春は名のみの冬の寒さや‥2月4日は立春

相変わらず大寒の冷気が日本列島を覆い尽くしているようですが、もうすぐこの冬将軍も旅立つでしょう。今週末には冬と春の分岐点でもある2月3日の節分、寒さがあけて春に入る2月4日の立春と、明るい兆しが次々やってきます。もう少しの辛抱ですね(笑)。
《アートフォトフレーム》早春賦(フキノトウ)〔自然写真・藤田稔〕

赤や青の筋肉質の陰(鬼)を追い払う節分。鬼の目「魔目」を狙って豆を撒きましょう。魔の目を潰して「まめに暮らそう」。節分にはこんな言い伝えもあるんですね(笑)。
最近は節分というと「豆まき」とか「恵方巻」って感じですが、本来は季節の変わり目のことなんですね。立春、立夏、立秋、立冬とそれぞれの前日で、1年に4回あります。この節分、室町時代頃から立春の前日のことだけになったんですね。
これは、当時は立春が新年で年神様が来る前に鬼を追い出し、家を清める必要があったからなんですね。そこに、中国で行われていた鬼を払う「追儺(ついな)」の習慣が、遣唐使によって日本に伝えられ、節分の夜の豆まきになったんだそうです。(過去記事 2010年1月31日「豆まき、恵方巻、福茶で厄年を追い払う」を参照)

近頃では店頭を賑わしている恵方巻き。節分にその年の恵方(歳徳神のいる方位)を向いて食べると縁起が良いとされています。別名、恵方寿司、吉方巻きとも言われていますが、これは大坂で商売繁盛の祈願をする風習として始まったといわれていますね。福を巻き込むことから来ているそうで、その年の恵方に向かって、切らずに無言でお祈りしながら少しずつ食べます。切らないのは「縁を切らないように」ということだそうです。
2012年の恵方の方角は、「北北西やや右」ですよ。この方角を間違わずに食べてくださいね。

同じこの日は初午(はつうま)でもあります。初午は2月の最初の午の日であり、稲荷社の縁日で、雑節の一つとすることもあるそうです。
稲荷社の本社である京都の伏見稲荷神社に神が降りた日が和銅4年2月11日(2月9日説もある)であったとされ、この日が初午であったことから、全国で稲荷社を祀ることになったんですね。五穀豊穣や福徳を祈願するもので、稲荷神の使者である狐の好物の油揚げや、油揚げに寿司を詰め込んだいなり寿司を供えたり、初午団子などを作る風習もあったようです。
古来は、立春以降旧暦2月の最初の午の日に行われていましたが、現在では新暦2月の最初の午の日に行われています。2月の2回目の午の日を二の午(にのうま)、3回目を三の午(さんのうま)と言い、これらの日に祭礼を行う地方もあるようです。

初午の早い年は火事が多いとか菜の花祭りと初午のいずれかに雨が降らないと火に祟られるなどという俗信もあるようです。本来は穀物・農業の神ですが、現在は屋敷神として個人や企業などに祀られるなど産業全般の神として信仰されております。そういえば社屋の屋上に小さな社(やしろ)を造って祀っている会社もありますね。

奈良県では、初午の日に子供たちが近所の家を廻り、旗飴(はたあめ)をもらうという習慣があるそうです。東京の稲荷神社では初午の縁日、行灯に地口(駄洒落の一種である言葉遊び)とそれに合わせた絵を描いて地口行灯を街頭に飾る風習があります。静岡県三島市でも商店街に川柳で表現した地口行灯を飾ります。また、この日に消防団員が各家庭を回って火の用心を呼びかける習慣がある地方もありますね。

2月3日、冬の最後の日。豆を食べたり、恵方巻を食べたり、いなり寿司を食べたり。また太っちゃいますね。翌日から春ですから。春になったらダイエットしましょう(笑)。

◇二十四節気 立春(りっしゅん)のメモ◇
第1番目の節気。2月4日および雨水(2月19日)の前日まで。
暦便覧:春の気立つを以って也
九州などでは梅が咲き始める。暦上はこの日が寒さの頂点となり、翌日からの寒さを「残寒」又は「余寒」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いられる。
◆立春の七十二候は次の通り。
初候(第一候)2/4~2/8 東風解凍(はるかぜ、こおりをとく)
東の風が吹き始め、氷を溶かしはじめる時季。
次候(第二候)2/9~2/13黄鶯睍(うぐいす、なく)
黄鶯(こうおう・うぐいす)が山里で声美しく鳴きはじめる時季。
末候(第三候)2/14~2/18魚上氷(うお、こおりをいずる)
魚が肥えて躍る時季。
早春賦
♪春は名のみの冬の寒さや♪の曲に乗せて早春の花をご覧ください。

この記事の内容は一般的事例であり、それぞれの地域のしきたりによって異なることもあります。疑問に思うことがありましたらその地域の慣習に従ってください。

参考サイト:Wikipedia日本文化いろは事典NPO PTPL、暮らしのミニ知識
画像提供:ブログ画像ゲッター

FC2ブログランキング・人気ブログランキング参加中!
 人気ブログランキングへ
↑ポチッと、お願い。↑

テーマ:実用・役に立つ話
ジャンル:趣味・実用

初尽くしの縁日で初詣

大寒に入って全国的に寒さが厳しくなってきましたね。旭川では氷点下28℃を記録したり、首都圏では降雪によるアクセスへの影響があったり、日本列島は大混乱しているようです。皆さんの地域は大丈夫ですか。
bad luckbad luck / Jesslee Cuizon

さてさて年も明けて1月は初尽くしの縁(えにし)、いわゆる縁日が続いてますね。
縁日とは、有縁(うえん)日の略で、神仏の降誕・示現・誓願・社堂創建など何かの縁があって、祭りや供養の行われる日のことであります。神仏の縁起伝説や忌み日をあてたりしていたことが、「今昔物語集」に記されており、古くから行われていたようですね。この日に参詣すれば功徳があると、広く人々に信じられていました。寺院でもこの日に秘伝の本尊を公開するなど、衆生に結縁の機会を与える開帳を行っているんですね。
縁日は、もとは年一回であったものが、参詣人の増加につれて月ごとに開催するようになったようです。その年の最初に行われる縁日を「初○○」、最後に行われる縁日を「納め(又は終い)の○○」と言います。

主なものとしては、8日の薬師、10日の金毘羅、13日の虚空蔵、16日の閻魔、18日の観音、21日の弘法大師、24日の地蔵、愛宕、25日の天神などと決まっています。あるいは8日・18日・28日は鬼子母、2日・15日・28日は不動などと複数日をあてているところもあります。さらには亥の日を摩利支天、甲子(きのえね)の日を大黒天、寅の日を毘沙門、己巳の日を弁財天、午の日を稲荷などと決めているところもあるようです。
最近の縁日はレクリエーションの場ともなり、境内にはさまざまな市が立ち並んでおりますよね。夜店が出たり、見世物小屋が並んでいると、参詣とは別に親しまれる縁日として、ファミリーや若いカップルに人気が出るようになってきました。

1月8日は初薬師(縁日は毎月8日)
薬師如来の功徳を称賛する薬師講に由来するといわれています。衆生のさまざまな病苦を救い、無明の持病を直す法薬を与えるといいます。大蓮華に座し、右手は施無畏の印を結び、左手に薬壷(または宝珠)を持つ医薬の仏として広く信仰をあつめています。

1月10日は初金毘羅(縁日は毎月10日)
江戸時代後期には、伊勢参りとともに金毘羅参りが大変盛んだったようですね。
金毘羅は、天竺霊鷲山の鬼神で、薬師十二神将の一つである宮昆羅大将ともいわれる護法神です。夜叉神王の上首で、その像は武装し忿怒の姿をとりますが、魚神で蛇の形をし、尾に宝玉を蔵するといわれる夜叉神王は、海上の守護神として祀られています。この神を祀る香川県琴平の金毘羅宮や東京虎ノ門の琴平神社は全国的に有名です。

1月18日は初観音(縁日は毎月18日)
観世音菩薩の略で、慈悲深い徳があり、衆生の救いに応じて大慈大悲を垂れ、三十三身に身を現じるといわれています。特に 7月10日は千日詣(四万六千日)と称し、この日に参詣すれば特別な功徳があるといわれます。西国三十三所観音霊場や東京・浅草寺、千葉・笠森観音、京都・清水寺、奈良・長谷観音、高崎・石原清水観音などが有名ですね。

1月21日は初大師(縁日は毎月21日)
真言宗の開祖弘法大師(空海)の忌日です。大師とは朝廷から高僧に贈られる諡(おくりな)で、承和二年(835)3月21日、62歳で入寂されました。関東では西新井大師、川崎大師、関西では東寺などが有名です。
 
1月24日は初地蔵(縁日は毎月24日)
地蔵菩薩の功徳を講讃する地蔵講に由来します。俗説では、地蔵菩薩は子供の成長を守る守護仏として信仰されています。 全国各地に、この石像を路傍にたて、香花を供えて祀る風習が残っていますよね。東京巣鴨のとげぬき地蔵尊は、特にお年寄りの信仰をあつめています。

1月25日は初天神(縁日は毎月25日)
菅原道真の命日にちなむ、天満宮の縁日です。道真の命日にあたる旧暦2月25日を天神講として祀られました。雷電鳴動がしきりに起った京都では、九州に左遷され、非業の死を遂げた菅原道真の祟りであると恐れられたところから、火雷天神とする信仰が起こりました。生前優れた学者であった道真は文道の祖として祀られるようになったんですね。この日は、凶事をうそにして幸運に替えるという意味から「鷽替え(うそかえ)神事」が行われ、受験のお守りとして多くの受験生に求められています。関西では大阪天満宮、東京では湯島天神、亀戸天神社が有名ですね。

1月28日は初不動(縁日は毎月28日※2、15、28日のところも有)
1月28日は初不動で、この日焚く護摩を初護摩といいます。大日如来の化身である不動明王は、種々の煩悩・障害を焼き払い、悪魔や迷いのすべてを抑さえ静め、菩提を成就させ、長寿を得させるといわれています。
延暦寺明王堂、千葉県成田山、東京・目黒、深川の不動尊などが有名です。

各地の神社仏閣では毎月縁日を開催してます。皆さんのお近くにもあると思います。一度ご覧なってみてください。日本の心が伝わってくると思いますよ。

この記事の内容は一般的事例であり、それぞれの地域のしきたりによって異なることもあります。疑問に思うことがありましたらその地域の慣習に従ってください。

参考サイト:暦、東都のれん会
画像提供:egosso画像検索

FC2ブログランキング・人気ブログランキング参加中!
 人気ブログランキングへ
↑ポチッと、お願い。↑

テーマ:実用・役に立つ話
ジャンル:趣味・実用

1月21日は二十四節気の最後 大寒です

大分冷え込んできましたね。20日には東京、横浜でも初雪が観測されたそうです。
寒いわけです。明日21日は二十四節気の大寒です。長野県安曇野市の菓子工房では、この日にだけ採れる「寒たまご」のみを使った「寒たまご限定バウムクーヘン」を発売するそうです。厳しい寒さのなか産卵された滋養分たっぷりの寒たまごは、食べると一年無病息災で送れる、と伝えられています。ご希望の方はこちらから。ただし限定600個ですので手に入るかどうかは保証しません(笑)。
金運アップの大寒卵(宝友卵60個)
さてその大寒、今年は1月21日です。すでに全国の豪雪地帯にその猛威を振るっているようですね。一年でもっとも寒い時期で、小寒と大寒をあわせた30日間を「寒の内」といいます。寒気を利用した凍り豆腐、寒天、酒、味噌などの仕込みが盛んになりますね。大寒の朝の水は1年間腐らないとされており、容器などにいれ納戸に保管していた家庭もあったそうです。武道ではこの頃寒稽古が始まり、厳寒の海で寒中水泳したり、神社では寒中みそぎをするところもあります。もう見ているだけで鳥肌が立ってきそうですね。

大寒を迎える前日20日は正月の祝い納めをする二十日(はつか)正月です。大正月、七日正月、小正月と続いた正月行事の締めくくりとなります。大正月の男正月に対し、小正月は女正月と言われていますが、歳神様がお帰りになると考えられていた二十日正月は、正月に出た鰤(ぶり)の骨や頭まで食べつくすところから京阪神地方では、骨(ほね)正月、頭(かしら)正月などとも言われています。
また小正月に飾った餅花などを取り外し仕事始めとしているところもありました。地方によっては麦正月・団子正月・とろろ正月といい、米以外の作物の豊作を祈る行事があったようでもあります。正月の終わりを示す「松納め」、「正月送り」、「あがり正月」などと呼ぶところもあり、正月の祝い納めとして仕事を休む物忌みの日でもあったんですね。

現代では1月15日の小正月を正月行事の最後とする考えが主流ですが、地域によっては二十日正月を正月行事の終了としているところもあり、この日を農作業の仕事始めとしているようです。さらに極一部の地域によっては1月末に「晦日正月」を取り行い、挨拶回りをする風習の所もあります。
もっとも昔の太陰暦(旧暦)では1月のことを正月と呼び、1月は別名という扱いだったんですね。ですから1月いっぱいは正月行事が続いても不思議ではなかったんでしょう。

正月には1つ歳をとるといいますけど、旧正月も含めたら何回歳をとることになるんですかね(笑)。

この記事の内容は一般的事例であり、それぞれの地域のしきたりによって異なることもあります。疑問に思うことがありましたらその地域の慣習に従ってください。

◇二十四節気 大寒(だいかん)のメモ◇
第24番目の節気。1月21日および立春(2月4日)の前日まで。
暦便覧:冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也
大寒は寒(小寒 - 立春前日)の中日で、一年で最も寒い時期である。武道ではこのころ寒稽古が行われる。
◆大寒の七十二候は次の通り。
初候(第七十候) 1/21~1/24款冬華(ふきのはな、さく)
寒さ厳しい中に款冬(かんとう・その花茎を蕗のとうという)がそっと蕾を出す時季。
次候(第七十一候)1/25~1/29水沢腹堅(さわみず、こおりつめる)
氷が厚くはりつめる時季。
末候(第七十二候)1/30~2/3鶏始乳(にわとり、はじめてとやにつく)鶏(けい・にわとり)が春の気を感じ、卵を生みはじめる時季。
京都二十四節気
京都には二十四節気のいろいろな表情を見せてくれます

参考サイト:Wikipedia日本文化いろは事典NPO PTPL、こよみのページ暮らしのミニ知識今日のことあれこれと・・・
画像提供:ブログ画像ゲッター

FC2ブログランキング・人気ブログランキング参加中!
 人気ブログランキングへ
↑ポチッと、お願い。↑

テーマ:実用・役に立つ話
ジャンル:趣味・実用

日めくりカレンダー

カレンダー

12 | 2012/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリー

最近の記事

ブログ内検索

FC2カウンター

QRコード

QRコード

CREDIT

top