早春に盛り上がる「毛ガニまつり」

3月1日からは七十二候雨水の末候「草木萌動(そうもくめばえうごく)」に変わります。
足もとや庭木の先にほんのりと薄緑に色づく芽が見られる頃。やわらかい春の日差しの中、草木が芽吹き、新しい命が生まれてくる頃でもあります。
草木萌動の「萌」、「萌(も)える」とも読みますが、近頃ではアニメ、漫画、ゲーム等に使われています。好意、傾倒、執着、興奮等のある種の感情を表す隠語だそうです。2004年流行語大賞にノミネートされた「萌え」。性的欲求に近い感情のこのオタク言葉は、若者の間で流行しております。「架空のキャラクターに対する愛情」として理解されることが多く、なぜか萌え=メイドさんのニュアンスでもあるようです。
また萌葱色(もえぎいろ)は、葱(ネギ)の芽が出た時の、薄青と緑の中間色を指します。とてもきれいな色で、まさに春の到来を告げる色です。

毛ガニまつり(毛ガニ)
さてさてこちらでは萌葱色というよりは赤い毛ガニが旬を迎えております。
先日2月22日には我が地元魚市場で「第13回宮古毛ガニまつり」が行われました。毛ガニといえば北海道ですが、こちらでも負けず劣らずの水揚げがあります。

毛ガニまつり(直売店)
当日は遠く奈良からお見えの来場者を始め、新聞報道によると県内外から過去最多の約17,000人の人出で賑わいました。冷温の関係で不漁が続いていた毛ガニも前日までに何とか水揚げが回復。まだ陳列棚を元気よく動き回る毛ガニを、この日は一杯600円から3,500円位で販売していました。身も絞まっているようで大小様々。それでも一時的には人を掻き分け状態が続く中、1人で10杯前後買い占めるなど、お目当ての毛ガニは昼過ぎに完売するお店が出るなど、大盛況でした。地方発送を担当するゆうパックも、受付は行列。

毛ガニまつり(毛ガニ②)
先着300人限定の「毛ガニ汁お振舞い」には早くから長蛇の列ができ、1人1杯の毛ガニ汁はあっという間に終了。味噌と甲羅で出汁をとった甘くておいしい熱々のカニ汁は写真を撮っている間に完売。賞味できませんでした、残念。仕様がないからカニおにぎりで我慢、我慢(笑)。

まつりにお出かけになる方々は多少の出費を覚悟でお見えになるのでしょうか、大量に買い占めたり、「競り市体験」で10杯3万円相当の毛ガニを子供が1万2千円で落札しておりました。もち論、そばにいた親と相談の上での落札でしたが、被災地とは思えない景気の良さでしたね。

毛ガニまつり(競り市)毛ガニまつり(1本釣り)
競り市体験では子供の競りも。2杯1,000円~2,000円位で落札していました。水槽内の毛ガニを釣り上げる1本釣りゲームでは1分内に2杯釣り上げる人も。錨型の針に引っかけるような感じで釣り上げる1本釣りは、その引き上げるタイミングが難しそう。

毛ガニまつり(蒸しガニ)毛ガニまつり(毛ガニ汁)
ボイルされた毛ガニをその場で頬張る醍醐味。潮の香りが漂う蒸しカニからの湯気が食味を誘っています。出汁で濃厚な旨味を引き出す毛ガニ汁には身の引き締まったカニの足が入っております。その場で旨さを堪能していました。食べたかったな~(ゴクッ)。


二十四節気 雨水(うすい)◇
二十四節気二番目の節気。2月19日および啓蟄(3月6日)の前日まで。
暦便覧は「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
雪やあられが雨に変わり、 氷や霜が融けはじめる頃。
雨水七十二候は次の通り。
第六候(雨水末候)3/1~3/5草木萌動(そうもくめばえうごく)
足もとや庭木の先にほんのりと薄緑に色づく芽が見られる頃。やわらかい春の日差しの中、草木が芽吹き、新しい命が生まれます。


今日の独りごと

今日の独りごと0225IMG三陸鉄道では昨年11月6日、地域の復興を後押しするため、草野球の球団を結成しました。
新球団は「三陸鉄道キットDreams」。野球というスポーツを通じて東北を盛り上げたいという米大リーグ、マリナーズの岩隈久志投手をゼネラルマネジャー(GM)に迎え、全国各地を遠征、岩手の復興を発信していくそうです。山本正徳市長が監督に就任。選手は主に三鉄の職員と沿線住民で構成されています。
岩手県特産の短角牛にちなみ、漫画「キン肉マン」に登場する「バッファローマン」をマスコットに起用。球団運営には震災発生直後から今まで支援活動を続けているネスレ日本が協力することになりました。
震災で失われた野球場も来年には開場予定。チームは5月に行われる日本一を決める全国大会を目指して練習に励んでいるようです。
復興はまだまだこれからですが、スポーツのことを考えられるようになっただけでも、少しずつ前に進んでいるのかな。球団結成を機に、被災地の生活復興を後押しすることができればと、期待したいところです。


参考サイト:暦生活びお日本経済新聞Web刊岩手日報WebNews三陸鉄道キットずっとプロジェクト


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ひな祭り終わったら人形供養

3月3日は「上巳(じょうし)」といわれる五節句の一つ「桃の節句」です。
女の子のいるお家ではもうひな人形飾りましたか。だいたい立春が過ぎたら飾る準備をし、遅くとも節句の1週間前までに飾るのがベターなんだそうですよ。まだの方は急ぎましょう(笑)。

桃の節句(雛飾り)

なんで桃の節句におひな様を飾るかというと、昔はふりかかる災厄や穢れ(けがれ)から身を守るため、田植えの時期に海や山に出て穢れを洗い流す農村儀礼が行われていました。年齢や性別に関わらず、田の神を迎えるため草や藁(わら)で作った人形(ひとがた)をなでて穢れを移し、健康を願いながら海や川に流していたんですね。
今でも地方によっては「流し雛」の風習が受け継がれているところもありますが、昔は3月上旬の巳の日に行われていました。江戸時代になって「人形」は紙で作るようになり、川に流していましたが川が汚れるというので現在のようにひな壇を飾るようになったんですね(詳しくは過去記事2010年3月1日「3月3日は無病息災を願った桃の節句」)を参照。

生まれて初めて迎える節句を「初節句」といいますが、女の子の場合は3月3日に初節句を祝うため、新しく買ったひな人形を飾る風習があります。生後1か月以内の場合は翌年に祝うようですけどね。
贈り主は母方の実家から贈るのが一般的なようですが、地方によって慣習の違いもあるでしょうからご両家で話し合って決めてください。一般的には七段飾りといわれていますが、近年の住宅事情を考えると、ガラスケース入りの親王飾りでも十分でしょうね。

桃の節句(お雛様)桃の節句(吊り雛)
祈願を済ませたらそのまま海や川に流していた人形も、どんどん豪華になり捨てずに大切に保存するようになったひな人形。そこには「降りかかる厄災の身代わりになってくれる」という、根本的な考えはなくなっていません。しかも 「災いを移してしまうので、ひな人形は、もらったりあげたりするものではない」 「女の子の数だけ、別のひな人形を与えるべきだ」という考え方が根強く残っております。

3月3日のひな祭りが終わったらなるべく早めに片付けないと、その子はお嫁に行けなくなるとよく言われますが、これは俗信で子供に片付ける習慣を持たせるためもあるようです。
お子さまが成人、独立されて不要になったり、壊れたり引っ越しなどの様々な事情で役目を終えたひな人形は、感謝の気持ちを込めて丁寧に供養してあげたいものですね。各地には御魂を慰めて昇魂をし、障りや祟りが起こらないように祈願してくれるお寺や神社があります。
思い切って処分したいけどゴミとして出すのは忍びない、という方はこちらの日本人形協会を利用してみるのもいいかもしれませんね。同協会では不要になった人形類をお引取りし、毎年10月頃に行われる東京大神宮の「人形感謝祭」において供養(有料)してくれるそうです。

桃の節句(人形供養)桃の節句(供養人形)
私も以前勤める会社で「人形供養」を執り行ったことがあります。お近くにお住いの方々にお声を掛けましたら、不要になったひな人形だけでなく五月人形、市松人形、フランス人形、ぬいぐるみなど数多くの人形が集まりました。この時はお近くのご住職にご供養いただき、その後お焚き上げをしていただきましたよ。やはり皆さん不要になった人形の処分にお困りだったようですね。


二十四節気 雨水(うすい)◇
二十四節気二番目の節気。2月19日および啓蟄(3月6日)の前日まで。
暦便覧は「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
雪やあられが雨に変わり、 氷や霜が融けはじめる頃。
雨水七十二候は次の通り。
第五候(雨水次候)2/24~2/28霞始靆(かすみ、はじめてたなびく)
霧やもやのため、遠くの山や景色がほのかに現れては消え、山野の情景に趣が加わる頃。春に出る霧を霞(かすみ)と呼び、夜の霞は朧(おぼろ)と呼ばれます。


今日の独りごと

今日の独りごと0220毛ガニ漁が最盛期を迎えているようですね。県内有数の水揚げを誇る宮古市魚市場では19日、約700キロの毛ガニが水揚げされたそうです。
2月はしけが続いていましたが、数日ぶりのまとまった水揚げとなりました。トラックで運び込まれた毛ガニを職員が慣れた手つきで大きさごとに選別。1キロ当たり2千~6千円で取引されたようです。毛ガニの漁期は12月から3月頃まで。同魚市場では「徐々に大きいものも出てきており、天候が良くなれば。これからに期待したい」と語っているようです。
とはいえ、魚市場から見ればまだまだ足りない状態のようで、漁師さんは魚市場が休みの土曜日も漁に出ているそうです。ありがたいことです、感謝です。これで22日の同魚市場特設会場で行われる「毛ガニまつり」も何とか格好がつきそうですね。今から楽しみです。


参考サイト:暦生活日本文化いろは辞典All about日本人形協会廣田神社


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不漁が続く雨水の毛ガニ祭り

今日は、二十四節気の一つ「雨水」です。暦の上では雪が雨に変わり、氷も溶けて草木も芽吹く頃とされていますが、きょうは一日寒い日となりそうです。などとラジオやテレビでは聴き慣れた言葉ですね。
北国ではまだ雪に埋もれた暮らしが続いているのに、南の地方では梅の花が咲き、菜の花の色が春を呼びこんでいるようです。季節は2月、如月(きさらぎ)です。

雨水(ふきのとう)

2月19日は二十四節気の1つ雨水(うすい)です。この日から3月6日の啓蟄(けいちつ)までの期間をいいます。
降る雪が雨に変わり雪融けが始まる時季。そして忍び寄る春の気配に植物も蘇ってくる雨水です。木々の蕾もふくらみを増し、気温はさらに上昇します。寒さも峠を越え、水も温んできます。小川には雪解け水が、溢れんばかりにその流れを早めてくれます。
この時節、桃の節句も近付き、雛人形を飾り、桃の花を供えると、家の中に春らしさが広がってきます。戸外ではうぐいすが鳴き始め、ひばりが囀りだします。観梅も盛んになり、行楽に人が出始めるでしょう。寒い日と温かい日が交互に繰り返す三寒四温を経て、徐々に温かくなってきます。春一番が吹くのもこの時季で、農家では農耕の準備が始まります。雨水の季節とはざっとこんなでしょうか。

とはいえ東日本ではまだ雪が深く、関東・東海地方にあっては、この時期から雪が降り始めることもあります。昨年の我が地元では春分の日の前日、ドカッと大雪に見舞われ、雪かきをしながらのお墓参りとなりました。

南の国から徐々にその美しい鳴き声を聴かせてくれるうぐいす。3月になると西日本や東日本、4月5月には北日本でもほとんどで聞かれるようになります。その季節初めての鳴き声を聴くことを「初音」といいます。人里で聞いた「初音」も春の深まりとともに山へ帰り、巣づくりをするのだそうです。ホーホケキョの鳴き声を聞くのは早春の頃でしょうか。ホーホケキョのホーは吸う息、ホケキョは吐く息で、胸をいっぱいふくらませて囀ります。まだ鳴き声が様にならない若いうぐいすもおります。

雨水(毛ガニ)
立春が過ぎたとはいえ、一番冷え込むこの季節。この時季が毛ガニの旬です。地元の魚市場で開かれる「毛ガニまつり」はこの頃です。この時季にしか食べられない毛ガニ。身がしっかり詰まった毛ガニは冬の味覚の王様です。2月22日、今年も開催されます。

雨水(蟹漁船)地元の漁師さんのブログで今年の毛ガニ漁がアップされていました。詳しくはこちらの「漁師の徒然なるブログ」をご覧ください。2月9日の記事では今年の毛ガニの大不漁を嘆いています。毛ガニまつりに間に合うのでしょうか。不漁のまま祭りが開催されると、貴重で高価な毛ガニとなりそうです。

これからは日毎、春の兆しが見られるようになる「雨水」。北日本などではまだまだ雪が残っておりますが、春を肌で感じられるのはもう少しです。まさに雨水は、雪の季節から雨の季節へと変わる境目なのかもしれませんね。


二十四節気 雨水(うすい)◇
二十四節気二番目の節気。2月19日および啓蟄(3月6日)の前日まで。
暦便覧は「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
雪やあられが雨に変わり、 氷や霜が融けはじめる頃。
◆雨水の七十二候は次の通り。
第四候(雨水初候)2/19~2/23 土脉潤起(つちのしょう、うるおいおこる)
冷たい雪が暖かい春の雨に代わり、大地に潤いをあたえる頃。寒さもゆるみ、眠っていた動物も目覚めます。


今日の独りごと

今日の独りごと0210昨年8月から半年間における、地元宮古市の主な統計が2月に発表されました。それによると好調だったのが三陸鉄道の乗客数と魚市場の水揚げ高です。反対に不調だったのが建築確認申請数。
昨年4月全線復旧開通した三陸鉄道は4~9月の上半期で経常黒字を出しており、同期の輸送人員も約36万人で昨年比57.2%増でした。この好調を下半期も維持し、推移している模様です。これは「あまちゃん」や「震災学習列車」の観光団体ツアーが好調だったようです。魚市場の水揚げ高は9,10月のさんまの水揚げとこれからシーズンに入る毛ガニの水揚げが好調をキープしているようです。
一方で前年比を下回ったのが建築確認申請。上半期までは順調に申請件数があったものの、8月以降は低迷が続いております。被災者の住宅建設が落ち着いたとは思えないですけどね。仮設住宅にはまだまだ住んでおられる方が大勢おられます。にもかかわらず建築の人夫さんは相変わらず人手不足が続いているんですよね。
総じて観光収入と漁獲高では順調に回復しておりながら、地元住民の生活復旧が遅延し、それが復興計画の遅れに繋がっているような印象がありますよね。


参考サイト:暦生活ちょっと便利帳河北新報


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