忍び寄る春の気配を感じる雨水

2月18日は農耕の準備を始める目安とされる二十四節気の雨水(うすい)です。暦便覧では「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されており、「陽気がよく、雪や氷が溶けて水になり、雪が雨に変わる頃」とでもいいましょうか、忍び寄る春の気配に草木が蘇る頃といった意味合いもあります。
雪が雨に変わるどころか、今年も隣国から黄砂が飛来したり、PM2.5による大気汚染が懸念されています。一時期日本でも光化学スモッグに悩まされたり、霧の都「ロンドン」で霧ならぬスモッグが発生するなど、空気を巻き込んだ公害には人々の命が脅かされていました。PM2.5 はまだ原因究明されておりませんが、汚染された空気を吸うことで健康を損なうことは明らかのようです。もう空気の缶詰でも準備して防衛するしかありませんね。

ひな飾り

桃の花びらをお酒に浮かべ、風情ある大人のひな祭り
ちょっと先の話になりますが、3月3日は「上巳(じょうし)」といわれる五節句の1つ、「桃の節句」です。季節の節目に災厄を払うことの一つで、おひなさまが災厄をひきうけてくれるともされております(詳しくは過去記事2010年03月01日「3月3日は無病息災を願った桃の節句」を参照)。
ひな祭りは女の子の健やかな成長とともに女性の幸せを願い、季節をことほぐ節目の行事でもあります。人形(ひとがた)に穢れを移し、水に流す神事に由来したひな祭りは、百歳(ももとせ)に通ずる桃花酒で宴を催し、健康を祈願しました。菱餅の白・緑・桃色は、成長、清浄、健康とか、雪、新芽、桃の花で春の景色を表していると言われています。
桃の小枝を箸置きにし、その花びらをお酒に浮かべたら、今宵の膳がひな祭りの宴に変身。風情に包まれたひなの膳はちょっぴり大人のひな祭り。着物に装い大事な人との乾杯をお楽しみになっては。

ひな飾りは雨水の日に
ひな飾りは2月中旬の大安か雨水の日に飾るとよいとされていますが、遅くとも1週間前には飾ります。前夜に飾ることは「一夜飾り」といい、縁起がよくないとされています。昔はお嫁入り道具の1つだったひな飾り。現在の住宅事情では五段、七檀セット飾りなどは飾れないかもしれませんが、親王飾りだけでも飾って楽しみたいものですね。関東では向かって左が男雛、右が女雛。関西では向かって右が男雛、左が女雛となっているところもあるようです。お間違えのないように。

おひな様は一人にひと飾り!
雛人形は一般的に母方のご実家から贈られますが、特に決まったルールはありません。お子様の成長と幸福を祈るものですから、基本的には「一人にひと飾り」でお祝いします。贈る時期の目安は、お宮参りがすんだ31日目頃といわれています。「明治神宮制定の人生儀礼」には節句の前3週間以内に生まれた赤ちゃんのお祝いは、翌年に行うとなっているようです。ということは、 雛祭りは2月10日以前に生まれた方ということになります。ただこれは正式ではありませんので、ひな祭りを来年に回したくない場合はかまわないでしょう。

雪から雨へと変わり、降り積もった雪も融け出す雨水。雪どけ水のせせらぎは、春を告げる音です。街の中ではひな祭りの曲が流れ、ひな飾りが春を演出してくれます。古来から伝わる桃の節句。大切に子供たちに伝えたいものですね。

◇二十四節気 雨水(うすい)のメモ◇
二十四節気二番目の節気。2月18日および啓蟄(3月5日)の前日まで。
◆雨水の七十二候は次の通り。
初候 第四候(2/18~2/22) 土脉潤起(つちのしょう、うるおいおこる)
雨が降って土中にいくらか湿り気を含み出す時季。
次候 第五候 (2/23~2/27) 霞始靆(かすみ、はじめてたなびく)
霞がたなびき始める時季、来る春への期待がふくらむ。
末候 第六候(2/28~3/4) 草木萠動(そうもく、めばえいずる)
草木の芽が萠える時季。







参考サイト:NPO PTPLぴお環境goo暮らしを楽しむ生活カレンダー
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「織姫と彦星」天の川デートの七夕伝説

7月7日は七夕(たなばた)ですね。七夕は日本の信仰・行事と、中国の星にまつわる伝説や行事が混じって出来たものといわれており、「織女(しょくじょ)」と「牽牛(けんぎゅう)」のお話しはあまりにも有名ですね。

阿佐ヶ谷七夕祭り

天の川の西岸に、天を支配する天帝の織姫(織女)という機織(はたお)りの上手な娘が住んでいました。天帝はとてもかわいがり、年頃になった織姫に結婚相手を探してやろうと、東岸に住む働き者の牛使いでもあった彦星(牽牛)を引き合わせました。二人はお互いを気に入り恋におち、めでたく夫婦となりました。ところがあまりにも夫婦仲が良すぎ、織姫は機を織らず、彦星は牛の世話もせず、一緒に遊んでばかり。
これに怒った天帝は、天の川をへだててふたりを離れ離れにしてしまいました。今なら差し詰め、「愛ある別居生活」かな(笑)。
織姫と彦星 これで再び仕事に取り組むだろうと期待していましたが、二人は悲しみに明け暮れるばかりで仕事にもなりません。そこで天帝は、一生懸命仕事に励むことを条件に、七夕の夜に限って再会することを許したのです。こうして二人はカササギの翼にのって川を渡り、年に一度のデートをするようになったというのが七夕の伝説ですね。

また、古代中国に「乞巧奠(きっこうでん)」という行事がありました。手芸の神様とされる天上で機を織る織女に、針仕事や習字、詩歌などが上達するようにと願い、星を眺め、供え物などをしていたのです。この行事に日本古来からあった「棚機女(たなばたつめ)」という収穫行事が結びついたといわれています。「棚機女」は、7月13日から4日間の「盂蘭盆会」を迎えるための準備であったとされます。

旧暦の七夕の頃は稲の開花期で水害や病害などが心配されていた時期です。そこで棚機女(たなばたつめ)といわれた巫女(みこ)が、機屋(はたや)で棚機(たなばた)と呼ばれる機織(はたお)り機を使い、先祖に捧げる衣を織りあげ、それを祀って収穫の無事を祈りました。
やがてこの行事と「乞巧奠」が交じり、願い事を短冊に書いて笹に飾る行事に変化してきました。もともとは7月7日の夕方を表して七夕(しちせき)と呼ばれていたものが、棚機(たなばた)にちなんで七夕(たなばた)という読み方に変わっていったようです。

元々七夕は、「6日の夜から7日の朝」にかけて行われ、七夕飾りは6日の夕方に飾り、7日の夜に取り込むのが本来のしきたりともいわれていますね。現在の7月7日は梅雨時ですが、旧暦のこの日は梅雨も明け、星空もきれいに見えていたんでしょうね。今ではこの行事、旧暦、新暦、月遅れなど、地方によっていろいろな時期に実施されているようです。
日本三大七夕祭りで有名な仙台七夕まつりは月遅れの8月6日から、湘南ひらつか七夕まつり(神奈川県平塚市)は新暦の7月6日開催されます。さ~、三大七夕祭りのもう一つはどこでしょうね。皆さんご存知ですか。
愛知県安城市とか、千葉県茂原市、東京阿佐ヶ谷などで名乗りを上げているようですけど、明確な定義がないため残り1枠を巡って激戦が見られるようですね。最近では8月4日から開催される竹と光をテーマにした、あかりイベント「京の七夕」なども話題になっているようです。※それぞれの色文字の祭りをクリックすると開催要項がご覧になれます。

一昨年、カルピスが7月7日生まれの方を対象に「七夕に関する調査」を実施したところ、織姫や彦星の職業に「巫女」や「漁師」などの珍回答があったそうです。
七夕伝説を9割の方が知っておりながら、織姫と彦星の関係を8割の方は「恋人同士」と認識していたそうです。なかには兄妹、友達、姫と使用人などという回答もあったとか。また織姫の職業は巫女、舞姫、歌人、彦星は農民、神主、漁師などといった珍回答もあったようですね。

夢とロマンを託すミルキィウェイ。基本的な七夕伝説も正しく認識しておきたいものですね。


この夏はご家族ご一緒に浴衣を着て七夕まつり、と洒落こみましょう。


参考サイト:みんなの知識「ちょっと便利帳」キッズgooこども歳時記Walker plus

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1月7日朝食は胃腸に優しい七草粥を

時が経つのは早いもので、明日は7日、正月松の内も終わってしまいますね。もっとも関西方面では15日までだそうですけど、仕事が始まると正月が終わったような気にもなりますね。実際は1月15日の小正月で一連の正月行事が終わるということなんですけど、だからといって着物を着て出勤するわけにもいきませんよね(笑)。
「松がとれる」という意味で松の内の明ける7日には正月飾りを外しましょう。地域によっては15日の小正月のところもあるようですからご注意くださいね。

The seven harbs of spring.The seven harbs of spring. / yuko_okuy

今日6日は寒の入りです。冬の寒さが始まる時期で、これから日増しに寒さが厳しくなってきます。実際この寒さ、何枚重ね着しても凌げませんね。これからまだまだ寒さが厳しくなってくると思うと、うんざりしてしまいます。空気も乾燥し、インフルエンザが流行し始めました。気をつけてくださいね。
この日からは寒中見舞いを出し始めます。

1月7日は七草ですね。旧暦正月7日の別称で、七草の節句とも言われています。
古来、中国では、正月1日を鶏の日、2日を狗の日、3日を猪の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日、そして7日を人の日とする風習があり、それぞれの日にはその動物を殺さず、7日の人日(じんじつ)には犯罪者に対する刑罰を行わなかったんですね。この日は無病を祈り、七種菜羹(しちしゅさいのかん-七種類の野菜の吸い物)を食べる風習がありました。また、この日の天候でその年の運勢を占い、もし晴れなら幸があり、曇りなら災いがあるとされていたそうです。

日本でも昔、朝廷で米(こめ)、麦(むぎ)、稗(ひえ)、粟(あわ)、黍(きび)の五穀に小豆(あずき)、胡麻(ごま)を加えた穀物を神前に供え、五穀豊穣を祈願して七種粥を食べていました。また、古くから年の初めに雪の間から芽を出した若菜を摘む「若菜摘み」という風習もありました。それを14世紀の南北朝時代に「四辻の左大臣(四辻善成(よつつじのよしなり))」が、源氏物語の注釈書「河海抄(かかいしょう)」の中で七草のことを記載しています。それが「せりなずな 御形はこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」としてよく知られ、定着したといわれています。その後「七種粥」は「若菜摘み」と結びつき、7種類の若菜を入れた「七草粥」になったんだそうです。江戸時代には、人日が幕府の公式行事となり、将軍以下が七草粥を食べて祝い、大変に重視された祝日だったようですね。
1月7日は新しい年の始まりと考えられ、この日から1年の無事を願い七草粥として食べる習わしができあがったんですね。同時に魔除けを願う気持ちも込められていたようです。

ご存知のように春の七草は次の7種をいいます。(写真は→ここから
(せり)→現在の名称「芹」→消化を助け黄疸をなくす
(なずな)→現在の名称「薺(ぺんぺん草)」→視力、五臓に効果
御形(ごぎょう)→現在の名称「母子草(ははこぐさ)」→吐き気、痰、解熱に効果
繁縷(はこべら)→現在の名称「繁縷(はこべ)」→歯ぐき、排尿に良い
仏の座(ほとけのざ)→現在の名称「田平子(たびらこ)」→歯痛に効く
(すずな)→現在の名称「蕪(かぶ)」の葉っぱ→消化促進、しもやけ、そばかす
蘿蔔(すずしろ)→現在の名称「大根(だいこん)」の葉っぱ→胃健、咳き止め、神経痛
これらは今では野菜として栽培されているものもありますが、もともと野野菜(のやさい)です。最近は小豆粥と同じように、餅を入れる場合もあるようです。

七草粥を作るとき、前日の夜、包丁やすりこ木、箸など細長い調理器具を準備し、まな板を7回たたいて「七草なずな、唐土の鳥が日本の土地にわたらぬ先に‥‥」というような七草囃子を唱えながら、まな板の上で七草を刻んだといいます。刻んだ七草は一晩神様にお供えし、翌7日朝に粥を炊くのだそうです。
近年では、ご馳走づくしのお正月料理で疲れた胃腸の調子を整える意味合いを持つようになりました。ただ、明治までの旧暦におけるこの日は、春の七草がかなりたくさん生えていましたが、新暦になってからは自然の七草を集めるのが難しくなってきました。旧暦の七草(今年は1月29日)に七草粥を食べるところもあるようです。多くはスーパーなどのお店で売られておりますね。

七草の日は初めて爪を切る日とも言われ、芹などを浸した水に指を入れてから爪を切れば、一年の間爪の病からのがれると言われているそうですよ。ささくれとかスジ爪などの症状も予防できるんですかね(笑)。

この記事の内容は一般的事例であり、それぞれの地域のしきたりによって異なることもあります。疑問に思うことがありましたらその地域の慣習に従ってください。

◇二十四節気 小寒(しょうかん)のメモ◇
第23番目の節気。1月6日および大寒(1月21日)の前日まで。
暦便覧: 冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也
小寒は「寒の入り」つまり寒さのはじまりという意味であるが、実際この頃になると寒さは厳しくなる。寒中見舞いはこの日の小寒から出し始める。
◆冬至の七十二候は次の通り。
初候(第六十七候) 1/6~1/10芹乃栄(せり、すなわちさかう)
空気が冷え、澄み切るようになり、芹(せり)がよく生育する時季。
次候(第六十八候)1/11~1/15水泉動(しみず、あたたかをふくむ)
地中では凍った泉が動きはじめる時季。
末候(第六十九候)1/16~1/19雉始雊(きじ、はじめてなく)
きじが鳴きはじめる時季。
京都二十四節気
京都には二十四節気のいろいろな表情を見せてくれます

参考サイト:All About日本文化いろは事典NPO PTPL、冠婚葬祭ネット暮らしのミニ知識
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