除夜の鐘は暮れの風物詩

皆さんいかがですか。正月準備終わりましたか。31日は一夜飾りになりますからね(笑)。
というのは冗談で、大晦日はゆっくりしてくださいね。そこで用意しましたよ。簡単な正月クイズ。これが分らなければ日本人じゃない。私でさえ解けた問題。言わせてください、こんな時でなけりゃ言えない大口(笑)。
鐘楼のあるお寺 - 写真素材

前回に引き続き正月飾りのご案内です。今日は鏡餅の飾り方を見てみましょうね。
「鏡餅」はいわば年神様(歳徳神)の「居場所」なんですね。古来、神は鏡に依りつくとされ、魔除けの力もあり、魂や生命の象徴として神聖なものでした。ご神体が鏡でもある神社、なるほど頷けますね。そのため、鏡餅は年神様の依代(よりしろ)として床の間や神棚に供えられていたんですね。

飾る時は三方の上に奉書紙を敷き、左右にうらじろかゆずり葉を配し、その上に大小2個の丸餅をのせ、葉のついただいだいやみかん、伊勢えび、昆布、干し柿などの縁起物を、紅白蝶結びの水引をかけて床の間に飾ります。だいだいは「代々続く」、ゆずり葉は「家がゆずられ続いていく」んだそうですね。2段の丸餅は太陽と月を象徴しており、円満に年を重ねる、という意味もあるそうですよ。

七福神、日の出などの掛軸をかけた床の間の中央に鏡餅を飾り、上手(向かって右側)に屠蘇器か香炉、下手には縁起のいい松竹梅、水仙などの生け花を飾ります。床の間がない場合は飾り棚、箪笥の上に塗り盆など置き、半紙を敷いて飾ってください。
最近ではパック詰めされた鏡餅が市販されていますよね。年神様をお迎えする場所ですから、買った鏡餅をそのまま置くだけじゃなく、少し演出したいものですね。

くれぐれも鏡餅は29日の「苦餅」や31日の一夜飾りを避け、28日前か30日に飾りましょう。また、ご仏壇は特に何をすることもありませんが、新しい気分で新年を迎えるために、念入りに仏壇を掃除して浄めておきたいものですね。
近親者が亡くなり新年を迎える時は、喪中として一定期間、故人の冥福を祈り、行動を慎むといわれております。門や玄関の正月飾り、鏡餅等の飾り付けや正月料理、お屠蘇でのお祝いはもとより、年始まわりや神社、仏閣への初詣も控えるのが一般的です。

さあ、いよいよ31日は「大晦日」です。年末最後の大晦日は、旧年と新年の区切りの日。その夜を「大晦(おおつもごり)」 「年とり」「年越し」などといい、新年の神様である「歳徳神」が来るのを寝ないで待つという風習がありました。こんなところから大晦日には夜更かししても怒られなかったのかもしれません。地方によっては神社に籠り、新年を迎えたところもあったそうです。この風習は簡略化され、夜中に参拝し、初詣の習慣と重なったんだそうですね。

年越しの行事といえば、「除夜の鐘」ですよね。「除夜」とは、旧年の穢れ、煩悩を除くという意味があり、「除夕(じょせき)」ともいいます。歳徳神を寝ないで待つという風習は、かつて日没を1日の境としていたことから、大晦日が暮れるとともに新年になるといわれていたんですね。つまり、除夜の鐘は新年の行事の一部だったんですよね。

大晦日の夜は、神社では境内で火を焚き、夜を徹して神主がケガレを清める 「大祓え(おおはらえ)」を行い、寺院では午前零時を前にして除夜の鐘をつき始め、年をまたいで108回鳴らします。107回は旧年中に、最後の一回は新年につくのが習わしなんだそうですよ。
108回鐘をつくのは中国の宋時代から始まったもので、旧年の108の煩悩を突き出して追い払うんですね。108回というのは諸説ありますが、12ヶ月と二十四節気と七十二侯を合わせた数が108になるため、といわれているんですね。

大晦日にそばを食べる風習は、江戸時代の町人の間で始まったとされております。年越しそばと呼ばれるようになったのは、そばのように長くのびる(長生きできる)「寿命そば」や金銀細工師が散らかった金粉を集めるのにそば粉を使うので、金を集める縁起物とされた「福そば」などという根拠からきているようです。薬味に刻みネギが添えられるのは、神職の「神宜(ねぎ)」や、「労ぐ(ねぐ)」「祈ぐ(ねぐ)」に通じ、1年の労をねぎらって、新年に幸福を祈願する意味があるなど、様々な縁起を担いでいたんですね。

年越しそばだからといって年を越しながら食べるものでもありませんから、TVでも見ながらごゆっくりお召し上りください(笑)

2011年ももうすぐ閉じられようとしております。皆様には1年間ご愛読いただきましてありがとうございました。来年早々から新年の催事をご案内してまいります。どうぞ引き続きアクセスいただきますようお願い申し上げます。
2012年は皆様にとって、今年にもまして佳き年となりますようお祈りいたします。


この記事の内容は一般的事例であり、それぞれの地域のしきたりによって異なることもあります。疑問に思うことがありましたらその地域の慣習に従ってください。

参考サイト:暮らしのAll About冠婚葬祭ネット、お正月ニッポンプロジェクトメモリアルアートの大野屋
写真提供:(c) 東北の山親父ストック写真 PIXTA

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正月飾りは29日と31日はタブー

今日25日はクリスマス。皆さんサンタさんからのプレゼントいただきましたか(笑)。
さあ、クリスマスが終わって28日は官庁関係の御用納めですね。皆さん年内のお仕事はいつまでですか。会社によっては正月休みもないというところもあるかもしれませんね。官庁の年末年始休暇は12月29日~1月3日ですが、この他にも6月28日~30日という休暇もあったそうですね。明治6年に制定され、その年のうちに削除されたんだそうですが、知りませんでしたね。何の休暇だったんでしょう。それにしても年末年始、祝日、週休2日、有休などの公休があるところはうらやましいですね。
門 門松 松本城 緑色 しめ縄飾り  - 写真素材

さてさていつまでもクリスマスに酔いしれているわけにもいきません。今週中には正月準備にかからなければなりませんよね。昔は12月13日のすす払いをした後、正月準備に取り掛かったそうですが、今では25日を過ぎてから始める方が多くなってきたようですね。はてさてそれじゃ何から手をつけたらいいのでしょう。

大雑把にいうと、家の内外の大掃除(これはもうお済みの方もおられるでしょう。笑)に始まって、正月用の晴れ着の準備(女性の方の着物など)、正月料理(昔は各家庭で特色あるおせち料理などを作っていました)、そして松飾りなどの正月用品を準備しなければなりませんね。(詳しくは過去記事2009年12月16日「清々しい迎春の前準備」を参照)。

まずは正月飾りですが、タブーとされている日がありますからご注意ください。29日と31日はできるだけ避けましょう。29日は「9」が「苦」に通じ、餅は「苦餅」「苦をつく」、門松は「苦待」として、また31日は「一夜飾り」として忌み嫌われておりますので、できることなら28日までに済ませたいものですね。

そもそも正月とは歳神様をお迎えする行事だったんですね。昔から家々の祖先にあたる歳徳神(としとくじん)の来臨を仰ぐ風習がありました。歳神様とも言われる歳徳神が農耕儀礼と結びつき、年の始めに五穀豊穣を祈り、一年の幸運と健康を願うようになったんだそうです。そのため家の前に門松を立て、しめ縄やしめ飾りを新しくし、恵方棚や神棚に歳徳神を迎えたんですね。

最近、門松(かどまつ)を飾っている家は少なくなりましたが、一般的には門松は門口に飾ります。「門」とは「庭」の意味で、屋敷内に大きな松を立てる風習がありました。松は神の依代(よりしろ)と信じられ、「お松様」ともいいます。門松は歳徳神を迎えるための「松飾り」なんですね。玄関の両側に取り付ける時は外から見て左側に雄松を右側に雌松を飾りますが、玄関にかけるだけの松飾りもあります。
昔は勤務していた会社でも玄関口に対で飾っていました。しかし最近では経費節減の折なのか簡略化したしめ飾りだけを飾るようになったんですね。一抹の寂しさを感じますな~。

しめ縄は、周囲の邪悪やけがれを断って神聖な場所を守るために張りめぐらすものです。新藁の縄に幣帛(へいはく)の一種である四手を、奉書紙か半紙を切って垂らし、恵方(えほう)棚か神棚を飾ります。
恵方とは吉方とも書き、吉なる方位のことです。歳徳神は常に恵方からやってきます。恵方は毎年、干支によって変わるので、新しい年の恵方に向けて吊り棚をつくります。これが恵方棚(吉方棚)で、歳徳神棚ともいいます。2月3日の節分には、その年の恵方を向いて恵方巻を食べるという習わしがありますよね。
最近、恵方棚はあまり見かけませんので、前もって掃き清めた神棚に、しめ縄を張ってもかまわないでしょう。

しめ縄飾りは、不浄を断ち歳徳神を清浄に迎えるための飾りものの1つです。しめ縄には長寿を表わす「うらじろ」、家が代々繁栄するといわれる「だいだい」、家督を譲って家系を絶やさないための「ゆずり葉」、みなが喜ぶ幸福「昆布」などの縁起物を飾り付け、飾りのしや、四手をあしらいます。また、伊勢えび、干し柿、南天、ほんだわらなどを飾ることもあります。市販されているものでご用意ください。

しめ飾りは玄関の軒下、神棚、台所などの要所に飾ります。輪飾りはしめ飾りを小型化したので、藁の先を結び、やはりうらじろ、ゆずり葉、四手などで作られたものですが、お店などで市販していますのでそちらでお買い求めください。玄関、各部屋、水道の蛇口等の台所、蔵、仕事場、机、鏡台、本棚、自動車、自転車などに飾って、来年一年の無事を祈りましょう。

正月準備はこれだけではありません。鏡もちの飾り方や年越しそば、除夜の鐘など次回詳しくご案内いたします。乞うご期待を!
期待してないか(笑)。

この記事の内容は一般的事例であり、それぞれの地域のしきたりによって異なることもあります。疑問に思うことがありましたらその地域の慣習に従ってください。

参考サイト:冠婚葬祭ネット
写真提供:(c) マキ写真素材 PIXTA

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年の瀬を代表する歳時記オンパレード

今日20日からの1週間、いろいろな行事が続いてますね。21日は弘法大師の命日でもある縁日の「納めの大師」、22日は日照時間の最も短い「冬至」、23日は今年78歳を迎える「天皇誕生日」、24日はお地蔵さんの縁日でもある「納めの地蔵」と聖夜でもある「クリスマスイブ」、25日はキリストの生誕祭でもある「クリスマス」です。2011年を締めくくるに相応しい各種行事のオンパレードです。これに暮れの大掃除が加わってきたら、身体が2つあってもたまりませんね(笑)。
女の子 プレゼント 子供  - 写真素材

さてさて、その冬至ですがさすがに1年で昼の時間が短いと言われる位ですから、暗くなるのが早いですね。午後4時半というともう周りは暗いです。北海道根室地方の日照時間は夏至と比べて6時間半もの差があるということですから、いかに昼の時間が短くなっているかということですよね。
沖縄の那覇では冬至と夏至の差は3時間といいますから、実に那覇の2倍以上も短くなっているんですね。その上、太陽の高度が低いため光そのものが弱々しく、まさに光の真冬とさえいえそうです。緯度の高い地域は、北へいくほど、光の季節の移り変わりがはっきりしているということなんですね。

1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということですよね。中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦る、いわゆる太陽が生まれ変わるということから、陰が極まり再び陽にかえる日という意味の一陽来復(いちようらいふく)といってました。
古来、冬至は新年の起点として考えられ、中国の太陰暦では暦の起点として、厳粛な儀式を行っていました。
世界各地でも冬至祭として盛大に行われていますよね。冬至を境に運が向いてくるということなんですかね。(詳しくは過去記事2008年12月20日「冬至おもしろ雑学」を参照)

運が向くといえば、日本では冬至に「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん、かぼちゃ……など「ん」のつくものを運盛りといって縁起をかついでいました。うん! かぼちゃに「ん」はつかないじゃないかと思われますが、かぼちゃは漢字で書くと南瓜(なんきん)なんですね。よく冬至にかぼちゃを食べて風邪を予防しようといいますが、特にかぼちゃはビタミンAやカロチンが豊富なので、風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的なんですね。

他にも冬至には小豆(あずき)の赤が邪気を祓うと言われる冬至粥や小豆とかぼちゃを煮た「いとこ煮」、体内にたまった砂を出す「砂おろし」ということで、こんにゃくを食べるという地方もありますよね。
また、冬至には柚子(ゆず)湯に入る習慣があります。柚子=「融通」がきく、冬至=「湯治」といった語呂合せともいわれていますが、もともと柚子湯は血行促進、冷え性に効き、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれたクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。元気に冬を越すためにも柚子湯は大いに役立つと思いますよ。(詳しくは過去記事2010年12月22日「南瓜を食べ柚子湯に浸かる冬至」を参照)

そしてそして12月25日はクリスマスですね。実をいうとクリスマスは、太陽の復活を祝う祭としてキリストの生誕が結びついたもので、その年の冬至が12月25日だったところから、諸説あったキリストの降臨日が12月25日になったといわれているそうなんですよ。
サンタクロースのモデルは、1600年ほど前に生まれた聖者ニコラスといわれていますね。大変裕福だったニコラスは、貧乏で娘達を嫁にだせなかった親娘の家に、窓から金貨を投げ入れたという話があります。この金貨が暖炉のそばに干してあった靴下に入ったことから、吊るした靴下にプレゼントを入れる風習になったそうです。やがて司祭となったニコラスは子供たちにプレゼントを与えてくれる聖人として有名になったんですね。

聖(セント)二コラス→サンタニコラス→サンタクロース!ということで、子供たちにはサンタはパパだといわれていますが、サンタクロースは実在してたんですよ(笑)。

◇二十四節気 冬至(とうじ)のメモ◇
第22番目の節気。12月22日および小寒(1月6日)の前日まで。
暦便覧: 日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也
この日は一年で最も長い夜で、生命の終わる時期だと考えていた。現在でもその厄払いのためにかぼちゃやお汁粉を食べ、栄養をとり無病息災を願う風習が続いている。
◆冬至の七十二候は次の通り。
初候(第六十四候)12/22~12/26乃東生(なつかれくさ、しょうず)
草木いずれも枯れている中で乃東(だいとう・かこそう)のみが緑の芽を出し始める時季。
次候(第六十五候)12/27~12/31麋角解(おおしかのつの、おつる)
大麋(たいひ・おおしか・となかい)のたぐいもその角を落とす時季。
末候(第六十六候)1/1~1/5雪下出麦(ゆきわたりて、むぎのびる)
一面、雪におおわれていても、その下では麦が芽を出しはじめる時季。
京都二十四節気
京都には二十四節気のいろいろな表情を見せてくれます

参考サイト:All About日本文化いろは事典NPO PTPL、Fresheyeニュース
写真提供:(c) わみこ写真素材 PIXTA

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