北緯40度の普代黒崎

20160514黒崎海岸

北京、マドリード、フィラデルフィアなど、世界の大都市が位置する北緯40度。日本では秋田県の八郎潟と同じ緯度に、素朴な素顔を残す普代村があります。
普代を代表する風光明媚なスポット、黒崎展望台からは遠く久慈市の海岸や野田村の海岸線が一望できます。ところによっては150mを超える勇壮な断崖絶壁を眺めることもでき、まるで東京タワーの展望台から都心を眺望しているようにもみえます。

20160514北緯40度の塔
まだ肌寒い4月。北緯40度の黒崎スポットから太平洋を眺めてみました。 
黒崎展望台の周辺は公園化されており、高さ4mもある大きな地球儀のモニュメントが北緯40度のシンボル塔として聳えています。近付くとセンサーで回りだし、普代村の位置で停止。知らないで近づくとびっくりしますね。

20160514カリヨンの鐘
そしてカリヨンの鐘。フランス語で幸せの鐘なんだそうです。カップルで鐘を打ち鳴らすと爽やかな音色で幸せを呼び込んでくれます。
うっかり打ち忘れてしまいました。忘れずに鳴らしていたら、今頃……(笑)。

20160514黒崎灯台
紺青の海に輝く真っ白な黒崎灯台は断崖の先に立っていました。標高約130m。東北一高いところに立つ灯台です。日本の灯台50選にも選ばれているそうです。いつも馴染んでいる地元の魹ヶ崎(とどがさき)灯台と見比べてみるとちょっと高さは低いですけど海上から見ると高く、沖合を航行する船舶の安全標識となりそうです。

20160514弁天漁港
展望台から眼下を眺めれば、足元が震えそうな黒崎の漁港。何故か惹かれて断崖を駆け下りてしまいました。遊歩道となってはいるものの急坂。標高140mを一挙に駆け下りるとなると、足腰の制御装置がしっかりしてないと浜辺まで真っ逆さまです。下りも大変ですけど、上りはもっと大変でしょうね。
20160514遊歩道休憩所 20160514弁天漁港トイレ
20160514弁天漁港岸壁
膝が悲鳴を挙げる前に辿り着いたネダリ浜。ここは黒崎の小さな弁天漁港。岸壁があるとはいえ、漁船は一隻も見当たりません。帰港の時間と合わなかったのでしょうか。岸壁のあちらこちらは崩れ、瓦礫となって無残に散らばっております。
東日本大震災による津波の後遺症なのでしょう。5年経った今でも復旧されず、当時のまま。復興予算はここまで行き渡っていないのでしょうか。働く姿を見かけないにもかかわらず、漁港には立派なお手洗いが。異様でした。
ここをベースにしていた漁師の皆さんはどうしているんでしょう。生活の糧となる漁港を早く立て直してもらいたいですね。
行政の遅れ。熊本地震で被災した皆さんにはお見せしたくない光景です。

20160514アンモ浦の滝①20160514アンモ浦の滝②
何度か休憩を重ね、標高140mを登り切った時には足はガクガク、汗はタラタラ。気力と体力を消耗してしまいました。
それでも息を吹き返し眼前に見えたアンモ浦展望台。ここがまさしく北緯40度00分00秒の東端ポイントです。断崖絶壁を流れ落ちる滝がそのまま太平洋に注ぐアンモ浦の滝。高さ100m以上。一筋の糸のような水の流れが豪快な景色の中にアクセントを添えていました。近くには立ち寄れないのでアップにしてみました(分かりますでしょうか。左写真の右側黒い洞窟みたいな部分の拡大です)。
アンモとはアイヌ語で鬼、妖怪、化け物といった怖いものの総称で、彼らがこの地に住んでいた浦(海岸)ということで名付けられたんだそうです。どうりで先程の汗がひいて涼しさを感じていたんですね。







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一本桜で今年の花見を終演

20160509亀ケ森一本桜

牛の放牧地に花開くおらほの田舎町、宮古市田代(たしろ)の亀ケ森一本桜。清々しい高原で自分を誇示するように咲き誇るオオヤマザクラは標高800メートルの牧野にあり、高さ約6メートル、幹回り約3.5メートル。
その巨体を装う桃色の花は1年に1度だけ晴れのステージを盛り上げてくれます。今年は写真のように右枝の一部が折れ、開花が危ぶまれていました。折れた形跡は見られませんでしたが、強風で折れたのか、雪の重みで折れたのかは分かりません。生命力の強い桜の枝は、地面を這いながらも力強く、鮮やかな花を咲かせてくれました。
おらほの田舎、今年最後の花見になるのでしょうか。駐車場のない亀ケ森一帯には、一目見ようと狭い路上に車の駐車が後を絶ちません。
散るのを待ち受けるかのように緑の牧草地には肉牛の放牧が始まります。

さてさて自然界の花が主張を終えた後は世界にスポーツの花が煌いてきました。プロ野球やバドミントンの賭博行為摘発で揺れる日本のスポーツ界ながら、暗澹たる中で力強い花を咲かせているのが、テニス。
錦織圭選手の活躍は暗い話題の中で一筋の光を灯してくれます。

先日はマドリード・オープンで優勝した世界ランク1位のジョコビッチ選手に準決勝で敗退しましたが、4度のマッチポイントをしのぎタイブレイクに持ち込むなど粘りを見せてくれました。
勝てませんでしたが、それでも「チャンスはあった。本当に細かいところの差まではきた」と手応えを感じているようです。王者も「ラリーに苦しめられた。接戦だった」と力を認めているように実力の差はなくなってきているのでしょう。
「ケイのサーブはベストじゃなかったね。昨晩の試合が遅かったから疲れていたのかな」と錦織に気遣いを見せていたジョコ。王者の貫録ですね。

その王者の決勝の対戦相手はイギリスのアンディ・マレー。ジョコビッチはそのマレーのスポーツマンシップを称えていました。審判からタイムバイオレーション(ゲーム遅延)の違反警告を受けたジョコビッチの行為に対し、マレーは「ジョコビッチがサーブを打てなかったのは自分のせいだ」と、審判に必死で主張したんだそうです。

審判の警告通りゲームが続けられていれば、あるいはジョコビッチを破って自分が優勝していたかもしれません。優勝をしたジョコビッチは、自身のツイッターで「アンディ・マレー、今夜は君のスポーツマンシップを見て、本当にうれしく、とても感激した。テニス界には、君のようなアンバサダー(大使)がいてくれてラッキーだ。ありがとう」と、対戦相手のスポーツマンシップを讃えたそうです。

20160509テニス
若手のテニスプレイヤーは今日も練習に汗を流していました。第2のジョコビッチ、錦織圭を目指して頑張れ!

王者の奢りを見せず、対戦相手を称賛する気持ちは素晴らしいですね。錦織選手への気遣いといい、王者のポストに就くと相手を思いやる気持ちが強くなるんでしょうか。爽やかですね。
賭博行為で摘発され、選手生命を絶たれた日本のスポーツ選手は見習うべきですね。





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新緑が心地よい薫風の初夏

2016050筍


風薫る5月。
強い日差しに木々が青々と繁り、虫たちも活発に動き始めます。
家族で潮干狩りを楽しみ、竹林に顔を覗かす筍、鮮やかな色に染まる皐月。
野に山に新緑の香りが漂いはじめ、自然界は生命力に満ちあふれます。
人々の動きも軽やかに迎える初夏。
梅雨を迎える前の爽やかな季節に目を休め、旬の味覚をご堪能ください。
過ごしやすい陽気の中は行楽のベストシーズンです。
5月5日からは二十四節気の立夏(りっか)です。




二十四節気
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第7節 立夏       5月5日~19日

青葉繁れる季節は5月を迎え、二十四節気では5日から19日まで「立夏(りっか)」となります。
気象的には6月からが「夏」ですが、暦の上では一足早く夏を迎え、立秋の前日までを「夏」としています。梅雨を過ぎなければ本格的な夏とはいきませんが、野山には新緑が目立ち、街中を吹く風には夏の気配が感じられてきます。春の長雨も過ぎ去り気候は安定し、過ごしやすい陽気の日が続きます。
青葉、若葉が太陽の光にキラキラと輝く季節。この時季は夏日といえる気温の高い日もありますが、湿度があまり高くなく、爽やかな風が頬をなでる「若夏」という言葉がいかにもふさわしく感じられます。
八十八夜も過ぎた近年では農家も繁忙期を迎え、田植えの終った田んぼのあちこちから蛙の声が聞こえ始めます。蛙の合唱につられてミミズも顔を出し、竹やぶでは気がつくと筍がたちまち背たけを伸ばしています。朝起きて窓を開けると5月の元気いっぱいな空気が辺り一面にみなぎっています。一年の中でもこの時季が一番過ごしやすい季節です。






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