八十八夜に一番茶
なかなか収束が見られない新型コロナウイルスですが、政府は緊急事態宣言の期限を延長する方針を固めたようですね。専門家の意見や感染状況を見極めたうえで、1カ月程度延ばす案で調整するようです。
新規感染者の数は緩やかなカーブになってきたとはえ、まだまだ収束には至っていないですよね。あまり長引きすぎると個人企業はおろか日本経済にまで支障をきたす懸念も考えられます。現状でさえパチンコ店や飲食店などでは死活問題に発展してますからね。当然5月6日での収束は無理とは思いますが、この問題に関わる関係各位の英知を結集いただきながら最善の策で施行してもらいたいものです。 今日から5月、気温はグングンうなぎ上りに上昇し始め、薄っすらと汗をかく気候になってきました。世界を揺るがす問題点がなければ1年の中で最も過ごしやすい季節なんですがね。 ゴールデンウイークの真っただ中でもありますが、今年は外出自粛や越境疎開の自粛によって例年のような民族大移動は見られません。閏年にあたる令和2年の5月1日は雑節の八十八夜(詳しくは過去記事「夏も近づく八十八夜」)です。立春から数えて八十八日目にあたる八十八夜は霜がおりることもなく安定した気候となります。「八十八夜の別れ霜」とも言われるこの頃になると苗代の籾蒔きなど農作業の目安とするようになりました。 お茶の産地では新芽を摘み取る茶摘みが始まります。八十八夜頃に摘んだ新茶を飲むと、1年間無病息災に過ごせると言われており、縁起物として重宝されています。 ![]() お茶の歴史を見ますと、平安時代に最澄などの僧が中国からお茶の種を持って帰ったのが、お茶の始まりのようです。当時は貴族などの限られた人々しか口にできない高級品で、当初は薬として飲んでいたそうです。 鎌倉時代になると、禅僧の栄西が「喫茶養生記」というお茶の効能や製法を記した書物を出しました。これがきっかけで全国にお茶の文化が広まったようです。 安土桃山時代には、千利休によって茶の湯として世界に誇る茶文化が確立され、江戸時代には煎茶を飲む習慣が定着しました。 ![]() 「日常茶飯事」や「無茶苦茶」などは茶葉で染める「茶色」の言葉からきています。 4日後は立夏です。八十八夜の知恵をご認識いただき、日本茶の味覚をご堪能しながら、新型コロナウイルスを封じ込めてください。 ただ今の二十四節気は「穀雨」です。詳しくは4月18日付の「二十四節気・穀雨」をご覧ください。次の二十四節気は5月5日の「立夏」です。前日までにご案内いたします。 |
マスクが手に入りません
感染者が12829人確認されてますね(4月25日現在)。全国に緊急事態宣言が発令されてから10日程経ちますが、感染者数は右肩上がりに伸長しており、なかなか効果が数字に表れませんね。
感染拡大を防止するため、手洗い、咳エチケット、3つの密(密閉、密集、密接)の回避が叫ばれています。中でも咳エチケットを心掛けるためにはマスクが必要です。国の感染対策の1つとして全世帯に2枚ずつ配布する布マスクは、4月12日の週以降、感染者数が多い都道府県から随時配られるそうですが、今のところうちには届いてません。感染者数確認0の我が県は後回しになるんでしょうかね。もっとも届いたところによっては粗悪品だったという情報もありますけどね。 ![]() 上記の写真はイメージです。記事とは関係ありません。 粗悪品といわないまでも市中で求めようとすると、店頭では品不足が続いています。ならばネットで予約注文をしてみようとネットショップを探してみました。考えることは皆さん同じなんですね。注文の殺到と同時に海外のマスク製造元からの配送に支障が出ているようです。航空各社では減便による減収をカバーしようと空いた客席を貨物スペースとしてマスクや防護服など医療用品を積み込み、輸送需要に応えようと努力はしているようですがね。そんなところにも輸送コストがマスクの価格に転嫁されるんでしょうかね。 4月上旬に注文したマスクは今月末頃の納品予定でしたが、諸般の事情により延期され、5月中頃になりそうです。事情とはいえ、1月半も待たされたら新型コロナウイルスはどこかへ行ってしまいます。行ってくれることを願いますけどね。 ただ今の二十四節気は「穀雨」です。詳しくは4月18日付の「二十四節気・穀雨」をご覧ください。次の二十四節気は5月5日の「立夏」です。前日までにご案内いたします。 |
春の風に乗って…
先週末は緊急事態宣言が全国に拡大してから初めての週末でした。感染者確認0の岩手県でも土日夜の繁華街は休業要請に加えて外出自粛が目立っていたようですね。思い過ごしか、歩いてる人はまばらだったような気もします。ていうか週末は雨降りでしたから自粛したのかもしれません。スーパーマーケットはいつもと変わらぬ混雑ぶりでしたけどね。
新型コロナの感染拡大に伴う経済対策の予算案が閣議決定したようですね。これによって10万円の一律給付が早ければ来月にも支給されるようです。国籍は不問だそうですが、赤ちゃんや高齢者も年齢不問? 世帯主が代表して申請書を提出すれば家族全員の申請が認められるようですが、なかには虐待で別居中の家族もいるでしょうし、財布が別だったりする夫婦もいるかもしれません。人によって状況が異なりますから、個人それぞれでも申請できるようにしたらいいのにと考える時もありますね。 さてさて話題は変わって春の花です。 ユキヤナギと言えば流れるように枝垂れる枝一面に咲く花のイメージですよね。それだけ生育の良い花ですが、遠目から見ると蛇が風で動いているように見えてあまり気分がスッキリしませんでした。昨年秋ごろその枝先を剪定しました。お陰で今年は枝垂れる枝もなくすっきりした感じに咲いていました。枝垂れのないユキヤナギもなかなかいいもんですね。 ![]() 冬の代表花である椿は春の訪れを告げる春待ち花ともいうそうです。2~3月までは蕾のまま過ごし、4月になってから一気に開花しました。咲いた椿を楽しんだのも束の間、ある程度咲いた椿の花は突然花ごとボトリと落ちてしまいました。このことには椿の妖怪の話や斬首の怖いイメージが付いてるんですね。 ![]() こちらでは桜が花咲くころ、時を同じくして穂が揃ろい咲きだすアセビの小さな白い花。この写真も先日桜を見に行った時、そばに咲いていた壺状のアセビの花が枝にびっしりと咲き乱れていました。ちょっと見にはスズランに似てるところもありますね。 ![]() そんな広くもない庭で雑草が芽を出し始めたころ、緑の草地に目を引き付けられるように黄色の花を咲かすタンポポ。お馴染みの光景ですね。 ![]() 皆さん、新型コロナには十分注意しましょう。 ただ今の二十四節気は「穀雨」です。詳しくは4月18日付の「二十四節気・穀雨」をご覧ください。次の二十四節気は5月5日の「立夏」です。前日までにご案内いたします。 |