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二十四節気「秋分」

秋分
二十四節気全体の概要はこちらからご覧いただけます。


萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花。万葉集に詠まれた山上憶良のこの七草。一千年以上も昔から私たちの心へ受け継がれてきました。秋の七草は眺めて楽しむもののようですね。「朝貌の花」とは、朝顔、木槿(ムクゲ)、桔梗などいろんな説がありますが、一般的には「桔梗」を指すといわれております。
先日彼岸花を撮りに行った先に桔梗が咲いてました。かわいかったので思わず撮っちゃいました。開花前には花びらが互いのふちでくっついたまま膨れていくために、つぼみのときは風船のようにふっくらして見えます。プチュッとつまむと水がはじけ出るんだそうです。
桔梗



第十六節気 秋分 しゅうぶん             9月22日~10月7日

9月22日には二十四節気の「秋分」を迎えます。
太陽が真東から真西に沈み昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。

秋分の日は彼岸の中日で、前後3日間が秋彼岸。今年の彼岸の入りは19日で、25日が彼岸明けとなります。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。彼岸は西に、此岸は東にあるとされ、秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられていました。
お彼岸は「日願」でもあり、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったのかもしれません。
春には豊作を祈り、秋には豊作を祝う自然信仰と仏教の浸透による先祖崇拝が結び付き、祖先を供養する意味を持ち始めたのです。やがて祖先の霊を供養するため、「お墓参り」する慣習が出来上がりました。
お墓参りをする習慣があるお彼岸は、他の仏教国にはない日本だけの行事です。

秋の日は釣瓶落としといわれるこの時季。「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがあるように、この時季を境として、暑さが和らぎ、少しずつ涼しい季節へと移っていきます。
油断をすると体調を崩すことにもなりかねません。お気を付けてお過ごしください。

彼岸については過去何度か触れてきました。
詳しくお知りになりたい方は左のカテゴリー「二十四節気秋分)」からご覧ください。秋分やお彼岸にまつわるいろいろなことに触れております。



※次の二十四節気は10月8日の「寒露」です。前日頃までにご案内します。



七十二候
七十二候全体の概要はこちらからご覧いただけます。



第四十六候 雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ    9月22日~9月26日

夏の間、夕立とともに鳴り響いた雷鳴は、この頃になると鳴りを潜めます。遠雷は夏の終わりを告げる雷です。夏の空によく見られた入道雲はこの頃すっかり見られなくなり、代わりに秋の兆しであるうろこ雲が現れます。雷が去れば本格的な秋の訪れとなります。
激しい雷雨が収まってくるこれからは、稲刈りに最適な時期ですが、近年では既に済んでいる地域もあります。一昔前までは秋の風物詩である稲刈り風景や天日干しのはざかけが、田んぼのあちこちで見られていましたが、農機具の機械化により、今ではあまり見られなくなりました。


第四十七候 蟄虫培戸 むしかくれてとをふさぐ    9月27日~10月1日 

虫が土中に掘った穴を塞ぐ頃。「蟄虫」、いわゆるヘビやトカゲ、カエルなどが冬籠りのため、冬を越せる場所に移動します。私たちも10月1日からの衣替えで、錦秋の季節に備えます。
古くは虫の仲間と考えられていた蛇や蛙なども枯葉の下や土穴にこもり、冬を越す準備をはじめる頃です。
夏が終わって涼しくなり始め、虫たちが巣ごもりの支度を始める時候です。春分の前の「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」とは反対の時候です。人間にとってはまだ冬の気配は遠いものでありますが、虫たちにはもうすぐと感じるのでしょうか。蝶の幼虫はさなぎになって寒さに備え、クワガタやてんとう虫は成虫のまま、木の根元に春まで潜ります。


第四十八候 水始涸 みずはじめてかるる      10月2日~10月7日

空気が次第に乾燥し、冬の兆しが始まる頃。手塩に育ててきた稲たちは、重くなった頭を風に揺らしながら、黄金色に田圃を染め上げていきます。「みずかれる」は川の水が涸れることを言っているのではありません。
降雨量が減るこの時期は、川幅が狭くなったり水無川のようになったりもしますが、土中にはたくさんの水が蓄えられています。この時季、水を抜く落し水によって田を乾かし、刈り入れの準備をしている光景を指しているのでしょう。
頭を垂れる稲穂を嬉しく感じるのは人間ばかりではありません。すずめも狂喜乱舞し、稲穂めざしてやってきます。それを阻止しようと黄金色の周りには番人の案山子が立ち並びます。とはいえ各地では既に稲刈りが始まっており、早い所では終わっているところもあります。



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下の<続きを読む>をクリックすると、秋分前後の「季節の彩り」をご覧いただけます。ご関心のある方はごゆっくりご覧ください。

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鼻たれ小僧の敬老の日

東北高速道の盛岡南IC~花巻南ICの約27㎞区間で最高速度が120km/hに引き上げられました。これまでは時速110~120㎞の段階試行期間でしたが、安全面で問題ないことが分かり、9月16日から正式運用されました。日本では初めてのことだそうです。
日本の高速道路は時速100㎞が当たり前ですが、120㎞と言うとどんなんでしょうね。これまでの経験から見れば、愛車で120㎞なんてのはスピード感を感じないですよね。大きな声では言えないですが、通常走行では100~110㎞で走ってます。盛岡南~花巻南間は直線コースが多く、交通量も多くはないですからね。
追越しをするときは120㎞を超すのかな。その時はスピード感が違いますよね。高速道路を走ったという感じです。若い時は130㎞で追越しをしてましたが、今はもう運動神経も衰えてますからね、追い越した後は走行車線に戻るようにしてました。これからは通常走行が120㎞になるんですね。ただ120㎞区間が終了し、規制速度の100㎞区間に戻った時、減速に対応できるのでしょうかね。爽快になるのか、疲労痕跡のもとにになるのか。
敬老①


さてさて今月の21日は敬老の日ですね。自分も含めてお年寄りの対象になりますが、先日満100歳を迎えるお婆ちゃんのお祝いに、地元市長さんがご自宅までご訪問しました。100歳を迎えるご高齢者のお祝いはご自宅までご訪問し、祝福するのが習わしのようです。
歌がお好きだというお婆ちゃんは民謡を披露していただき、100歳とは思えない伸びやかな歌声に市長もびっくり!いつまでもお元気で、長生きしていただきたいものですね。100歳から見たら2年前古希を迎えた自分はまだまだ鼻たれ小僧でしょうが、日々カメラを持って悪戦苦闘してます。お婆ちゃんを見習って長生きしなくちゃ。
敬老②


「子供の日」や「成人の日」があるのに、「敬老の日」がないのはおかしい、ということで1964年国民の祝日に制定されたんですね。以前は9月15日でしたが、ハッピーマンディの法改正によって9月第3月曜日が敬老の日になりました。今年は9月21日が敬老の日で、前後併せて3連休。現職の頃は楽しい連休でしたが、定職がなくなった今では暇を持て余してます。母の日のように国外から伝わったものではなく、日本独自の記念日なんですね。
敬老③


敬老といえばイコール高齢者ですが、一般的には65歳以上の者を高齢者と定義しているようです。定年退職者あるいは老齢年金給付対象者以上の方を高齢者という説もありますが、国連世界保健機関の定義では65歳以上となっているようです。また65~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者、85歳以上を末期高齢者とも言われてますね。
高齢者人口が7%以上を超えると高齢化社会、14%を超えると高齢社会、21%を超えると超高齢社会と呼ばれるそうですが、わが国では2007年に21.5%となり、超高齢社会を迎えているようです
敬老④

免許証の更新期間満了日の年齢が71歳以上となると、ゴールド免許でも、違反運転があっても更新後の有効期間は「3年」となります。70歳以上の場合、更新手続きの前に「高齢者講習」を受講しなければ、免許証の更新ができなくなるようです。さてさて次の更新までに免許証返上しましょうかね。交通アクセスの悪い田舎では返上したら足がなくなります。それが悩みの種です。


ただ今の二十四節気は「白露」です。詳しくは9月6日付の「二十四節気・白露」をご覧ください。次の二十四節気は9月22日の「秋分」です。前日頃までにご案内いたします。



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男心、女心と秋の空

季節も9月を迎え、天高く馬肥ゆる秋がやってきました。秋の空は移動性高気圧の乾いた空気のために澄み渡り、すがすがしい青空が広がってくるからなんですね。いつもより上空の雲までよく見えるようになると、秋の月が美しく見え、お月見にも最適な時季にもなります。10月のお月見が楽しみです。

ところが、お天気が変わりやすいのもこの時季で、これを変わりやすい人の心になぞらえ、「男心秋の空」「女心秋の空」と言われ、「秋の夜と男の心は一夜にして七度変わる」などとも抽象されてきました。江戸時代、もとは「男心秋の空」でした。当時は既婚女性の浮気は命を落とすほどの重罪だったのに対し、既婚男性の浮気には寛大だったんですね。
秋の空⑥


秋の空」の「秋」は「飽き」にも通じており、洒落好きな江戸文化にも受け入れられていたようです。
この「男心と秋の空」が「女心」へと変化していく動きは江戸時代には既に現れていましたが、「女心」の方へ大きく動いていったのは明治時代に入ってからのようです。
秋の空①


明治時代、尾崎紅葉の小説『三人妻』に女心と冬日和といえり、と記されており、イギリスの諺で「女心と冬の風」を例えたのではないかといわれております。強風やおだやかな風に変化しやすい冬の風を、女心にみたてたのでしょう。喜怒哀楽の感情の起伏が激しい女心は、物事に対して移り気なんだといっているようでもあり、大正デモクラシーや女性の地位向上に伴い、日本独自のことわざ「女心と秋の空」が定着したのかもしれません。
秋の空⑤


江戸時代の俳人小林一茶(こばやし いっさ)は、変りやすい自分の心を秋の空にたとえて、次のような句を詠んでいます。
「はづかしや おれが心と 秋の空」
これは明らかに「男心と秋の空」を踏まえた俳句となっており、そんな移り気な心が恥ずかしいと内省的な心情を吐露しているようでもあります。
秋の空③


「心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ」
「出家して人の感情を捨てたにもかかわらず、鴫(しぎ)が飛び立つ沢をみていたら、なんとも言えない感動が心にわいてきたよ」と、俗世間を捨てたはずの西行法師は、物哀しい秋を詩っています。
秋の空②

昔も今も、食欲、スポーツ、読書、芸術と深秋はさらに続きます。
物想いに耽る秋、事を荒げず心静かに秋の空の移ろいと自然の景観をを楽しみたいものですね。


ただ今の二十四節気は「白露」です。詳しくは9月6日付の「二十四節気・白露」をご覧ください。次の二十四節気は9月22日の「秋分」です。前日頃までにご案内いたします。

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北国岩手の四季と歳時記に取り組み、素朴な田舎生活を自由気ままに散策しております。

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