芸術の秋は歌舞伎舞踊を観賞

東京と名古屋を結ぶリニア中央新幹線は、東京オリンピックには間に合いませんが、2027年の開業を目指して来年度から工事が始まるようです。リニアは超伝導磁石を使い、レールの上を約10㎝浮かせた状態で疾走します。東京から名古屋まで僅か40分で繋ぐといいますから、現在最短90分の東海道新幹線のぞみの半分以下で行き来することになります。
将来大阪まで延伸するようなれば、年間8700億円の経済効果が生まれるともいわれます。ただ全ルートの86%はトンネルで南アルプスなど難しい工事が多くなりそうで、その事業費は約5兆円かかるそうです。
とはいえ、リニア中央新幹線は生活をより便利に、大きく変えていく可能性を秘めているようですね。

金木犀と虎

10月3日は七十二候の第四十八候「水始涸」
10月3日頃からは七十二候の第四十八候、秋分の末候で「水始涸(みずはじめてかるる)」になります。
空気が次第に乾燥し、冬の兆しが始まる頃。手塩に育ててきた稲たちは、重くなった頭を風に揺らしながら、黄金色に田圃を染め上げていきます。「みずかれる」は川の水が涸れることを言っているのではありません。早いところでは刈り入れも終わってしまいましたが、この時季、水を抜いて田を乾かし、刈り入れの準備をしている光景を指しているのでしょう。
黄金色の稲穂に夕日が注いでいるのを見るにつけ、その美しさに心が踊ってしまいます。頭を垂れる稲穂を嬉しく感じるのは人間ばかりではありません。すずめも狂喜乱舞し、稲穂めざしてやってきます。それを阻止しようと黄金色の周りには番人の案山子が立ち並びます。人間とすずめの知恵比べ、化かし合いが展開されます。

10月1日から衣替えの季節
10月1日は秋の衣替えの日です。6月と10月に衣替えをするようになったのは明治時代。江戸時代の衣替えは1年に4回もしていたそうです(詳しくは過去記事2010年05月31日「6月と10月は衣替えです」を参照)。
空気が乾燥している時季なので、虫干しにも最適です。



いわて三陸鎮魂復興祭
9月28、29日の両日、東日本大震災の復興祭が三陸の中心地宮古の浄土ヶ浜で、歌舞伎界の中村勘九郎、中村七之助兄弟らをお迎えし行われました。
~三陸でむすぶ、にっぽんのこころ~「響け、三陸の魂」「舞え、にっぽんの心」と題した三陸鎮魂復興祭では、京都の世界遺産でもある真言宗総本山醍醐寺の僧侶が、浄土ヶ浜に押し寄せる太平洋の荒波を背景に、醍醐寺独自の節回しによる「聲明(しょうみょう)」を唱え、犠牲者を供養しました。

復興祭醍醐寺声明
復興祭山口太鼓 復興祭山折哲雄
復興祭島谷ひとみ 復興祭小宮悦子
9月28日は「響け、三陸の魂」
12時から始まった復興祭には三陸沿岸の各地から集まった太鼓、神楽、舞いなどの郷土芸能で鎮魂の祈りを捧げました。波打ち際のすぐ近くに作られた特設ステージからは、時折往来する観光船が間近に眺められるようになっております。まるで絵葉書に描かれたようで、鎮魂に相応しい会場に思わず感動してしまいました。
醍醐寺の僧侶11名による「聲明(しょうみょう)」は独特の抑揚で唱えられ、太平洋の荒波に力強く響いていました。地元観光船が走り去る中、地元山口太鼓の勇壮なバチさばきは陸中の海に融けこんでいるようです。「お祭りです。鎮魂のお祭りです。復興のお祭りです」と挨拶する復興祭主催で企画委員長の宗教学者山折哲雄さんは鎮魂祭りを強調。はじめてこの地を訪れたという歌手の島谷ひとみさんも「亜麻色の髪の乙女」で祭りを祝し、ロケーションの素晴らしさを絶賛していました。この日総合司会を担ったTVキャスターの小宮悦子さんもステージを盛り上げてくれます。

復興祭団子売り①
復興祭団子売り② 復興祭高橋竹童
復興祭コラボ
9月29日は「舞え、にっぽんの心」
翌29日も紺碧の空と白い波濤が浜の特設会場を包み込んでいます。
「錦秋特別公演 芯2013」。歌舞伎界の大御所とまで言われた中村勘三郎を父に持つ長男中村勘九郎、次男中村七之助兄弟が「舞え、にっぽんの心」を演じてくれました。
「歌舞伎を見たくても見に行けません」という1通の手紙から全国に出向いて歌舞伎を見てもらおうということで始まった「錦秋特別公演」は今年で9年目。9月28日からは全国ツアーを展開しており、三陸鎮魂復興祭にも特別参加いただいたものです。
この日は中村兄弟による歌舞伎舞踊「団子売」。二人の軽妙な演技によって江戸時代の名物「影勝団子」の売り子の姿が再現されます。団子売の杵造とお福の絶妙な掛け合い、餅を搗き団子を作る姿が息の合った二人ならではの活気あふれる舞台に観衆を魅了してくれました。ついつい魅入ってしまいました。さすがプロの演技です。
そしてこの日は津軽三味線の第一人者高橋竹童、和太鼓のエンターテイメントTAOとのコラボレーション。歌舞伎の大前提となる勧善懲悪をもとに、戦いや葛藤での悪を滅ぼす人間の「芯」をコラボで表現します。波間に熱がこもった兄弟の演技、息の合った呼吸は迫真に迫るものでした。やはりお父さんの血を引いて演技力は抜群のものでした。
設備も整っていないこんな田舎で一生懸命演技していただいた情熱には頭が下がる思いです。機会がありましたら本格的な劇場でもう1度拝見したいものです。





参考サイト:ぴお歌舞伎美人、七十二侯がまるごとわかる本
写真協力:写真素材-フォトライブラリー

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巣ごもりが始まる前に「稲刈り体験」

日増しに秋が深まってきました。食欲の秋です。スーパーへ買い物に行くと美味しそうな果物やお菓子がいっぱい。折角ダイエットに挑戦しているのに、店頭には低価格のプライベート・ブランド商品が勢揃い。ついつい買いすぎてしまいそうですね。そんな時は「主菜となるおかずの材料から買う」とよいそうです。主菜となる食材売り場に行けば献立のイメージが明確になり、無駄な買い物をしなくて済む。買い物カゴはなるべくカートにのせず、手に持って店内を回る。カートを使うと重さを感じられず、あれこれ買ってしまう心理が働くのだとか。どちらもちょっとしたことですが、すぐ実践できて節約や健康にもつながりそうですね。

さんま焼き

七十二候は「蟄虫坏戸」に変わります
さてさて凌ぎやすい秋もやってきた9月28日頃からは七十二候の第四十七候「蟄虫坏戸(ちつちゅうとをとざす)」です。二十四節気秋分の次候にあたります。
夏が終わって涼しくなり始め、虫たちが巣ごもりの支度を始める時候です。春分の前の「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」とは反対の時候です。人間にとってはまだ冬の気配は遠いものでありますが、虫たちにはもうすぐと感じるのでしょうか。蝶の幼虫はさなぎになって寒さに備え、クワガタやてんとう虫は成虫のまま、木の根元に春まで潜ります。

人間の蟄居は謹慎刑の一つだった
実際には10月に入ってから穴に入るヘビは、どこからともなく集まり、お互いに絡み合って暖をとります。10月を過ぎても穴に入らないヘビを、穴惑いというそうです。
蟄虫ならぬ人の蟄居とは、家にこもって外出しないことです。江戸時代に、公家や武士に科した刑の一つで、出仕・外出を禁じ、1室に謹慎させられました。蟄居の刑を受けたのは、渡辺崋山、佐久間象山、吉田松陰など。水戸藩主徳川斉昭、水戸のご老公は、将軍家定の継嗣をめぐって大老井伊直弼と対立し、終身刑でもある永蟄居を命ぜられました。

田園地帯にはアキアカネの大群
アキアカネ 「赤とんぼ」は夏の暑いうち山などの高地で暑さをしのぎ、涼しくなると下りてきて、ちょうど収穫を終えた水田などに産卵します。一般的には群れを成して飛ぶアキアカネを指すことが多いようですが、9月頃になると成熟し成虫、特にオスは体色が橙色から鮮やかな赤に染まります。稲刈り前の先日、田園には体色が変わる前のアキアカネが大群となって飛び交っていました。



農業まるごと稲刈り体験ツアーで生き生き
食欲の秋は実りの秋でもあります。五穀豊穣が実を結ぶこの時季。9月の21日には黄金色に染まった田園地帯で「地元の農業まるごと稲刈り体験ツアー」がありました。春に行われた田植え体験ツアーに引き続き、稲刈りをも体験し、農業にもっと理解を深めてもらおうという企画です。
参加者は幼児から中学生位まで約30名。約2時間、思い思いに稲刈り体験をした子供たちからは生き生きとした笑顔がこぼれていました。初めて稲刈りに挑戦した子供たちには貴重な体験だったでしょうね。

幼児①稲刈り
幼児②稲刈り
幼児③稲刈り
中学生稲刈り 市長稲刈り
「刈ったぞ~」と稲を高々と持ち上げ、雄叫びをあげる幼児。危なっかしい手付きで鎌を使いこなす子供たちは、ご両親や農業指導員のアドバイスでたちまち上達していきます。この日、中学生たちの参加で場が和んだ会場には、地元市長も参加。鎌さばきも堂に入っています。昔は稲刈りをされていたのでしょうか。

稲刈り体験ツアー(稲穂)
稲刈り体験ツアー(開会式) 稲刈り体験ツアー(稲束)稲刈り体験ツアー(脱穀) 稲刈り体験ツアー(ハサギ)
頭を垂れた稲穂はまさに新米の美味しさが漂ってきます。「稲刈り体験」開催にあたって市農林課の担当者から注意事項の説明があった後は、各自一斉に稲刈りが始まります。子供たちが刈った後の稲は指導員が束ねていきます。束ねた稲はコンバインで脱穀されます。農道脇にはハサギが組まれ、刈った稲が天日干しされていました。できることなら美味しい新米を食べてもらうためにも、このハサ掛けまで体験してほしかった。
日本の農業を見つめ直すためにも、子供たちにとってこの稲刈りは貴重な体験だったようです。





参考サイト:ぴお、七十二侯がまるごとわかる本、テポーレトクトク便りVol.362

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秋分の日を前に客船「にっぽん丸」が寄港

深まりゆく季節はスポーツの秋でもあります。近年の自転車ブームで、自転車を単なる移動手段だけではなく運動目的や趣味で利用する人が増えてきているそうです。昨年、全国で販売された自転車の約60%が「ママチャリ」とのこと。ママチャリはまだまだ根強い人気を誇っているようです。
長時間・長距離の走行は無理かもしれませんが、日常の運動目的としてなら向いているかもしれませんね。地図を見ながら「最寄りの駅の次の駅」「隣町の商店街」などをチェックしてみると、自転車での移動範囲が意外と広いことに気付くかもしれません。自転車で街をぶらつく「ポタリング」など、「ママチャリ」なら途中で雑貨や食料品などの買い物をしても、前カゴに入れられるので便利ですよね。

おはぎ

五穀豊穣に感謝する日本独自の秋の彼岸
さてさて9月23日は二十四節気の「秋分」です。秋分は春分と同じく、太陽が真東から真西に沈む日で、昼夜の時間がほぼ同じ。秋分の日を中日に前後3日を合わせた7日間が秋の彼岸です。
極楽浄土は真西の遠方にあるとされ、それがはっきり分かるということで重視されている日。彼岸は仏教国の中でも日本だけの独自の行事です。春には豊作を祈り、秋には感謝する自然信仰と先祖崇拝が結び付いて出来上がったものと考えられています(詳しくは過去記事2010年09月16日「迷いから悟りへお彼岸のお墓参り」及び2011年09月20日「本当の幸福は彼岸の世界にある!」を参照)。

秋分と春分では12℃の寒暖差
「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがあるように、この時期を境として、暑さが和らぎ、少しずつ涼しい季節へと移っていきます。
3月と9月、年2回ある彼岸。9月の方が気温が高いことは推測がつきます。たとえば東京の最高気温を比べてみると、3月の春分は13℃、秋分は25℃で、秋分の方が春分より12℃も気温が高いという結果もあります。
やはり夏の暑さを体験した後では25℃でも涼しく感じ、冬の寒さを感じた後では13℃でも暖かく感じられるものなのですね。

遠雷は夏の終わりを告げる雷
そして9月23日、秋分の日から七十二候は第四十六候(二十四節気初候)の「雷乃収声(かみなりこえをおさむ)」になります。
夏の間、夕立とともに鳴り響いた雷鳴は、この頃になると鳴りを潜めます。「遠雷」。遠雷は夏の終わりを告げる雷です。夏の空によく見られた入道雲はこの頃すっかり見られなくなり、代わりに秋の兆しであるうろこ雲が現れます。雷が去れば本格的な秋の訪れとなります。



客船「にっぽん丸」、県民クルーズとして寄港
豪華客船「にっぽん丸」が、9月17日約半年ぶりに通算7回目の地元宮古港に寄港しました。震災復興に向け、客船誘致に取り組んでいた県が、このたび県民クルーズとして「にっぽん丸」を同港に誘致したものです。
台風一過の午前10時、大型バス3台で送迎された各地からの参加者は、地元中学校のブラスバンドに見送られ、次々と乗船。埠頭では市長による「にっぽん丸」入港歓迎のご挨拶や中学生による船長への花束贈呈など歓迎式典が行われた後、参加者130名を乗せた「にっぽん丸」は、午前11時一路横浜港に向けて出港しました。

クルーズ船「にっぽん丸」
歓迎演奏 クルーズ参加者乗船
素敵なクルーズ船「にっぽん丸」は8階建ての22500トン。寄港地の食材や名産を取り入れたディナー、快適空間の客室、さらには楽しみが尽きることのないアミューズメントパークなど心躍るクルーズが満喫できます。
参加費は1人29,000円。今宵は船上で酔いに身を任せたかった(笑)。
クルーズ船の寄港を地元中学校の吹奏楽で歓迎。参加者は次々と夢の船旅へ乗船していきます。


港湾の復興工事が進む中、埠頭では「にっぽん丸」の歓迎式典が進みます。市長のスピーチの後は地元中学の女子生徒3名による花束贈呈。船長代理のゼネラルマネジャーは乗船客に向かって高々と花束をかかげます。
そして午前11時、「にっぽん丸」はタグボートに曳航され、静かに埠頭を離れました。
市長挨拶 花束贈呈
客船「にっぽん丸」

◇二十四節気 秋分(しゅうぶん)のメモ◇
二十四節気16番目の節気。9月23日および寒露(10月8日)の前日まで。
◆秋分の七十二候は次の通り。
初候 第四十六候(9/23~9/27)雷乃収声(かみなり、こえをおさむ)
雷や稲光がなくなる時季。
次候 第四十七候(9/28~10/2)蟄虫坏戸(ちっちゅう、とをとざす)
虫が土中にもぐる時季。
末候 第四十八候(10/3~10/7)水始涸(みず、はじめてかるる)
水田の水がなくなる、即ち実りの時季。





参考サイト:ぴおgooお天気豆知識、七十二侯がまるごとわかる本、テポーレトクトク便りVol.361
写真協力:写真素材-フォトライブラリー

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