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熱々の狸汁がほしい

11月に入って寒さが増してきました。もうすぐ立冬です。寒い時はぐつぐつと煮える鍋が一番ですね。今日の話題は見た目には冷めたような写真ですけど、実際には熱々蒟蒻汁(こんにゃくじる)の話なんです。
蒟蒻汁


『秋が深まって、温かい食べものが恋しい季節になりました。面白い話を紹介しましょう。
元禄8(1695)年の霜月、徳川綱吉の帰依を受けた護寺院大僧正・隆光(りゅうこう)が寒い夜に登城した時です。
綱吉に命じられてお側の者が「お斎(とき)(僧の食事)を差し上げますが、何か望みがありますか」と聞いたところ、「今日はことのほか冷えるので狸汁がほしい」と答えました。
綱吉に「生類憐れみの令」を行うように勧めた隆光が狸汁がほしいと言ったので、お城は大騒ぎになりました。
じつは、狸汁は蒟蒻汁のことでした。蒟蒻は95パーセント以上が水分で、カロリーはほとんどなく、胃では分解されずに腸へ通過していきます。そのために、身体によいのです。食品としてはほとんど栄養のない蒟蒻が健康に役立つのですから、興味深いと思います』
と曹洞宗の法話では、深まりゆく秋の温かい食べ物として「狸汁」を紹介してました。

池波正太郎著の「鬼平犯科帳」でも狸汁に触れてます。
寒さの中で捜索から戻った部下を労う鬼平は、権兵衛酒場において熱々の狸汁でもてなすシーンがありました。「狸汁?」といぶかる部下でしたが、ここでは蒟蒻を肉に見立てた味噌汁のことだったようです。蒟蒻汁とは「生類憐みの令」をきっかけに生まれたという説もあるようです。
ところで蒟蒻汁の味を引き立てる酒といえば、熱燗ですかね。自分は日本酒はダメなんですが、ウイスキーの水割りというのは合わないもんですかね(笑)。


ただ今の二十四節気は「霜降」です。詳しくは10月23日付の「二十四節気・霜降」をご覧ください。次の二十四節気は11月7日の「立冬」です。前日頃までにご案内いたします。



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二十四節気「霜降」

二十四節気「霜降」
二十四節気全体の概要はこちらからご覧いただけます。


昔ながらの稲刈りで刈り取った稲はさき掛けされ、約2週間余りの天日で干されます。十分乾燥した稲は脱穀され、後日精米されます。コンバイン一台で収穫・脱穀・選別の機能を併せ持った最近の農作業には見られない風情があります。
この日は脱穀している間、JR線の列車が通り過ぎて行きました。脱穀の農作業は二十四節気霜降を感じさせてくれます。
JR&脱穀



二十四節気 霜降 そうこう       10月23日~11月6日

朝晩の冷え込みがさらに深まり、北国や山里では霜が降り始める頃です。露が霜に変わりだんだんと冬に近づいてきます。地面が放射冷却によって冷え,空気中の水蒸気が昇華して氷の結晶となる霜。野菜にうっすらと付着している霜を見ると、一瞬ぶるぶるっと身震いし、秋の深まりを感じてしまいます。
農作物にとっては霜害にしばしば襲われる危険性をはらんでおります。春の霜害を「晩霜害」、秋の霜害は「初霜害」と言います。
園芸や家庭菜園を楽しんでいる方は、この頃から霜枯れの対策を、そしてご家庭内では暖房器具の準備も徐々に始めるころです。

実際に霜が降りるのは山間部や北国だけですが、紅葉する地域も少しずつ広がり、赤や黄色で色づき始めた山々には冬が目前に迫っています。
11月の声を聞くようになると、さすがに朝晩の冷え込みは顕著になり、最低気温も10度を切るようになります。日中はまだ過ごしやすい日が続いておりますが、夜は冷え込みも厳しく、ストーブやコタツなど暖房器具のお世話になっています。夏日が続く地域からは想像もつかないかもしれませんが、これが南北に長い日本列島の現実かもしれません。

早朝には霜が降りはじめ、裏山にも紅葉の色合いが漂ってきました。すっかり秋も深まり、もみじや楓で北国は徐々に、燃えるような赤色に染まりはじめております。紅葉は秋霜や時雨の冷たさに揉み出されるようにして色づくことから「揉み出づ」→「もみづ」→「もみじ」→「紅葉」と転訛したのだそうです。
紅葉狩りに行くとあらためて感じるのが日の短さです。秋の日は釣瓶落としといわれ、あっという間に日が暮れてしまいます。夏のつもりでいるといつの間にか懐中電灯が必要になってしまった、ということもありますから気をつけましょう。2カ月後の冬至までは、日に日に夜が長くなっていきます。



※次の二十四節気は11月7日の「立冬」です。前日頃までにご案内します。



七十二候「鮭」
七十二候全体の概要はこちらからご覧いただけます。



第五十二候 霜始降花 しもはじめてふる     10月23日~10月27日

朝晩の冷え込みで、明け方に霜が降り始める頃。
早朝散歩をしていると野菜の表面にうっすらと氷の結晶を見ることができます。
霜は地面や物の表面が放射冷却によって冷え,その上に空気中の水蒸気が直接、昇華して氷(結晶)ができる状態をいいます。この氷が霜です。霜降とは言いますが、霜が降りてくるわけではありません。霜の形を拡大してみると雪の結晶と同じです。この結晶は長く持ちません。
東北や北陸、甲信越地方などでは紅葉が見頃を迎えます。日本では万葉の時代から春には桜の花見、秋には紅葉狩りを楽しんできました。


第五十三候 霎時施 こさめ、ときどきふる     10月28日~11月1日

秋も終わりとなる頃で、霎(そう・こさめ)がしとしとと降ってわびしい時季。
短時間で降ったり止んだりする雨や雪が時雨(しぐれ)。初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれており、冬への足場を固めていきます。秋の時雨は冷たく大地を濡らし、雪へと姿を変えます。
落ち葉に向かって静かに降る雨はどことなくもの寂しく、秋の切なさが感じられます。さっと降っては止むことから、「女心と秋の空」(男心と〜)を表わす言葉とも言われています。
春雨が華やかに感じられるのに対し、秋雨はどこか淋しげな語感があります。秋雨は秋霖とも、霧雨とも呼ばれ、また秋時雨(しぐれ)とも呼ばれます。
時雨は冬の季語で、旧暦10月の異名です。「しぐるるや 田の新株の 黒むほど」など、芭蕉が好んだ句材でもあったため、芭蕉の忌日である10月12日は「時雨忌(しぐれき)」と呼ばれています。


第五十四候 楓蔦黄 もみじつたきばむ       11月2日~11月6日

もみじや蔦の葉が色鮮やかに装いを変える頃です。
古くから紅葉として楽しんできた楓。葉の切れ込みの深い方を「楓」、浅いのを「もみじ」と呼んでおり、どちらも秋の紅葉を代表する樹木として親しまれてきました。
葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉」と呼びます。また、秋の山が紅葉することを「山粧う(よそおう)」といいます。
北国や山々はすでに紅葉に染まっている頃であり、各地の名所は観光客で大いに賑わっております。紅葉前線が日ごとに南下し、平地でも美しい秋の景色が楽しめるのもこの頃からです。春の桜と秋の紅葉は日本の美の象徴として、人々の心と身体を癒してくれる季節の恵みでもあります。




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日本の季節「霜降」

二十四節気「霜降」
二十四節気全体の概要はこちらからご覧いただけます。
日本の季節「霜降」は昨年記事の日付を一部変更し再利用しました。ご了承ください。



第十八節気 霜降 そうこう       10月24日~11月7日

朝晩の冷え込みがさらに深まり、北国や山里では霜が降り始める頃です。露が霜に変わりだんだんと冬に近づいてきます。地面が放射冷却によって冷え,空気中の水蒸気が昇華して氷の結晶となる霜。野菜にうっすらと付着している霜を見ると、一瞬ぶるぶるっと身震いし、秋の深まりを感じてしまいます。
農作物にとっては霜害にしばしば襲われる危険性をはらんでおります。春の霜害を「晩霜害」、秋の霜害は「初霜害」と言います。
園芸や家庭菜園を楽しんでいる方は、この頃から霜枯れの対策を、そしてご家庭内では暖房器具の準備も徐々に始めるころです。

実際に霜が降りるのは山間部や北国だけですが、紅葉する地域も少しずつ広がり、赤や黄色で色づき始めた山々には冬が目前に迫っています。
11月の声を聞くようになると、さすがに朝晩の冷え込みは顕著になり、最低気温も10度を切るようになります。日中はまだ過ごしやすい日が続いておりますが、夜は冷え込みも厳しく、ストーブやコタツなど暖房器具のお世話になっています。夏日が続く地域からは想像もつかないかもしれませんが、これが南北に長い日本列島の現実かもしれません。

早朝には霜が降りはじめ、裏山にも紅葉の色合いが漂ってきました。すっかり秋も深まり、もみじや楓で北国は徐々に、燃えるような赤色に染まりはじめております。紅葉は秋霜や時雨の冷たさに揉み出されるようにして色づくことから「揉み出づ」→「もみづ」→「もみじ」→「紅葉」と転訛したのだそうです。
紅葉狩りに行くとあらためて感じるのが日の短さです。秋の日は釣瓶落としといわれ、あっという間に日が暮れてしまいます。夏のつもりでいるといつの間にか懐中電灯が必要になってしまった、ということもありますから気をつけましょう。2カ月後の冬至までは、日に日に夜が長くなっていきます。



※次の二十四節気は11月8日の「立冬」です。11月7日頃までにご案内します。



七十二候「鮭」
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第五十二候 霜始降花 しもはじめてふる     10月24日~10月28日

朝晩の冷え込みで、明け方に霜が降り始める頃。
早朝散歩をしていると野菜の表面にうっすらと氷の結晶を見ることができます。
霜は地面や物の表面が放射冷却によって冷え,その上に空気中の水蒸気が直接、昇華して氷(結晶)ができる状態をいいます。この氷が霜です。霜降とは言いますが、霜が降りてくるわけではありません。霜の形を拡大してみると雪の結晶と同じです。この結晶は長く持ちません。
東北や北陸、甲信越地方などでは紅葉が見頃を迎えます。日本では万葉の時代から春には桜の花見、秋には紅葉狩りを楽しんできました。


第五十三候 霎時施 こさめ、ときどきふる     10月29日~11月2日

秋も終わりとなる頃で、霎(そう・こさめ)がしとしとと降ってわびしい時季。
短時間で降ったり止んだりする雨や雪が時雨(しぐれ)。初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれており、冬への足場を固めていきます。秋の時雨は冷たく大地を濡らし、雪へと姿を変えます。
落ち葉に向かって静かに降る雨はどことなくもの寂しく、秋の切なさが感じられます。さっと降っては止むことから、「女心と秋の空」(男心と〜)を表わす言葉とも言われています。
春雨が華やかに感じられるのに対し、秋雨はどこか淋しげな語感があります。秋雨は秋霖とも、霧雨とも呼ばれ、また秋時雨(しぐれ)とも呼ばれます。
時雨は冬の季語で、旧暦10月の異名です。「しぐるるや 田の新株の 黒むほど」など、芭蕉が好んだ句材でもあったため、芭蕉の忌日である10月12日は「時雨忌(しぐれき)」と呼ばれています。


第五十四候 楓蔦黄 もみじつたきばむ       11月3日~11月7日

もみじや蔦の葉が色鮮やかに装いを変える頃です。
古くから紅葉として楽しんできた楓。葉の切れ込みの深い方を「楓」、浅いのを「もみじ」と呼んでおり、どちらも秋の紅葉を代表する樹木として親しまれてきました。
葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉」と呼びます。また、秋の山が紅葉することを「山粧う(よそおう)」といいます。
北国や山々はすでに紅葉に染まっている頃であり、各地の名所は観光客で大いに賑わっております。紅葉前線が日ごとに南下し、平地でも美しい秋の景色が楽しめるのもこの頃からです。春の桜と秋の紅葉は日本の美の象徴として、人々の心と身体を癒してくれる季節の恵みでもあります。



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