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2月3日は鬼退治の豆まき‼

2月3日は節分です。節分は季節の分かれ目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをいい、年4回ありました。室町時代の旧暦の頃、春を迎えることが新しい年を迎えることだという考えから、立春の前日だけを節分というようになったそうですね。
節分に豆をまく行事は、中国の鬼を追い払う「追儺(ついな)式」という邪気祓いからきていました。桃の木で作った弓矢で豆を打っていたのですね。日本では京都鞍馬山に鬼が出たとき、大豆を鬼の目に投げつけて退治したという言い伝えもあるようです。

例年2月3日の節分には、全国の神社や寺院で氏子や信者の中からその年の干支にあたる年男が選ばれて、豆まきが行なわれます。成田山新勝寺の節分会には有名人が豆まきに参加されますが、撒く量といったら大豆が860kg、落花生が400kgになるそうです。やっぱり撒く量は半端じゃないですね。また、神社と幼稚園・保育園が連携し、園児が巫女や稚児として出演するなどそのバリエーションも多くあるようです。
節分①


自分がまだ幼少の頃(ハハハッ、そんな時代もあったんです)、節分で家庭内の豆まきをしていました。豆まきといってもこちらでは落花生ですけどね(詳しくはこちらから)。夕方になると親が玄関を開けて外に向かい「鬼は外」と2回叫び、その後部屋に向けて「福は内」「福は内」と豆を部屋の中に撒いてたんですね。子供たちは我先にと争って豆を拾っていましたね。自分の歳の分だけといわれてましたが、拾うときはそんなこと忘れてました。食糧難の頃ですから。
後日自分が親になって子供に豆まきをしたんですが、子供相手とはいえ「鬼は外」「福は内」という口上が恥ずかしかったですね。子供もこの日に限って食べれる特別なものでもないし、食も満ち足りてましたよ。子供は豆まきの謂れも知らないですから、あまり関心がなかったような。翌年から豆まきは復活しませんでした(泣)。こうして日本の伝統文化も廃れていくんですかね((~_~;)。
節分③


神楽(かぐら)の世界にも節分はあるんですね。こちらの地元には陸中沿岸の漁業・交易を守護する神社として広く信仰を集めてきた黒森神社があります。重要無形民俗文化財となっている黒森神楽には「仕組み」という演劇的要素を含んだ節分・豆まきがあります。
日本を魔国にせんと企む実留女(みるめ)が美女に化けて天皇に近づきます。これを見破った源経基が、鬼の目をつぶすため、豆を撒き鬼神を退治します。あらかじめ勧善懲悪のスト-リーが分かっているとなかなか見応えがあります。演舞では赤鬼や青鬼の面を被った神楽衆によって静と動が入り混じった激しい舞いが演じられていました。
節分②

神楽は地域の生業に結びついた「山の神舞」や「恵比寿舞」などを演舞し、最後に劇仕立てで勧善懲悪的物語の仕組みで観客を楽しませてくれます。神楽衆は本業を持ったうえで長期にわたる巡行をもこなしております。興味があって一時追っかけ的に神楽衆について回ったことがありましたが、中々奥が深いです。


ただ今の二十四節気は「大寒」です。詳しくは1月19日付の「日本の季節・大寒」をご覧ください。次の二十四節気は2月4日の「立春」です。

テーマ:岩手をつぶやく
ジャンル:地域情報

冬の風物詩「新巻鮭」に異変が‼

三陸沿岸の宮古湾最奥部に注ぐ津軽石川は本州で一番鮭が溯上する河川として知られています。昭和48年(1973)に三陸海岸で初めて行なわれ大好評でもあった鮭のつかみ捕り。しかしながら前年同期の3割程度と歴史的な不漁が続いている2019年は、台風19号の襲来による増水で漁獲用の設備が流失するダブルパンチ。補修工事が完了する12月前半まで休漁が続いたため、漁獲量が戻らなく、あえなく中止となったようです。
全体的に鮭の回帰率が減少しているようですが、それに加え、災害などにより「採卵が十分に取れないと3~4年後の回帰率にも響いてくる」と心配されています。


新巻鮭とは「荒巻鮭」とも書き、「あらまきざけ」などと読みます。鮭の内臓を取り除いて塩漬けにし、日干しした保存食です。三陸沿岸一帯では軒下に干した新巻鮭が、初冬の風物詩でもありました。昔から「災いを避け(鮭)る」、卵のイクラは子孫繁栄を象徴するとされていた新巻鮭は、暮れになると1本丸ごとお歳暮やお年始などのご進物に重宝されてきましたね。
新巻鮭


鮭の町を象徴するサーモンランド宮古では3~5年後に成長して地元の河川に回帰する習性を利用し、毎年市内を流れる河川に鮭の稚魚を放流しております。昨年も4月に2つの河川で体長6㎝に成長した稚魚合計15万匹を放流。第38回の鮭稚魚放流壮行会は地元の園児約220名によって見送られ、太平洋の大海原目指して元気よく旅立ちました。
毎年これだけの量が放流されているにも関わらず、回帰率は減少しているようです。原因の究明は専門家の間で研究されてるでしょうが、自然災害だけが原因とも思えませんけどね。
鮭壮行会


恒例の「宮古鮭まつり」は2018年12月に開催されました。2019年の昨年は鮭の不漁及び台風19号の影響により中止となりました。楽しみにしていた市民にとって中止の報は残念でしたね。不漁のため遅れていた昨年2019年の鮭直売所も1昨年より1週間ほど遅れて営業開始。待ちわびた住民らが列を作り買い求めていたということです。不漁の影響で鮭保護組合も大打撃だったでしょうが、価格も値上がりされ住民も大きな痛手だったようです。
鮭直売所


近年にない鮭の不漁が続く地元の津軽石川で昨年11月、伝説の人物後藤又兵衛を供養する奇祭「又兵衛(またべえ)まつり」が、併せて鮭の豊漁を祈願して行われました。又兵衛まつりの詳細はこちらからご覧ください。
伝説ですからどこまで信憑性があるか分かりませんが、ここ数年の不漁を神のご加護で豊漁に転ずることを漁業関係者は願っており、当事者としては藁をもつかむ思いかもしれません。
又兵衛まつり


冬の風物詩ともなっている「元祖宮古鮭まつり」のつかみ取り。2018年の鮭漁はどこの地域も振るわない中、津軽石川の鮭まつりは半世紀近く続く恒例行事として何とか実施されておりました。
漁網が張り巡らされた周囲で水しぶきを上げ、逃げ惑う鮭。格闘の末、仕留めた参加者も上半身はびしょ濡れです。鮭と格闘した参加者はこの年200名。参加者数の鮭も確保できなかった昨年は中止。主催者は断腸の思いだったでしょう。
鮭つかみ取り

鮭の不漁を打開するためにも地元の漁業関係者、津軽石の稚魚ふ化場などの施設では採卵のための試行錯誤をしておりますが、ふ化場そのものも昨年の台風19号による被害は大きく影響しているようです。鮭の回帰については大きな課題として残されたようですね。
果たして今後新巻鮭を賞味できる機会があるのでしょうか。


ただ今の二十四節気は「大寒」です。詳しくは1月19日付の「日本の季節・大寒」をご覧ください。次の二十四節気は2月4日の「立春」です。

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日本の季節「大寒」

二十四節気「大寒」
二十四節気全体の概要はこちらからご覧いただけます。
日本の季節「大寒」は昨年記事の日付を一部変更し再利用しました。ご了承ください。




第二十四節気 大寒 だいかん            1月20日~2月3日

1月20日からは四季も一巡し、二十四節気最後の大寒となります。
冷え込みも激しく、寒さが最も厳しい頃です。究極の冬を迎え、豪雪地帯では連日の除雪に体力を消耗しているかもしれません。雪の少ない地方でも、今冬一番の寒気団が張りつき、極寒の冷え込みを記録することもあります。大寒は「寒の内」の真ん中で、最低気温が観測されるのもこの頃です。

万物を凍らせる厳しい寒さを迎える中で、武道などは寒稽古を行ない、凍り豆腐、寒天、酒、味噌など寒気を利用した食物が仕込まれるのもこの時期です。
寒稽古などの荒療治で大寒を克服することもありますが、先達から古来承継されてきた日本伝統の食文化で風邪を予防したり、滋養を強壮しながら大寒を乗り切る方法もあります。

最も寒さが厳しい大寒は空気中の雑菌が少なく、水質も良いとされています。このことから様々な食べ物を仕込むこの時期を大寒仕込みといい、家庭の食卓を潤す味噌はこの頃に仕込まれます。発酵食品である味噌は生きている酵素や菌を頂くことで、自然と体調を整えることができます。
またこの時季仕込まれるのが酒の寒仕込みです。水は酒にとっての命。大寒の頃の水が一番安定して雑菌が少ないことからこの時期に酒造りが始まります。
寒の時期に仕込んだお酒は3月頃、新酒の利き酒として蔵出しされます。水、米、麹、酵母などの組み合わせで出来上がるお酒の味は、酒造りの技術に熟達した杜氏たちにより十人十色。その組み合わせの一つ一つが全国の蔵元の味となります。



大寒は二十四節気の締めくくりであり、2月4日からは二十四節気の新年でもある立春が始まります。
皆様には長い間お付き合いいただきありがとうございました。次回からは装いも新たに更新してまいります。これまで同様お付き合いくださいますようお願い申し上げます。




七十二候
七十二候全体の概要はこちらからご覧いただけます。


第七十候 款冬華 ふきのはなさく          1月20日~1月24日

凍てついた地面に蕗の花が咲き始める頃。地面には雪が積もり、強い寒さが襲ってくる時期ですが、草花は春に向けて着実に動き出しています。
款冬とはフキのことです。蕗の薹(ふきのとう)は春の使者ともいわれ、氷を破るようにして生えてきます。その蕾は、土手の上や籔陰などに、萌黄浅緑色の花穂を土中からもたげます。冷たい地面から顔を出している蕗の薹は春の象徴であり、気持ちもふっと明るくなってきます。香りがつよく、口に入れるとほろ苦さが舌に走りますが、苦みを取り除いて煮物、炒め物、おひたしなどに珍重されています。冬眠から目覚めた熊は最初に蕗の薹を食べる、などとも言われています。
まだ大寒でありながら、春の兆しを示す蕗の薹をこの季節に持ってきているところに、七十二候のおもしろさと、自然のもつ生命力を感じます。


第七十一候 水沢腹堅 みずさわあつくかたし    1月25日~1月29日

沢に流れる水さえも凍る厳冬の時季です。この頃が大寒の真ん中で、寒さのピークに達します。夏登山した山でチョロチョロ流れていた沢の水が、この時季雫を長く伸ばし氷柱となって力強く成長してきます。
1年で最も冷えを感じる厳しい時季ですが、僅かながらも少しずつ日照時間が長くなり、春の足音がかすかに近づいているのが分かります。豪雪による生活への支障が出る地方は別にして、氷や雪の美しい景色を楽しめるのもこの頃です。
この時季に、一年での最低気温の記録がでることが多く、氷点下に達する地域も多くみられます。


第七十二候 鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく   1月30日~2月3日

鶏が春の気を感じ、たまごを産み始める頃。自然な状態の鶏は、日照時間が長くなるにつれ、産卵率が上がっていくため、春から夏にかけてたくさん卵を産みます。
動植物は人間が感じ取れない季節の機微を感じます。夜明けを知らせる鶏は長い冬の終わりを告げるにふさわしいものでした。
今では養鶏家庭も減り、卵ご飯も朝の食卓にはなかなかお目にかかれません。
2月3日までは七十二候の締めくくりで、凍てつく寒さもこの日まで。4日の立春からは次第に寒さも和らぎ、季節は春へと向かいます。



下の<続きを読む>をクリックすると、大寒前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。
ご関心のある方はごゆっくりご覧ください。

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Author:matsuyama
自悠気儘なド田舎の北国生活に染まり、素朴な風情を探索しながら純真に融け込もうとしています。

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