• 2017
  • 01/15
  • Sun

権現様の身固めで商売繁盛

170115神楽門うち①

宮古市にある国の重要無形民俗文化財に指定され、昨年11月10周年記念公演を行った黒森神楽(詳しくは国指定文化財の神楽に酔う、興味のある方はこちらも寒の入りですをご覧ください)。
黒森神社に伝わる黒森神楽は毎年正月になると陸中沿岸の集落を回る巡行が行なわれます。約2ヶ月間にわたり、久慈方面へ北上する北廻り、釜石方面へ南下する南廻りと隔年で廻り、家々の庭先で権現舞を舞って悪魔祓いの祈祷をします。

今年も間もなく始まる釜石、遠野方面南廻り巡行に先立ち、先日1月7日毎年恒例となっている市内商店街の店頭で権現舞を舞う門打ち(かどうち)が行なわれました。米や塩、酒などを用意して神楽衆をお出迎えした店主や従業員は家内安全や商売繁盛を祈っていただきました。

170115神楽門うち②
鉦や太鼓の賑やかな音で舞う権現舞を神妙な面持ちで聞き入り、この1年の商売繁盛や無病息災を願っておりました。

170115神楽門うち③
この後、権現様(獅子頭)が店主や従業員の頭や肩を噛む「身固め」によって、1年の安泰と繁栄を祈願しました。

170115神楽門うち④
東日本大震災の津波で被害を受けながらも、毎年祈願しているお店は繁盛しているのかもしれません。商店街を歩くたびに閉店の看板が目につく現況をよそに、繁盛店には権現様の効果が表れているようです。

170115神楽門うち⑤
門打ちを見に来ていた子どもたちも神楽衆の身固めの動作に、珍しさと興味で固まっていたようでした。
昨年の台風10号による被害を受けるなどダブルパンチを受けた方などは、藁をもつかむ思いの権現様々かもしれません。

私も権現様に噛んでもらって無病息災を祈願してもらえばよかったですね。



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  • 2017
  • 01/10
  • Tue

心に誓う二十歳の主張

170110成人式①

1月9日は成人の日。昔は「元服加冠の儀」でした。
全国の新成人は今年1月1日の記録で推計123万人。昨年から比べると2万人増えているそうです。
きらびやかな晴れ着の新成人が会場前で歓談しているのを見ると、遠い昔に成人した自分の姿が甦ってくるようです。
新成人が生まれた平成8年頃にはたまごっちやプリクラが流行し、猿岩石の無謀なヒッチハイクが話題を集めました。新成人は知らないかもしれませんが、我々には懐かしく思い出されます。

170110成人式②

170110成人式④
成人の日の前日に行われた地元宮古の成人式には、新成人672名のうち473名が出席。
午後2時から市民会館で行われた式典では各界からの祝辞が、そして新成人を代表して消防士の佐々木健光さんと大学生の佐々木真琴さんからは二十歳の誓いが力強く述べられました。

170110成人式③
東日本大震災で被災した三陸鉄道の復興や草野球チームに支援していただいたネスレ日本の槇亮次マーケティング部長からは、新成人に期待する祝辞がありました。
神戸にあるネスレ日本の本社も阪神淡路大震災では被災しており、同じ震災で被災した東北を何らかの形で支援できないものかと思案していたそうです。
たまたま津波で被災した三陸鉄道を知り、支援に乗り出したのがきっかけでプロジェクトを立ち上げ、地元に草野球チームを創設することになりました。そのチーム名もネスレ日本の商品「キットカット」にかけ、きっと勝つ「三陸鉄道キットドリーム」。マスコットの「バッファローマン」と共にチームを牽引しております。
祝辞では「こどもは4歳までに質問が多く、大きくなると分かったふりをして聞かなくなる」という話から、新成人への期待と願望を語ってくれました。

170110成人式⑥
この後ステージでは創立45年の地元山口太鼓が、振り袖姿で飛び入り参加した新成人と共に太鼓を演奏。会場内の新成人と共に成人式を祝いました。

太鼓の“乱れ打ち”で大人への仲間入り。巷では壇上への乱入などで式典に迷惑をかけた地域もあったようですが、こちらでは平穏に終了しました。

自己主張したい気持ちは分かりますが、解禁なったばかりの酒を飲み、暴走車を飛ばすなど、人に迷惑をかけるような自己主張はいけません。
自分1人で二十歳になったのではありません。育ててくれた方々や祝ってくれる方々に感謝し、冷静になってお互い気持ちのいい成人式を祝いたいものです。それが大人への入り口なのではないでしょうかね。

数十年前の成人式に多忙と共に晴れがましい席が苦手な私は出席しませんでした。その頃は粋がっていたのかもしれません。今振り返ってみると一生に一度しかない成人式に欠席したことを悔やんでいます。
今年の成人式でも約200名の方が欠席されております。仕事の都合や遠距離などそれぞれの理由があるかもしれませんが、人生の節目でもあるこのような式典には都合をつけてでも出席しておくべきです。
それと無謀な行為は相手を傷つけるばかりではなく、後々自分の馬鹿さ加減を恥ずかしく思う時が来るはずです。


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  • 2017
  • 01/04
  • Wed

被災者にも試練”寒の入り“

170105小寒①

平成二十九年も明けて5日。まずまずの正月日和に恵まれた新年。
昨年8月強襲した台風10号の被災者も暮れまでに不便な避難所生活と別れ、
新しい年を仮設住宅で迎えました。
被災者の皆様が正月料理を味わえたかどうかは分かりませんが、
悲哀を受けなかった者がいつもの年のように、
お雑煮やお節料理を飽食できたことは何よりの幸せです。

寒さが一段と厳しくなる1月5日からの寒の入り。
雪が舞い、寒風が身をちぎるように肌を刺す酷寒はこれからが本格的となります。
約1ヵ月、立春までの厳寒の季節を日々健康にお過ごしください。

1月5日からは二十四節気の「小寒」となります。


二十四節気
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第二十三節気 小寒 しょうかん                1月5日~20日

二十四節気の小寒を迎える1月5日。
寒さが極まるとはいえ、寒気が最大になる前の小寒、「寒の入り」です。この日から立春前日までの約1か月が最も寒い「寒の内」。1年で最も寒い時季です。
寒の入りから、一定の間の天候によって「寒試(かんだめ)」という天気占いをする地方もあります。
麦の厄日とされる小寒から4日目の「寒四郎」、9日目は「寒九」といいます。この日に雨が降ると「寒九の雨」といい、その年は豊作という諺もあります。この日の水を汲んでおいて薬を飲むと良いともいわれ、凍り豆腐、寒天、酒、味噌など寒気を利用した食物が仕込まれるのもこの時期。
この間に出す「寒中見舞い」。年賀状を出し損なったり、返信が遅れた方は年始のご挨拶をしてください。
強烈な寒さの中、武芸の寒稽古が始まるのもこの頃。寒中水泳や厳寒の海峡に飛び込んで豊漁、豊作を祈願する寒中みそぎ祭も各地で行われます。
冬来たりなば春遠からじ。「寒」が終わって立春になる「寒明け(かんあけ)」はもうすぐです。

1年の中で1番寒いこの時季。身体を冷やさないようにし風邪をひかないでください。後1か月位の辛抱です。



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