• 2017
  • 02/15
  • Wed

日本の四季 雨水

17215雨水







二十四節気
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雨水 うすい    2月18日~3月4日頃

降る雪が雨に変わり雪融けが始まる時季。
そして忍び寄る春の気配に植物も蘇ってくる雨水です。
木々の蕾もふくらみを増し、気温はさらに上昇します。
いま降雪、積雪のある地域も、寒さは峠を越え、水も温んでくるでしょう。
小川には雪融け水が、溢れんばかりにその流れを早めてきます。

この時節、桃の節句も近付き、雛人形を飾り、桃の花を供えると、
家の中に春らしさが広がってきます。
戸外ではうぐいすが鳴き始め、ひばりが囀りだします。
観梅も盛んになり、行楽に人が出始めるでしょう。

寒い日と温かい日が交互に繰り返す三寒四温を経て、徐々に温かくなってきます。
春一番が吹くのもこの時季で、農家では農耕の準備が始まります。
北日本ではまだ雪が深く、関東・東海地方にあっては、
この時期から雪が降り始めることもあり、春の名残り雪が風情を漂わせます。


※次の二十四節気は3月5日の「啓蟄」です。3月1日頃更新予定です。


七十二候IMG
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第四候 土脉潤起 つちのしょううるおいおこる   2月18日~2月22日頃 

雨が降って土が湿り気を帯びてくる頃。積もっていた雪が融け、張っていた氷も水に戻り、大地を潤し眠っていた植物が芽吹き始めます。
この時季の雨は養花雨(ようかう)といわれ、新しい季節に向けて花や木に養分を与えるといわれています。
春の訪れを何によって感じるかは、個々に違いはありますが、身近で一番肌に感じるのは鮮やかに彩る植物たちの可憐な姿です。暖かい地方ではもうすでに咲き誇っている菜の花を始め、梅、ふきのとう、猫柳などを見かけたら、春はもうそこまで来ています。

第五候 霞始靆 かすみはじめてたなびく      2月23日~2月27日頃

七十二候の第五候は「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」となります。
春は大気中に水滴や細かな塵が増え、山々に霞がかかりぼんやりと見えます。このような春の霧は古来より霞と呼ばれ、人々は自然現象からも季節の移ろいを敏感に感じ取っていました。やがて訪れる季節に備え、農耕の準備に取り掛かっていたのでしょう。
霞がかかるとは微細な水滴が空中に浮遊するため、空がぼんやりして、遠方がはっきりと見えない現象が表われます。類似した現象に靄(もや)があります。霞や霧は視界が1km未満の場合をいい、1km以上のときを「靄」として区別しています。

第六候 草木萠動 そうもくめばえいずる      2月28日~3月4日頃

草木萌動の「萌」、「萌(も)える」とも読み、好意、傾倒、執着、興奮等のある種の感情を表します。2004年流行語大賞にノミネートされた「萌え」。性的欲求に近い感情を表し、若者の間で流行しました。
また萌葱色(もえぎいろ)は、葱(ネギ)の芽が出た時の、薄青と緑の中間色を指します。とてもきれいな色で、まさに春の到来を告げる色です。
春の兆しが野山を淡い色に塗り替えて行く様子は、見るものに新たな生命の息吹を感じさせます。地面に小さな芽が生え、深い雪に閉ざされた北国でも、清らかな融水の流れる水辺にはふきのとうが見られるようになり、不思議と優しい気持ちがこみ上げてきます。




SL
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ご興味のある方はごゆっくりご覧ください。


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  • 2016
  • 02/29
  • Mon

古雛が告げる春の訪れ

160229古今雛

南部駒の里、民話の故郷として親しまれてきた遠野。南部藩の一族八戸 氏の城下町でもありました。
ここには南部藩の財政の行き詰まりによる住民の一揆が多発する中、遠野商家の女性たちが大切に守り続けてきた珍しいひな飾りが残っております。

160229小林荒物店160229松林堂
160229神田屋160229喫茶cocokana

ひな壇を飾るようになった江戸時代からの代々続く貴重なおひな様を見ながら、その時代の背景を聞いて楽しめる「遠野町家のひなまつり」。遠野駅前の商店街を中心に約60店舗が展開しています。
城下町の風情が残る町並みには、当時の商家が偲ばれるお店が点在していました。
遠野の子供たちには「おひな様を見せてくなんしぇ」という「おひな見」の風習があるんだそうです。
店内では人形独自の歴史と、その物語を語りかけてくれそうな古雛が、ひと際目立ちます。
決して華美とはいえませんが、しなやかな中に優雅さが織り込まれているようでした。


3月3日は五節句の一つである上巳の節句、俗には桃の節句ともいわれています。旧暦の3月3日頃が桃の花の咲く時期に当たるからといわれており、古くは桃の花を愛でたり、桃の花を浮かべた酒を飲んだりして楽しんでいたようです。さらには桃の葉のお風呂に入って無病息災を願っていました。
人の穢れや災いなどを形代(かたしろ)に移して川に流し、不浄を祓った流し雛。この行事が上巳の日に行なわれるところから、「上巳の祓い」とも言われております。平安時代、これが貴族の間で行われていた「ひいな遊び(おままごと遊び)」と合流し「ひな祭り」が生まれたのです。

160229有職雛
京都の宮廷文化を継承する「有職雛」(江戸中期頃)

160229享保雛
面長の顔が特徴の「享保雛」(享保6年1721)

160229古今雛
江戸の町で大流行した「古今雛」(江戸中~末期 安永年間1722~81頃)。現在のひな人形の基となっています。

160229芥子雛
職人の技術の向上と文化の爛熟で華美なひな飾りが増え、慶安元年(1648)以降には雛道具や人形の大きさなどにたびたび禁止令が出されました。
寛政の改革で8寸(約24㎝)以上の大きく華美な雛道具が禁止されたのを機会に、芥子の実のように小さい「芥子雛」(台座を含めて高さ10㎝位)が作られるようになりました(寛政元年頃)。享和3年(1803)幕府はこれに対しても禁止令を出していたのです。


今でも重い荷を引く輓馬(ばんば)レースが行われている遠野。昔は馬市で賑わいを見せていました。
江戸からも多くの商人が集まる宿場町遠野ではひな市も開かれ、京都作の享保雛、古今雛、芥子雛(小さなひな飾り)などの古雛や雛道具が買い付けされていました。
遠野の商家の女性たちによって、様々な時代のひな壇が守り継がれて来たのですね。
なかには南部家の家紋入りや漆塗り膳まで展示されていました。


柳田国男の「遠野物語」による民話や伝説のふるさと遠野はまだ雪が深く残り、古雛が告げる春の訪れを待ち望んでいるかのようでした。







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  • 2016
  • 02/22
  • Mon

身がぎっしり詰まった旬の「毛ガニまつり」

160222毛ガニ

今が旬でもある三陸沿岸の毛ガニ。
不漁が続いて価格に大きく響いていた毛ガニも、2月に入って回復傾向にあります。水揚げも順調に伸び、昨2月21日には「第14回毛ガニまつり」も予定通り開催されました。
会場の宮古市魚市場には午前9時半の開場と共に市内外から大勢の来場者が詰めかけ、冬の風物詩でもある味覚を存分に味わっていました。

160222毛ガニまつり

市内の鮮魚店が出店するどこの販売ブースにも新鮮な毛ガニの山。
元気よく動き回る活毛ガニを取り巻く来場者。品質を見定める目は真剣そのものです。
一パイ800円から6,000円の販売価格。市価よりは2割ほど安いそうです。
「美味しいよ、新鮮だよ」「ほら、取ってみて、こんなに重いよ。身がぎっしり入っているからね」
店員さんの元気いい掛け声に、現金が飛び交います。
美味しいものにはいとめをつけません。
旨みがギュッとつまった毛ガニは、口に入れた瞬間幸せを感じる味わいです。
 
160222カニ汁サービス

160222毛ガニ汁大鍋で茹でられ、その場で味わうアツアツのカニ汁。お振舞いに長蛇の列ができます。
春とはいえまだまだしばれるこの時季、舌がとろけるようなカニ汁で身体が芯まで温まります。



160222毛ガニ1本釣
呼び物の毛ガニ一本釣りでは参加者が器用に釣り竿を使いこなし、
水槽の中の毛ガニを釣り上げていました。釣り上げるその目は鬼気迫る雰囲気。
多い人で1分間に3~4バイ。釣れなかった人にも1パイサービス。
参加料1,500円ならすぐ元が取れそうです。

回を重ねて宮古の毛ガニも認知されてきたのでしょうか。
駐車場には県外ナンバーの観光バスも数台見られ、宮古の冬の味覚を楽しんでいました。





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