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自然観察ツアーで蜂に刺されました

昨日東北南部まで梅雨が明けましたね。東北北部は梅雨明け宣言されませんでした。

さて、北上山地のある我が郷土には、自然と森の歴史、文化、生活を結びつけたミュージアム、建物のない「木の博物館」としての広大なフィールドがあります。総面積の94%が山林で占められ、標高差1,800mの範囲には、優れた自然環境や豊かな生態系に恵まれています。と、管理運営者は言いますが、早池峰山麓にある博物館は広々とした原生林の宝庫でもあります。
初老の頃だった数年前「自然観察ツアー」に参加してきました。1人で行くのは健康的な無理がききませんが、団体行動なら勇気百倍ですからね。しかし岩手県も広いですが、その中の木の博物館はだだっ広いです。16の分館(サテライト)が設置されているミュージアム(博物館)を全部周ろうとしたら1日では周り切れません。この日は朝10時頃から周りだし午後3時頃まで添乗のガイドさんから詳しい説明を受けながら、4つの分館だけ観察してきました。

入り口付近にある木の博物館の看板。お気付きでしょうか、写真では分かりにくいですが、ガイドさんが説明してくれる看板の左側の支柱は何者かにえぐり取られています。聞いたら決して雨風で風化したものではなく、熊がかじった後なんだそうです。のっけから怖いですね。耳を澄ましていると、近くでガサゴソ音がします。一瞬緊張が走りました。う~ん、もしや、と思ったら遅れてきた参加者の足音でした(ゾ~)。
木の博物館A


分館9号大樹の森はブナブナ科)の生える標高790~1300mの準平原にあり、ほぼ手付かずの広葉樹天然林が温存されています。ブナの木は温帯林を代表する落葉高木で春の新葉、秋の紅葉ともに美しい姿を見せます。ブナをはじめ大径木が200数本あり、直径は165㎝、樹高は8~28m程あります。種子はソバの形、軟毛のイガに包まれているんだそうです。
木肌の凄いこと。トゲのある殻に包まれたブナの実は野鳥やリス、冬眠前の熊にとっては大事な食物です。餌を求めて熊が出没するんですね。それで前述の看板がえぐられてたんですね。
ブナ


分館13号イチイの森。イチイは渓山に自生する常緑高木で、花は春先、秋に仮種皮が赤く熟します。アララギ又はオンコともいうそうです。早池峰山にいたる登山路に入り、さらに進んでいくとこの森で最も巨大なイチイに出会いました。胸高直径150cmで県内では2位に値する太さだそうです。樹高は10m程度で頭打ちになっており、肥大成長に養分が使われているようです。そのためほとんどの樹幹内部は腐朽して空洞になっているのが見られました。この空洞となった穴を利用して一部の鳥たちは巣作りをしているようです。
イチイ


分館1号不伐の森。林況や土壌などを調査し、今後どのように遷移していくのか、伐採することなく観察を継続するフィールドなんだそうです。区域内にはダテカンバをはじめミズナラ、シラカンバなどの自然林が生えていました。千昌夫の代表曲「北国の春」ではシラカバと歌われていますが、シラカンバというのが正式なんだそうです。
特にダテカンバ(カバノキ科)は亜高山に多く、森林限界まで生える落葉樹なんだそうです。灰褐色の樹皮は紙のごとくおもしろいように剥がれました。5~6月新葉と同時に開花するんだそうです。
ダテカンバ


分館14号 ヒバの森。ヒバ(ヒバ科)は北海道南部から能登半島に自生する常緑高木で、枝葉はアスナロ球果でヒノキに似ています。別名ヒノキアスナロともいうそうです。天然林の中では樹木が大きくなり、自然のバランスが崩れると風や雪の重みで倒れます。倒れた木は次第に腐ります。腐ると表面は柔らかくなり、落下してくる種の発芽に適した状態に変化します。これは子孫が成長しやすい柔らかなベッド(苗床)になっているということなんですね。いわばこれをヒバの世代交代といえるのかもしれませんね。
ヒバ


木の博物館に生い茂る巨樹名木を見てみようと企画された「自然観察ツアー」に行ったその先でハプニングが発生。ヒバ、ブナ、イチイの大木を観賞した後、近くで見ようと足を踏み込みました。その直後です、ツアー一行に「スガリ」の大群に急襲されました。逃げ惑う一行に容赦なく降り注ぐの嵐。軽装で臨んだ腹部を刺されました、の一刺しです。4カ所も刺されたご婦人もおりました。
スガリという「地」はスズメバチの方言だそうですが、の中でも獰猛な方ではないそうです。とはいえ、地面に巣を作り生息しており、大勢の人が押し寄せると、身の安全を防御するため飛び交うのだそうです。スガリの巣と知らずに足を踏み入れたため、スガリが激怒したのでしょうね。自分は何とか軽傷で済み、ツアーを最後まで参加。ご婦人は念のためツアー終了後病院で治療を受けたようです。
とんだ自然観察ツアーでした。
スガリ


岩手県にも先月29日県内初となる新型コロナウイルスの感染者が確認されました。いつまでも確認0が続くわけがない。いつか、そのうち、きっとと覚悟はしていましたが、現実に感染者が確認されると、ショックは大きいですね。しかも4名まで確認された中の(8月1日現在)第2号が自分の住む宮古市で確認されました。小さな町だから噂で持ちきりです。第1号でなくて良かった(ホッ)。あまり詮索はしないようにはしてるんですが、入院中のご本人が退院後にはご家族ともども村八分にされたりするかもしれません。ご本人は耐えられないでしょうね。もしかすると自分も感染者になってたかもしれませんからね。


ただ今の二十四節気は「大暑」です。詳しくは7月21日付の「二十四節気・大暑」をご覧ください。次の二十四節気は8月7日の「立秋」です。前日頃までにご案内いたします。

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ジャンル:地域情報

微笑ましいツバメの親子

昔はこの時季よく見かけていたツバメ。最近見かけないナ、と思ってたら先日、盛岡まで出かけた国道106号線の「道の駅やまびこ産直館」で久しぶりに見かけることができました。黄色い嘴をした雛5羽が、親鳥の運んでくる餌を、ピーピー鳴きながら待ち構えていました。その姿が微笑ましかったですね。自分が小さい頃は自宅の軒下に巣をつくり、親鳥は頭上の雛に餌を運んでいたものでした。子供でも何かに乗っかれば巣の中が丸見えです。雛を取っちゃ駄目だぞ、と大人には釘を刺されていましたが、興味あるものは見たいものですよね。隠れてみていました(笑)。
ツバメ


ツバメは古くから里山の自然の中で生きてきた、人と自然との共存を象徴する野鳥ですよね。3月~5月くらいに日本に飛来する夏鳥で、飛びながら飛翔性の昆虫を捕まえて食べます。
近年、ツバメは減少しているといわれていますし、現にその姿をほとんど見かけなくなりました。都市化が進み、餌の捕獲となる田や緑の減少、家屋の洋風化による軒下の減少などが叫ばれています。
道の駅やまびこ館


昔から子どもを生み育てるおめでたい鳥として大切にされてきました。今も町のコンビニや道の駅などで、子育てから巣立ちまでを見せてくれる身近な鳥です。しかし鉄道の駅だと最近無人化がすすみ、駅舎も巣をつくるようなスペースがなくなってきてますよね。
ツバメに必要なのは、子育てを見守る人の優しい心だと思います。幸いここ道の駅やまびこ産直館を訪れる人たちは立ち止まって、子育て中のツバメの親子を優しい眼差しで見守っていました。
後は天敵でもあるカラスの襲撃を受けないで、南の国に帰って行ってほしいですね。


ただ今の二十四節気は「大暑」です。詳しくは7月21日付の「二十四節気・大暑」をご覧ください。次の二十四節気は8月7日の「立秋」です。前日までにご案内いたします。

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三陸ジオパークの浄土ヶ浜

「さながら極楽浄土のごとし」と霊鏡和尚の言葉から名付けられた「浄土ヶ浜」。
鋭くとがった白い流紋岩と松の緑、海の群青とのコントラストが何とも言えません。
何度も見ている景観ですが、いまだに飽きません。海水の透明度も凄いです。
平成8年に日本の渚百選、平成12年には日本の水浴場88選に、そして平成13年には日本の香り百選に選ばれている風光明媚な観光地です。海の香りなんでしょうか、潮の香りなんでしょうか?
今は三陸ジオパークの中心地として親しまれております。今後も機会を見ながらジオパークの各観光地をご紹介してまいります。
奥浄土ヶ浜


9年前の東日本大震災からは大分復興して来ました。整備された遊歩道を約20分も歩くと、浄土ヶ浜の中心地に辿り着きます。半島に囲まれた浜は波静かで穏やかです。朝早く訪れますと朝日を拝むこともできます。観光客も復活の兆しがあったのに、コロナウィルスの感染防止のため今年は閑散としているようです。
浄土ヶ浜初日


4連休初日の23日は「海の日」です。浄土ヶ浜の海水浴場も海開きしました。午前中から多くの観光客や家族連れが訪れて三陸の休日を楽しんでいます。現地の観測では午前11時の気温は27℃、水温は20℃で、やや冷たく感じられたようです。毎年この頃の水温はこんなもので波打ち際で遊んだり浜辺で散策したりする人で賑わってました。8月のお盆の前あたりが一番賑わうでしょうね。
観光船と太鼓

ところが今年は宮古に異変が起きています。上の画像の背景に写っている観光船を令和3年1月11日を持って運航を終了すると突然の発表がありました。市民はもとより観光客からは驚きと落胆の声が聞かれております。
観光船会社では7月23日から8月31日まで「さようなら夏の遊覧船」と題し、市民は通常料金1500円を500円引き、岩手県民を300円引きの1200円で乗船できるお得料金を企画しているようです。
40年前、年間10万人を数えた観光客も震災後は半分以下に落ち込み、赤字が常態化していたようです。決してコロナウィルスの影響ではないと言ってはいますが、売り物の観光船が無くなったら観光客はどうなるんでしょう。海から観光できるのがポイントだったし、観光船と一緒に飛ぶウミネコへの餌付けも好評でした。陸地だけからでは浄土ヶ浜観光の魅力が無くなってしまいますね。


ただ今の二十四節気は「大暑」です。詳しくは7月21日付の「二十四節気・大暑」をご覧ください。次の二十四節気は8月7日の「立秋」です。前日までにご案内いたします。

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自悠気儘なド田舎の北国生活に染まり、素朴な風情を探索しながら純真に融け込もうとしています。

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