• 2016
  • 12/10
  • Sat

弁士の語りに甦る無声映画

昔懐かしい無声映画。先日5日、見に行ってきました。
映画の作品は「大人の見る繪本 生まれてはみたけれど」。昭和7年、名将小津安二郎監督の作品。
昔懐かしいと言っても、私がまだ生まれる前の映画です。当然ストーリーも無声映画そのものも知りません。

161210無声映画

サイレント映画を代表するこの作品は東京郊外に引っ越してきたサラリーマン一家を描いております。
引越し後早速近所のガキ大将に兄弟2人で敢然と立ち向かい渡り合います。さらに、上司の息子をも子分にしていました。
ある日上司の家で行われた映画の試写会の席で、2人の兄弟は上司にゴマをする父親の卑屈な姿を見てしまいます。
上司の息子を手下にし優越感に浸っていたのに、2人は父親の態度に我慢出来ず、親へ反抗します。
ご飯を食べないハンストを敢行しながらも、母親の愛情によって家族の絆が結ばれるという展開でした。

子どもが成長する過程で一度は通る親への不信感を、ユーモアを織り交ぜ、子どもの視点からサラリーマン社会の深層心理を巧みに描いた映像でした。
現代のサラリーマン社会にも通じるところがあります。昔サラリーマン勤務をしていた頃の自分の姿が沸々と思い出されました。ゴマを擦った記憶はないですけどね(笑)。

無声映画といえば活動弁士です。全盛期の昭和5~6年頃には、全国に8000人もの弁士がいたそうです。無声映画の良し悪しはこの弁士の語り口調で大きく影響されるといいます。
この日の弁士は東京方面で活躍する若い女性で、以前はTV局のアナウンサーをしていた方でした。彼女はある日無声映画に惹かれ弁士の道に踏み込むことになりました。親の強い反対に合いながらも自分の意思を押し通してのデビューだったようです。

弁士のシナリオはその映像に合わせ、自分で脚本を作るのだそうです。漫画映画の声優さんや外国映画の吹き替えを思いつきますが、弁士の場合その話術によって映像世界をナビゲートする役目でもありますから、同じ作品でも弁士の語りによって、その作品が引き立ってきます。面白くするも、つまらなくするも、わかりやすくも、嬉しくも悲しくするも弁士の語り一つだったのですね。
この日90分に渡る無声映画には、弁士による出演者の心をとらえた語りに引き込まれ、最後深くにも落涙してしまいました。それだけに弁士さんの語りが上手だったのかもしれません。
今の時代の3D映画など音響効果の迫力あるスクリーンと違って、窓から日が漏れた簡易スクリーンに映る無声映画って、新鮮でいいものですね。

161210鍬ケ崎公民館

161210鍬ケ崎公民館玄関 161210復興工事
大震災の被災者を慰労するために開催された無声映画。周辺はまだ復興工事が進められておりますが、会場となった鍬ケ崎(くわがさき)公民館はいち早く復興オープン。
定員30名ながらこの日は平日ということもあって集まったのは高齢のおばあちゃんたち20名ほど。それでも今回が3度目の公演でした。地元の皆さんには馴染みの無声映画だったようです。



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  • 2016
  • 12/05
  • Mon

大雪に飛来し始めた冬鳥

161205オオハクチョウ

オオハクチョウが飛来し始める季節。
河口に羽を休める光景は師走の風物詩でもあります。
陰暦12月の別称が師走。
1年の罪を消し去る仏名会に走り回ったのが僧侶、いわゆる法師と言われております。
英語での月名、Decemberは、「10番目の月」の意味です。
ラテン語で「第10の」という意味の「decem」の語に由来しております。
実際の月の番号とずれているのは、
紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算で10番目という意味があるからです。
日本では「極月」などとも呼びますが、晩冬、氷月、春待月などという異名もあります。
春待月、風情がある和風月名です。
3か月後の春を待ちましょう。

12月7日からは二十四節気の「大雪」です。



二十四節気
上のバナーをクリックすると歳時記の概要をご覧いただけます。


第二十一節気 大雪 たいせつ            12月7日~12月20日

師走を迎えた12月初頭には雪国の山々はほぼ冬化粧を終える頃。大雪とは、山岳ばかりでなく平地にも雪が降り積もる季節ということからついた呼び名です。本格的な冬の到来となり、動物たちも慌ただしく冬ごもりに入ります。

今年は11月に関東でも積雪を見るなど、異常気象が見られましたが、地元の方々にとってこの時季の初雪には戸惑ったことでしょう。関東では紅葉の脇で白い雪が降り積もるのも珍しいことです。
この頃はまだ旧暦11月とはいえ、大雪を迎えるとシベリア寒気団、いわゆる冬将軍がやってきて完全な冬型の気圧配置となり、さらに朝晩の冷え込みが一層厳しくなります。真冬の象徴として使われる「冬将軍」は1812年、ロシアに攻め入ったナポレオン率いるフランス軍が、極寒の気候に退却を余儀なくされたことを、イギリスの新聞が「冬将軍に敗れた」と報道したことに由来しています。

海洋では鰤(ぶり)などの漁も盛んで、熊は冬眠(疑似冬眠)に入り、南天の実は赤く色付いてきます。地方によってはすでに深雪に埋れたり、厚い氷に閉ざされます。スキー場開きのニュースもちらほらと聞かれるようになり、街はクリスマスのイルミネーションで賑やかになる頃です。

大雪は冬至の前でもあり、日の暮れるのが1年で1番早い頃。日本の大部分ではまれに風花(かざはな)が舞う程度ですが、意外と寒さを強く感じる時でもあります。寒い地方では根雪になる雪が降り始め、本格的な冬の到来となります。



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お世話になったあの方に

12月7日からの二十四節気は二十一番目の節気で「大雪(たいせつ)」となります。
12月の初頭になると雪国の山々はほぼ冬化粧を終える頃。平地でも白銀に覆われ、積雪を見るようになります。本格的な冬の到来となり、動物たちも慌ただしく冬ごもりに入ります。
4日には県内でも内陸部を中心に初雪となり、盛岡市では9㎝の積雪を見ました。湿った雪は間もなく溶けたようですが、木々や建物は白く覆われていたようです。
羽のような雪片が舞い降りる雪の結晶は美しく、この結晶に魅せられて意匠化したのが江戸晩期、幕府の要職を歴任した古河藩主の土井利位でした。オランダ製の顕微鏡により約20年間、雪の結晶を観察し、天保3年(1832)その成果86種を「雪華図説」にまとめました。当時も評判だった雪の結晶は、現在でも学術的に高く評価されています。その研究成果は茨城県の古河博物館に収蔵されています。

20151205樹氷

さて12月に入るとクリスマス商戦と共に賑わうのが、お歳暮商戦でもあります。この時期どこのデパートでもお歳暮コーナーが設けられ、多くの見本が展示されております。最近ではインターネットショッピングの普及によって贈る方も増えているようですね。
毎年のことながら、何にしようか迷ってしまいますよね。
そもそも「お歳暮」は、お正月に先祖の霊を迎え、御魂祭りのお供え物や贈り物をした習わしが起源とされ、嫁いだり、分家した人がお正月になると親元へ集まりお供え物を持ち寄ったのが始まりだったのです。
昔は塩鮭、塩ぶり、数の子、するめ、餅などを年越しに必要なお供え物として贈っていましたが、現代では日頃お世話になっている方々への年末の挨拶になってきました。
20151205お歳暮20151205鮭20151205りんご

本来ですとお正月の準備を始める12月13日の「事始めの日」から12月20日までの間に贈る習わしですが、最近では年末の忙しい時期をさけて早めに贈る方も増えています。早い方は11月末頃から贈るという方も多いようです。かくゆう私も11月下旬にはお届けしました。

お贈りする時注意したいのが、相手の職業ですよね。日頃お世話になっているからといって代議士や公立学校の先生などに贈ると、公職選挙法や公務員規定に抵触することもあります。贈った自分だけではなく、受け取った相手にも迷惑をかけてしまうことになりますので、気をつけましょう。
また、虚礼廃止をしている企業もありますので、贈る前にお調べになってください。
私の場合はそういう企業や職業の方とのお付き合いはありませんので安心しています。いただく時はどなた様からもいただける身分です。安心して贈ってください(笑)。

一番迷うのが、贈り先が喪中の場合ですよね。お歳暮はお祝い事ではありません。お世話になった方への感謝の気持ちですので、喪中であっても大丈夫なんですよね。
ただまだ喪が開けてない場合は気が引けると思います。その時は少し控えるか、紅白の水引を避け、お歳暮の短冊だけにするのが無難かもしれませんね。

一般的には3千円か5千円の品物といわれています。豊富な種類の中から決めるのは大変ですが、選ぶ楽しみもあります。先方の趣味趣向が分かればいいのですが、1人1人分かりませんよね。
私の場合は自分も食べたいと思った洋菓子をネットショップで選びました(笑)。


二十四節気 大雪(たいせつ)◇
二十四節気21番目の節気。12月7日および冬至(12月22日)の前日まで。
暦便覧は「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」
山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る頃。正月の準備も始まり、あわただしい時期でもある。
大雪七十二候は次の通り。
第六十一候(大雪初候) 12/7~12/11 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
天地の気が塞がれ、冬がおとずれる頃。空は重い雲に覆われ、生き物はじっと気をひそめています。塞ぐという言葉は、寒さから人々を守るという意味でとることもできます。


今日の独りごと

今日の独りごと1205 サケの産地で知られる地元の津軽石川河川敷で11月30日、サケ漁にまつわる伝説の川役人であった後藤又兵衛を供養し、豊漁を祈る奇祭「又兵衛まつり」が行われました。
祭りは江戸時代、凶作に苦しむ住民を見かね、又兵衛が藩の決まりを破り、サケ漁を許したため、逆さ磔の処刑を受けたという話に由来するものです。
逆さ磔になった又兵衛をかたどり、Y字型の木に荒縄を巻いた藁人形を建て、鮭留めした川の畔で供養しました。藁人形のそばには、命日の当日朝に獲れた鮭、雌雄2匹の鮭が捧げられていました。
まつりといっても又兵衛の供養祭という意味合いから、参加者は漁業関係者のみの30数名。祭りの華やかさはありませんでした。


参考サイト 暦生活彩時記、日清オイリオこがナビLIFE Trends



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