明るい「おはよう」は今日もやるぞのサイン
今日から4月。桜の花も咲き綻び、ところによっては散りかけているところもあるようです。街には真新しいリクルートスーツに身を包んだフレッシュな姿がチラホラ目についてきました。「頑張れよ」と思わず声をかけてみたくなりますが、今年に限っては「コロナには負けるなよ」と声を掛けたいですよね。いまどきの新入社員は新型コロナウイルスの影響で入社後いきなり在宅勤務もあるようですね。新社会人生活を自宅でスタートせざるをえない人も多いのではないんでしょうかね。
![]() 過去の新入社員は「仕事について行けるか」が不安材料だったようですが、コロナ禍の下では「先輩・同僚とうまくやっていけるかどうか」とか、「生活環境や習慣について行けるかどうか」などが不安要素のようです。いきなり在宅勤務を命ぜられるかも知れない新人さんは人間関係をうまくできるかどうか不安視する人も中にはいるでしょうね。 社会人として第一歩を踏み出す職場では、まず何が必要なのでしょうか。 コロナ禍でビジネス環境も変化してると思いますが、理想は単純に定時の30分前に出社することでしょうね。時間に余裕を持つことによっていろんな角度で職場や先輩を見ることができます。1日でも早く会社の特性を理解し、馴染むことでしょうね。 次に社内での挨拶です。元気良い「おはようございます」「ありがとうございました」「お先に失礼します」など。この挨拶も慣れると怠慢になってきますが、きちんと励行していることで先輩や上司から、新人さんとして高評価されることもありますよね。 これはあくまでも自分が得た体験談ですけどね。 昨今では現況にそぐわない厚労省の23名の多人数による非常識な歓送迎会もありました。在宅勤務を命じられる職場以外なら、長時間や大人数による歓迎会ではなく、新入社員に相応しい入社記念品などで祝福してもいいかもしれません。ご家族ならご両親と共に祝い膳を囲んだり、レストランで会食したり、卒業祝いを兼ねてお祝いしたいものです。新社会人となられる方は学校という1つの段階を終了した喜びとともに新生活への不安もあるかと思います。心からの祝福と激励を込めてスーツ、靴、Yシャツ、ハンドバッグなどはご両親から贈ってあげてくださいね。子供の成長の節目に接し、ご両親としても感無量のことでしょう。 時代が違うよ、と言われるかもしれませんが、経営の神様とも言われた松下幸之助さんは新入社員の心得として次のようなことを言ってたそうです。 『社員として会社に入ったら、まず何よりも「自分がこの会社に入社したのは、一つの運命であるという覚悟をもつことが大切であります。俺の運命なんだ、という覚悟ができれば、そこに度胸がすわり、力強い信念が生まれます』。肝に銘じたいですね。 新しい職場のイメージは想像してみても魅力的なものである半面、現実からかけ離れた場合もあります。それゆえ直ぐに諦めたり挫折し、入社数ヶ月で退職、あるいは数年で退社するような例がたくさんあります。給料面や人間関係で不満が出てくると思いますが、もう少し踏みとどまり、最低でも3年は勤めてみたいものですね。 「今の会社に入社したことが運命」と思えば、5月病などと揶揄されることもなくなるでしょうね。 書店やインターネットで調べると「新入社員の心得」などの本やサイトを数多く見ることができます。また、社内においては「新入社員研修会」など開いて、社会人としての職場のマナーを教えているところもありますね。 「最近の若い人は、礼儀を知らない」などと言われることがありますが、職場の潤滑油として礼儀、マナーを1日も早く身に付け、立派なビジネスマン、ビジネスウーマンとして社会に貢献していただきたいものです。 ただ今の二十四節気は「春分」です。気になる方はこちらをご覧ください。 郷土の桜開花情報 今年は早そうだけど、ただ今蕾状態です ![]() |
ありがとうを感謝に「傘かしげ」
みなさんが何気にとっているしぐさに、思わずにっこり微笑んだり、なんだあいつ、と思うようなことはありませんか。
その一つに雨の日の「傘かしげ」というのがあります。この言葉ご存知でしたか。 傘かしげとは道ですれ違うとき、傘と傘がぶつかったり雫がかかったりしないよう、相手と反対側に傘を傾けることなんですね。気持ちいいじゃないですか。思わず「ありがとう」と言いたくなりますよね。何気ないしぐさですが、相手を思いやる気持ち、いわば小さな親切ですね。 都会ですれ違いの難しい道ではなかなか傘をかしげることができないかもしれませんが、お互いが心得て傘をかしげれば、思わず笑顔で会釈してしまいそうですね。 雨の日、電車やバスに乗り込むとき、濡れた傘で周囲に迷惑をかけないよう、必ずベルトで留めてから乗車するとか、隣りの人が濡れないように自分の体の正面に立てて持つなど周囲に心配りをしたいものですね。これも粋なしぐさの1つですから。 ![]() 素敵な響きを持つこの傘かしげ、全国から言葉も習慣も異なる人々が集まった江戸の町商人がトラブルを未然に防ぐため、その心配りをしめしたという江戸しぐさの1つなんですね。相手を思いやる気配りから生まれたしぐさ、いわゆる現代風に言えばマナーとかエチケットです。江戸しぐさには他にも「こぶし腰浮かせ」「喫煙しぐさ」「肩引き」「時泥棒」「おめみえしぐさ」など数多くあります。江戸時代の商人さんは、人間関係を円滑にするため、平和で安心できる社会づくりを模索していたんですね。殺伐たる現代にも通じる粋なしぐさです。しぐさは思草と書くそうです。文字からして粋じゃないですか。 春になって間もなくやってくる時雨や梅雨、ますます傘が必要になってきます。雨の日のエチケットとして傘かしげを実践してみませんか。今の田舎では傘かしげするほど混み合った道はありません。一時期都会暮らしをしたとき、混み合う歩道を傘かしげしてましたよ。人によってはちょっと広めのところで通り抜けるのを待っててくれる人もいました。こんな時はありがたいです。擦り抜ける時、会釈したり、ありがとうと言ったり、感謝を表しておりました。 ※この記事は2009年6月25日付「傘かしげは江戸しぐさ」の記事に加筆修正しました。 ただ今の二十四節気は「啓蟄」です。気になる方はこちらをご覧ください。 郷土出身プロ野球情報 地元出身プロ野球の選手情報です ロッテの佐々木朗希投手(大船渡高)が12日ZOZOマリンスタジアムで行われた中日とのオープン戦に2年目で初の実戦登板を果たしました。六回に2番手として登板、1イニングを投げて最速153キロを計測。1三振を奪い三者凡退に抑えました。 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)選手はアリゾナ州テンピでのジャイアンツ戦に「3番・指名打者」で先発出場。3打数2安打で5試合連続安打としました。マリナーズの菊池雄星投手は前回登板の8日は最速で150キロ台半ばを記録。3回を2安打1失点でした。次回先発は日本時間15日午前5時10分開始予定のブルワーズ戦です。頑張れ、地元出身選手。 |
後光のない釈迦像はオシャカ
折角懸命に作っていたものが粉々に壊れてしまったり、打ち込んでいた仕事が完全に失敗して駄目になったとか、車を運転していて事故を起こし、修理が不可能と言われるほど大破した時などに「オシャカになる」などと言いませんか。
「オシャカ」とは、「お釈迦様」のことですが、同じお釈迦様でも、この言葉には様々な語源説があるようです。 一般的に鋳造業界からきた言葉で、阿弥陀仏を作るとき、背中に「光背」(後光)が作れずに胴体だけの「シャカ像」になってしまうことがあるそうです。阿弥陀仏の出来損ないで釈迦像ができたことから、不良品ができたことを「オシャカになる」と言い始めたそうなんです。 また別の説によりますと、東京下町の鋳物工場が舞台の話のようです。焼き物をつくる際、火が強すぎて不良品を出したとき、江戸訛りで「シがつよかった」と発音し、その「シがつよか」を四月八日に当て、この日が釈迦の誕生日(花祭りの日)なので、「お釈迦になる」が不良品を出すの意味になったんだそうです。 いわば語呂合わせの記念日ですね。あまり好きではないんですが、「シ(ヒ、火)がつよかった」から 4月8日、 4月8日の花祭り、花祭は釈迦の誕生日という連想が楽しいですね。 ![]() お釈迦様の像は、生まれてすぐに四方に七歩あゆみ、右手で天を指差し、左手で地を指し、「天井天下唯我独尊」と宣言した姿を現しております。人間性の尊厳を表現し、すべての人々の命は尊いものと説いているんだそうですね。 ただ今の二十四節気は「小雪」です。詳しくは11月22日付の「二十四節気・小雪」をご覧ください。次の二十四節気は12月7日の「大雪」です。前日頃までにご案内いたします。 ![]() 人気ブログランキング 人気ブログランキングに参加しております。 |