花火師たちが競う夏の風物詩

夜空に舞い上がる打ち上げ花火を、浴衣と下駄の涼しげな姿に団扇をもって見上げる真夏のひととき。
今年も7月25日、東京隅田川の花火大会には2万発の花火が夜空に咲きほころびました。
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(c) あさぎ写真素材 PIXTA


玉屋は鍵屋の暖簾分けだった
いつ見ても花火って、日本人の心をとりこにしてしまいますよね。
ところで、沸き上がる拍手や歓声に混じって「たまや~」とか「かぎや~」いう掛け声がかかります。
もうすでにご存知の方もおられるでしょうが、この掛け声、江戸時代の花火業者の屋号だったんですね。
かぎや~は「鍵屋弥平衛」といわれ、初代弥兵衛がおもちゃ花火を売り出していました。やがて6代目弥平衛は1733年、江戸でコレラが大発生、多数の死者がでたため悪霊の退散を祈り、隅田川の水神祭で花火を披露しました。この活躍で鍵屋はその後も地盤を固めていくようになったのです。
これに対し、たまや~の玉屋は鍵屋の手代であった清吉が1810年に暖簾分けをし、市兵衛と改名。鍵屋、玉屋の二大花火師の時代を迎えるようになったのです。両国の川開きは、両国橋を挟んで上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持つようになったのですが、1843年、玉屋から失火、半町ほどの町並みを焼くという騒動が起り、市兵衛は江戸お構い(追放)となってしまいました。玉屋は僅か一代で家名断絶となり、鍵屋はその後も様々な花火を開発、現在は15代目女性当主が活躍中だそうです。

仕掛け花火をご堪能ください
仕掛け花火には次のようなものがあります。
枠仕掛
枠上に並べて配置した文字や絵を、点火によって一斉に燃焼させ、文字や絵を浮かび上がらせるもの。
網仕掛(ナイアガラ)
焔管(えんかん)を数十メートルに渡り一列に吊し、点火によって火の粉が一斉に流れ落ちるもの。
スターマイン
打上花火の玉や、星、笛等を順序よく配置し、次々と連続して打ち揚げるもの。
立火仕掛
星を連発で打ち揚げる「乱玉」、筒に詰めた火薬により火の粉を噴出させる「噴水」の二種がある。
車花火
円盤等の周りに火薬を詰めた筒を配置し、火薬の噴射推進力により、火の粉を円状に噴出させるもの。
流星(龍勢)、ロケット
竹筒等に火薬を詰めた筒を取り付け、火薬の噴射推進力により、上空へ打ち出すもの。
ケーブル花火
ロケットをロープで吊し、火薬の噴射推進力によりロープに沿って走るもの。
などがあります。

昔懐かしいねずみ花火、線香花火も依然人気
また、家庭などで手軽に楽しめるおもちゃの花火もたくさん出揃っています。お盆などでの送り火の日は子供たちと一緒になって楽しんでみてはいかがでしょう。その一例を取り上げてみました。どれもこれも懐かしいものばかりですね。
ねずみ花火、コマ花火、UFO花火、線香花火、ロケット花火、こうもり花火、パラシュート花火(袋物)、噴出花火、発破(別名、ダイナマイト)、クラッカー、蛇花火、煙花火(煙玉)、癇癪玉(かんしゃくだま)、紙火薬、キャップ火薬
かつては駄菓子屋などで単品でも売ってたんですけどね。今では安全上の理由から危険度の高い花火は売られていないようです。

サイトでご覧いただく全国花火大会ガイド2009
これから真夏の季節は花火のシーズンでもあります。各地で花火大会が連日のように繰り広げられます。みなさんの地域でも打ち上げ花火を観賞する機会が増えますよね。全国の花火大会ガイドをご覧になって、あなたの地域の夏の夜をお楽しみください。



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暑中お見舞い申し上げます

梅雨がまだ明けてない地方もありますが、7月23日は大暑です。もうすでに真夏日を記録する日が続いており、暦の上でも本格的な夏のシーズン突入です。海に山にアウトドアのレジャー。熱中症や食中毒など健康には十分注意して猛暑の夏を乗り切りましょう。
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(c) ヘルメス写真素材 PIXTA


7月23日は二十四節気の大暑です
大暑(たいしょ)は、二十四節気の1つで、7月23日およびこの日から立秋(8月7日)の前日までの期間です。
太陽黄経が120度のときで、快晴が続き気温が上がり続ける頃といわれております。「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」といわれ、大暑の間じゅう暑さが続きます。一般的に小暑の15日間と大暑の15日間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送るようにします。但し、梅雨の間は的外れと思われますので、梅雨明け後立秋までに出しましょう。立秋を過ぎたら残暑見舞いとして8月末頃までに出します。
大暑の期間の七十二候は以下の通りです。
初候 桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ) 桐の実が生り始める
次候 土潤溽暑(つち うるおいて あつし) 土が湿って蒸暑くなる
末候 大雨時行(たいう ときに ゆく) 時として大雨が降る

日本の暮らし二十四節気めぐり 言の葉草
二十四節気にはいろいろな祭や花、歴史など様々な言葉が思い浮かんできます。大暑は日本の四季の移ろいを肌で感じていただくことができる季節です。「日本の暮らし二十四節気めぐり 言(こと)の葉草(はぐさ)」(←クリックして見てください)をご覧いただくと、より一層心の安らぎを感じていただくことができます。

手描きの暑中見舞いもいいもんです
暑中見舞いの暑中とは、小暑と大暑の最中ということから、暑中見舞いといわれています。
最近では年賀状も控える方が増えてきているおり、暑中見舞いを出される方も減っているようです。というか暑中見舞いを出す習慣すら定着していないのでしょう。暑中見舞いを負担に思わず、逆に暑中見舞いを楽しんでみたらいかがですか。
出したいなと思う友人やお世話になった方々、気になる方だったら、形式ばらずに気軽に書けるはず。旅行先での絵葉書やネットで暑中にふさわしい素材、手描きのイラスト、自分で撮った写真などを使えば、楽しみながらその時の心境や様子を伝えることができます。もらったほうとしてもきっと喜んでいただけるでしょう。
今は便利な携帯メールやパソコンのメールでも送れますが、手描きのはがきもまたいいもんですよ。


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土用丑の日はやっぱり鰻でしょう

梅雨も明けて温度計はドンドン鰻(うなぎ)のぼりです。そう、鰻といえば、土用丑の日。今年の土用の丑の日は7月19日です。店頭で鰻を焼く香がたまらないですね。いまでこそいつでもどこでも食べられますが、なぜ鰻が土用丑の日の定番になったのでしょうね。
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(c) 都子写真素材 PIXTA


土用は春夏秋冬にもあります
土用とは中国の五行思想にある木火土金水を、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当て、残った土気を季節の変わり目に割り当てました。これを「土旺用事」、「土用」と呼んだのです。いわゆる暦における雑節の一つで、各季節の終わりの約18日間のことをいいます。
土用の間に丑の日が2回巡ってくることがあり、2回目を二の丑といいます。二の丑は約2年に1回あるそうです。今年は7月31日が二の丑にあたります。一般的には土用の丑の日といえば夏の土用を指し、暑さを乗り切る栄養をつけるために、うのつくものを食べる習慣があります。梅雨明けと重なる夏の土用は、湿気をとる虫干しをしたり、梅干し・うどん・うり・鰻などを食べて夏バテ防止をしたのです。

土用の鰻は平賀源内が発案?
『江戸買物独案内』によると、土用に大量の蒲焼の注文を受けた鰻屋、春木屋善兵衛が、子の日、丑の日、寅の日の3日間で作って土甕(つちがめ)に保存したところ、丑の日に作った物だけが悪くならなかったという春木屋善兵衛説や天保10年(1839年)の『天保佳話』では、やはり鰻屋に相談をもちかけられた蜀山人こと太田南畝が、「丑の日に鰻を食べると薬になる」という内容の狂歌を考え出したという話もあります。その中でも有名なのは、江戸時代の蘭学者・平賀源内が夏場の営業不振に悩んでいた鰻屋に助言し、土用の丑の日に鰻を勧めたという説です。
鰻にはビタミンB類が豊富に含まれ、夏バテ、食欲減退防止、滋養強壮に効果があるからだったのでしょう。現在でも疲労回復に効くビタミン類やエネルギー源となる脂質をたっぷり含んだ鰻は大変人気がありますよね。

関東は背開き、関西は腹開きの蒲焼
いまでは夏バテ防止以外にも、風邪の予防などに効果的だと知られてますから、夏のみならずいつでも蒲焼として召し上がってますよね。ちなみに、養殖もの鰻は大量に出荷する夏の土用の消費を満たしており、天然物は脂ののった秋が旬だそうです。
一般的調理法としては、開いて頭と骨を取り去った身に串を打ち、たれをつけて焼く蒲焼が知られています。関東では背開きにしていったん蒸し上げたものを焼き、関西では頭のついた鰻を腹開きにし、蒸さずに焼きます。九州では背開きで蒸さずに深めに焼くものが主流だそうです。当初は筒切りにした鰻に縦に串を打ち、焼いて山椒味噌などを塗って食べていたそうです。その形が「蒲の穂」に似ていたことから蒲焼の名前がついたということです。
鰻は蒲焼のほか、たれをつけずに炭火で焼く白焼や名古屋名物の鰻飯の一種ひつまぶし、うなぎの頭部を串に刺したかぶと焼き、内臓部分を吸い物にした肝吸い、九州では有名な鰻飯のせいろ蒸などいっぱいあります。

さ~、土用丑の日は美味しいうなぎを食べて食欲増進、精力をつけて猛暑の夏を乗り越えましょう。


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