと推測されるようです。我が国最大のケヤキは山形県東根市の樹高28m、幹周囲12.6mある「東根のケヤキ」だそうです。

地球上の最高年齢は樹木なんだそうです。木によっては樹齢1000年や2000年などという巨木もありますからね。あらためて注目して見ると木の偉大さが分かります。
多くの恵みを与えてくれる森林。私たち一人ひとりが大切に守り、育てていく必要があるんですね。


二十四節気 小満(しょうまん)◇
二十四節気8番目の節気。5月21日および芒種(6月6日)の前日まで。
暦便覧は「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」
蚕が桑の葉を盛んに食べはじめる時季。
小満七十二候は次の通り。
第二十三候(小満次候)5/26~5/31 紅花栄(べにばなさかう)
あたり一面に紅花が咲く頃。紅花は古代エジプト時代から染料として利用されていました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。


今日の独りごと

今日の独りごと0525 いまテニスの全仏オープンが熱戦を繰り広げておりますね。何といっても今大会の注目は錦織圭選手。24日、男子シングルスの1回戦では33歳のベテラン、ポール=アンリ・マチュー(フランス)をストレートで破り、初戦を突破しましたね。
クレーコートの巧者マチュ-を相手に早々にブレーク、しかもこの日のコートは徹底した地元びいきで知られる舞台。「ポール」コールが沸き上がっても錦織は平然とプレーしていたようです。世界ランキング5位の実力と地力は板についてきていますね。このまま全仏オープン初のグランドスラムといきたいところです。
第2、第3の錦織に続けと、地元の高校生も練習に熱がこもっています。町のコートは高校テニス部が独占。練習の合間の話題はもち論錦織選手の全仏オープン。テニスファンはもち論、日本中の耳目を集めていますね。


参考サイト:暦生活彩時記緑の募金Sportsnavi




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草木枝葉繁る小満

輝く陽光のもと南風が吹きわたり、いきいきと生い茂る草木の影も日に日に濃くなってきました。爽快な薫る風にトレッキングやアウトドアスポーツにピッタリの季節です。

150520小満①

二十四節気は5月21日頃より「小満(しょうまん)」を迎えます。
秋に蒔いた麦などの穂がつき、「今のところは順調だ、よかった」とほっと一安心(少し満足)する頃といわれています。麦の穂が成長し、稔りの時が近づくとともに、多くの地方では田に水が張られ、早いところでは田植えが始まります。西日本では、はしり梅雨が現れるのもこの頃です。

150520小満②
近郊の田園地帯では水の張られた田圃で田植えが始まっておりました。田植機が活躍する中で、人の手で植えられていく田植えはこの時季の風物詩でもあります。周囲からはカッコーが鳴き、うぐいすが囀る長閑な風情が蘇ってきます。秋になればたわわに実った稲穂が頭を垂れることでしょう。

150520小満③
同時に七十二候は5月25日頃まで小満の初候で第二十二候「起食桑(かいこおきてくわをはむ)」となります。が盛んに桑の葉を食べ出す頃です。
平成26年6月25日に世界遺産に登録された富岡製糸場ですが、当時は製糸技術開発の最先端として養、製糸業が世界一の水準でもありました。岡谷の製糸工場を舞台にした1979年製作の映画「女工哀史・ああ野麦峠」は今でも記憶に残っております。
当時は高級な絹織物として生産され、海外にまで輸出されていましたが、最近では養業も廃れてきました。
私の小学校の頃は教室でを飼い、毎日生徒が交代で桑の葉を入れ替えておりました。糸を吐いて大きくなった繭をぬるま湯につけ、1本1本繭糸を紡んでいたものです。紡んだからといって生地にするほど多くあるわけではなし、結局それっきりでしたけどね(笑)。

150520小満④
桑はの餌として使われていた他、果樹としても利用されていました。果実は初夏に熟し、黄イチゴのような、柔らかい実になります。熟した桑は赤黒く、甘くて美味しい果実です。
養蚕業の衰退と共に桑畑を見かけなくなりましたが、小さい頃はこの時季になると下校時間、友達と一緒になって桑の実を食べていました。桑の木に登って揺するとぽたぽた落ちるんですよね。競って拾い食いをしていました。歯や手の指は紫色になり、盗み食いをしたことが一目瞭然でした(笑)。

桑の実はマルベリーあるいはどどめなどと呼ばれます。よく青ざめた唇の色をどどめ色などといいますが、桑の実のことをもじったんですね。
どどめという名前にたがわず、桑の実にはアントシアニンをはじめとするポリフェノールを豊富に含んでおり、その効果はブルーベリーの4倍あるそうです。疲れ目の予防や改善、視力回復に効果があり、栄養満点なんですね。

道を歩いている時、急に雨が降りだし雷鳴が響き渡ると、慌ててどこかの軒先で雨宿りします。その時、「くわばら、くわばら」と唱えたことはありませんか。
その昔こんな話があったそうです。雷神様が誤って農家の井戸に落ちた時、主人がすばやく蓋をしめ、雷神を閉じ込めてしまいました。すると雷神は、“おれは桑の木が嫌いだからこれから「くわばら、くわばら」と唱えろ、そうすればお前のところには落ちない。ふたを取ってくれ”そこで主人は雷神を返してやったといいます。
雷神も恐れる桑の木には不思議な霊力が宿っていたんですね。はい、お後がよろしいようで。


二十四節気 小満(しょうまん)◇
二十四節気8番目の節気。5月21日および芒種(6月6日)の前日まで。
暦便覧は「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」
蚕が桑の葉を盛んに食べはじめる時季。
◆小満の七十二候は次の通り。
第二十二候(小満初候)5/21~5/25 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
蚕が、桑の葉をたくさん食べて成長する頃。人々の暮らしを支えていたため、「おかいこさま」と敬称をつけて呼ぶ地方もありました。


今日の独りごと

今日の独りごと0520 先日16日、地元にお住いの若い世代を中心に「農業まるごと体験」がありました。毎日食べるお米の田植えを体験し「食や自然の大切さ」を学んでもらおうというものです。
朝から小雨交じりではありましたが、高校生をはじめとする親子連れのファミリーなど34名の参加者は、まだ冷たい田圃で、素足のまま泥と格闘しながらも、苗を植えていました。体験する機会のない子供たちにとって、米作りの過程を知るうえでいい経験になったと思います。実るまではいろいろな作業行程はあるにしても、秋の稲刈り体験にも同じメンバーで参加することによって、一連の米作りが理解できるかもしれませんね。
全国各地でも田植え体験イベントは開催されています。TPPの問題や農家の農協離れが進んでいる中、参加者がお米に対する認識を高めていただくことで、もっともっと農業に理解を深めてもらえるのではないかと思いました。


参考サイト:暦生活彩時記NAVERまとめ




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